【ベホイミスライム】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 05:13:35

概要

オリーブ色の頭部に紫の触手を持った【ホイミスライム】の上位種。
他のホイミスライム系に比べると地味な色をしている。オリーブとは赤と緑の中間色で、黄土色に近い色である。ブラウン管テレビだと赤の表示が弱いことがあるので、FC版の頃はくすんだ緑色だったと記憶している人もいるかもしれない。しかし最近のテレビで見るとオリーブであることがわかる。
なお、FC版DQ4ではカラーパレットの関係で白目の色が触手と同じ青色になっていた。
色違いは【ベホマスライム】【ベホイムスライム】【しびれくらげ】【しびれスライム】など多数。
その名の通り【ベホイミ】を唱える。
 
DQ4で初めて登場したあと、本編での登場はしばらく空き、DQ9で実に19年ぶりの再登場を果たした。その後は登場頻度が高くなっている。
しかし、色違いモンスターが増えたDQMJ3では新参の【メタルホイミン】に席を奪われてしまった。
 
ホイミスライム、ベホマスライムとの知名度の格差が顕著なモンスター。
マイナーモンスターの代表格のように言われることもあるが、2ちゃんねるなどではマイナーモンスターの代表格を取り扱う話題が影響して、かえって知名度を高めた。
似たような境遇のモンスターに【マクロベータ】がいるが、残念ながらこちらは2chスレッドのタイトルを務めることは叶わなかった。

DQ4

初登場であるが【リバーサイド】周辺のみにしか出現せず意図してエンカウントしなければ出会うことすらないという有様で、この時点ですでに立派なレアモンスター。
本来は海域の一部にも出現する予定だったが、設定ミスにより上記のみの出現となった。
 
当然ホイミスライム → ベホイミスライム → ベホマスライムの順に強いのだろうと思いきや、何故かベホマスライムより登場時期が遅く、ステータスも二回りくらい上。
HPはなんと140もある上、攻撃力も90と中々の強さである。この数値は近隣で出現する【アームライオン】に匹敵し、見た目に反してかなりの戦闘力を持つので油断しないように。また、ベホイミとはいえ回復量は十分あるので、仲間のHPを回復されてしまうと戦闘が長引きやすいので注意。
ただし呪文耐性は低く、【イオ系】以外はどれも有効なうえ、珍しく【ザキ系】が無耐性である。よって、【クリフト】【ザラキ】で一掃する事が可能。
 
なおこのモンスターは何故か、全モンスター中唯一【判断力】が最高の3に設定されている。
これにより、普段はベホイミと攻撃しか行わないが、実はこちらが【アストロン】を唱えると【ちからため】【きあいため】を使うという、他に類を見ない行動パターンを持っている。
特にアストロンを使う意味のあるモンスターではなく、闘技場でもアストロン使いと対戦する事もないのだが、なぜこんなプログラムが組まれているのかは不明。
判断力2と3の差はこれ以外には一切存在しないためますます意味が分からない。
アストロンを使って様子を見ようとする相手には、無駄な攻撃をせずアストロン解除直後に強烈な一撃を叩き込んでやろうという魂胆が見える。ある種のプレイヤーのような思考回路である。
 
ちなみにホイミスライム系でコイツだけMPが有限だったりする。
また、行動スロットの4/6がベホイミになっているとはいえ、他の回復系スライムと違って判断力が高いのでむやみに回復呪文は唱えないし、仲間を回復すべき場面でも殴りかかってくることがしばしばある。
つまり、ホイミスライムやベホマスライムは回復呪文の使い手としてのスライムだが、もしかするとこいつは「一応ベホイミを使えるけど本質は武闘派」なのかもしれない。ネーミングで強さを測ってはいけない例であり、おそらく性格もかなり違うだろう。
 
落とすアイテムは【いのちのきのみ】
【トルネコの盗み】でこのアイテムを量産したい場合は【どぐうせんし】を利用するのがベストだが、土偶戦士には【どくがのナイフ】が通用しないので、安全にいくならベホイミスライムに頼るのもお勧めである。会心の一撃にも耐えうるHPを持っているので、【ドラゴンライダー】の項目を参考に、麻痺させてスカラでカッチコチにすればじっくりと盗みの発動を吟味出来るだろう。
 
