【ベラヌール】

Last-modified: 2026-05-05 (火) 12:51:00

概要

DQ2および同一世界を舞台としたキャラバンハートに登場する町。世界地図の南西の島にある。
SFC版の【公式ガイドブック】での英字表記はBellaneur。英語版での地名は全機種共通でBeran。

DQ2

【船】の入手後から訪れることができる。
しかしこの町のある大陸自体が堅固な【岩山】【浅瀬】で囲まれているため、町の南西側からしか上陸できない。
陸路を東に迂回して北に向かうと【ベラヌール北のほこら】がある。
人々の情報や周辺の敵の強さ、アクセスを考えると、【ラダトーム】【大灯台】の次あたりに向かうことになる町。
一方で、その次に向かうべき場所に関しては【デルコンダル】【世界樹】【炎のほこら】など複数の情報が得られる。
順路通りに進めてきたプレイヤーも、これ以降は船を使って本格的に世界中を探索する機会が多くなるだろう。
 
本作の実質的キーアイテムたる【ちからのたて】の購入にも最適。
【きんのカギ】入手前に不安があるなら【ドラゴンキラー】を買っておくのも悪くない。
湖に面した水の都であり、町の建物がいずれも水上に建っている。
施設は【宿屋】【武器と防具の店】【道具屋】【教会】【福引き所】があるほか、北西にいる【老人】から【復活の呪文】が聞ける。
施設充実度で言えば【ムーンペタ】と並んで1位であり、リメイク版でも変わっていない。
水のマスが多い分だけ町が全体的に狭く、廊下や部屋の幅が2マスしかないので通行人が非常に邪魔。
特に店は、店内に入るのも一苦労であり、さらにカウンターの前に決して動かない【戦士】が陣取っている。
その上店員はモブの緑の【商人】ではなく【あらくれ】と町娘がやっており2人共カウンター内を徘徊しているため、非常に話しかけにくい。
親父と娘で武器と防具の店と道具屋の2つを切り盛りしているように見えてとても忙しない。
上記復活の呪文の場所へ行くための橋も、1マスしかないためタイミングによっては待たされる。
 
町の北東部の道や牢屋周辺の石畳に破損個所があり、そばの牢屋には30ダメージ型の【バリアー】に囲まれた【囚人】がいる。
よく見るとバリアーの中央、囚人が立っている場所は【毒の沼地】。完全に拷問である。
【ローレシア】地下牢の神父もバリアーの先に閉じ込められているが、そちらは15ダメージ型である。この男じごくのつかいよりも手強いのだろうか?
ただ、あちらと違って何かくれるわけでもなく、話しかけてもオリジナル版では後述の旅の扉情報を言うだけなので【トラマナ】分のMPを損することになる。
実際、教会の裏手には鉄格子とバリアーに阻まれた旅の扉があり、【ロンダルキア南のほこら】に続いている。
FC版の【公式ガイドブック】でも「別名、魔界に一番近い街……。」との物騒な説明がされている。【ドラゴンクエストⅠ・Ⅱ公式ガイドブック】でも「美しき水の都、そして邪教の地に最も近い町」など、物騒な説明が載っている。
実際にこの町はハーゴンの本拠地に続く【ロンダルキアへの洞窟】攻略の拠点になるため、物語中盤のキーポイントという位置づけなのだろう。
そのためか、本来は【テパ】の方が後に訪れるはずが、公式ガイドブックではテパよりも後に紹介されている。
そして【ロンダルキアのほこら】→南のほこら→この町でドロップ入手した【はかいのつるぎ】売却といったアイテム整理(復活の呪文・セーブはやっちゃダメ!)→【ルーラ】【ロンダルキア】に戻ると、終盤で利用するほぼ唯一の町とも言えるだろう。
ロンダルキアのほこらをセーブ・ルーラ拠点に固定しても船はこの町の近くに停泊しているので、【せかいじゅのは】の補充など下での移動もスムーズに行える。
 
【ファミコン神拳 奥義大全書】では、フィールドでこの町が写っている画面写真に「ちょっとリムルダールを思い出させる風情があるぜ!」という説明が添えてある。
また、その似たような地形からか「小説ドラゴンクエスト」ではリムルダールの姉妹都市という設定となっている。
実際リムルダール跡地のすぐ南にある【聖なるほこら】の旅の扉が(【炎のほこら】経由で)ベラヌール北のほこらと繋がっているため、交通面でも割と近い町である。
このことからもアレフガルド(と大灯台)の後はこちらが順路であることが窺われる(他へ繋がる旅の扉はどれも既踏個所なうえ【きんのカギ】入手前だとまともに使えない)。
 
水域が多く、歩ける場所が狭いことも手伝ってかスプライトの並び限界に起因した交代表示によって一時的に人が消えるバグが最も起きやすい町でもある。

リメイク版

【預かり所】が追加されたほか、カウンター内の店員が移動をしなくなった。
とはいえ入り口~店間は人が増えているため、結構密集しているし、通路は相変わらず店の中以外は2マス。
また、ここの宿屋に初めて泊まると【サマルトリアの王子】【ハーゴンの呪い】によって一時離脱するイベントが発生。治すには【せかいじゅのは】が必要となる。
短時間クリアや【タイムアタック】などを敢行中は大きな時間のロスとなってしまうため泊まらないように。
彼を放置したままクリアするのも一興だが、逆に【サマルカンスト技】を起こすこともできる。
ちなみに、パーティ内に1人でも死者がいるとこのイベントは発生せず、その場合は普通に宿泊できる。
 
