概要
DQ1・3に登場する、【アレフガルド】南部のメルキド高原に存在する城塞都市。後にHD-2D版DQ2にも登場した。
SFC版『DQ1・2』の【公式ガイドブック】での英語表記はMelchidor。英語版での地名はCantlinだが、GB/GBC版DQ1~3のみMercado(スペイン語で「市場」を意味し、日本版の「メルキド」もこれに似ている)となっている。
DQ10オンラインでは仲間にしたゴーレムの特技として【メルキドの秘法】(【めいそう】のパワーアップ版)、DQMSLでは【守護神ゴーレム】の特技として【メルキドの守護神】が登場する。
DQ1
周囲を強固な城郭で覆われたうえ、自動人形【ゴーレム】が番人として立ちはだかる無敵要塞。
DQ1のアレフガルドは全体的に南方ほどモンスターが強く、この周辺が最も危険な地域になるのだが、城郭とゴーレムによる対策のおかげか、【ドムドーラ】と違って滅びてはいない。
しかしそのゴーレムは、どういうわけか魔物だけでなく【主人公】にも襲い掛かかってくるので、町に入るために倒さなければならない(町の手前で強制エンカウントする)。
【ラダトーム】から大遠征をしないといけないので、おそらく一番最後に訪れる町になるだろう。
ここまでの道はかなり複雑で、しかも周辺に出現する敵がそれまで攻略したエリアより格段に強いため、なかなか辿りつけないプレイヤーも結構多いようだ。
かの【魔の島】よりもメルキド周辺は出現モンスターのランクが少々高く、最強の攻撃呪文を使う【だいまどう】に加え、(ゴーレムを除けば)地上フィールドで最強の攻撃力を誇る【ドラゴン】が出現するのはこのあたりだけ。
周辺で育成を行う場合、【まほうのよろい】か【ロトのよろい】を身に付けて町の中を歩きHPを回復するようにすれば【宿屋】に泊まる回数を減らせる。
町に入るとマップの周囲があたり一面石畳になっており、他の町とは異なる都会っぽさを感じられる。またフィールドマップ側に外壁がある代わりに町のマップ内に外壁は無く、どちらからでもフィールドマップに出られる。
商業が盛んであり、【武器と防具の店】3軒と【道具屋】2軒・【宿屋】・【鍵屋】・【聖水屋】がある。宿屋は100ゴールドと高値。
鍵屋は鍵のかかった扉の奥にあり、鍵が無いと利用できない。その鍵屋と同じ部屋には武器と防具の店も一軒あり、そこでDQ1におけるナンバー2の武器【ほのおのつるぎ】と最強の盾【みかがみのたて】が販売されている。なお同じ建物には聖水屋も併設されているが、そちらは扉の外側に面しており、ラダトームの町と違って鍵なしでも聖水が買える。
他にも、DQ1において店で買うことのできるアイテムのほとんどがここで購入可能である。
このほか、主人公は買い物できないが、野菜を売っている八百屋や、町の中心部に公園まである。
北西と北東には1マス分の小さな屋根付き建物があるが、特に何かがあるというわけではない。
町の人からは【ゆきのふ】関連の【ロトのよろい】に関する情報や、南にある神殿の【バリアー】の先では【ロトのしるし】の場所の座標が聞ける。
他にも【りゅうおう】の強さを言い伝える住民もいるが、「爪は鉄を引き裂き、吐く炎は岩を溶かす」とりゅうおうの真の姿を描写している。
主人公以前にりゅうおうの真の姿と戦いぶりを目の当たりした者がおり、勝てなかったものの生きのびて他の人に伝えたのだろう。
FC版等では「ねえ わたしの ぽーとぴあと あなたの ドラゴンくえすとを かえっこしてよ」
というとんでもないセリフがあったり、【みやおう】と【ゆうてい】が探している【キムこう】の姿があったりする。
クリアに必須な重要アイテムがあるわけではないため、実は必ずしも立ち寄る必要はない町だったりする。
そのためTASやRTAなどでは【マイラ】とともに無視されがちである。
ただ普通にプレイする分には、この町でのみ購入できるみかがみのたては重宝するし、初見だとロトのよろいとロトのしるしはここで情報を得なければまず手に入らない。
