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【ラーのかがみ】

Last-modified: 2019-07-14 (日) 01:11:10

概要 Edit

DQ2で初出の【道具】
魔法の力で変身した・させられた者を元の姿に戻すという働きを持ち、ストーリー上必要なアイテムである場合がほとんどだが、一部そうでない作品もある。
しかし、後述の通り同じ作品の中ですら場合によって効果を発揮するかどうかの境界線が不明瞭で、作品間でも戦闘中の【モシャス】を解除できたりできなかったりして効果が一定しない。
さらにはDQMJ3Pによって「【石化】を治す」という実例が追加されたため、「じゃあ過去作の石化もこれで直せばよかったのに」というツッコミどころも生じてしまい、数々の石化解呪専用アイテムは立場を奪われてしまった。
初登場のDQ2を除くいずれの作品においても、効果の条件を客観的に矛盾なく説明する論理の構築は難しい。
「名前と見た目が同じだけの別アイテム」が作品ごとに登場していると考えるのが無難か。
 
ラーとはエジプト語で「太陽」を意味し、エジプト神話における隼の顔をした太陽神・最高神の名前でもある。
ピラミッドが作られた頃くらいには王家の守護神でもあったことから盛んに信仰された。ただし現代のエジプトはイスラム教圏で、ラー信仰は大昔に廃れてしまった様子。
 
なおDQ2が発売された1980年代当時はテレビでピラミッド関係の特番が多く、そのため太陽神ラーもよく知られており、「ラーのかがみ」というアイテム名だけで「太陽神の力で真実の姿が映し出される」と理解されやすい状況にあった(DQ3に【イシス】【ピラミッド】が登場したのもその文脈と言える)。
ただしドラクエ世界に太陽神ラーが存在するという前提で考えないと説明ができないので、実はメタな名称だったとも言える。
ちなみに【アイテム物語】では「太陽神ラーに献上された鏡」として一篇が書かれている。
 
シナリオ上の都合なのかDQ8とDQ9には登場しない。
代わりにDQ8では【太陽のカガミ】が登場するが用途は違う。DQ9では同じ役目のアイテムに【アバキ草】がある。DQ11では「やたの鏡」として登場しており、これについては本頁で合わせて解説する。

DQ2 Edit

【犬】に変えられた【ムーンブルクの王女】を元に戻すのに使われる。
ムーンペタにいる犬の前で使うことでイベントが進むが、その犬に話しかけて犬が後をついてきた状態では反応しないのが微妙に不便。
この仕様はリメイク版でもそのままである。
 
この作品のみ使用後に鏡が砕け散ってしまう。
【預かり所】も無かったので、用済みのイベントアイテムが消えるのはプレイヤーへの配慮か。あるいは【ハーゴンの神殿】まで持っていかせないためだったかも知れない。
もっとも、預かり所が追加されたリメイク版でも、この仕様は変わっていない。しかし、SFC版ではこの仕様が仇になってしまう。理由は後述。
 
なぜか【ムーンブルク】城東の【毒の沼地】に沈んでいる。ハーゴンの軍勢が隠したのか?
場所のヒントはムーンブルク城の【たましい】が「ひがしの ちに 4つのはしが みえる ちいさなぬまちが あるという。」と教えてくれる。
FC版の平仮名表記では「4つのが見える小さな沼地」と勘違いする可能性もあったが、該当の毒の沼地はちょうど正方形の角を形成するように田の字状に4つのマップチップが並んだものだったので、そのように解釈しても見付けることはできただろう。
GB版では画面が狭くなった都合上、「2つの橋」に変更されている。
スマホ版では鏡のある場所が光っているのですぐ分かる。
 
また、使い道のヒントはムーンブルク城の地下室にいる兵士が教えてくれる。
この地下室は一種の隠し部屋のような扱いである上、毒の沼地をかなり歩く必要があるので、敵の強さも合わせて探索の難易度は高い。
ただし普通のダンジョンのような4倍マスのマップではないので広くはなく、相対的にエンカウント率も高くないのが救いか。
初見プレイなどでこれらのヒントを全て収集する場合、王子二人は王女に比べてかなりの経験値が先行することになるだろう。
いずれの作品でも、場所さえ知っていればヒントを聞かずとも入手可能。
 
