【ムチおとこ】

Last-modified: 2024-02-26 (月) 00:33:50

概要

DQ5に登場するボス級モンスターで、【エビルマスター】の色違い(SFC版では【まものつかい】と同色、リメイク版ではSFC版のエビルマスターの色)。
【光の教団】に所属する邪教の信者で、奴隷を監視し労働させるのが役目。とりあえず組織構成員としては末端なのは間違いなさそうだ。
名前の通りその手に持ったムチで奴隷を打ち据えているが、上の者には逆らえないため、弱者をいたぶることによって憂さ晴らししているらしい。

小説版での表記はそのまま「鞭男」。
手ぬるかった前任者による遅れを取り戻そうと次々と奴隷を酷使し殺してきたが、ある日ついに【主人公】達に反撃された。しかしこいつはどうなのか。
 
ちなみにムチおとこはいるのにムチおんなはシリーズを通しても(今のところは)存在しない。
味方のムチ装備者は女性の方が圧倒的に多いのに、敵側の使い手に女がいないというのはどういうことなんだろう。
後にムチを持つ女性モンスターは登場したが、それも一般モンスターではないので浸透するのはまだまだ先になりそうだ。

DQ5

【工事中の神殿】の作業場でミスって折檻を受けている【マリア】を助けに入ると戦闘になる。
2体が1グループで登場。青年時代になって最初に戦う敵である。
可能な限り勝っておきたいが、全滅しても特に問題はなく、ここでの所持金は0Gなので半減されない(元々の所持金がいくらあっても無視される)。
ただし青年時代後半ではなぜかいなくなっており、全滅した場合はリベンジできない。
主人公たちの見ていないところで奴隷達の反乱にあって全滅したのか、大神殿に出現する他のモンスターになったのか、彼らの消息については明らかになっていない。まあみんなで挑めばぶちのめせそうな感じもするところだ。
なお、イベントで重要な役どころを与えられていることもあって、SFC版で色違いが【仲間モンスター】にならないのに専用のフィールドグラフィックを持つモンスターの1体となっている。リメイク版では色違いの【エビルマスター】が加入するが、ムチおとことは色分けがなされている。
 
こちらは【ドレイのふく】以外の持ち物を没収されているため、攻撃も防御も貧弱、その上回復手段は主人公の呪文しかない。
ところが、こいつは通常攻撃の他に【ふしぎなおどり2】でこちらのMPを減らしてきたり、【やくそう】を使って体力を回復したりする。
 
ダメージを受ける要素が通常攻撃以外にないので、【スカラ】の効果の高いSFC版ではまずはMPがあるうちに守備力を高めるといい。
あるいはどうせ踊りでMPを削られることを考えると、守備より攻撃でMPを一気に使って一気に片付けるのも手。
HPは65とそこまで多くはないので、2体同時に攻撃できる【バギ】を連発して短期決戦に持ち込めばあっさり沈む。
もしレベルを上げすぎていて【バギマ】を覚えているようなら、大抵は2発で倒せる。
安全に行くか速攻で決めるか、好きな方で料理してやろう。
 
ところで戦闘前のフィールドでムチおとこ2人のうち片方は【ヘンリー】と殴り合っていたはずなのだが、いざ戦闘に突入するとヘンリーは戦闘に参加しない。
主人公が戦う前にやられてしまったのかも知れないが、その割には主人公が勝った場合の戦闘終了後にはヘンリーもピンピンしているように見えるのだが……。
 
勝てば2体で100の経験値と120ゴールドを得られる。落とすアイテムは【すばやさのたね】
 
なお、SFC版では幼年時代を主人公の持ち物がいっぱいの状態で終え、なおかつこいつがすばやさのたねを落とした場合、【ビアンカのリボン】が手に入らなくなるという不具合が生じる。
つまり、青年時代で【キラーパンサー】を仲間にすることができなくなってしまう。

