【ヘルゼーエン】

Last-modified: 2022-11-25 (金) 21:51:26

概要

【ハエまどう】【はねせんにん】の最上位種で、紫色の体と青い服が特徴。
 
ヘルゼーエンはドイツ語の直訳でhell=「明るさ」、sehen=「見る」で「光を見ます」という言葉になる。
転じて「光を見る(先見の明)」=「千里眼」という意味を持たせている。
ただし、ドイツ語にはそのまま「千里眼」を意味するHellseherei(ヘルゼーエライ)という単語がある。
英語のhell(地獄)とのダブルミーニングで「地獄を見る者」という意味もあるかも知れない。
どちらかと言えば、ベギラマによる地獄をこちらが見ている。
それとも自分が作り出した地獄を見ているのだろうか?
 
下位2種はトルネコシリーズに出ているが、こいつは何故かハブられた。少年ヤンガスでは系統ごとリストラされてしまっている。【ダークアーマー】と境遇が似ているといえなくもない。
しかし登場こそ1回でもインパクトがあり過ぎてこいつを忘れたという話はあまり聞かない。
メジャー、マイナーは登場数とは関係がないというのをベギラマ使いの同期の【ストーンビースト】とともに教えてくれる敵。

DQ6

【ホルストック】周辺や【洗礼のほこら】に出現する。弱そうな外見に反して、かなりの実力者である。
 
身体が小さいため最大4匹グループで出現し、そのまま【ベギラマ】を連発して焼き殺しにかかってくる鬼畜。MPは16でベギラマは2回まで使えるため、4匹で現れようものなら全滅の危険もある。
さらに、MP制限のない【いかずちのつえ】を使ってくることもある。
たまに【スカラ】も使うが、これは無視しても構わないだろう。
ベギラマといかずちの杖は【制限行動】に指定されているが、ベギラマが2回、いかずちの杖が1回ずつ使えるため、ぶっちゃけあまり制限になっていない。
また、同じベギラマ使いのストーンビーストとも共演することがあり、こうなるとベギラマ3連発もあり得る。
 
HPも高く、この時点で主力である【メラミ】も最低2発当てないと倒せない耐久力を併せ持つ。
さらに、岩石系には強耐性を持つため、【せいけんづき】も当たりにくく倒しにくい。
よってどうしても1ターンでは対処しきれないことが多く、全体攻撃を食らわざるを得ない強敵と言える。
 
動きを止めようにも補助呪文は全体的に効きにくく、混乱と休み系は完全耐性で無効。
【マホトーン】は強耐性で効きにくい上に、いかずちのつえも使ってくるためあまり意味がない。
【マヌーサ】は弱耐性なのでそれなりに効くが、打撃よりもベギラマの方が危険なので無駄である。
麻痺には耐性を持っていないが、本作の味方の【やけつくいき】は戦力として微妙な職業である【魔物使い】★7での習得なので主力メンバーが覚えている可能性はほぼないだろう。
しかも低貫通のポンコツ仕様(無耐性でも50%)なので、対策としてわざわざ覚えさせるような代物でもない。
【ラリホー】は強耐性止まりなので50%の確率だが当たれば動きを止められる。ミレーユやバーバラが自力習得できるほか、【魔法使い】に転職して1回戦えばメラミとともに覚えられるので、すぐに数を減らすのが難しいと感じたらまずこれを唱えてもよいだろう。
【ラリホーマ】なら75%の確率で眠らせることが可能。戦闘メンバーの中にラリホーマを習得しているキャラ(魔法使い★7以上)がいるならこれで動きを止めたい。
 
呪文はバギ系が有効。【バギマ】【まわしげり】を組み合わせ、地道に倒していこう。
打撃回避率が無いのがせめてもの救い。
どうしても食らうダメージが大きく、回復役のMPを浪費しやすいので、【ゲントのつえ】も最大限活用しよう。
 
洗礼のほこらのある意味最強の試練とも言える。
試練と戦う前に、こいつによってパーティーを壊滅状態に追い込まれた人は数知れない。
逃げ損ねたりすると普通に焼かれて全滅するため、ダメージを食らおうとさっさと倒すのが吉。
 
いかずちの杖の印象が強いが、ドロップアイテムは【かしこさのたね】
DQ6では他に【あんこくまどう】【ふっかつのつえ】など、持っている杖を落とさない例が散見される。

リメイク版

なんと、最大5匹で出現するようになった。
しかも逃げ損なった場合、全ての敵が必ず行動するようになったので、絶対に逃げない方がいい。
幸い、HPが下方修正されたため、SFC版に比べれば倒しやすくはなっている。
また、やけつく息が確実に命中するようになったため、これで動きが止められる。ハズレ職と言われることの多い【魔物マスター】の最大の見せ場だろう。