DQ3
【ポルトガ】の対岸にある灯台。と言ってもフィールド上の見た目もBGMも【大灯台】と違って【塔】ではなく【ほこら】。
FC版【公式ガイドブック】での名称は「イシス北のほこら」となっている。
イシスから歩いて行けない場所であり、距離的に遠くてわかりにくいためと思われる。
船をもらって海に出るとすぐ目の前にある。
2階の灯台の炎の近くに海の男と名乗る【あらくれ】がいて、船を手に入れてからの進路を教えてくれる。
*「ここから みなみ りくにそって ふねをこげば やがて テドンの みさきを まわるだろう。
*「そして ずっと りくぞいを いくと バハラタ。さらにいけば おうごんのくに ジパング。
*「せかいのどっかにある 6つの オーブをあつめたものは ふねが いらなくなるって はなしだ。
*「とにかく みなみだ!
ただしテドンはあくまで岬としての言及のみであり、そこに村もしくは何らかの施設があることは特に示されていないため、村は自力で探す必要がある。
FC版の取説のワールドマップでは、よく見ると小さく村のシンボルが描かれているので、多少注意力があれば気付いただろう。
もっともこの時点でテドンの村にたどり着いても、【さいごのかぎ】が無いので【グリーンオーブ】を入手できず、しかも【ルーラ】に登録されない場所なので二度手間となる。
とは言え、テドンではこの時点で最強の武具が買えるので全くの無駄足というわけではない。
しかも、そのテドンでは「最後の鍵を手に入れるために【ランシール】へ向かえ」という話が聞けるので、ジパングを後回しにして先へ進む情報も得られる。
同じくさいごのかぎ入手前に行けるムオルやランシールと比べても明らかに品揃えが良いので、上記のように自力でテドンを見つけた者に対するボーナス的な措置と捉えることもできる。
といっても、ここの販売品は一つ一つがかなりの高額。徒歩で陸路からムオルを発見した猛者や、逆に最短距離で効率よく進めたプレイヤーでもない限りは、ピラミッド攻略後から船入手までは新たな装備を買う機会がなく、それなりにゴールドが貯まっているころではあるが、それでもせいぜい1個買えるかどうかというところだろう。
一方で、テドンをスルーした場合ではジパングで「【きえさりそう】の売られている島」すなわちランシールの場所を聞くことになる。
この時に「せいなるかわのまち」の南という表現が使われているので、ヒントとしてあえてバハラタ経由の航路が示されているものと思われる。
この場合はランシールよりも後にテドンに来ることになり、品揃えとしても妥当な線になるので、こちらのほうが順路のつもりだったのかもしれない。
1階には【旅の扉】があり【レーベ南の草原】に繋がっているが、そこ以外行くことができないので有効活用はできない。
ルーラが使えない状況下で【アリアハン】に戻る必要がある場合は使えそうだが、この旅の扉を使うには最後の鍵が必要。
頑張って…どころか超廃人級なやり込みになるが、アリアハン大陸で【アバカム】を覚えれば全ての鍵入手をすっ飛ばしてここに直接来ることもできる。だが、ここから徒歩で行ける範囲に町や施設は何もないので残念ながら特に意味はなく、報われるとは言えない。
一応【エンカウントエリア】としてはイシス・ポルトガの両方にまたがっているため、【縛りプレイ】としてストーリーを進めずにLv99を目指すつもりであれば、新たな敵と戦えるようになる利点は大きい。報酬面でもドロップ面でも、アリアハンの敵だけで続けるよりはずいぶんマシだろう。
リメイク版
ゲーム内部での名称が「ポルトガのとうだい」となった。構造も2階層の簡素なほこらから、灯台らしい4階層になった。
教えてもらえる航路がランシールや【アリアハン】を中継する形に変更されている。
また「今の言葉をよおく心にきざみこんでおけよ」と台詞を記憶することを推奨するような台詞で締める。
ちなみに【おもいだす】等の特技が削除された移植作でも台詞はそのままであるが、もちろん文字通りプレイヤーの記憶に留めると捉えても何ら違和感はない。
なお、中間のフロアは【謎の洞窟】で流用されている。
HD-2D版
船を手に入れるときに、ポルトガの兵士からまずはここに寄るようにアドバイスされる。
NPCの数が増えたが、従来版のように広範囲について教えてくる人物はいなくなり、南にある【旅人のほこら】とテドンについてのみ言及されるようになった。
他には海上の【キラキラ】に関するアドバイスや、ここから北で出会える【はぐれモンスター】のヒントを言う詩人がいる。ただしこの詩人は方角を一つ間違えているので注意。
【りりょくの杖】などのアイテムも取れるようになった。
すぐ南には【ひみつの場所】があり、夜限定ではぐれモンスターのマージマタンゴが出現する。
余談
地形がここだけ少し北に出っ張っているので、現実世界でいうとおそらくジブラルタル海峡の南側の沿岸にあると思われる。
このあたりには『セウタ』という港湾都市があり、大航海時代初期(15~16世紀)にはポルトガル領となっていた(現在はスペイン領)。
DQ3の世界観は、【くろこしょう】に関するイベントなど大航海時代を意識したものとなっており、
当時のポルトガル本土と海外領土をそのままDQ3の地名にも反映させたものだといえる。
さらに、FC版で紹介される航路は実はなんとヴァスコ・ダ・ガマのインド航路そのものであり、実際のポルトガル人の船団が日本(ジパング)に到達したときの航路と同じである。
いざジパングに到達すると弥生時代をやっているわけだが、こういった細かい演出も本作の魅力の一つである。