【マーディラス】

Last-modified: 2026-05-04 (月) 17:42:57

DQ7

DQ7に登場する国家。この国のある島は【マーディラス周辺】と呼ばれる。
過去では魔法の国、現代では芸術の国と大きく方向性が変わっている。
英語版での地名はPS版ではMardra、3DS版以降ではHubble。

過去

【グランエスタード】と同様に城下町の奥へ行くと城がある構造で、城の手前には橋がある。
城下町には魔法研究所があるが、ストーリーを進めないと入れない。
城は4つの塔から構成されており、それぞれの塔に名前がある。
壁が水色の南東の塔が「水の塔」。壁が黄色の北東の塔が「土の塔」。壁が赤色の南西の塔が「火の塔」。壁が白色の北西の塔が「風の塔」。
城内に入ってすぐの所は水と火の塔及び中央部へと繋がっているが、土と風の塔へは火と水の塔の2階の通路からでないと行けない。
そして、なんと王がいる城の中央部は魔法の力で宙に浮いており、謁見の時間になって中央部が降りてくるまでは決してアクセスできないという、過去の城と比較しても段違いに厳重なセキュリティが施されている(直前まで隣国と戦争していたことを考えると当たり前かもしれないが)。
 
水の塔3階には石碑があり、「どんな道であろうとも 必ず 頂点を目指せ」という言葉を残した「ジェシカ・マーディラス1世」という【国王】がいたことがわかる。
おそらくは建国の祖だと思われるが、本編では石碑に名が残るだけの存在であり、その詳細は不明。
名前から察するに【女王】だったと考えられる。
流石に【ゼシカ】とは無関係だと思うが、共通点もなくはない。
小説版では【メルビン】が「始源の賢者」と呼ぶ偉大な賢者であり、究極魔法を生み出して封印した人物であった。
 
鍵付き宝箱は3つあり、どれも【まほうのカギ】で開く。
ここに来るにはメルビンの復活が不可欠なので、【ブルジオの屋敷】で手に入れているだろう。
 
軍事強国【ラグラーズ】と隣接しているため、長きにわたりその圧力を受けてきたが、10年前の大規模侵攻によりついにマーディラス城は陥落、ラグラーズの属国となった。
しかし2年前に王位に就いた若き王【ゼッペル】は、捲土重来を期して魔法力の増強による国力の強化を図り、王立魔法研究所をはじめ全国家体制での魔法研究を遂行。わずか1年で魔法大国へと変貌を遂げ、1年前にラグラーズへの宣戦布告に至る。
剣技に重点を置き魔法の戦略的価値を軽視していたラグラーズは事の重大性に気づかず、小国とばかり思いこんでいたマーディラスに予想外の大敗北を喫し、以降国力は衰退の一途を辿ることとなる。
ラグラーズからの独立とその弱体化に成功したマーディラス。
戦力増強の本来の目的は達せられ、もはやこれ以上軍を強化する意味は希薄であるにもかかわらず、ゼッペル王の命により魔法研究は一層奨励されつつあった。
魔法の才能と知識を幼少より鍛錬し、王立魔法研究所の研究員として召抱えられること。それだけがエリートとなる道という、いびつな社会が徐々にその姿をあらわにしていた。
昨今の噂によれば、王は何かに取り憑かれたかのごとく魔法研究に没頭し、遥か古代に失われた“究極魔法”の復活を目論んでいるという。
 
主人公たちが過去マーディラスを訪れたのはこの時期であり、まずは何のことだかわからないまま、兵士の言う「メディルの使い」と偽って城内に入り、【大神殿】の大神官に宛てた【皇太后の書状】を受け取る。
その後大神官からのお使いを終えると大神官は対抗魔法の研究を始め、その間にゼッペル宛ての【大神官の書状】を託されて一旦こちらに戻る。このときから魔法研究所と玉座の間に入れるようになる。
そのタイミングで城に行こうとすると謎の男が現れ、神父【ディノ】がその男の呪文から少女【ミクワ】をかばうイベントが発生。
この後以下の3つのイベントを終えると、大神官の魔法が完成して使いからお呼びがかかる。

  • ディノに話しかけ、教会にて前述のラグラーズとの戦争での出来事を聞く。
  • 魔法研究所の所長の話を聞く。
  • ゼッペルに大神官の書状を見せる。案の定彼は受け入れようとしない。

