【回避率】

Last-modified: 2023-06-03 (土) 19:27:40

概要

文字通り敵からの攻撃を回避できる確率。
DQでは敵味方問わず相手からの攻撃をかわす事がある。
ただし、基本的にかわせるのは通常攻撃と打撃系の特技だけである。
全ての【呪文】や半数程度の【特技】は、回避率の影響によってかわされる事はない。
【命中率】が理由で攻撃が当たらなかった場合は【ミス!】と表示されるのに対し、回避率が原因だった場合は「すばやく(ひらりと)みをかわした!」と表示される違いがある。

プレイヤー側

FC版DQ1を除き基本的にどの作品でも、プレイヤー側のキャラクターの回避率は1/64となっている。
ただし例外もあり、【みかわしのふく】などを装備していたり、特定の職業に就いていると確率を上げることが出来る。
 
FC版DQ1は敵の攻撃は回避できず、1未満のダメージによるミス以外は確実にダメージを受ける。
 
FC版DQ4では、【うんのよさ】が回避率に影響するとされているが、運の良さ255でも、さほど回避率が高くはならず、ほとんど実感できない。
 
また、DQ6とDQ7では【みかわしきゃく】を使用することでも回避率を高めることができる。
これらの方法を組み合わせることも可能で、組み合わせると9割近い確率で攻撃をかわすことも可能。
また、DQ6やDQ8などのように素早さが高いと回避率が上昇する作品もあり、ジョーカーでは攻撃側と相手側の素早さの差で回避率が変動する。
DQ6の例では素早さ400未満では素早さが80上がるごとに回避率が1/192上がり、400以上では素早さが25上がるごとに回避率が1/32上がる。つまり素早さ0では回避率1/64、素早さ400で回避率1/24、素早さ500で回避率1/6となる。
 
DQ6では元から1/64でないキャラクターも存在し、【テリー】(SFC版のみ)と【キメイラ】は通常の4倍の1/16、 DS版の【キングス】【はぐりん】は1/32の確率で攻撃をかわせる。
一方で回避率が0(絶対に攻撃をかわせない者)もおり、【ファーラット】【リップス】【くさったしたい】【レッサーデーモン】【ダークホーン】【ばくだんいわ】【ボストロール】【キラーマシン2】【ランプのまおう】が該当する。
ただしこれらのモンスターでも素早さによる回避率や、上述の装備品や【職業】の能力を利用すれば回避することは可能。
また、SFC版DQ6の精霊【サムシン】は、1/4という敵味方全キャラ中トップの回避率を誇っている。
 
DQ8では、【痛恨の一撃】も回避することが可能になった。当たってもいないうちから「痛恨の一撃!」と表示されて、結局かわされるのは不可思議でならない。
 
DQ9からは「みかわし率」と表記されるようになり、%表示に変更となった。
9では職業などによる補正は無いが、みかわし率の上昇する装備品が大幅に増え、そういった装備を複数身に着ければその分加算される。
中でも特にサンダル系の足部防具にみかわし率のアップするものが集中しており、足部防具のアイデンティティともなった。
また、「瀕死時みかわし率アップ」や【タップダンス】を発動させれば一時的に大きく上昇させることも可能。
こういったあらゆるみかわしアップの手段を用いれば、なんと68%まで引き上げることが出来る。
また、通常の回避とは別に【盾ガード】というものも登場した。
DQ9は回避率によって敵の【息】攻撃を回避できる唯一の作品である。
 
DQ10では【すばやさ】が影響するようになるほか、装備以外にも様々な【身かわし率上昇】要素がある。【武器ガード】も新登場している。
 
DQ11では、【カミュ】【シルビア】の2名は【ゾーン】状態の時にみかわし率が2倍(【ゾーン効果アップ】取得後は2.5倍)になる。これに身かわし率アップ装備や【短剣スキル】【かみわざ】スキルの効果、【シャドーステップ】【タップダンス】【アクロバットスター】を組み合わせて身かわし率を一時的に100%にすることも出来る。

モンスター側

敵の場合は【モンスター】の種類ごとに設定されている。
DQ2までは○/64の確率で回避率が設定されていたが、DQ3以降は基本的に5段階に設定され、確率は0、1/64、1/32、1/16、1/4。0に設定されているモンスターは特に事情がなければ絶対に攻撃をかわすことは無い。
1/32ぐらいなら特に気にする必要も無いが、1/16や1/4となると目に見えて回避されやすいのがわかる。
そういったモンスターに対しては、呪文などの確実に命中する攻撃方法も検討するように。
また、味方の場合と同様にDQ6では敵にも「みかわしきゃく」を使用して回避率を高める者が登場している。
トルネコ3では、1/2の超高確率で攻撃をかわしてくるモンスターが登場する。
 
ちなみに高い回避率を誇ることで有名なのは【はぐれメタル】、DQ1の【かげのきし】【キラーリカント】(FC版のみ)、DQ2の【ハーゴンのきし】、DQ3・5・7の【わらいぶくろ】、DQ3・トルネコ3の【おどるほうせき】、DQ3の【ガメゴンロード】(FC版のみ)・【ほうおう】、DQ4の【メラゴースト】【ドラゴンバタフライ】、DQ5・6の【あくまのツボ】、DQ5の【スモールグール】【ホークマン】、DQ6の【カメレオンマン】【ポイズンキラー】【こうもりはくしゃく】【イーブルフライ】、DQ8の【ランドゲーロ】【スペクテット】【スキッパー】系・【シーメーダ】系・【エビラ】【シャドー】(特に【異変後】に出現する方)、トルネコ3の【モシャスナイト】【しにがみ】【あやしいかげ】【プラチナキング】など。
主に【鳥系】モンスターや【ホイミスライム】系の様な宙に浮いている敵や身軽そうな敵の他にも、【マッスルウータン】の様な意外な敵が比較的高い回避率を誇っている場合もある。
 
また、ほとんどの作品では、【どくばり】【きあいため】(DQ6以降)の必中効果よりも優先される。
さらに、SFC版DQ5以外では【まじんのかなづち】【まじんぎり】などで【会心の一撃】が出た場合にも回避判定が行われている。
DQ8以前の作品では「単に攻撃を避けられた」としか画面上ではわからないのでプレイヤー側はこの事実に気づきにくいが、DQ9では会心の一撃の効果音の直後にピロロン!という回避音が鳴るようになり「会心の一撃を外したことが明確」になったことで、プレイヤーのストレス要因になっている。
トルネコ3では【必中の剣】【スパークソード】の特殊能力によって、回避率が高い相手にも確実に攻撃を当てられる。