なお【ファミコン神拳 奥義大全書 復刻の巻】の「ドラゴンクエストII 制作スタッフ座談会」によると、当初この鏡は【風の塔】頂上の宝箱に入れる予定だったが、風の塔を2人で登るのは難しすぎたため、現在の場所へ移動させられたということである。
そのせいで風の塔の最上階には、空っぽの宝箱が寂しそうに佇んでいる(リメイク版では【いのりのゆびわ】が入っている)。
 
小説版では沼地の祠に奉られている。さすがに「沼から拾う」では書きにくかったか。
また満月の夜に効力を発揮する設定で、ラーが太陽神であることが完全に無視されている。
ゲーム中ではラーが何なのか説明されてないので別にいいが、『アイテム物語』との辻褄は合わなくなった。

SFC版 Edit

どういうわけか【ローレシア】城でも使うことができる。
ローレシア城の入り口を一度通過すると、階段で別の階層に移動しない限りラーの鏡が反応するようになる。
そこで使用すると王女(ムーンペタにいる犬)に鏡を使用した時と同じメッセージが流れ、王女が出現しないのに鏡だけが壊れてしまう。
ローレシアの犬相手に使用できるという話が有名だが、実は城の【兵士】相手だろうと、誰もいない道端だろうと使用できてしまう。
逆に、ローレシア上の赤い石畳を踏んでいない場合は入り口にいる犬に使っても効果がない。
 
王女が出現しないのに鏡だけが壊れて無くなってしまい、沼地に行っても再入手できないので、その後にムーンペタに行っても王女を犬から人間に戻す事ができなくなる。
王女がいないと【ムーンブルク西のほこら】が通れないのでこれをやるとハマってしまう
試しに遊んでみるのはいいが、間違ってもセーブをしないように気をつけよう。
 
このような現象が起こる原因を推測すると次の通りになるが……
ラーの鏡を使えるようになるのは「仲間が加入する」というフラグが立っている時のみであり、通常それはムーンペタで犬の目の前にいる時だけ【フラグ】が立つ。
しかしこのフラグが他所のイベントでも使いまわされており、そちらでもラーのカガミが反応してしまうのが原因かと予想される。
具体的に言うと、【サマルトリアの王子】がハーゴンの呪いで離脱してローレとムーンの二人だけでクリアした時エンディングで復活したサマルが合流するのだが、そのポイントはまさにローレシアの城の入り口。
しかし実際は「ムーンペタの犬を王女に変える」処理があって初めてムーンが仲間になるので、王女のいないローレシアで使ってもラーの鏡は無駄死にになってしまうのだ。
 
【宝箱復活バグ】を利用してアイテムコンプリートを狙う場合、このアイテムは【ゴールドカード】に次ぐ鬼門となる。
まず王子2人だけで風の塔に向かい【かぜのマント】を入手しなければならない。
更にその後「ノーリセットで」鏡入手から【せかいじゅのは】を諦めるまでの冒険をこなさなければならないのだ。
しかも【ルプガナ】から【世界樹】に向かう途中にある【ザハン】と、【旅の扉】で行けるローレシア城には共に【教会】が無いため、海上での全滅しやすさに拍車がかかっている。

DQ3 Edit

【サマンオサ南の洞窟】(ラーの洞窟)にあり、【サマンオサ王】に化けた【ボストロール】正体を暴くのに必要になる。
なお、FC版ではサマンオサ王の寝室で誰もいないベッドに向かってこれを使用することで、昼間でも正体を暴ける。
ちなみにこのアイテムは「ラーのかがみ」表記だが、FC版では正体を暴く時のみ「カガミ」表記になる。
 