コイツの登場でホイミスライム系統の色違いはしびれくらげを含めた4種が本作で共演した。
あまり色違いが多いとプレイヤーが混乱すると思われたのか、FC版当時は系統4種というのは比較的珍しく、あるにしても特殊な状況に絡んでいるのが通例だった。例えばFC版DQ1の【かげのきし】は黒一色という類を見ない独特の存在で、がいこつの同類という印象を避ける意図があったのならば見事としか言いようがない。DQ3の【あやしいかげ】は中身がランダムで、あくまで仮の姿として使われたものだった。【オルテガ】【カンダタ】【カンダタこぶん】はモンスターのグラフィックを流用した人間だった。今作でもイベント戦のみのモンスターを含めれば4種類以上になる系統がいくつかある。
本系統の場合はしびれくらげ以外はホイミ → ベホイミ → ベホマという分かりやすい違いに沿っていることでプレイヤーが混乱する心配も無かったと考えられる。特殊な仕様を持たず(強いて言えば判断力が独特ではあるが)、黒一色などとも違った、割と普通の色違い雑魚モンスターとしては、4種が共演したほぼ初の事例となった。
なお異なる作品間を含めれば【ドラキー】系統がDQ2の時点で4種類目が登場している。

リメイク版

リバーサイド周辺のほか【メダル王の城】周辺の海域にも出現するようになった。
海上で出現した際は【バラクーダ】【プレシオドン】等を引き連れて登場する。
海のベホイミスライムは何故か同種でグループを作らない。他の大型モンスター集団の端っこにたった1匹で佇む姿はどうにも場違いな感が強く、まるでどこかから迷い込んできたかのよう。
 
ステータスは据え置きなので船入手直後のパーティーだと本人も倒しづらく、その間にお供になぶり殺しにされかねない。
【ラリホー】が確実に効くので、寝かしつけたうえで倒すといい。
【ニフラム】も同様に百発百中。面倒なら光の彼方に消し飛ばそう。
 
無意味だと判断されたのかFC版でのアストロン時の特殊行動は削除された。
 
また【ホイミン】の友人として【ベホイミン】が登場する。

DQ7(リメイク版)

【トクベツなモンスター】No.132。配信石版【死の宮殿】に登場。
一応ここでもベホマスライムより強い種として登場。打撃とベホイミを使う。
 
ドロップは相変わらず命のきのみ。
1/64とかなり高い確率で落とす上、トクベツなモンスターであるが故にオンリー石版を作る事ができるため、やりこみで命のきのみを大量収集する時に利用価値が高いモンスター。
 
140Pと微妙に高いHPを有するが、【ニフラム】が必中。
ちなみに【盗賊】などの職業によってアイテムを盗む場合、ニフラムで飛ばした敵も盗みの対象になってくれる。
そこに着目し、他の弱い敵(スライム等)を織り交ぜて石版を作れば、その弱い敵を倒しつつお供のベホイミスライムをニフラムで飛ばすことで、楽な【熟練度】稼ぎと種集め(盗み)をダブルで狙っていくことも可能。
 
【モンスターパーク】で話しかけると先頭のキャラにベホイミをかけてくれることがある。

DQ9

雌伏19年、復活を果たす。
【サンマロウ北の洞窟】や、クリア後に行けるウォルロ地方の高台に出現する他、【じごくのよろい】に呼ばれて出てくる事も。
登場時期はホイミスライムの後、パラメータも系統の中で下から2番目とポジションも順当な位置になった。
DQ9のスライム系モンスターの例に漏れず闇属性が弱点だが、他の呪文も有効。
HPも大して高くないので、さっさと倒してしまおう。
 
なお、クリア後の天の箱舟で行けるウォルロ地方の高台ではメタル系と出てくる場合がある。
特に【はぐれメタル】と出てくると、ベホイミで回復しこちらが蓄積したダメージをチャラにしてしまう場合があるので注意。
ちなみにこちらが十分に強く、なおかつベホイミを使うべき状況が無い場合は大抵逃げてしまう。
落とすアイテムは通常枠が【上やくそう】、レア枠が【スライムゼリー】
どちらも割と落としやすいので、必要な場合は狙ってみるのもいい。

DQ10オフライン

【カルデア山道】に生息している。
【あくましんかん】のお供として出るほか、Ver.2では、じごくのよろいに呼ばれる。
通常ドロップは【緑のコケ】、レアドロップは【緑の宝石】

DQ10オンライン

「おめかしカラー券」で仲間のホイミスライムの見た目をこいつに変更可能。
詳しくはこちらを参照。

DQ11

【メダチャット地方】で初登場。こちらが強いと逃げたり、【マムー】に呼ばれて出てくることも。
ドロップアイテムは【上やくそう】【スライムゼリー】(レア)。
 
まめちしきによるとホイミスライム族の中では使える呪文が中途半端で本人にとって深い悩みの種になっているらしい。
なお物語初期から登場していながら強ver、邪verとも存在しない数少ないモンスターの一つ。