 
大神官の魔法はこの時点では失敗作となり、彼が研究を続ける間に再び大神殿から戻ることに。すると、すぐに先ほどの謎の男が主人公たちの前に姿を現し【メディルの使い】との戦闘になる。
コイツも主人公たちと同様、ニセモノの「メディルの使い」である。この「メディルの使いを騙る魔物」こそが今回の事件の黒幕であり、邪悪な魔法をゼッペルに唱えさせて大陸滅亡を企んでいたのだ。
魔物にその復讐心を利用され、言われるがままに魔法研究を行っていたゼッペルは究極魔法【マナスティス】を完成させる。
しかしながらゼッペルの思惑は外れ、彼は強大な力を得るのと引き換えに理性を失い強力な魔物へと変貌、橋の上で本作3度目の【負けバトル】が発生する。そこへ対抗魔法を完成させた大神官が駆けつけ、主人公たちを回復させる。
主人公たちを軽々と薙ぎ倒したゼッペルは完全に暴走、城へと進み王の間を木端微塵に破壊するに至る。
この際のゼッペルはマナスティスによる浸食が進行したのか巨大化している。
王の間にある【ちいさなメダル】はこのイベント以降は回収不能となるので、大神官の書状を持って謁見した際に忘れずに回収しておきたい。
大神官は、試験運用の間もなく魔力無効化魔法【マジャスティス】をゼッペルに対して使用する。この結果、ゼッペルを弱体化させることはでき、その隙を突いて主人公らはゼッペルと戦闘して押さえ込む。
勝利すると、ゼッペルは元の姿と正気を取り戻す。
 
ちなみにこのときの城の兵たちの日和具合は半端無い。
大神官の身を心配するも、主人公たちに後を追うように依頼したり、危なくなったら加勢しますと言っておきながら加勢する気が全くなかったり、挙句は魔物を倒して下さいとお願いしてきたりと、とても1年前に戦争に勝った国とは思えない腰抜け揃いなのである。
危機管理能力にしても「偽のメディルの使い」を2人も通しており警備もザル。
なお事件が終わった後にようやく「本物のメディルの使い」が遅刻してやって来るが、既にゼッペルが魔法研究をやめてしまったため用事を果たせず途方に暮れている。
 
その後、魔法に懲りたゼッペルは研究機関を解体し軍も縮小、新たな趣味として絵画を始め、音楽を生業とする【ユバールの民】の訪問も経て、マーディラスは芸術国家として名を馳せるようになったらしい。
そして彼は国の復興に尽力し、国民からも信頼される王となってゆく。
若く魅力的な王を国の女性たちが放っておくわけがなく、城の女性たちはゼッペルを巡って日々争奪戦を繰り広げたのだとか。
 
単にモテモテなだけなら男性諸君も憧れの光景だろうが、争奪戦勃発となればさぞや気の休まらないモテモテ時代を送ったのだろう。
他人事ながら【グリンフレーク】の二の舞にならなかったことを願おう。

現代

現代では芸術の国へと変わり、楽器の店も登場しているほか、もともと魔法研究所だった建物には各種の店が並んでいる。
ここの道具屋と防具屋のカウンター内にある計3個の宝箱は、開けられないにもかかわらず【レミラーマ】【とうぞくのはな】に反応する(リメイク版では修正済)。
ラグラーズは長い歴史の中で、いつの間にか統合されてしまったようで、特に痕跡は見られなくなっている。
ちなみに城の最大の特徴だった浮遊する謁見の間は過去においてゼッペルが粉々に破壊した上、魔法が廃れたためか普通に地上に据え付けられており、いつでも入れるようになっている。【ガボ】はこのことを残念がっている。
 
マーディラスを治めるのは若きお姫様【グレーテ】
城の無能なおエラい様達はあらゆる仕事をグレーテに押し付け、城から出る暇もないグレーテは不満を抱えてわがままになる一方。
そんな姫様の人気は国民の男性層から異常に高く、城下町ではグレーテ姫さまファンクラブが結成され、姫様のワガママっぷりあふれる一挙手一投足にMな男どもはメロメロ。
ゼッペル争奪戦の頃と変わってないぞこの国……。グレーテは恐らくはゼッペルの子孫であるので、そういう血筋なのかも知れない。
一方で女たちはイケメントゥーラ弾き【ヨハン】にうつつを抜かし、かつての魔法は全然伝わっていないありさま。
 
ちなみに芸術全般を推奨していたはずなのに国民が音楽ばかりやっているのは、姫様に絵の才能がなかったために絵画の奨励をやめてしまったからだそう。
その才能のほどは、マーディラス城中央、玉座の間がある建物の外観を描いたはずの絵がコンニャクか何かの物体に見えたり、ピクニックに行った森を描いたはずの絵が緑色の怪物に見えるレベルで酷い。
絵の上手い者を見て惨めな気持ちになったのか、自分の画力のなさに憤って「もう絵画なんかやめじゃ、やめ!」とヤケになったのか。
しかし割と短気な彼女でも、その「コンニャク」や「緑色の怪物」の絵は自室にしっかり飾っている。
 
