【マトリフ】

Last-modified: 2021-01-28 (木) 16:56:22

勇者アバンのパーティ
【アバン】【ロカ】【レイラ】―【マトリフ】―【ブロキーナ】

ダイの大冒険

漫画【ドラゴンクエスト ダイの大冒険】に登場する人物。アニメでの声優は旧版は青森伸。新版は山路和弘(DQ11Sボイスドラマの【グレイグ】の父役)。
かつて【アバン】と共に【ハドラー】と戦った【魔法使い】で、後に【ポップ】の第二の師ともなる。
ただし、ポップは「先生はアバン一人」という事で、マトリフの事は師匠と呼んでいる。
呪文以外の知識も豊富で、まだ若い主人公パーティーへの助言役となる場面も多々あった。
 
魔法使いが扱う呪文はもちろん、【僧侶】の回復呪文も扱い、さらには独自の呪文まで開発。
両手で二つの呪文を同時に使用するという技能も持っている、研究・実践の両面に於いて『魔法』というものを知り尽くした人物。
ただし、作中の時点では98歳という高齢に加え、【禁呪法】まがいの無茶な魔法を多用したツケのために、魔力はあっても体力がついてこない状態になっており、高度な呪文を使うと反動で吐血したりする。
 
僧侶の呪文も扱えるため、呪文適性の面では【賢者】と呼ばれるべき人物なのだが、本人はこれを「偉そうでドスが効いていない」と嫌っている。
代わりに、誰が聞いても恐れ入ってしまう肩書として「大魔道士」を自称していて、その名に恥じない実力故に名乗られてケチを付ける者もいない。
 
なおニセ勇者一味の【まぞっほ】とは同時期に同じ師匠に師事したことのある兄弟弟子の関係にあるが、彼らの年齢差は31歳と親子並みに離れているため、仮にまぞっほが20歳の時に師事していたとすればマトリフは51歳、10歳だったとしても41歳と既に中年の域になる計算で、マトリフは魔法使いとしては結構な遅咲きだったということになるようだ。
「一人前になった兄弟子が、師匠の下を訪れたり、独り立ちせずにずっと居座ったりして、師匠の補佐や弟弟子の指導をする」と言うような可能性はなくもないが。

性格

偏屈で女好き、弟子のポップをして「横暴が服を着て歩いてる」と言わせたサディストでもある。性格のせいなのか家族はいない。
かなりの自信家でもあり、前述の「大魔道士」のほか、「世界最強の呪文使い」、拳聖【ブロキーナ】と並ぶ「世界で最も有名な老人の一人」などと自称する場面があるほか、体力の衰えを自覚しつつも「魔法力において1分間ならまだ誰にも負けねえ」と言い切る。
ただし「魔法使いはパーティの中で一番クールでなきゃならねえ」の持論の通り、物を見る目は非常に鋭く、かつ何があっても絶対に取り乱さないほど冷静沈着。
クールな魔法使いキャラはファンタジー作品では珍しくないが、マトリフの場合はそこに具体的な理由付けがされているのである。
 
冷静ではあるが冷酷ではなく、仲間を大切に思う情に厚い性格でもある。
主人公パーティの面々に個性と連携の大切さを説いており、特にポップに対しては先の「魔法使いは一番クールでいろ」という持論と共に「無数の呪文と知識によってパーティメンバーの危機を振り払うことが魔法使いの役目である」という考えを強く教え込んだ。
 
そんなポップとの修行で最初に覚えさせたのは、攻撃呪文ではなく移動呪文の【ルーラ】
ポップはスパルタな修行に根を上げて「ルーラなんて戦いに必要ないだろ」と舐めた態度を取るが、バルジ島から脱出する際に気球を【フレイム】に燃やされ墜落の危機に陥った事を例に出して視野の狭さを一喝する。
 
「もしおまえがルーラを使えていたら 炎上する気球船からたやすく仲間を救えたことがわからんのか!!?」
 
それまでグダグダと言い訳していたポップは「自分に何が足りないのか、自分がどう戦力外なのか」をこの一言で理解してハッとなる。
実際ルーラはこの先終盤に至るまで、脱出や救助で何度も印象的な活躍を見せることになるので、先見の明があったと言えるだろう。
 