リメイク版
DQ3と同じくマップの周囲が普通の草原になり、町マップ側にも外壁が設けられたため北側からしか出られない。相変わらずフィールドマップ側にも外壁があるので二重に外壁が設けられているようにも見えるが、ゴーレムを倒さないと町に入れないようにするための措置だろう。
宿屋が50ゴールドになったほか、2軒ある道具屋のラインナップが同じになり、【やくそう】と【たいまつ】が売られなくなった。
北東と北西の小さな建物が2階建てになり、西側の方は【預かり所】、東側の方は見張り場のようになっている。SFC版DQ1において、ラダトーム城のほかに地上2階がある建物はこの2棟だけ。
北東の方にいる【兵士】からは「かつて世界が闇に包まれていた時代に【勇者ロト】が天上から降りてきた」という話を聞くことができる。
FC版DQ3よりも後に出たリメイク版ならではの台詞であり、DQ3のストーリーを知っているプレイヤーをニヤリとさせたことであろう。
そのすぐそばに下に落ちることができる場所があるが、おそらく一種の「伝説の再現」を意図したものだろう。
なおリメイク版ではキムこう、ポートピアとドラクエをかえっこしてよという住人は姿を消した。
HD-2D版
【ローラ姫】と【夢の妖精】の救出後、【ぎんのたてごと】の手がかりを求めて訪れることとなる。今回はここに向かう途中で【迷いの森】を通らなければならず、そこを通過するためにはローラ姫の救出が必須である。
構造はHD-2D版DQ3をベースとし、町の北東と北西にはSFC版DQ1と同じ2階建ての建物が設けられた。神殿のバリア床は無くなっている。
施設としては【教会】として【神父】が配置された他、預かり所が【ゴールド銀行】に変更されている。
初回訪問時には、町に入るとムービーを挟んでゴーレムとの戦闘になる。
倒すと町の中に切り替わる。住民からはゴーレムを倒したことを感謝され、魔物の襲撃を受けたことにより、ゴーレムが闇のチカラによって無差別に人を襲うようになったこと、伝説の勇者の剣を奪われたこと、そして町を守った【メルキドの司祭】が【岩泣き島】に拉致されたことを聞く。
岩泣き島への橋は崩壊しているため(従来版と違い、メルキドの南から東の海岸沿いに北側へ回り込むことはできなくなった)、【ドワーフ】の力を借りて一日で橋を修復してもらい、司祭を助けに行くことになる。
民家からは【ベホイムの巻物】や【やいばくだきの巻物】といった有用なアイテムが入手可能となっている。忘れずに拾っておこう。
岩泣き島では【司祭の息子】を救出するも司祭は犠牲となり、その後自動的にここに戻ってきて彼の葬儀が墓地で営まれる。
メルキドの住民のみならず、橋の修復にやって来ていたドワーフたちも彼の死を悼み、町の墓地に埋葬される。その際、吟遊詩人ガライが遺した勇者ロトとぎんのたてごとに関する詩を聞く。
葬儀を終えるとこの町のシナリオは終わりだが、【りゅうおう】が闇のチカラを暴走させたことによりアレフガルドの情勢が変化。【妖精の隠れ里】が魔物たちに襲われ、妖精が助けを求めてくるのと同時に、フィールド上のモンスター分布が一時的に変化する。
また、【ザライ】の一連の会話イベントにおいて、彼が訪れる場所のひとつになっている。
小説版
ゴーレムを眠らせた上で入ることになる。
かつてはアレフガルド最大の商業都市として栄えていた。
名物はキノコのスープと黒地鶏のガーリック蒸し。
主人公アレフはここで【スターキメラ】率いる【キメラ】軍団に襲われるが、【ガルチラ】の協力により勝利する。
ゲームブック(双葉社)
元々城として作られたところで、レンガ造りの町と設定されている。
宿屋が超豪華なホテルになっており、「N国の【大臣】」なる人物がスイートルームに宿泊しているが、支配人は「あの人は勇者様と違ってちっとも世の中を救ってくれない」と言って追い出し、代わりに主人公を泊まらせてくれる。
