【命中率】

Last-modified: 2024-02-12 (月) 02:49:58

概要

本項では、戦闘において攻撃側が通常攻撃および打撃系特技を対象にヒットさせる精度としての命中率を扱う。
DQ4以前の攻撃呪文やDQ6以降の【せいけんづき】【ジゴスパーク】といった一部攻撃特技は対象(被弾者)の耐性により命中率が下がるが、これらの仕様については【耐性】【耐性貫通力】および各特技の項目を参照のこと。【ラリホー】【ザキ】などの確率で成功する呪文についても同様。

本編・モンスターズ

ドラクエシリーズの基本仕様として、相手に打撃攻撃を仕掛ける場合、攻撃側の命中率は通常100%である。ただし、後述する条件が付くことで命中率は変動する。
 
なお、ややこしい話ではあるが、命中率が100%でも必ず攻撃が当たるわけではない。攻撃する側のパラメータである命中率のほかに、攻撃される側のパラメータである【回避率】(みかわし率)が存在しており、攻撃側の命中判定のあとに対象側の回避(みかわし)判定が別途行われて、実際に攻撃がヒットするかどうかが決まるからである。
例えば、攻撃側の命中率が100%でも対象側のみかわし率が25%だった場合は、実際には75%の確率でしか当たらない。これが攻撃側の命中率が50%であったなら、50×(100-25)=37.5(%)である。
近年の作品では、対象側の【武器ガード】【盾ガード】という追加の回避(防御)判定も新設されている。
 
命中率は、マヌーサなどで【幻惑】状態になっていると極端に下がる。
また、【まじんのオノ】【まじんのかなづち】を装備していると、命中率が下がる代わりに会心率が上がる。
これとよく似た特徴を持つ特技【まじんぎり】や特性【魔神攻撃】もある。
反対に、DQ6以降の【きあいため】を使えば、幻惑状態などで命中率が下がっていても次ターンの命中率が100%になる。
 
ちなみに、命中率が下がっていたために攻撃を外した時は【ミス!】と表示され、こちらの攻撃は命中の判定だったものの相手に回避された時は【みをかわした!】と表示されるので、攻撃者の命中率と被弾者の回避率の、どちらの影響で攻撃が当たらなかったのかはすぐに分かる。
前者は「命中したが、こちらの【攻撃力】が低すぎて(相手の守備力が高すぎて)ダメージ0」という可能性もあるが、 後者の「ひらりと身をかわした!」ならば相手の回避率の影響で攻撃が外れていることだけは間違いない。
 
DQ10以降では、素の状態でも命中率が100%ではない場合がある。ブーメラン(DQ10, 11共通)またはムチ(DQ11PS4版)を装備している場合が該当。
1体目の敵には命中率100%だが、2体目以降の敵には命中率が低下する。
【ブーメランスキル】の命中率アップのパッシブで補強できるほか、一部の特技は命中率が下がらない。
ムチの場合は命中率の補強手段が一切ないが、そもそもムチの強みは単体攻撃の【双竜打ち】【極竜打ち】なのであんまり関係なかったりする。
またDQ10オンラインの錬金効果に命中率が下がる効果があったが、あっさりと廃止になった。これがついたものは逆にネタ目的で高値で取引されたもよう。

不思議のダンジョンシリーズ

不思議のダンジョンシリーズではよく使われる言葉。
不思議のダンジョンでの通常攻撃の命中率は100%ではなく、たとえ【スライム】が相手だろうとそれなりの確率で外れる。
 
通常攻撃の命中率は、トルネコ1では87.5%、トルネコ3では92%という解析結果がすでに出ている。
トルネコ3は命中率が低い低いとよく言われるが、実際はトルネコ1よりは当たりやすくなっている。
実際は上がっているのに命中率が下がったと感じるのは、敵が凶悪になって「攻撃が外れた→即ピンチ」となるからだろう。
通常攻撃を外すとまずい状況では、【杖】【巻物】といった確実に効果を発揮するアイテムでピンチを切り抜けるのがセオリー。
 
命中率そのものが低いためか、2回連続や3回連続でミスするのはもはや日常茶飯事。
【モシャスナイト】【おどるほうせき】など、回避率が高いモンスターが多いトルネコ3ではよく見られる光景である。
 
トルネコ2では【戦士】の技【命中上げ】で命中率が上がり、【戦士】の技【必中】による攻撃は確実に命中する。
【武器】【必中の剣】【イーグルアイ】を装備、もしくはその能力を合成することで100%命中する。