【勇者】である【ダイ】に対しては、魔法の修行をすることはなく、魔法が使いたかったら魔法使いのこいつ(ポップ)がなんとかすると説明、何でも出来るが専門家には及ばない、しかし勇気こそ最大の武器だという「勇者本来の意味」を教え、力なら戦士、呪文なら魔法使いのように、専門的な力が必要なら専門家の力を借りろと助言している。
パーティの力とは補い合えるチームワークにあるのだというこの言葉は、陰で聞いていた【マァム】にも影響を与え、僧侶戦士から武闘家に転職する決断のきっかけとなる。
他にも、ダイが【竜の騎士】であることを察したときは、勇者としてではなく人間として大きな壁にぶつかることを予想し、心傷ついた時に支えになるようポップに教えている。
 
その一方で自身を犠牲にすることには強い覚悟を持ち、アバンと旅をしていた時は通常の呪文使用の範疇を越えて度々禁呪法まがいの呪文を使い続けてきた反動で体を病んでいる。
ポップに【メドローア】を伝授する時も、構えをとるだけで吐血するほどに負担が大きくなっているにも関わらず、無理を押して伝授を敢行するほど。
 
なお「女を泣かさない」というポリシーも持っているらしいのだが、ボディタッチ等のセクハラで女性を怒らせることはしょっちゅう。
好意的に見れば、セクハラされて泣いたりショックを受けるような気の弱い女性には、手を出していない可能性も。また、嫁や子供などの家族を持たなかったのも、あるいは命懸けの戦いをする自身の性格を踏まえ、遺される者を作らないように…という面があるのかもしれない。
「日常」においてはいい塩梅にハメを外してちゃらけているが、いざという時はスイッチが切り替わったように冷徹無比な本領を発揮する。
体に無茶な負担をかけることをたびたび繰り返しても98歳という高齢まで生きてこられたのは、この普段の生き方にあるのかもしれない。
 
ボディタッチだの相当な無茶だのをやるのは勧められないが、「上手にオンとオフの切り替えができている」事は見習えるポイントだろう。

足跡

ハドラー討伐

魔王ハドラー討伐を目指すアバンのパーティに加わっていた。
アバンの旅立ちはロカとの二人きりだったので、他の仲間である僧侶レイラや武闘家【ブロキーナ】同様、出会いのシーンは描かれていない。
レイラはアバンとロカ二人のパーティーに加入していると言っていることから、順番としてはレイラより後に仲間になったと思われる。
 
一度目の対決はアバンが【凍れる時間の秘法】による封印を選んび、マトリフは雑魚すべてを引き受けて戦いぬくがアバンは秘法に失敗、一時の封印には成功したもののアバン自身も巻き込まれ、ハドラーと共に時間停止状態となってしまう。
これを目の当たりにしながら何も出来なかったマトリフは己の実力不足を悔い、最強最大の消滅呪文メドローアを編み出すに至る。
 
メドローアは時間停止している物体でも問答無用で消滅させられるため、凍れる時間の秘法による封印が解ける前にハドラーを消滅させてしまう事も可能(おそらくこれが開発の最大目的)だったが、開発が間に合わなかったのか一年後に封印が解けるまでハドラーは健在であり、マトリフは2度目の討伐にも同行。アバンがハドラーを討ち倒すその時までサポートし続けた。
 
ハドラーを討伐した後は、【パプニカ王国】にて相談役として王宮に迎え入れられていた。
しかし一部の側近がマトリフの事を快く思わず嫉妬して冷遇し出したため、「助けてもらった恩も忘れてすぐに掌を返す人間」に嫌気が差し、地位を捨てて【バルジ島】付近の海岸にある洞窟に移り住んで一人で隠居していた。

新たな魔王軍

大魔王【バーン】による新たな魔王軍が地上の侵攻を開始し、いくつかの国が攻め落とされ、かつて宮仕えをしたパプニカ王国が陥落する事態に至ってもなお、世俗を捨てたマトリフは我関せずで隠居を続けていた。
 
