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【ラインハット太后】

Last-modified: 2019-06-08 (土) 16:38:20

DQ5 Edit

【ラインハット王】の後妻。
幼年時代は【王妃】であり、青年時代には息子の【デール】が即位したことにより、【太后】となる。
初登場時である幼年期では上記の通り王妃だが、主な印象は青年期の「太后」の時代であるため、本項目名は「ラインハット太后」とする。
英語版での名前はDowager。
 
先妻の息子【ヘンリー】より実の息子のデールを溺愛しており、デールを次期王の座に就かせる為裏で手を引く。
ヘンリー誘拐事件の首謀者であり、主人公にとっては自分の父【パパス】が殺され、ヘンリーと共に10年以上奴隷にされることになった元凶。 
結果的に彼女の企てが、国民を苦しめ、隣村が焼き討ちされ、人間世界の平和を乱す【ラインハット】の悪政のきっかけとなった。
ついでに言えば【カボチ】が飢えに苦しむ(間接的な)元凶にもなった。
 
天罰が下ったのか、後に自分の偽者【ニセたいこう】に城を乗っ取られ、自身は地下牢へ。
その後、偽物はラインハットの国政を牛耳り、悪政を行った。
偽太后と入れ替わった正確な時期は不明。
 
本人の弁や偽太后の証言を整理する限り、太后自身に国政を牛耳るような野心はなく、太后就任後のすべての悪政は偽太后の仕業であったと考えられる。
城内の女中たちの証言でも、デールが王位に就いてから溺愛していたはずのデールを疎んじる態度を見せるなど、明らかに人格が変わっていることが伺える。
なお、ラインハットの兵士たちが主人公の故郷【サンタローズ】を襲撃したのはラインハット王が存命中とは考えづらく、ということは誘拐事件から1年近く経過した後なので、すでに入れ替わっていた可能性が高い。
しかも「デールを国王に就けたい」という一念しかなかった彼女にとっては何のメリットもない行為なので、彼女の仕業ではないと考えるのが自然であろう。
なお、サンタローズを襲撃した名目は「パパスのせいで王子が行方不明になったから」という八つ当たりも甚だしい無茶苦茶なものであり、ラインハットの兵士たちも「何の罪もない村を滅ぼした」という認識を持っている。
 
主人公たちがニセ太后を撃退したあとは、国民には悪政を行っていた太后は魔物が化けた偽物だったことが周知され、さらに王兄ヘンリーが戻ってきてこれを撃退したという情報も重なったことで国を上げての祝賀モードで一件落着、ということになった。
その後は引き上げられていた税は正常化され、鎖国状態も解除、生活が苦しい国民に国庫の食料を施すなどわかりやすい善政が行われている。
しかし、この祝賀モードはラインハット国内と規制解除されたビスタ港に留まり、近隣のサンタローズやアルカパにまでは伝わっておらず、事件解決後しばらくはラインハットの悪評が解消されることはない。
主人公が結婚する頃になってようやくラインハットの国政が正常化したという情報がアルカパにも伝わるが、「太后が偽物だった」などといった具体的な話までは伝わっておらず、不思議がる住民たちの様子が伺える。
また、武器屋の主人などは「ラインハットには二度と行かない」と発言しており、不信感は完全には払拭できていない。
なお、ラインハットに侵略されたサンタローズは青年時代後半になってもまともに復興していない。
 
幼年時代は虚栄心からか尊大な態度を取っていた彼女であるが、(地下牢で会った時の態度もやや尊大であるが)事件解決後は過去の傲慢を反省して、今後は出しゃばらないことを約束した。
また、過去の暗殺未遂の罪を問われることはなかったようだ。
これについては地下牢に長年幽閉されて既にある程度の報いは受けたのと、被害者であるヘンリーが許す意思を示したこと、また国王デールの生母という事情も考慮されたのかもしれない。
 
何故か時期によって城内の居室がコロコロ変わっており、幼年時代では幼いデールと共に城の西側の部屋で暮らしていたが、青年時代初期は本来は王の部屋であるはずの最上階に偽物が居座り、本物は地下牢に幽閉。
ラインハットが平和になると最上階はヘンリー夫婦に譲り、自身はかつてヘンリーが使っていた城の東側の部屋へ(昔使っていた西側の部屋は既に【デズモン】に与えられている)。
このせいで【きねんオルゴール】入手イベントの際にはぞろぞろとモンスターを引き連れた恩人に部屋内を往復されるハメに。
何とも落ち着かない。
 
青年期後半では姿が見えなくなっており、誰もその事に言及しないため、生死不明である。
王族暗殺(未遂)と言う死刑に処されても文句は言えない程の前科があるとは言え生死不明にも関わらず安否を心配されないのは気の毒である。
もしかしたら長年の幽閉生活が祟って病没したのかも知れないが、何しろ誰も教えてくれないので想像の域を出ない。
ちなみに彼女が使っていた部屋は孫の【コリンズ】に受け渡されている。
 
結果として彼女が溺愛したデールは当初頼りない王であったが、ニセ太后の事件以後兄ヘンリーの補佐もあってか立派な王になったらしい(城の兵士のセリフより)。彼女の執念も報われたであろうか。
ニセ太后と区別がつかなくなった時も本物はデールへの愛情が感じられる言葉を向けており、デールへの愛情だけは純粋なものだろう。
 
王族の誘拐・暗殺依頼という行為は【グランバニア大臣】と同じであるが、魔物に直接依頼し、自国内に魔物を招き入れた大臣とは違い、太后は人間のゴロツキに依頼しただけである。
ゆえに、魔物に成り代わられる事態になったことに対しては後に彼女自身が「なぜそうなったのかはわからない」と発言している。
 
ちなみに、誘拐の実行犯の3人のうちの1人が【オラクルベリー】の地下牢に捕まっているが、「王妃さま それでは約束が…。あっ 親分! ぎゃー!」という寝言と、【古代の遺跡】に白骨死体が2つ転がっていることから、仲間の2人は誘拐直後にこの場所で「王妃の姿をした何者か」に始末されたことが伺える。
なお、太后自身が腹心を使って始末したのか、このときすでに魔物と入れ替わっていたのかは不明。
地下牢で「たしかに10年前 ヘンリーをさらわせ 亡き者にさせたのは わらわじゃ。」と言っているので、ヘンリー誘拐をゴロツキに依頼した時点までは確実に本人である。
しかし誘拐犯の証言によると、ヘンリーをどう始末するか具体的な指示まではしておらず、古代の遺跡に連れ去ったのも誘拐犯の独自の判断で、王妃はこの事実を知らない。
また、太后に付き従って人里離れた遺跡にまで出向き、ゴロツキを始末するような腹心も作中には登場していない。

小説版 Edit

ペシュマレンドラという名前で、もとは踊り子だった。
地下牢へ閉じ込められた際に、ヘンリーの前で罪を負って自害しようとするが、ヘンリーその人によって止められる。小説版の彼女はまだ王族として国を乱した責任を取ろうとする意思はあったようだ。
ちなみにヘンリーはこの時、「あなたが死んだら自分は誰を母と呼べばいいのか」と説得している。
ヘンリーを抹殺しようとしたのは紛れもない本物の太后の方なのだが、その憎むべき相手であっても母と呼べるヘンリーの成長が感じられる隠れた名場面である。