概要
攻撃が持つ【属性】の1つ。
聖なる光を発する特技がここに属し、「光」はもちろん「ライト」、「スパーク」、「シャイン(シャイニング)」という名称の特技が多い。
「光」という言葉は正義を印象が強いため、他のゲームではメジャーな属性なのだがDQシリーズでは攻撃系特技としての登場は遅く、
DQ8で攻略本で「シャイン系」表記された、【シャインスコール】や【シャイニングボウ】が初めて登場した攻撃特技となっている。
こうした登場の遅さやDQシリーズにおいて雷や光は設定が一貫しない曖昧な存在となっていることから属している攻撃呪文が安定しておらず、
上述の2つの特技はイオ系であったり、DQMJ1ではデイン系が事実上この属性となり、DQMJ3ではギラ系がこの属性となっており、
2024年現在でも安定していないが、雷と同じくギラ、イオ、デイン系がこの属性となっていることがほとんど。
「雷光」や「稲光」といった言葉があり、光も雷も「神」をイメージさせていることが被ることが多い原因だろうか?
正義というイメージのためか【悪魔系】や【ゾンビ系】が弱点とすることが多いが、【スライム系】は耐性が高いことが多い。
DQ9
完全新設された唯一の属性。
【デイン系】が欠席し、【イオ系】は雷・爆発属性となっているため属している攻撃呪文が存在せず、
属している特技も多量のスキルポイントを要求される特技がほとんどであるため、序盤から中盤にかけてはこちらが扱うことが難しい。
弱点とするモンスターは多く、耐性を持つ敵も非常に少なく、弱点を突ける敵の数は全属性の中でも群を抜いており、150種を優に超える敵がこれを弱点としている。
弱点をついた場合の倍率も強烈で、他の弱点属性が150%どまりなのに対して、200%(通常の倍)のダメージを与えられる敵がゴロゴロ存在する。
フォースの習得は最も遅いが、それに見合う働きをしてくれる。
その分敵に使われた場合は、土属性とならび軽減が難しい属性でもある。
耐性を得られる防具はメタル系や【てんしのローブ】系統といった全属性に耐性を持つものばかりである。
これを使ってくる敵はほとんど居ないが、よりによって【大魔王の地図】の連中には比較的多く存在しており、
プレイヤーはこれまで光属性の恩恵に授かった代償を存分に払わされることになる。
該当呪文・特技・アイテム
特技(味方使用可能)
【シャインスコール】【シャイニングボウ】【ゴッドスマッシュ】
【ギガスラッシュ】【ギガブレイク】【グランドネビュラ】
【ライトフォース】使用後の無属性攻撃特技(敵専用)
【ひかりのほのお】【まばゆいせんこう】【マデュライトビーム】アイテム(道具使用時属性)
【せいすい】
前述の通り呪文は一切存在しない代わりに、実に6種類もの特技を擁する。
全属性の中で最も味方が使える特技の数が多いが、いずれも消費MPが高く、威力が高く、覚える難度も高い。
それぞれ威力を決定するステータスが異なるので、キャラクターに合った特技を選択して使うと良い。
回復魔力でダメージの上がるグランドネビュラ、完全固定のシャインスコールなど、個性的なものもある。
問題点を挙げるならどれも消費MPが大きいこと。
MPの少ない脳筋職はやっぱりライトフォースをかけて殴るのが一番いい。
元々光や雷の特技はイオ系かデイン系かの区別がはっきりしていなかったが、
今回は【ジゴスパーク】・【ギガスロー】・敵の【地を走るいかずち】(元デイン系)と敵の【いなずま】系の技(元イオ系)が雷・爆発属性、
ギガスラッシュ・ギガブレイク(元デイン系)とシャインスコール・シャイニングボウ(元シャイン=イオ系)が光属性と、またも属性分類がややこしくなっている。
また、「聖水を戦闘中に使用した際のダメージ」は長らく無属性だったが、DQ9では光属性となっている。
そのためメタル系などには効かなくなっている。
DQ10オフライン
デイン系の復活に伴い、イオ系が光属性になった。
【ギガスラッシュ】、【ギガブレイク】、【マダンテ】、【はじけとぶ】なども光属性に。
僧侶や【ラグアス】が【ホーリーライト】という光属性特技を使えるようになっており、ラグアスには【グランドライト】という必殺技もある。
DQ10オンライン
イオ系の対象は術者を中心とした範囲となっているため、若干使いにくくなっている。
【占い師】が使うタロットの攻撃のうち「正義」が光属性を持つ。
詳しくはこちらを参照。
DQ11
