【マーマンダイン】

Last-modified: 2024-03-21 (木) 05:08:17

概要

【マーマン】の上位種で【キングマーマン】の下位種。体色は緑色で、一番半魚人らしいカラー。
「ダイン」の由来は不明だが、「ダイン」という単語自体は「力」を意味するギリシャ語「δύναμις(デュナミス)」に由来するCGS単位にもなっており、そのまま人名に使われたり、様々なキャラクターの末尾についていたり、それなりに馴染みのある単語だったりする。
それとは別に、水の精霊ウンディーネ/Undineの英語読みで「アンダイン」とも読めるため、マーマン+アンダインで「マーマンダイン」という説もある。ただし、英語圏での本当の発音はアンディーン[ʌndiːn]の方が一般的である。

DQ3

【上の世界】の海に生息するが、マーマンより生息域が狭い。アッサラーム近海やレイアムランド以西の海域など、【テンタクルス】の出る海にいることが多い。
一部、下位種のマーマンと出現地域が被っているが、仲が悪いのか上記のイカと違って兄弟種で一緒に並んで出現することはない。
【幽霊船】ではやたら出現率が高く2回に1回程度出てくるので、1度も出会わずにクリアすることはあまりないだろう。
【スー】地方では河川流域の陸の方に出現して、なぜか河川(船上)の方には出ない。下位種よりも陸に適応できているのかもしれない。
一方で付近の川には【げんじゅつし】が出現し、陸には出ない。この逆転現象はリメイク版でも特に修正はされていない。
このため、この付近では陸に上位種(マーマンダイン&【きめんどうし】)、河川に下位種(マーマン&げんじゅつし)という組み合わせが成立している。
 
【ヒャド】【ベホイミ】を使うが、正直マーマンに毛が生えた程度の強さ。
報酬もマーマンに毛が生えた程度であり、耐性もマーマンとまったく同じである。
攻撃と回復の両方の呪文を使えるため、FC版の【格闘場】では勝率は高そうだが、そもそも呪文の使用頻度が低めなので、なかなか必要なタイミングで唱えてくれない。
通常戦闘でも格闘場でも、特にいいところのない敵。
強いて特徴を言うなら「テンタクルス警報係」のような役割か。
 
ドロップアイテムは【かわのぼうし】で、下位種マーマンの【ちからのたね】に比べるとはるかに貧弱である。
皮の帽子にしても【おおありくい】【アルミラージ】といった序盤のモンスターでさえ1/64だというのにこいつの場合そのドロップ率も1/256と最低クラス。
 
余談ながら4コマの1巻の92ページには、「1~3コマ目にモンスターとそのモンスターのドロップアイテムが3連続で登場した後に、4コマ目にマーマンダインが魔法のビキニを装備して登場する」という非常に紛らわしいネタが存在した。詳細は【まほうのビキニ】を参照。
改めて解説しておくが、マーマンダインが落とすアイテムは前述の通り皮の帽子、そして魔法のビキニを落とすモンスターはキングマーマンの方である。

ゲームブック

中巻の海上で敵として登場。
上巻のマーマンとは逆に、逃げてはいけない敵。ヒャドどころか【ヒャダルコ】【マヒャド】まで使われて全滅となってしまう。

小説版

【幽霊船】【アレフガルド】の海でパーティに襲いかかるが、あっさり蹴散らされる。

DQ5

青年時代後半の海に出現。
今回はキングマーマンが欠席しているのでマーマン系唯一の上位種である。ただし英語版では"Merking"と、キングマーマンの呼び名が付けられている。
マホトーンを唱えるくらいで特に怖いところのない敵。同時期の敵の中では弱い方。