他方、以下については特に何の効力も発揮しない。

ただし、【ドラゴンクエストミュージアム】で公開された【堀井雄二】自筆の開発資料によると、ポルトガの2人(同資料中では「猫馬」)は元々ラーのかがみで呪いが解けるイベントとして構想され、ラーのかがみの使い道が2つある予定だった模様。容量上の理由でカットされた仕様の1つであろう。

リメイク版 Edit

用途はFC版と同様だが、【商人】鑑定させると男女でセリフが変わる。
女商人は鏡の美しさにうっとりするが、男は「おや、私の顔が映っていますよ」と発言する。
鏡なんだから映って当然、「おや」というほど珍しい現象でもないだろう。それとも鏡というアイテムそのものが稀少なのか、本当は魔物か何かの化身だとでもいうのか……

ゲームブック版 Edit

【ジパング】【八岐大蛇】を倒すと手に入る。
DQ11に先駆けて「八咫(やた)の鏡」の名称で登場し、作中では主にこちらの名前で呼ばれる。老人のセリフで「またの名をラーの鏡とも呼ぶ」と説明された。
 
この「八咫鏡」は、草薙の剣、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)と並ぶ三種の神器として日本神話で有名。
このゲームブックにも草薙の剣のほか、【イエローオーブ】が「八坂の勾玉」として登場する。
八咫鏡は日本の太陽神である天照大御神より授けられたものであることから同じく太陽神繋がりでこの名称になったのかもしれない。原作ゲームの名称はなぜかエジプト神の名になっているが。
 
しかしジパングの宝として保管されていたにもかかわらず、国民たちはまさかヒミコが八岐大蛇であるとは思わなかったようであり、この鏡でヒミコの正体が見抜かれることはなかった。

小説版 Edit

サマンオサ国の神器で、南の洞窟の社に奉納されている。
小説版DQ2同様「かつて妖精たちが使っていた」という設定だが、こちらは満月の夜でなくても効果がある。

CDシアター Edit

修行の為勇者アレル達と別れた僧侶ライドがダーマでの修行を経て賢者になった後どこかで入手し、サマンオサ城でアレル達と合流した際これを使用しサマンオサ王の正体を見破った。

DQ4 Edit

【カジノ】の景品(2500コイン)として登場してシリーズファンを驚かせた。
前の時代(DQ6)と遥か未来(DQ5)では一品物かつイベントにも関わる重要アイテムなのに、その中間の時系列である本作では量産されてしまっている。
おまけにイベントでの用途はなく、敵【マネマネ】【モシャス】を解除することしか使い道が無い。
【てんくうのつるぎ】でも解除できるので、アイテムコンプに興味が無いなら入手する必要性は皆無。
天空の剣強化前だとしても、マネマネと戦う機会など【デスパレス】でうっかり話しかけたときくらいしかないからだ。それか【マスタードラゴン】にうっかり話しかけなかったときか…。
複数のマネマネのモシャスを1ターンで解除しようと仲間に持たせても、作戦を【いろいろやろうぜ】にしない限り使ってくれない。
しかも、どういうわけか【パーティアタック】【勇者】が自分自身に使っても勇者のモシャスは解除できない。解除できれば凍てつく波動と異なり補助呪文の効果を維持したまま次々と変身してさらに補助呪文を重ねがけしていくなんて戦法も使えたというのに。
第二章・【武術大会】の対戦相手である【ベロリンマン】に使うと、相手が幻であった場合にそれを見破ることができるが、次のターンにはまたベロリンマンが分身してしまうので実用性はない。
というより、これは打撃や【ほほえみのつえ】、果ては【やくそう】でも同じことなので別にこの鏡ならではの効果とは言い難い面もある。
マネマネのドロップアイテムでもあるが、売ることすらできないので預かり所の欄の圧迫になるだけである。
 