これは工事中の神殿を脱出して元々持っていたアイテムが手元に戻った際に、本来であればリボンが入る筈だった枠…つまり【ゲマ】によって破壊された【ゴールドオーブ】の枠を、リボンではなくすばやさのたねが埋めてしまうため。
処理的にはゲマに敗北後にゴールドオーブ以外の所持金・アイテム(最大で11個)は一時的に「控え」に回り、主人公のアイテム欄に「ドレイのふく」が追加される。その後ムチ男戦ですばやさのたねを入手した場合、その時点でアイテム欄に追加される。そして修道院到着後に「ドレイのふく」を削除した後、「控え」に移された所持金、アイテムが追加され、最後にビアンカのリボンが追加される。
そのためすばやさのたねを入手している場合は「控え」の11個が手元に戻った時点でアイテム欄が一杯になり、最後に追加されるばずのリボンの入る余地が無くなってしまうのである。
逆に言えば、上記の状況でムチおとこ戦ですばやさのたねを入手してしまっても、修道院到着までにこれを使うか捨てるかしてしまえばリボンは無事に入手することができる。

といっても、ムチおとこが素早さの種を落とす確率は1/4096と極めて低いため、普通にプレイしたのではまずお目にかかれないであろう現象である。
不安があるなら予め持ち物に空きスペースを1つ作っておけば問題はない。
仮に空きスペースがない状態で種を手に入れてしまっても、上述のとおりすぐに使ってしまえば問題ない。
 
致命的な状態変化には完全耐性があるため他のボス級モンスターと同じ扱いなのだが、いかんせん素のスペックはこの頃のほかのザコ敵と大差ないうえ、SFC版ではそのザコ敵のまものつかいと同色、さらに戦闘BGMも【戦火を交えて】(DQ5の通常戦闘曲)なので、ボス級モンスターと認知してもらえなかった例もあるらしい。
現に【ドラゴンクエスト4コママンガ劇場】では、こいつがその辺のザコモンスターとして登場するという(ゲーム内ではありえない)ネタが出たことも。

リメイク版

主人公一人で戦うのはやはり不自然だったためかリメイク版ではヘンリーも戦いに参加するようになり、また幼年時代のようなNPC扱いではなく正式な仲間としての加入になっているためコマンド入力や作戦指示も可能。
そのためSFC版よりも難易度が下がっている。
彼は【メラ】を覚えているので、MPが切れるまでは貧弱な打撃よりはそちらを連発してもらうといい。
ただし、ヘンリーはLv1で最大HPも50しかないのに被ダメージは16前後にも上る。
3~4回続けて攻撃されたら戦闘不能になるので、MPがあるうちは小まめに回復してやろう。
MPが尽きたら防御させて肉壁にしてもいいが、大抵はその前に倒せるだろう。
リメイクに当たってスカラが弱体化してしまったので、二人がかりで全力で攻めて攻めて攻めまくるのが有効。
 
ちなみに主人公は武器を没収されているのに、ヘンリーはなぜかこの時点で既に【ブロンズナイフ】を装備している。どこからどうやって調達したんだ。
幼年時代に自前で所持していたものと同一なのかも知れないが、結局どうやって隠し持っていた(取り戻した?)のかは謎である。
 
リメイク版ではヘンリーが生きた状態で勝利すれば、彼のレベルも3まで上がる。

ヘンリーに経験値が入らなくて良いのであれば、弾除けとして使い捨てるのも手だが、彼には一刻も早くレベルを上げて貧弱な状態から脱却してもらわないと後が苦しいので、できれば生き残らせてレベルを上げておきたい。
また所持アイテムに関する仕様が変更されたため、すばやさのたねをドロップした場合の不具合は解消された。

ライバルズ

第10弾「破壊と創造のフロンティア」に収録された戦士のスーパーレアカード。

6/6/6
前列召喚時:自分の手札から武器カードを1枚選んで捨てる そうした場合山札を3枚引く
後列召喚時:自分のデッキからコスト3以下の武器カードを1枚引く

前列召喚時の効果は不要になった武器カードをドローに変えることができる強力な効果。
後列召喚時の効果は主にコストが下がった【じごくのサーベル】をサーチするのに使われた。本体のスタッツもそこそこ高い。デッキによっては役に立つカードだった。