DQ8

今度はキングマーマンが出席しマーマンダインが欠席。
【テンタクルス】共々、データ上に残骸のみが残っている。
どうやら開発途中で没になったらしい。

DQ11

外海の海上に出現。2Dモードでは【名もなき地】【メダチャット西の島】の東、平原部分)にも出現する。
今作ではDQ3やDQ5の頃とは打って変わってかなり危険な敵と化している。
するどいつめで【強化攻撃】をしたり、ヒャダルコと【マホトーン】を使ってくる。
下位種同様攻撃力が高く、最大4体の集団で出現する。攻撃力の数値は【ドラゴン】と同じ位であり、直前のボスである【アラクラトロ】を上回っている。
外海に出たばかりの時期に集団で出現されるとヒャダルコも物理攻撃も結構痛い上、回復呪文を封じられる危険まであるので要注意。こちらから先にマホトーンを唱えて呪文を封じようにも、耐性(半減)を持っており効きづらい。
HPも170と高く、速攻で押し切るのは難しい。おまけに全ての行動不能系状態異常に弱耐性を持っており、【浮遊系】でもないのに【足ばらい】が絶対に効かない。
ヒャダルコは【制限行動】になっており2回までしか使わないが、それでもかなり脅威。HPの低い【ベロニカ】は装備やスキルで氷耐性を補強しないとヒャダルコ2発+物理攻撃で最大HPからでも1ターンで殺される恐れがある。
はっきり言って、こいつの4体組はアラクラトロよりも高火力。同時期の強敵には他に完全2回行動で【かえんのいき】を連発するドラゴンがいるが、そちらとは異なりランダムエンカウントなので戦闘を回避出来ないのがキツい(と言うか、ドラゴン1体よりもこいつ4体組の方が合計HPも総火力も上)。
前述の通りマホトーンは効きづらいが、MPは11しかないのでヒャダルコは1回までしか唱えられない。しかし打撃もかなり痛いので、MPを枯渇させても全く油断出来ない。
 
世界に異変が起きた後は【怪鳥の幽谷】に住処を移す。
ドロップアイテムは、通常が【大きなうろこ】、レアが【てつのつめ】

邪ver

海に出現。ヒャダルコがマヒャドに変わっている。
【白の入り江】のボス、キングマーマン・邪のお供としても登場する関係からか、PS4版等の【討伐モンスターリスト】では雑魚の【邪モンスター】で唯一テンプレでない説明文が用意されている。
 
相変わらずマホトーンを使うので、前述のボス戦のときは【はくあいのゆびわ】を装備させておこう。

DQ11S

3Dモードでは下位種同様、同時出現数が2体までに減らされた。
一方2Dモードでは3DS版同様最大4体まで出現する。

少年ヤンガス

マーマンにイエティを配合してこいつにしてしまえば、クリアまでは十分通用する。
水中移動は便利。捕まえる場合は氷結状態にせねばならず、ちょっと面倒。

ソード

【海辺の洞くつ】に出現。
マーマンと違い呪文で遠距離攻撃をしてくる。
落ち着いて盾で防ぎ、近づいてきたところを叩き斬ってやろう。
なおコイツが使う呪文だが、どう見ても炎を飛ばしている。
【メラ】 にしろ【ギラ】にしろ、コイツが使ったことはないのだが…何故ヒャドにしなかったのだろう?
DQ8では【ザバン】がギラ、キングマーマンが【ベギラゴン】を使ってきたので、もしマーマンダインが没になっていなければ【ベギラマ】でも習得していたのだろうか。

ビルダーズ2

マーマン同様、深い海を泳いでいるとどこからともなく現れてこちらに襲い掛かってくる。
ドロップアイテムは通常ドロップが【サケ】、レアドロップが【タイ】
ストーリー進行においては【オッカムル島】到着後からマーマンと入れ替わって登場。【ムーンブルク島】到着後にはキングマーマンにバトンタッチする。
時期限定の登場モンスターのため、発売当初はこの期間に倒してアイテムを入手しないとモンスター図鑑の完全コンプが不可能だった
 
【ザブザブ島】では他の2種と共に強敵として登場。浅瀬に出現するので他の2種より戦いやすい。
落とすアイテムはサケ×2かタイ×2だったが、2019年1月9日のアップデートで低確率で【ひかりのよろい】も落とすようになった。
これは【破壊天体シドー】で入手し損ねた人への救済措置ということだろう。
この個体からひかりのよろいを手に入れるとモンスター図鑑のドロップ欄が両方埋まるようになっているので、ストーリー中で無理して倒す必要は無くなった。

ライバルズ

第4弾カードパック「モンスターもりもり物語」にて実装。共通のレア。

2/3/2
パワフルバッジ:ドラゴン系のユニットカードを使う度敵リーダーに1ダメージ

ドラゴン系カードを使う度に敵リーダーのHPをチクチクと削っていく。
序盤に使っておきたいため、【まものつかい】でサーチしたいカードである。
2枚使えばドラゴン1体出す度敵リーダーに2ダメージを与えられる。

元々3コストだったが、パワフルバッジのカードが全体的に強化されたバランス調整にて、2コストになり使いやすくなった。

タクト

2021年12月27日開催の「ドラゴンクエストXIイベント」にて、ドロップモンスターとして登場。
自然系Bランク、ぼうがいタイプ。
とくぎは【ヒャド】/「ひょうが」/「スプラッシュ」