町の住民は、なぜか【宿屋】の看板の右上のマスに乗ることができない。その為運が悪いと道を塞がれて足止めを食らう。
セーブしてくれる老人のいる場所が小島になっており、セーブした後すぐ西側に行って町を出ることができなくなっている。町の出入り口が町の東側のみになったので地味に面倒くさい。
なお、DQ2で最も【花】が多い場所となっており、世界で唯一のハスの花が咲いている場所でもある。
 
細かいことだが、FC版と違って教会裏の牢屋のカギの扉の下にもバリアが配置されている(扉を開けたときに扉のあったマスがバリアになる)。
しかもフロア切り替えの先に扉がある形になっているため、このバリアが目視できないため、知らずに一歩踏み出してローレがダメージを受けるのは多くのプレイヤーが避けられない罠。
 
ここの囚人は旅の扉がロンダルキアへ続くただ一つの道であることを教えてくれるセリフが加わった。
もっともを見つけたプレイヤーなら何ということはないだろう。
【ロンダルキア南のほこら】の仕様変更に伴い、脱出方法のヒントともなっている。
またそれに関するエピソードが少し掘り下げられており、どうやらこの男はこの事実を他の人々にも以前教えていたらしい。
だが、誰にも信じてもらえず、その末にこの牢屋に入れられたようだ。
どうもここをロンダルキアに近い地であることを教えた結果、人心を惑わした罪か何かで厳罰に処されたと思われる。
DQ7の【レブレサック】のような具体的なシーンこそ無いが、人の心の弱さとそれによる不条理が描かれた場面になっている。
EDで会話すると3人に感謝しつつもうじき出られるようなことを述べる。敵の本拠地へのヒントを教えた功績なのだろうか、それとも脅威が去ったことで彼の言葉が真実であることを恐怖する必要がなくなったからだろうか。
 
ちなみに囚人が立っている場所はさすがに毒沼ではなくなり、普通の床になっている。よかったね。

HD-2D版

船入手後に目的地マーカーが設定される場所の一つ。「水の都」と呼ばれている。
今回はSFC版から任意で発生できていたサマルトリアの王子の一時離脱および復帰が必須となり、その妹、すなわち新たに仲間となる【サマルトリアの王女】の加入場所ともなった。
 
町の構造としては、従来からある武器と防具の店と宿屋の南側にも道が作られており、さらにその南に桟橋もある。
セーブの役割が教会に移ったため、従来版でセーブを行っていた場所は普通の民家になった。預かり所は【ゴールド銀行】に変更。
ふくびき屋は当初は利用できず、【海底火山の洞窟】クリア後に解禁される。
また、同じタイミングで2軒目の道具屋が宿屋東側の路上に追加される。
【デルコンダル】とは協力関係にあり、同国の兵士が町を警備している。同国の占い師によればデルコンダル王も時々訪問しているとの事。王の秘密の特訓場ではないか、と推測するが……。
それがあってか、町は平和そのもので美しい景観と一時の平穏目当てでやって来る観光客がいるほど。だが、町の北東にある【ひみつの場所】にいるデルコンダル兵から現場の厳しさが聞ける。
 
町に入るとサマルトリアの王子が散歩をしたいと言って、メンバーはそれぞれ単独行動を取る。このとき断ると「重大な使命を背負って命がけの旅をしているのに、休息を許されないぼくは何て可哀想なんだ!」と大げさに喚き、ムーンブルクの王女の催促にも断ると【無限ループ】が発生する。町から出られるので安心して「はい」を選ぼう。
しかし、桟橋にいるサマルトリアの王子に話しかけると突然、教会の前に魔物【ファットバット】が現れて戦闘になる。この戦闘に勝利するとサマルトリアの王子が呪いの攻撃を受けて倒れ、一時離脱となる。
残されたメンバー2人はいったん【サマルトリア】で話を聞いた後、ここの老神父から世界樹の話を聞き、【世界樹の森】に入るための【せいなる道しるべ】を貰う。このときサマルトリアの王女が2人より先に到着して情報を探っている姿が見られる。
世界樹の森で【せかいじゅのは】を手に入れると自動的にここに戻り、サマルトリアの王子が回復し戦線復帰。同時にサマルトリアの王女も正式なパーティメンバーとして仲間になる。また、老神父からはデルコンダルで必要となる【王への推薦状】を貰える。
なおサマルトリアの王子は最後尾に配置されるうえ、ファットバット撃破時に装備していた呪い装備以外は何も所持していないので見直しを忘れずに。ただし、兄妹加入後から老神父に話しかけるまでの隊列はファットバット戦時の隊列にサマルトリアの王女が最後尾に配置される形になっている。
このイベント後、サマルトリアの王子の様態を診るために派遣されたサマルトリア兵3人が到着するが、【いのちの紋章】【みずの紋章】を探し求めるタイミングで唯一残っている兵士は「キレイな町でゆっくりできるから町を守ってたことにしよう!(要約)」と言っている。それ、ぶっ倒れた自国の王子と王女の前で言うか?
 