またロトのよろいは元々この町の【道具屋】の家宝だったが、ゆきのふならぬシンペー爺さんに盗まれたという設定。
ゲームブック(エニックス)
ゴーレムとの戦闘なしで訪れることができる。宿屋がウィザードリィシリーズのように5G・25G・原作通りの100Gの三ランクに分かれていて、完全回復するためには最高ランクの部屋に泊まる必要がある。
中ランクだとHP・MPとも回復するが完全とはいかず、最低ランクだとそのままだとHP2しか回復しない。ただし、部屋に生えているキノコを思い切って食べる選択をすると、HPに限って中ランクの部屋より大きく回復できる(何度泊まっても食べることができる)。
上述の小説版で名物になっているキノコのスープの材料…でないことを祈りたい。
店売り最強の武器のほかに、【ドラゴンキラー】も入手できる。
DQ2
DQ1でゴーレムを倒したのが影響したのか、消滅してただの森になってしまっている。
【大灯台】への行き方を解説するために【竜王のひ孫】が「かつてメルキドと呼ばれた町の南の海」と過去形で語っていることから、本当に滅びてしまった可能性もある。
もっとも、メルキドのみならず、本作のアレフガルドにはラダトーム以外の人類集落が存在しない。
【ハーゴン】の軍勢による突然の衰滅ならそう述べられるであろうし、ハーゴンの伸長以前から祖先の城にいたらしき【竜王のひ孫】にもそんな惨劇を繰り広げた雰囲気はおよそ感じられない。
とすると自然な衰えであると考えられ、100年前平和になったことで、海運が広がって【ローラ姫】のように外海へ人々が流出してしまったからだとすると、何とも切ない。
ただ、竜王のひ孫は「かつてメルキド(という町)があった場所」とは言っていない。「かつてメルキドと呼ばれた町」と言っている。
文字通り考えると、今はメルキドと呼ばれていないにしても、名前が変わっただけで町自体は存続していると解釈することも可能である。
その場合、アレフガルドの他の町と共に容量や制作期間の都合で省略された考えるのが妥当だろう。
HD-2D版
他のDQ1に登場した町・村と同様、晴れてDQ2でも登場するようになった。構造はHD-2D版DQ1と共通。
これに伴い、上記の竜王のひ孫の「かつてメルキドと呼ばれた~」の件の台詞が削除された(そもそも、今作では大灯台に直接言及する台詞自体も存在しなくなっている)。
竜王を倒した後のロトの勇者が【ようせいのふえ】をここに収めたとされており、ゴーレムこそ復活はしていないが、その代わりにメルキドの守護家によって代々守られてきている。
DQ1のメルキドの司祭の話も後世に伝わっており、彼の墓も健在となっている。
【船】入手後から訪れることが可能で、船入手後という比較的早いタイミングで【ほのおのつるぎ】を購入できるのが大きな特徴。値段は張るのである程度お金稼ぎをする必要があるものの、性能は頭抜けており長い間メインの武器として活躍できる力を持っている。
ほかにも道具屋では耐性系アクセサリーを揃えることができる。
ストーリーに関わってくるのは【5つの紋章】を揃えた後。
【精霊ルビス】覚醒のために必要なようせいのふえを求めて訪れるが、ふえは家出した【メルキド守護家の長男】によって持ち出されてしまったことを【メルキド守護家の当主】?から聞かされ、一行は長男の足取りを辿ることとなる。
【ロトのつるぎ】修復に必要な【オリハルコン】を探す過程においてもここを訪れることとなる。
手がかりを知るのはDQ3・DQ1と同じ西側の民家の【学者】であるが、学者のいる部屋に入るには【さいごのかぎ】が必要。
エンディング内で訪れるとメルキド守護家の長男が帰ってきており、家族とも和解する。
ゲームブック(エニックス)
上空から眺める限りでは、ちゃんと存在しているようだが、直接訪れることはできない。
DQ3