しかし、自身が住む洞窟の目と鼻の先であるバルジ島にてダイ達が【フレイザード】との一度目の戦闘に敗北して島からの脱出を図っているところを見て、気まぐれで手助けする。
幼少期以来の久方ぶりの再会と相成ったマァムを猛烈なセクハラと共に歓迎はするが、事情を聞いて助力を請われるも「先程助けたのはあくまで気まぐれで、これ以上はもうダメ」と拒否。
その時、意識を取り戻したダイからアバンの訃報を知らされる。さらにダイの必死の説得に心を打たれたこともあり、彼らのサポートをしていくようになる。
 
この時、ポップについて「見どころありそう?」と聞いてきたマァムに対し、粋がる彼を見ながら「あんな弱そうな魔法使いはじめて見た」「俺が何とかしないとあいつ死ぬぞ」とボロクソに評し、スパルタで徹底的に鍛え直すためにポップを自身の弟子とする。
この時はメドローアこそ教えていないものの、【ベタン】などのオリジナル呪文を含む殆ど全ての呪文の契約をさせている。ただし、ポップのレベルと心構えの問題で、全て使えるようになるのはもっと後となる。
これらのオリジナル呪文は強力だが、かなり高い魔力を持つポップでも数発しか撃てないほど燃費が悪い。尖った性能を使いこなせた往年のマトリフの腕前の証左だろうか。
 
彼の修行はスパルタという表現すら生温いもので、準備運動と称して魔物に跨りポップを追い回し、ルーラの原理を叩き込むためとはいえ重石を括り付けて滝壺に落とす、ダイ達の拠点から遥か遠くの【ベルナの森】のド真ん中に置き去りにしてルーラでなければ帰還出来ないようにするなど、凄まじいものであった。
しかし「追い詰められなきゃ絶対に努力しやがらねえ」(旧アニメ版では「助ける人間がいると分かっていると努力しやがらねえ」とも)と語っていたように、修行のどれもが彼からあらゆる物理的・精神的な逃げ場を封じた上で奮起させることを狙ったものであり、いたずらに鞭打っていた訳ではない。…単にサディズムぶりを発揮したかっただけな気もするが。
あまりの厳しさに音を上げ「ルーラなんか覚えたって戦いの役に立たない」と零したポップに、冒頭に述べた事を指摘しその視野の狭さ・考えの浅さを徹底的に叱責している。
 
加えて、旧アニメ版ではまったく成長を見せないポップの姿に「もっとも、アバンみたいな甘ったれに育てられりゃ、こういう弟子に育つわな?」「アバンは甘過ぎるのが欠点だ。アイツにゃ弟子は育てられん」と批判し、対してポップが「俺の事はいくら言ってもいいけど、アバン先生の悪口は聞き捨てならねえ!」と憤慨。対してマトリフは自分との勝負に勝てたら幾らでも取り消すと挑発し、原作での魔法力をぶつけ合う場面に繋がる。
 
だが、ポップが苦心の果てにルーラを習得し拠点に戻った際には「よし、お前が(バルジ島攻略メンバーの)4人目だ」とその成果を一言で認め、出発間際に「また戻ってくる」と言うポップに「逃がしゃしねえよ。お前に言ってやりたいことはまだ山ほどある」と、ポップとの正式な師弟関係を築く。
 
ポップへの指南に隠れがちだが、ダイにもフレイザードの性質を踏まえて「目に見えないものを斬る」心得を教えており、目隠しをした状態でマァムとの模擬戦をやらせていた。これは後にダイが【空裂斬】を習得する大きな助けとなっている。
 
その後しばらくは暇を見てポップの指南をしつつもあくまでサポートとして影ながらダイ達を支えるのみであったが、ダイが【竜の騎士】だという事実が分かった後は、事の深刻さを理解する。
特にダイが自分の出生で大きな壁にぶつかることを予期して、ダイを勇気づけるために【アバン】が残した【アバンの書】を探しに【カール】王国へと向かった。
なお、この辺りから、女性に対するセクハラ行動はなくなっていた。
 
