【ロンガデセオ】

Last-modified: 2021-06-13 (日) 06:51:56

DQ6

【現実の世界】北東部、【ダーマ神殿南の井戸】からすぐ東側にある【町】。プレイヤーからは「町名が読みづらい」という声もちらほら。
SFC版の【公式ガイドブック】によると、英語では「Longa Deseo」という綴りである。厳密には「ロンガ・デセオ」と表記したほうがいいのかもしれない。
Longaはラテン語で長い、Deseoはスペイン語で願望などを表すため、日本語に直すと長い願望、即ち「いつまでも続く願い」と言ったところだが、この場合においては場所が場所なので「尽きない欲望」もしくは「叶わない希望」とでも訳した方がピッタリくるだろう。
DS版以降の英語版での地名はTurnscote。
 
他の町や村で何かしでかした者が集まる無法者の町で、DQ初のスラムタウン。
入口には番兵がおり、【マウントスノー】にいるザム神官から貰える【デセオのパス】がないと町に入れない。
空飛ぶベッドを使用してたどり着くルートがあるが、周辺の敵が手ごわいので注意。
またデセオのパスがなければ結局追い出される。まあ前もってルーラ登録をするなら行っておいてもいいかもしれない。
【魔術師の塔】【嘆きの牢獄】のようなルーラの行き先として特殊処理はされていない。
リメイク版では、パスがないときに来ると、入口の兵士がマウントスノーの情報をくれるようになった。
 
ここの近くにはあの名店【ダーマ神殿南の井戸】が近いので登録しておくと役に立つ。さらに南に歩いてすぐ【大地の階段】もあり、【ダーマ神殿】以上に上の世界へアクセスしやすい。(もっとも、ダーマ神殿を利用する場合、そのほとんどが【転職】のためだと思われるが・・・)
 
次々と流れてくる住人が好き勝手に自分の居場所を確保したり増設したりしたような街並みで、
やたらと壁が多く複雑な街並みになってしまっている。
というか、入口には屏と門番が備わっているにも拘らず、街の奥の方は塀もなければ天井もない、完全に野ざらし状態。
デセオのパスがなくても容易に入り込めてしまいそうな街の造りになっている。
 
【カジノ】【サリイ】の鍛冶屋がある他【おしゃれなかじや】が営業しており、無闇にルーラ登録を増やしたくないプレイヤーにはこちらが利用される。DQ名物【ぱふぱふ】娘がいる街でもある。
なお、荒くれ者こそ多いが無法者の街の割に悪人はあんまりおらず、特に何もされない。
住民曰く「人間誰しもスネに傷をもっているもの。人の過去をむやみに聞くもんじゃないよ」とのことで、
つまり単に無法者の街というだけでなく、過去に何かあった人の逃げ場所にもなっているため、
あまり露骨に犯罪を重ねすぎると人が集まらなくなり、逃げ場になる街として機能しなくなるためだろう。
そんなわけで【情報屋】【ホック】もやすやすと教えてはくれない。
衛兵曰く「こんな町ですが、ころしだけは勘弁ですぜ」らしい。
人間それぞれに善と悪が多かれ少なかれ共存しあっている様子を描くあたりはDQらしい街の1つとも言えそうだ。
 
ここでは、【さびたつるぎ】【ラミアスのつるぎ】に打ち直してもらうイベントがある。
いつ修復できるのかだが、「他の伝説武具が揃う内に直せる」という。
「他の伝説武具」とは【オルゴーのよろい】【スフィーダのたて】【セバスのかぶと】の三つ。
これらを集めないといつまで経っても修復は終わらない。
逆にすでに入手しているとサリイの歌を聞くイベント後に戻るとすぐに修復している。
 
これ以降、スラム街はDQに毎作品登場する定番の街となり、
DQ7では【ふきだまりの町】、DQ8では【パルミド】、DQ9では【カラコタ橋】、DQ11では【デルカダール城下町・下層】が登場。
移民の町関連ではPS版DQ4とPS版DQ7の【グランドスラム】が登場している。