DQ1と同様商業都市かと思いきや、【ゾーマ】の支配のせいで街の人全員無気力状態。
【格闘場】こそ開いているものの、武器と防具の店や道具屋などは軒並み営業していない。
こうして、炎の剣は復活の機会を失い長らく忘れられる存在となってしまった。残念。
そんな中、魔法の力で動く人形を開発し、その人形に町を守らせようと考えている【学者】だけは熱心に研究を続けている。その人形の名前は「ゴーレム」に決まったようだ。
また、この町の宿屋には後に伝説の吟遊詩人として語り継がれる【ガライ】がいる。
バリアーに覆われた神殿もこの時から健在で、【たいようのいし】・【あまぐものつえ】・【せいなるまもり】を揃えて【聖なるほこら】に向かうよう言われる。なぜこの一面をびっしりバリアーで埋めつくしているのかは謎のまま。この爺さんもずっとここでじっとしているのだろうか。
ゾーマ撃破後に尋ねると人々はやる気を取り戻している。
これらのようにDQ1との繋がりを意識した描写は見られるものの、アイテムは購入できず【宝箱】なども存在しないため、訪れても実利的な旨味は無い。
【ドムドーラ】では「高い壁に囲まれた町だからすぐわかると思いますよ」と言われるが、DQ1と違ってフィールド上に壁のグラフィックは存在せず、ただの山に囲まれている。
その代わり、町のマップ内に外壁が設けられ、北側の1箇所からしか出られなくなった。周囲は石畳ではなく草原になっている。
リメイク版
店が営業していないのは変わらないが、【ちいさなメダル】をはじめ、非常に多くのアイテムを拾える。
特に【性格】を変える本は5種類も入手できる。
また、クリア後になると【ゼニスの城】の【詩人】の謎解きの舞台になり、庭園で【やみのころも】が拾える。
一方、FC版同様フィールド上に壁のグラフィックは存在せず、相変わらずただの山に囲まれている。
HD-2D版
フィールド上でも壁に囲まれた城塞都市の見た目になった。それゆえフィールドへの出入口は従来版DQ3やリメイク版DQ1と同じく北の1カ所にしか存在しない。
ドムドーラ同様に【教会】役の【神父】が追加されている。
格闘場は【バトルロード場】に置き換えられており、【モンスター・バトルロード】のランクA・Sに挑むことができる。ランクAを勝ち抜けば【へんげの杖】を再入手することができる。
魔法人形の研究者の部屋に、【王者の剣】の素材となる【折れた剣】が置かれており、調べると研究者から受け取ることができる。またその家に住む家族からは【オルテガ】の話を聞ける。
その研究者の家の前には【はぐれモンスター】のミニデーモンがいる(姿に反応するタイプ)。
クリア後にやみのころもが拾える場所も研究者の家の前の花壇に変更された。
ちいさなメダルは北西の隅で拾える1枚のみとなった。
【エンディング】で訪れると、ゴーレムの本体が完成しているのが確認できる。
また、バトルロード場の建物は入口に柵が設置され、エンディング中は入場不可となる。
岩山を挟んだ町の北方では【ひみつの場所】が1つあり、【グレートヘルム】とちいさなメダルが手に入るが、アクセスするにはメルキドよりも【精霊のほこら】や【聖なるほこら】から船を使った方が近い。
ゲームブック
ゾーマ軍に包囲されており入口の城門は封鎖中。何らかの方法で突破する必要がある。
進め方によってはここで【カンダタ】・女海賊ミランと再会できる。
小説版
名前のみ登場。
ガライが2年前に【オルテガ】と会った場所。
またオルテガは、砕けた【おうじゃのけん】をここで入手したらしい。
DQM1
具体的な名前は出てこないが、【まもりのとびら】のぬしの【ゴーレム】(【ゴレムス】)のいるフロアが、DQ1のメルキド周辺そっくりの地形である(内部データ上は「メルキドのまち」というフロア名がついている)。GB版では【ワルぼう】が街に入ろうとしているのか、ゴーレムと掛け合っているシーンが存在する。最後はゴーレムの体当たりでワルぼうは吹き飛ばされてしまう。PS版ではこのシーンは無くなっている。