ちなみに、これを【裏切りの洞窟】に持っていっても、【うらぎりこぞう】達を見破ることはできない。
話しかけた時点で正体を現して襲ってくるので、どっちにしろ変わらないが。
【公式ガイドブック】によれば「モシャスで人間の姿に変身しているモンスターを元の姿に戻すことができる。」とある。
上記の通り、マネマネは元に戻せても元々人間である勇者に効果がないのは納得。だが裏切り小僧に効果がないのは疑問が残る。彼らは能力までコピーできていないので【へんげのつえ】又は元々持っている自身の能力であってモシャスではないのだろうと思うだろうが、公式文献の1つである【モンスター物語】で裏切り小僧のエピソードには「入ってきた人間を仲間たちと引き離し、モシャスを使って仲間に変身した姿で襲いかかるのです」とある。効果に矛盾は否めないがやっぱりモシャスのようだ。
なのに解除できないとは矛盾している。
もっとも、この世界では量産されているようなものなので、この程度のものでバレバレになるようでは元も子もないことから【リレミト】同様、この鏡についても特殊な結界を張っていると考えたほうが自然だろう。
いずれにしても無理に追求するだけヤボな話である。
 
【トルネコ】鑑定させても具体的な用途は言ってくれない。要するに「モシャスを解除できる」とはゲーム中で一言も明言されていないのだ。つまり用途に気付けない人は気付けない。

リメイク版 Edit

用途は変わらず、天空の剣の効果の範囲が敵全体になったのでほぼ使い道のないアイテムになった。というのに、入手にはなんとFC版の4倍である10000コインが必要となった。
【ほしふるうでわ】と同じコインでわざわざこっちを手に入れる人は益々いないだろう。
相変わらずマネマネのドロップアイテムでもあるので、アイテムコンプをしたいならデスパレスの個体を狩りまく(DS版・スマホ版なら【トルネコの盗み】でぶんど)ろう。
トルネコに鑑定させても相変わらず具体的な用途は言ってくれない。

DQ5 Edit

【神の塔】という厳かな施設に祭られる。しかも試練付き。
【ニセたいこう】の正体を暴くのに用いる。
もちろんモシャス解除も可能だが、入手時点で既に【てんくうのつるぎ】を持っている事もあってあまり使われない。ただ、天空の剣の【いてつくはどう】の効果は敵1グループにしか効かないので、2体の【ジェリーマン】のモシャスを解除したいときには必要。
 
ニセたいこうの目の前で使うことで正体を暴くのだが、SFC版では目の前でキメラの翼を使って脱出した後で使うこともできる。
すると、イベントフラグだけがマップ上に残っており、【ラインハット】前のフィールドでニセたいこうと戦える。
このやり方ならば馬車のメンバーが使えるので、街中で強制的に人間が前に出される仕様を避けることができる。
 
なお重要アイテムなので、SFC版ではNPCに近い扱いの【ヘンリー】は持つことができない。
やる人はまずいないだろうが、お家騒動を王子一人に任せよう(神の塔に一人で挑戦する)という偏屈なプレイヤーはこれに注意
 
また、【ラマダ】の変身を暴いたり、石化した妻を元に戻すことはできない。

DQ6 Edit

今作では「ラーのカガミ」表記。
「もう一つの世界」がテーマということもあって、このアイテムの地位が向上。 
魔王【ムドー】の正体を暴くという大任を与えられ、序盤の旅では探索が目的となる。
 
その効果も単に変身を暴くと言うだけに留まらず、様々な幻惑を仕掛けてくるムドーの魔術そのものを打ち破って防御すると言う、大変頼りになる性能。
場所も【月鏡の塔】で、ミステリアスなギミックで守られているというVIP待遇。
安置されている部屋ごと空中に浮かせられて隔離されているほどのお宝はそうそう無い。
【ソルディ】兵士長に「そなたらがもってきたのは、本当にラーのカガミなのであろうな?」と訊かれるが、もちろん本物である。
 
これを上の世界のレイドックに持ち帰ると、イベントが進行する。
しかし、上の世界で「ラーのかがみを取ってこい」と命じられて旅を始めてから、かなり長い期間が経ち、作中屈指の鬱イベントを2つも見せられたり、下の世界のレイドック王妃が「鏡さえあれば…」とか譫言をいうため、当初の目的を忘れてしまって下の世界のレイドックに持ち込もうとしたプレイヤーも少なくなかった模様。
そのため、リメイク版ではラーの鏡を入手した直後に、わざわざ仲間が「あっちの世界のレイドックに持っていこう」と提案するようになった。
 