【テラン】王国にて【バラン】と対峙した傷を癒すために休養しているダイ達一行の下に赴く。
その時ハドラーが【ザボエラ】の姑息な作戦に乗って夜襲を仕掛けてきており、見張りに立っていたポップを除いて全員深く眠らされ、当のポップも生き返った直後で体調が万全ではない上にマァムの姿による色仕掛けによる不意打ちで毒を盛られて身動きを取れなくされ、あわや全滅かと思われたところで駆けつけてピンチを助ける。
 
宿敵ハドラーと再会したマトリフは「来いよ三流魔王、俺があの世に送ってやるよ」と威風堂々の挑発。
ポップに向けて【キアリー】を使いながらハドラーと【ベギラマ】の打ち合いをし、それでもなおハドラーを圧倒するほどの魔法力を見せ付ける。
焦ったハドラーが極大呪文の【ベギラゴン】を使って決着をつけようと試みるが、マトリフも同じべギラゴンを使ってハドラーを再度圧倒する。
同時に二つの呪文を扱い、ベギラゴンでもハドラーを圧倒するという「人間界最強の大魔道士」を自称しても嘘偽りない実力を見せつけた。
 
しかし復帰したザボエラの加勢のベギラマにて分が悪くなり始めた事に加え、べギラゴンの反動で体が悲鳴を上げ、撃ち負けるのも時間の問題になったが、ポップの心の声に応じて目を覚ましたダイが救援にかけつけ、ハドラーの撃退には成功した。

弟子への伝授

無理に無理を重ねてどんどん体調が悪化してゆき、ついには一日の大半をベッドで安静にして過ごすほどになってしまっていたが、【ヒム】との遭遇を経てより強力な呪文を欲するようになったポップが再度自分を訪ねて来たのを見て、最大の奥義であるメドローアを伝授する決心をする。
 
メドローアほどの大呪文はもう何発も撃てないところまで来ていたマトリフだったが、体に鞭を打ちメドローアを習得させるためにポップに向けてメドローアを構える。
「メドローアを打ち、同じ呪文で相殺しなければ死ぬという状況に追い込んで習得させる」という無茶な伝授方法に驚き、一度は逃げを考えるポップであったが、吐血しながらメドローアを構えるマトリフを見てその並々ならぬ決意に「これを避けてはあの人を師匠とは呼べない」と受け止める覚悟を決めて、見事メドローアでの相殺に成功、習得する。なお、ポップがメドローアを相殺する覚悟を決めた際には「…ありがとよ」とポップが自らの意を汲んでくれた事への感謝の言葉を述べており、打ち合いの際には「ポップ、消えるんじゃねえ!」と必死で叫んでいる。
 
その後もポップがメドローアを完全に物にするまでの修行に付き合っていたが、たった数日でポップがメドローアで岩山に巨大な穴を空けるまでに至ったのを見て、この時ばかりは流石のマトリフも感服して「今日ほどお前を大したやつだと思ったことは…無い!」とこぼした。
自身の最大呪文をも習得し、魔法使いとしての心構えも何もかも受け継いでくれたポップに対しては、やがて「自慢の弟子」と称するようになる。
後に【アバンのしるし】を輝かせる事ができず、苦悩するポップが無意識に訪れた時、最後のアドバイスとして「自分を信じろ」と送った。
この時、自身に見当もつかないほどの悩みを持ったポップの成長に嬉しさや寂しさを感じ、まるで子を持つ親の様だと話している。尤も、ポップの悩みも大方察しており「これがお前の人生の最大の壁になるだろう」「これを乗り越えたらお前はオレの手の届かないところへ行っちまうんだろうな」と感じていた。

最終決戦

最終決戦には参加せず、おそらく自宅で静養していたと思われるが、最後の最後で【ピラァ・オブ・バーン】に搭載された【黒の核晶】の存在が明らかにされた時、一番人が到達している可能性が低かった北の【オーザム】王国地域にあったものに駆けつけた。
 
先に【でろりん】らニセ勇者一行が駆けつけていたが、他の箇所と違ってモンスター(【ジャミラス】)が守護していた。
ニセ勇者一行ではモンスターが倒せず手詰まりかと思われた矢先に現れ「時間がねえんだ、てめえが消えな」の言葉の通り、躊躇無くメドローアを発射して一瞬でモンスターを消し飛ばす。
 