なおプロビナやルーメンよりも先にこちらをクリアした場合は【マリベル】を連れてここに来ることもでき、グレーテに会うとマリベルも彼女の前でちゃんと喋るのが見られる。
【アイラ】を仲間にしてから訪れると、彼女をグレーテに会わせることで、神を復活させるための【大地のトゥーラ】の弾き手を決める【トゥーラ弾きの大会】の開催が決定する。
ただし実際に大会が開かれるのは【魔空間の神殿】での決戦を終えた後となる。
 
初訪時でアイラと一緒だと、何故かグレーテは主人公と既に顔見知りであるかのような反応を見せる。
恐らく本来はアイラがいない状況で初顔合わせになることを想定されていたのだろう。
またヨハンはアイラを仲間にした後だと家で寝っ転がっているが、彼女を仲間にする前に来た場合は酒場で演奏している。
会話などを余すところなく楽しみたいなら、アイラ加入前に(できればマリベルもいる状態で)一度は訪れておこう。
 
後に、大神殿でのトゥーラ弾きの大会が終わると玉座の間に場面が移り、弾き手に決まったヨハンが同行する。その後ヨハンを連れて城下町の師匠の家に行くとイベントが発生する。
【エンディング】でも訪れる場所の一つとなり、グレーテと主人公の2人きりでの秘密の会話が行われる。異変によって行方不明になっていたヨハンも戻って来ている。
 
余談だが、城北西の3階にある鏡を調べると初回のみなぜか主人公を先頭にしていてもアイラの反応が見られる。(PS版で確認済み。並び替えをすると正常に戻る。)
更に余談だが、エンディング中に現代【ホビット族の洞窟】の住居エリア外で【リレミト】の呪文を唱えると、なぜかマーディラスへ飛ばされる。こちらは恐らくスタッフの完全なミスだろう。

DQ7リイマジンド

過去・現代ともに「マーディラス城下町」「マーディラス城」の両方が【ルーラ】に登録され、前者を選ぶとフィールド上に着地する。
また、過去を含めてアイラ、マリベルの双方を加えた5人で訪れる。

過去(リイマジンド)

【皇太后の書状】を城内の通路上で受け取る形に変更され、その際にメルビンがさらに過去のマーディラスについて語る(後述)。
また、大神殿側では【星空の結晶】を大神官に渡した時点で即魔法(失敗作)を披露するようになり、その時に大神官の書状を受け取って王国に戻る。結果として、王国と大神殿との往復回数が1回減少した。
大神官の書状を持って戻るとミクワとディノのイベントが発生し、その後玉座の間へ行くとそこで【メディルの使い】との戦闘が発生する。その後は魔法研究所へ向かい、従来版と同じ流れとなる。
なお、魔法研究所では【聖風の谷周辺】への【ふしぎな石版・緑】が手に入る。
 
ゼッペルに勝利して彼を人間に戻した後は、城内で大神官から主人公にマジャスティスを授けられる。

現代(リイマジンド)

マリベルの一時離脱と再加入のイベントの後に訪れる。
グレーテに会うと従来どおりトゥーラ弾きの大会の開催が決定し、それとともに聖風の谷周辺へのふしぎな石版・緑を彼女から渡される。

設定の変更

芸術国家に至るまでの過程に大きな変更が加えられている。
 
従来版では改心したゼッペルの政策とユバールの民の来訪により魔法軍事国家から生まれ変わったマーディラスだが、リイマジンドではメルビンがマーディラスの名を聞いて「わしの時代では芸術の都と呼ばれ、常に音楽が響き渡る美しい国と聞いていた」と語っており、神が健在だったはるか昔の時代から芸術国家として名を馳せていたことがわかる。
メルビンからこの話を聞いていた一行は「現代で芸術の国として蘇っているはずのマーディラスであれば伝説のトゥーラ弾きも見つかるのでは」と推理し、一路現代のマーディラスを目指すことになる。
 
一方、新規追加された【ラグラーズ周辺】編のシナリオでは、マーディラス編とは全く違う時代のラグラーズで成人した【キーファ】と再会することになる。
 
このラグラーズ編は本編でキーファと別れてから約20年が経過した時代が舞台だが、なぜか隣接しているはずのマーディラスが地域ごと存在しない。
これについては、
1.マーディラスが陸地ごと海に沈んでからもう一度出現(再興)した。
2.マーディラス側のみが魔王に封印されており、後の時代にその封印が解除された。
3.ユバールの民がマーディラスの島に(西側から)上陸した瞬間、偶然か必然か魔王によるラグラーズ側のみの封印が完遂し、そこに閉じ込められてしまった(よってキーファ達は封印の外にあるマーディラスを認識できない)。
…などの可能性が考えられる。
 
1.はさすがに無理がある。
2.は歴史介入なしに封印が解除されている点でおかしい。
3.はそれらに比べるとまだマシだが根拠には乏しい。
 
これらは両国・地域全体に関係する問題なので、詳しい考察はマーディラス周辺の項目に譲ることとする。