ムドーの幻術を打ち破った後でも、【フォーン城】で見た目には分からない背後の存在を見抜くのに役立ったりと、出番はちょくちょく用意されている。
同じイベントアイテムを再使用する機会は従来のシリーズでは珍しかったが、本作からは【ふくろ】で常時持ち歩けるようになったため、その手のイベントを作りやすくなったと思われる。
また【トルッカ】の町の道具屋に買取を持ちかける事も可能だが、ひれ伏してしまうほど有名な宝らしい。
当然値段などつけようがなく、買い取ってもらう事はできない。
 
【バーバラ】は当初自分の姿が見えないことからこの鏡を求めて旅をしていた。
SFC版では出会ったときに【ゆめみのしずく】を使わずに透明のまま連れまわす、または話しかける事自体をスルーしてバーバラを勝手に鏡の前に行かせる事ができるが、その場合は透明な状態のままバーバラがラーのカガミを覗き込む。
すると、さすが真実を映し出す鏡、バーバラの姿は確かにそこにあることを示すのだ。
しかし鏡の中で見えたからといってどうなるわけでもなく、結局透明なまましょんぼりしたバーバラはその場から動いてくれなくなるので、さっさと夢見の雫を使って実体化してしまおう。
リメイク版では出会った時に絶対に使わされるので、この演出は無くなっている。
なお小説版、CDシアター、漫画版ではラーの鏡を見つけた後に夢見の雫を使う展開となっている。
リメイク版で上記の流れになったのは、出会った直後に雫が使えるということに気付かなかったプレイヤーが多かったのだろうか?
実体化した後のバーバラを仲間にしないように話を持っていくと、案の定その場から動いてくれない為、彼女が邪魔で鏡が取れなくなってしまう。
 
ちなみにSFC版のみなぜかモシャス解除ができない。イベントに入れ込みすぎて、昔からの役目を忘れてしまったのか。
今作では【勇者】にならないと【いてつくはどう】が使えず、一方で【あくまのカガミ】などのカガミ系モンスターが様々な場所で登場して厄介な為、残念な仕様である。
リメイク版ではきちんとモシャスが解除できるので安心。
 
【ホック】の変装を暴くことはできない。変身とは別物だからダメだということか。
【牢獄の町】で再会する、正体を現す前のソルディにも効果がない。
また、【デスタムーア】によって最終的に牢獄の町の人々は石や動物に変えられるが、この人達も鏡で元の姿に戻せない。
【しあわせの国】に向かう最中の【ひょうたん島】の中のバニーガールやバーテンダーにも何故か効果がない。バニーガールの一人(一匹?)は「ヒヅメが……。」とボロを出しかけているので、魔物が変化している姿なのは間違いないのだが…。
 
また、サンマリーノの老婆がラーの鏡の由来を昔に大地の女神が作ったと子供に聞かせている。
そしたらラーとは大地の女神なのか、そうでなければなぜラーの鏡なのか、依然として謎だが……。

DQ7 Edit

ラストダンジョンである【ダークパレス】にひっそり置かれているモシャス解除装置。
重要アイテム扱いであるが、存在を伝え聞いていたり、何かのストーリーで存在を匂わされたり等の演出はここまでに一切無い。
これを手に入れる頃には、【マジャスティス】等の呪文解除手段が揃っているので、利用価値は無いに等しい。もちろんこれを使うイベントもなし。
普通にエンディングを見る分には全く必要のないアイテムである。
 
だが、ストーリー上ではラスボスである【オルゴ・デミーラ】が神になりすましている時期があり、そしてこの正体を暴くのに世界各地を巡って【四精霊】を目覚めさせると言う大掛かりな旅をするので、ラーの鏡が手元にあると「簡単に暴けたじゃねえか」と言うツッコミが入る事になる。そうならないために、魔王が予め手元に確保しておいたとする考察もあるようだ。
そうでなくとも、DQ7のストーリーを振り返ってみると、下記のように変化の魔法によって起こされた(と考えられる)陰謀や悲劇は数多く、ラーの鏡が主人公達の手元にあるとシナリオに大きな影響があったり、場合によっては話が成り立たなくなってしまうのである。