DQ10から引き続きイオ系が属する。ギガスラッシュ系統は雷属性に変更された。
味方サイドは【光の旋律】で光耐性を高めることができる。
主人公とベロニカがイオ系を覚えるので冒険の序盤から使用できる。
光属性の付与した武器も斬夜の太刀を皮切りに増え始めるので中盤あたりで攻撃陣が整う。
しかし使用が手軽になった分強烈なダメージ倍率はなくなり、多くが110%か125%におさまっている。
さらにいかにも光に弱そうな闇の眷属のモンスターでも特に弱点とはしていないケースが散見される。
ボスで言うなら【バクーモス】(100%)や【邪神ニズゼルファ】(100%)、【無明の魔神】(75%)などが代表例だろう。
だがゾンビ系、邪悪系、闇系と多くのモンスターの弱点である点や逆に耐性持ちはかなり少ない、その属性の呪文が高威力の全体攻撃であるイオ系という長所は健在であり、黄金の体を持つモンスター以外なら等倍以上のダメージはほぼ保障されている。
迷った時はとりあえず光属性を選んでおけば間違いは無く、雷属性とツートップレベルに強力な属性といえよう。
本作でイオグランデが持てはやされているのは、このように高い威力が目立ちやすいという背景が理由のひとつであろう。
ただしどちらかと言うと雷属性には劣る印象。その大きな原因は短剣、ブーメランに光属性付きのものがなく、カミュの必殺技と組み合わせることができないからであろう。
敵側の使用者は極めて少なく、防具に関してはあまり考慮しなくて良いと思われる。
【竜のおまもり】で最大40%防げるが、実際には炎軽減に用いられることがほとんどである。
該当呪文・特技・アイテム
特技(味方使用可能)
【閃光斬】【ライトニングデス】【シャインスコール】
【スパークショット】【ホーリーライト】【ゴッドスマッシュ】特技(敵専用)
【シャイニングボウ】れんけい技(味方使用可能)
【グランドネビュラ】【フラッシュショット】【ホーリーホース】れんけい技(敵専用)
【クロスイオラ】【クロスイオナズン】【クロスイオグランデ】
【シャイニングレーザー】アイテム(攻撃属性)
【ライトシャムシール】【斬夜の太刀】【ひかりの大剣】
【ひかりのタクト】【ライトニングタクト】【聖竜のえんげつとう】
【アポロンのオノ】
ジョーカー3・3プロ
DQMJ3における属性
【火属性】―【水属性】―【風属性】―【地属性】―【爆発属性】―【氷結属性】―【電撃属性】―【重力属性】―【光属性】―【闇属性】
属性概念が変更されて登場。攻撃呪文では【ギラ系】とマダンテが含まれる。
DQ10ではメラ・ギラが両方炎属性でイオが光属性となっているのに対し、
こちらでは対戦の関係で属性を細分化したためか炎・光とは別に爆発属性が設けられてメラが炎、ギラが光、イオが爆発となっている。
特にDQ10とモンスターズを掛け持ちするプレイヤーは混同に注意したい。
DQMJ3では一部の僧侶系の職業スキルでギラ系を習得でき、僧侶が僧侶らしく光属性攻撃呪文を手に入れたとも言える。
実戦での性能はと言うと、一撃必殺のマダンテが内包されているためか裏シナリオでは強敵の大半に通じない。
クリア前もラスボス手前にいる【大食王ボーショック】などの巨大化再生怪人達には無効にされる。
ボス耐性持ちで属性耐性が「??」表示になっている連中にはことごとく無効である。
しかもこの手の連中はハック耐性も完備しており、プロ版追加ボスの多くは会心完全ガードまで持つので何をやっても通じない。
そうでなくても裏ボスやイベントバトルで効果を望めないため、肝心な場面で役に立たない。対戦専用か。
裏シナリオのボスでも、光属性半減の【陸の神ヤチホコ】【空の神ホアカリ】【海の神ワダツミ】、光属性弱点の【ダースガルマ】あたりには一応通る。
該当呪文・特技・アイテム
呪文
【ギラ】【ベギラマ】【ベギラゴン】【ギラグレイド】
【ギラマータ】
【マダンテ】物理
【光明斬り】
【シャイニングボウ】(爆発との複合属性)
【聖光神雷斬】(プロフェッショナル版で追加、合体特技、電撃との複合属性)体技
【星くず】【流星】【ブラックホール】(闇との複合属性)
【ゴッドハンド】(重力との複合属性)
【ジャッジメント】(闇との複合属性)
【神の裁き】(プロフェッショナル版で追加、合体特技、闇との複合属性)ブレス
【シャイニングブレス】(プロフェッショナル版で追加)
DQMSL
本作ではデイン系が光属性になっている。