しかしその直後に吐血し、先の一発で体力、魔法力を完全に使い果たしてしまったのか、黒の核晶に【ヒャド】を撃つ事ができなかった(撃とうとして手をかざしたが何も出せなかった)。
そこでニセ勇者一行としてその場にきており、修業時代以来の再会でもあった弟弟子のまぞっほに、代わりにやらせようと指示するも、まぞっほは修業時代に逃げ出した過去による自信の無さから尻込み。
そんなまぞっほを(マトリフらしい言い草で)激励し、見事黒の核晶の凍結停止に成功した。
 
エピローグではニセ勇者一行から金品を巻き上げて泣かせていた。
それなりに改心していた彼らから今までの所業でため込んだ金品を手放させることで、完全に足を洗わせたのか、ちゃっかり自分のものにしていただけだったかは定かではない。

能力

単行本ではマスターした呪文は100以上とされる。殆ど全ての系統の呪文に加え、いくつものオリジナル呪文を編み出して使いこなす。
 
作中で使用するシーンがあったのは一部に過ぎないが、魔法使いと僧侶が扱う呪文は全て体得済み。
【マホカトール】【ミナカトール】のように習得条件が限られる呪文に関しては定かでないが、ダイの大冒険世界における魔法は会得に必要な契約儀式の適性を持つ人がそもそも珍しいとされる。そんな適性を魔法使いと僧侶のもの両方持っていた上、実戦的に使いこなせるレベルまで修めたマトリフには、稀有な才能とそれに見合った修行をこなす能力があったと言える。
人には扱えるものが殆どいないと言われる極大呪文まで体得しており、使えない呪文と言えば【竜の騎士】のみが扱う【デイン系】と、竜闘気を魔法力で圧縮して撃ち出す【ドルオーラ】くらいしか無いと思われる。
 
以下は漫画で使用した呪文

【ルーラ】
【ヒャド】【ヒャド系】
【イオラ】【イオ系】
【トベルーラ】
【ベギラマ】【ギラ系】
【キアリー】
【ベギラゴン】(ギラ系)
【メドローア】【メラ系】とヒャド系)

習得済み
【ベタン】
【バギ系】(呪文名は言っていないが、切断波を飛ばして【ザボエラ】の右腕を斬り落としている)
 
その魔力も絶大で、先述のようにハドラーとベギラゴンをぶつけ合い単独で押し勝っている。
この時のハドラーは最初の復活時に肉体が若々しくなっており、さらにアバンに【メガンテ】を使われて瀕死になった時とバルジ島で【ヒュンケル】に倒された時の合計2回バーンの魔力による強化復活を遂げた状態だったので、アバンに討伐された当時より明らかに強くなっていてなお、呪文だけならマトリフが上回っていた事になる。
 
また、左右の手で別々の呪文を同時に発動することができる。
メドローアを開発したために副次的にできるようになったものか、これができたからメドローアが開発できたのか、どちらが先かは不明だが、マトリフ自身と弟子であるポップ、つまりメドローアの体得者2人しかできる人物が確認されていない技能。
魔界の神と言われ、数千年を生きているはずの大魔王【バーン】でさえ、ポップがやって見せた時には驚いて感心していたほどなので、人間・魔族含めてほぼこの2人しか体得者がいないと見て間違いないだろう。
 
呪文は唱えていないが、小舟を空中に浮かべて目的地まで飛ばす念動力のような術も披露している。
ドラクエで似た効果の呪文というと他者を吹き飛ばす【バシルーラ】があるので、その応用技だろうか。
ダイ達をバルジ島に送り出す時にこの術を使ったのだが、止め方を考えていなかったのでダイ達は冷や汗をかく羽目になった。大魔道士のお茶目な一面である。

余談

モデルは【週刊少年ジャンプ】の編集者であった【鳥嶋和彦】
 
作中、【バダック】が作った爆弾を「デザインがダサいから」という理由で一蹴してボツにしているシーンがあるが、これは鳥嶋がモデルが上がってきたネームに容赦なく没をくらわすことで恐れられていたことに由来するネタなのだろうか?