【わたぼう】曰くゴーレムの見ている幻であり、実際に町の中に入ることはできない。それでもゴーレムは町を守るという使命にしたがい、テリー達に襲い掛かってくる。
後のDQ2の世界では実際に町が無くなっていることを考えれば、言い知れぬ哀愁を漂わせる描写である。
キャラバンハート
完全な【廃墟】に。
城壁もほぼ崩れ去っており、【ゴーレムの心】が一つ寂しく放置されているのみである。
アレフガルド自体が海の底へ沈んでいたのだから、当然と言えば当然である。
むしろ、そんな状況にも関わらずただのアイテムがよく海流に流されることなく残っていたものだ。
剣神
ステージ6に登場する。
町から出ると初回では老人に「賢者のほこら」へ連れて行かれ、選択肢に答えることで【ロトのしるし】と【稲妻雷光斬】が手に入る。
選択肢には【無限ループ(会話)】が仕掛けてあり、ふざけてもなんだかんだで前述の物を渡してくれる。
次回からはちいさなメダルが手に入る。
ビルダーズ1
【1章 メルキド編】の拠点であり、【精霊ルビス】の呼びかけで目を覚ました【主人公(ビルダーズ1)】が最初に復興する町。
DQ1やDQ3で在りし日のメルキドを見たことがある人ならわかるが、本当にあの立派な城壁はどこへいったというほど綺麗になくなっており、建物の残骸らしき物が若干残っている以外はまわりの草原と大差ない跡地となっている。とはいえ、これでも荒廃したこの世界ではきれいで環境の整った場所である。
最初に町にやってくるのは【ピリン】。
文明が失われた世界にあって、最初は「物をつくる」という概念すら知らない彼女だが、主人公を見習って物づくりを覚え、後には住人たちのために衣服を仕立ててくれるようになる。
次いで加入するおっさんの【ロロンド】は、はるか昔に書かれた【メルキド録】を読み解ける博識な人物で、【ビルダー】としての心構えを主人公に説くなど、何かとサポートしてくれる。
しかし、そんな彼の書くメモでさえすべてひらがなで書かれている(メルキド録→めるきどろく)のだから、人間が文字や文明を失った影響の大きさが分かる。
周囲の環境が緑豊かなので、【フリービルドモード】以外では唯一、わずかな手入れで美しい外見の町を構築することができる。
その代わり、全章で唯一拠点が高所にあり、水場を作る場合はかなり掘り進める必要がある。
メルキド奥地の廃墟
【旅のとびら・青】でワープした場所から、メルキド山岳を越えた奥地に城塞の廃墟がある。
かつて竜王軍により町を破壊されたメルキドの住人が、魔物から身を守るためのシェルターとして作った。
しかし、城塞に立て籠った人々は飢えや閉塞感から疑心暗鬼に陥って争い合うようになり、最終的には「人間こそがメルキドの敵」と認識したゴーレムによって滅ぼされてしまった。
当時のメルキド町長だった【ロロニア】や、【石のまもり】を思いついた兵士の【幽霊】が現在も彷徨っている。
廃墟に立ち入ると人骨がそこかしこに散らばっており、かつて城塞内部で起こった惨劇をまざまざと想像させる。
かなり残酷だが、この悲劇の直接の原因は人間の不信感や欲にあると言える。
のちに聞くりゅうおうの言葉と照らし合わせると、どこかやりきれない気持ちになるかもしれない。
廃墟に残された日記や【メモ】からも、当時の状況をうかがい知ることができる。
【ガンダル】の日記には「人々の異様な雰囲気や行動に身の危険を感じたため、故郷だがこれ以上長居しないほうがよさそうだ」といった趣旨が書かれ、その日記を彼から奪った人が書いたメモには完全に疑心暗鬼に陥った末の不穏な内容が残されている。
立て籠もった人々が食糧不足に陥っていたことも示唆されている。
作中にそれ以上の明確な描写は一切ないが、シェルター内で餓死者が出たり、口減らしのための間引きのようなことも行われていたのではないか、という考察もある。