キャラバンハート

ベホイミスライムそのものは出て来ないが、【ベホイミムーン】なる亜種が登場する。
こちらはベホイミスライム以上にベホイミを連発する。
グラフィックはホイミスライムの使い回しである。

ジョーカー1

自称ベホイミスライムのモンスターマスター、ベホイミンが登場するが、見た目はホイミスライム。

少年ヤンガス

やはりというべきか、トルネコ2・3では他の色違い3種は全て出ていたにもかかわらずこいつは登場していなかった。しかし、少年ヤンガスにて遂に登場できた。【メイジドラキー】と境遇が似ているといえなくもない。

【おそろしの大水道】【まぼろしの大雪道】などに出現。
ちなみに、こちらでは普通にベホマスライムよりも先に登場する。
当然ベホイミを使うがはっきり言って弱い。経験値もやたら低い。
 
成長限界はレベル24。
デフォルトネームは♂が「ベホミン」、♀が「ベホミィ」。
能力的には地味だがベホイミの他、Lv16で【インパス】を覚える。
ただしレベルアップが遅い上に【きまぐれ】持ちのため、使いこなすのはかなり大変。
インパスを他の仲間に受け継がせる方に考えたほうが良いかもしれない。
配合パターンは【キングスライム】or【スライムエンペラー】×鳥系。
 
♂はベホイミがホイミでもベホマでもなく中途半端なことを気にしている。
好感度を上げるとベホイミできっちりヤンガスをサポートすると言ってくれる(実際は上記のようにきまぐれ持ちなのだが)。
♀はツンデレである。

バトルスキャナー

冥動の天魔王編より登場。最高相性の性格は【でんこうせっか】
基本ステータスはHP:404、ちから:253、すばやさ:166、かしこさ:173、みのまもり:120
技はベホイミ→ばくれつけんの順で変化していく。

ライバルズ

第8弾カードパック「一攫千金!カジノパラダイス」にて実装。共通のレア。
知名度で上を行っているベホマスライムより先に参戦を果たした。

2/2/3 スライム系
召喚時:GET(1)
BET:1ターンに1回のみ、味方リーダーのHPを2回復

同パックの新要素、GET&BETの基礎を担う一枚。
低コストかつ標準的なスタッツで即座にGETできるため安定感があり、BETの回復も少ないように見えて展開次第では馬鹿にならない。
コインを軸にしたデッキを組むなら、真っ先に採用する基本的なカードと言える。
 
ちなみにBET効果ではベホイミを唱えているのだろうが、ライバルズにおける回復量はホイミが3、ベホイミが4(+1ドロー)なのでコイツの回復能力はだいぶ低い(まぁライバルズのホイミスライムの回復能力も2回復なのだが)と言える。
フレーバーテキストでも「隠れた武闘派」「『攻撃に夢中でベホイミが遅れちゃった』」的な事が書かれているので、やはり回復呪文の心得があるだけの闘士といった気質のようだ。
また回復が遅れがちという設定を反映してか、当初はコイン回収のタイミングが死亡時であり、遅れるどころか自力で適応させることすら出来ない有り様だったが、現在の仕様に上方修正されぐっと使いやすくなった。

ウォーク

メインストーリー5章4話でボスの取り巻きとして登場。5章5話~5章8話などでフィールドに出現する。やはりベホイミを唱える。
こころの色は緑でコストは69。グレードSでベホイミを覚える。

タクト

スライム系Bランク。一部のストーリークエストでスカウトが可能。
【たいあたり】【ベホイミ】【せいけんづき】を覚える。
見ての通りだがアイデンティティであるベホイミ以外は相手単体への攻撃体技という武闘派モンスターである。
ステータスも賢さより攻撃力の方が高い。とはいえその攻撃力自体も全モンスターの中では低い部類でそのほかのステータスも高くないので、ステータス面では光るところはない。
幸い体技とくぎは攻撃力などは関係なく使用者のレベル依存なので、レベルさえ上げればせいけんづきでまずまずの火力を出せるようにはなる。
現状ヘルコンドルやゴールドオークに比べベホイミ使いの中ではガシャを引かずとも入手できるという点以外での魅力は薄いが、ヒャドとイオに耐性を持つためそれらが敵に多用されるクエストでなら回復役として起用できるだろう。

スライム冒険記

【スライム冒険記】には【ベホミ】というベホイミスライムのキャラクターが登場。主人公の【スラきち】【結婚】する。