だからといって安易にリストラせずに残しておくことで、上記のような考察する余地も残している。
DQシリーズをやりこんでいるプレイヤーのみがニヤリとできる、さり気ない演出アイテムといったところか。

DQ10 Edit

プレイヤーが入手できるアイテムとしては存在しないが、各種族の初期村にてNPCが保有するアイテムとして、ムービー中にCGモデルとテキストで登場する。
古代オルセコ王国でも重要アイテムとして登場し、またNPC戦闘員が戦闘中に使用して特定の状態変化を解除してくれる。
詳しくはこちらを参照。

DQ11 Edit

ラーのかがみは登場しないが、真実を映し出すというほぼ同効果の「やたの鏡」が登場し、【ヤヤク】が所有している。アイテムとして手に入ることはない。
外見もラーのかがみと同じである。表記こそかなと漢字で違うものの、前述したDQ3ゲームブックでの名称が29年経ってゲームに登場したことになる。
名称が変わったのは【ホムラの里】の世界観に合わせてのことだろう。ホムラの里が、古代日本をモデルにしたDQ3のジパングのオマージュを含んでいるからか、元ネタは日本神話に準じている。
 
DQ11のシナリオがロトの系譜のはるか起源の物語であることを考えると、これが「ラーのかがみ 誕生の話」とも取れる。もっともラーの鏡があったら、デルカダール王メルシャール女王の正体がバレたり、黄金像になった【マヤ】を元に戻せる為ストーリーが成り立たなくなってしまうのだが。
 
世界に異変が起きた後のシナリオでは、【人食い火竜】と化した息子【ハリマ】にヤヤクと共に飲み込まれ、主人公達が討伐すると、その効果を発揮してか、ヤヤクの愛がなせた業なのかは不明だが本来の姿を取り戻して成仏する。
 
過ぎ去りし時を求めた後では、元の姿に戻すために真実の姿を映し出すとされる鏡にすがったが、力不足なのかヤヤクからその効果を増幅させるとされる【ラーのしずく】を依頼してくる。
世界に異変が起きた後ではヤヤクごと飲み込まれたおかげか超至近距離で効果を発揮し、火竜の輪廻を絶ち切ることに成功しているので元々微弱ながらも真実を映し出す効果は備えていたようだ。

DQB2 Edit

【ムーンブルク島】に登場する。表記は「ラーの鏡」。
 
真実を映す鏡であり、【飛行兵団】が保管していた。
城の兵士に化けた魔物を探すために利用するが、後に密かにハーゴン教団に奪い返されていたようで、【へんげのつえ】による変身を解かれる。
奪還した後は【リック】が内通者の証拠として預かることになったが……。
 
ムーンブルク島クリア後は、何故かムーンブルク島からの持参品として【収納箱】にしまわれている形で【からっぽ島】に運び込まれる。
持ち込んだ【プット】の話では雪原に捨てられていたのを拾ったというが、翳されたことがあるはずのプットが気づいていなかったほど薄汚れていたらしい。
本当の内通者だったリックが再利用できないように破壊しようと奮闘したが、結局壊せずに止む無く拠点外に捨てることにしたようだ。
『アイテム物語』の設定が生きているなら、神が作った物を破壊するのは人の身ではほぼ不可能だったのだろう。
 
勘の良いプレイヤーはこのラーの鏡に使い道があるのではないか、と考えたかもしれない。事実、これを使うことによってあるキャラクターを元の姿に戻すことが出来る。
 
それ以外の使い道は特になく、キャラクターに鏡を向けることが出来るくらいであり、家具として設置することはできない。
……はずなのだが、何故か最初に設置されているものを【ビルダーペンシル】でスキャンすることは可能。
当然、現物を設置できないので設計図を置いても完成させることはできないのだが。
当然というべきか一品物であるため、【そざい島】【かいたく島】に持ち込むことは不可能。