後に、ロンダルキアへ向かう手がかりを得るために【デルコンダル王】の力試しを受けた後、この町にいるロンダルキア王子、すなわち老神父の元に戻るよう促される。
老神父からロンダルキア王子であった自分の過去についての話を聞いた後、授かった守護のチカラによって【ロンダルキア南のほこら】への旅の扉を利用できるようになる。
なお、このイベントは【ようせいのふえ】【邪神の像】の入手とともに、【深海】へ行くための【沈没船】イベントの発生フラグの条件の一つとなっている。
 
エンディングで老神父のもとを訪ねると、彼は平和な世界の夕日を拝んだ後息を引き取り、教会の近くに彼の墓が建てられる。
 
牢屋の囚人は自分が助かりたいために魔物に情報を流し襲撃を手引きしようとした罪で投獄されたことになっており、老神父ことロンダルキア王子に物凄い剣幕で咎められたらしい。「よっぽど、この町が大切なんだな」と推測していた。
今作では【ペルポイ】の牢屋にもロンダルキア襲撃を手引きした老人が投獄されており、当時の記憶があるからこそなおさら許せなかったのかもしれない。

ゲームブック版(エニックス)

下巻で【ルプガナ】を出発してから最初に訪れる町。
到着時には【ゴールドマン】【ストーンマン】による襲撃を受けており、それを撃退した後に町に入る。
ここで【テパ】出身のレオンと合流する。
 
後に再訪したときには【デルコンダル】で出会った戦士ガルダーと再会し戦うことができるが、戦いを挑んだ挑まないにかかわらず【キメラ】【メイジキメラ】の襲撃を受ける。
 
終盤には教会の床に隠された旅の扉からロンダルキアふもとのほこらへ向かう。

小説版

人口2万。元々は湖に浮かぶ無人島だったが、【ルビス】の神殿が建てられた事でその神殿を中心に発展した。
坂道と階段だらけの町で、現在は南海一の都市となっている。
 
ここで大司祭スカルフ77世に成り済ましていた【あくましんかん】を倒し、王子達はロンダルキアへ向かう事になる。
なお教会裏手の旅の扉は、悪魔神官がベラヌールを襲撃する際に作り出した空間通路という形で取り入れられたが、悪魔神官の死で通路が閉じていったため一方通行となった。
 
また、【竜王六魔将】の一人である【ギガンテス】はベラヌールの援軍によって戦死し、竜王軍を撤退させる非常に重要な役割を果たしている。
このとき、助けられた都市はアイテム物語では【ラダトーム】、小説版DQ1とDQ2では【リムルダール】とある。
さらに小説版DQ1では南国とぼかされているものの、援軍により【ドムドーラ】にてギガンテスが戦死したことが記されている(アイテム物語ではラダトームで戦死したようである)。
 
つまり、少なくともアレフガルドの主要都市2ヶ所には援軍を送っていることになり、当時の竜王軍の大攻勢を失敗させ、文字通りアレフガルドの滅亡を阻止した凄い国。

キャラバンハート

今回は仲間補充のために向かう程度である。町の建物の外を歩く事も無いので、結界でダメージを受けるなんて事も無くなった。
【ルプガナ】からここの北にある【船着き場】への定期船に乗り、そこから徒歩で移動するとたどり着ける。
 
ここでは道具屋にいる彫刻家の弟子のおじいさんが有名。彫刻を1万ゴールドで購入しないかと言われ、お金を貯めて彫刻を購入すると、それは【とつげきこぞう】【ズガッツ】で新たなガードモンスターとして仲間になってくれる。
ちなみに、お金を儲けたおじいさんは、この彫刻がモンスターだと気付かなかったらしい。明らかにモンスターにしか見えないけど…。
 
また、宿屋に釣り師のガルス、酒場に遊び人のルンルンと踊り子のメルティを仲間に加えられる。特に遊び人はベースキャンプにカジノが欲しい場合は必ず仲間に加えよう。
さらに教会には【馬車大好きじいさん】もいるので、馬車の強化もしてもらいたい。
 
しかし、問題はここに辿り着くのがものすごく難しい事。【ルプガナ】に到着したばかりのチームでは返り討ちに遭う事も珍しくない。
「のろいのことば」を使う【じんめんじゅ】、やたらと硬い【ぐんたいガニ】【スカルゴン】、さらには異常なまでの痛恨率を誇るSランクの【キラーパンサー】までもが現れる。
敵が強過ぎるので、十分に鍛えてから訪れよう。
また、ここら辺で心を集めておけば、早くからランク転身でSランクモンスターを作ったり、キラーパンサーや【ローズバトラー】【ふゆうじゅ】辺りを作る準備も出来る。

ビルダーズ2

【モンゾーラ島】に着いた直後の【ヤス船長】の台詞でのみ登場。