そのように考えながら子供が書き残した日記を読むと、当時の状況が俄然生々しく感じられゾッとする。
元々あったメルキドの町とは異なり、建物自体はある程度だが当時の姿をとどめている。
【石垣】や【城のカベ】・【屋根】といった建材に加えて、豪華な家具もそれなりに残っているのでメルキド復興の礎として再利用できる。とくに家具は自分では作れないものも多いため、あるだけ持って帰ろう。ただし、解体に夢中になるあまり転落死しないように注意。
HD-2D版DQ1ではこの付近に【メダル王の城】が追加されているが、関連性は不明。ただしこちらは平原寄りの立地であるため、城塞として居抜きするには不向きではある。こちらやメルキドの廃材をもとにさらに奥地に城塞を建築したと解釈するのが妥当かもしれない。
ビルダーズ2
【主人公(ビルダーズ2)】の出身地。
ここから【ハーゴン教団】に拉致された見習いビルダーが、【ハーゴン教団の船】の【牢屋】で目を覚ましたところから物語が始まる。
本来のDQ2の世界では滅んだともされているが、今作では健在である模様。クリア後に【ミト】から聞ける話では伝え聞くところ「一度滅びたものの伝説のビルダーによって再建され今も繁栄を続ける町」であるとのこと。
竜王の支配時代にアレフガルドの人類全体がひどく衰えてから復興したことで、自然に衰える年代も大幅に後ろへズレたのだろうか。
まあ、あくまで小ネタ止まりなので、DQ2準拠に「ビルダーが再建したが、その後また衰えた」と漏らされては前作プレイヤーの(第1章というのにギスギスしたメルキド編を、暗澹たる思いを抱えながら進行したであろう)心証を害すると考え、「ビルダーズシリーズ史は原作とは別物」と割り切ってフォローを優先した可能性は高い。
ただし上述のようにHD-2D版DQ2では存続しているため、この点では矛盾しなくなった。
なお没データの中に「復元メルキド」というマップが存在しており、前作で言う拠点付近~青のとびらの先までの地形が再現されている。主人公の出身地ということもあり開発当初は何かしらのイベントを実装する予定だったのかも知れない。
ドラけし!
DQ1イベント「旅立ちの勇者とローラ姫」の第三ステージ。
隠しステージには【ドラゴン】がおり、ボスは【ゴーレム】。
その後常設ステージ「ガライの町へ」の第三ステージとして再登場。もちろんボスはゴーレム。
生息モンスターは赤属性の【リザードマン】、【ぬすっとウサギ】、【ホースデビル】と青属性の【まものつかい】、【どくやずきん】。隠しステージには【しのさそり】とほとんど1のモンスターがいない。
赤属性オンリーのステージなら青パーティで楽に星3が取れるが、青属性も混じってるステージでは最早スコアのつばさが無いと星3が取れない。
その後ビルダーズイベント「アレフガルドを復活せよ」では最初のステージ「メルキド高原」として登場。
原作1章の拠点をベースとしており、ステージをクリアしていくごとにモンスターが消えたり家が建ったり住民がやって来たりとマップが変化していくという凝った仕様。
しかし住民は若い女性、あらくれ、兵士と兵士以外は原作と違う。
ボスはゴーレム(巨大敵)。
次はリムルダール…と思いきやなんと終盤の【セカイノハンブン】で、リムルダールとマイラ&ガライヤはテキストのみで省略されてしまう。
アベル伝説
第二部4話(配信等では35話)で登場した、ゾイック大陸の地名。【アリアハン王】からここが【聖杯】の在処であると聞き、【アベル】と別行動をとっていた【ティアラ】の一行が訪れた。
町は人の住まない廃墟になっており、聖杯を祀る神殿があるが、魔の手から守るために町ごと地下に埋められている。
ここで流れている水は【死せる水】に侵されていない清らかな水であったため、【モコモコ】は水浴びを楽しみ、その時に不思議な少女【ミーコ】と出会う。
彼女の正体は聖杯の守り手であり、彼女の導きによりティアラは聖杯を手に入れた。