イルルカ Edit

【ドークの館】のナンバリングコレクションとして登場。
消去法でいくとこれがDQ3象徴のアイテムになる。
かつては一国の王に化けて国を恐怖政治に陥れた事もあるのに、今では砂漠の世界の東の洞くつでぐうたら生活しているボストロールに対しての皮肉かもしれないが…

DQMJ3P Edit

モンスターズシリーズでキーアイテムとなるのは初。
プロモーションビデオでも登場するので事前にラーの鏡が出てくることを知っていたプレーヤーも多かっただろう。
【神獣界】に存在する宝。最初は輝きを失っていたが、神獣界に点在する15か所の石碑に祈りを捧げることで力を取り戻す。
その後、【エース】によってリアクターに機能を組み込んでもらえるが、そのおかげで彼らノチョーラ族の正体が暴かれることに…。
 
ブレイクワールド各地にはどうにも不自然な場所に石塊(一部は石柱)がいくつも置かれているが、ラー機能を組み込んだことでそれらの石を見破ることができるようになる。
石塊はマザーの暴走で姿を変えられていた魔王の配下であり、高い戦闘力を有する残党である。
雑魚だと思って喧嘩を売ると高確率で返り討ちにあうほど強いため要注意。ダグジャガルマ戦後すぐのパーティで勝つのは困難。
なお、どこに魔王軍の残党や姿を変えられた神獣がいるかは「ミヤブリスト」でチェック可能。
 
また、大魔王と和解した後は未完の神獣の祠の入り口を見破る事が出来る。
各大陸のどこかに1つずつあり、2本の石柱とその間の壁の窪みが目印。珍しいモンスターが生息するため配合に活用しよう。

DQMB Edit

スペシャルカードとして登場。
使用者はムーンブルクの王女。彼女が仲間になる時に鏡は壊れていると思うのだが。
そもそもお前は使われる側だろ!と突っ込んだ人は多そうだ。
まばゆい光で敵全体を【マヌーサ】状態にする。それってただ単に鏡で目を眩ませてるだけじゃ…。
通常のマヌーサとは別の状態異常として扱われているため、マヌーサは効きにくいがこっちは効きやすいなんてこともある。
通常のマヌーサは物理のみにしか効果を発揮しないがこちらは特技に対しても発揮する。敵によって使い分けると良いだろう。
モンスターバトルロードIIでは同様の効果を持つ【正義のソロバン】が登場するが、効きやすさ(耐性グループ)は別物である。
また、【レジェンドクエストII】では必須カードとなっている。

アベル伝説 Edit

亡霊の島にあった。【ふなのりのほね】はコレを指し示す。
【ドラン】国の王であるピエール三世に化けた【シーザーオライオン】の正体を明かすのに使われた。
鏡の周りの文字は竜伝説について刻まれている。

スライムドーン!! Edit

【ランプのまじん】が所持する宝箱の中身として登場。
高値で売れると鑑定所にもちこむものの類似品のヲーの鏡と鑑定されて70ゴールドで下取りされてしまう。
が実は本物を安く買い取るために騙されていたことが後に判明する。

商品化 Edit

実際にラーの鏡という商品がエニックスから90年頃に発売されていた。
価格は1500円。もちろん普通の鏡で真実を映し出したりしない。現在では入手困難だと思われる。
また、主にコンビニなどで発売される「一番くじ」のドラクエverにて、ラーの鏡(を模した手鏡サイズの鏡)が景品になった事もある。

周囲の文字 Edit

鏡の周囲にルーン様の文字が書かれているが、作品や商品ごとに書かれている文字は全くバラバラで、しかも意味が通じなかったり、ルーンに欠けている文字を創作したりしているようで、意味はわからない。ある意味これも【統一されていない設定】だろうか。
例外的に、1990年ごろに発売された商品に関しては、上側にトールキンのホビットのルーンと思しき文字で「Its your real face you believe or not」下側にローマ字で「DRAGON QUEST」と解読できる。