【天空装備】

Last-modified: 2024-09-13 (金) 20:12:13

概要

DQ4とDQ5に登場する、【てんくうのつるぎ】【てんくうのよろい】【てんくうのたて】【てんくうのかぶと】のこと。
ゲーム中では総称として「てんくうの ぶき ぼうぐ」「天空の武器.防具」と呼ばれている。
 
てんくうのつるぎは戦闘中道具として使うと【いてつくはどう】の効果があるのが有名。
【ロト装備】とは異なり、材質・由来などは不明。実戦向けの機能性を追求したようなデザインである無骨なロト装備に対して、儀礼用にしか見えないような「白銀の配色&過剰気味の装飾っぷり」で実に好対照。
また、これにまつわる逸話が少ない(作中においてほとんど語られない)ので、いまだに謎が多い装備でもある。
【久美沙織】の小説版DQ4では、「クリスタル・メタル」という材質でできているという記述があったが、あくまで小説だけのオリジナル設定。また、同作者によるDQ5、DQ6には一切登場しない言葉である。
 
【伝説の勇者】(いわゆる【天空の勇者】)しか装備できないとされている(ヒーローズシリーズの主人公たちも装備できるが、これはあくまでファンサービス的なものだろう)。
伝説の勇者は【天空人】の血が混じることによってのみ誕生し、作中で該当するのは天空人と地上の人間の直接のハーフである【主人公(DQ4)】と、その末裔である【男の子】のみ。
DQ5には男の子と同じ血を持つ人間は他にもいるが、伝説の勇者と呼ばれるのは男の子だけで、天空の武具も彼しか装備できない。何か他の素質も同時に持って生まれないといけないのだろう。
 
ただ例外があり、DQ4ではてんくうのよろいを【リバスト】【知られざる伝説】によれば地上人)が装備し、
てんくうのたても【バトランド】の開祖のバトレアがこれでバトランドを魔物から守り抜いたという言い伝えがある。
バトレアの方は「てんくうのたての道具使用【マホカンタ】機能を駆使した」とも解釈できるが、リバストは擁護不能。
「この頃はストーリー要素としての天空人や伝説の勇者の設定が固まっていなかった」というわけでもないらしく、リメイク版DQ4ではバトレアの話を付け加えたほか、わざわざリバストの幽霊のグラフィックを【骸骨】から人間(天空人でない)に変更している。
もっとも、DQ4勇者も天空人の外見をしていないので、彼もまたそういう出自を持つ人物であった可能性も完全には否定できない。
 
DQ5の描写によると、勇者でない人物が天空の武具を装備しようとすると剣は「持つ手に力が入らず、身体がナマリのように重くなった」、兜は「頭がナマリのように重い」と表現される。
つまり装備しようとすると身体の力が抜けるような描写になっているため、物凄いマッチョなら1つぐらい装備できるなどといった代物ではないようだ。
しかし、「装備」ができないだけで道具使用はできるので、てんくうのつるぎの凍てつく波動やてんくうのたてのマホカンタは、様々な人がそのご利益に与れる。なんとも複雑な気分にはなるが。
 
DQ4では【天空への塔】【天空城】の入場パスであり、4つ全てを勇者が装備(リメイク版では所持)していなければ中に入れない。
【船】を入手した後、任意の順番で集めることになるアイテム」という意味ではDQ2における【5つの紋章】やDQ3における6つの【オーブ】の後継者的ポジションでもある。さすがに【やまびこのふえ】は登場しないが。
いったん塔の中に入れば装備を変更できるが、少なくとも入り口は天空装備全てを所持した勇者がいないと自動的に追い出されてしまう。
塔内部は例によってモンスターだらけだし、勇者の仲間が誰であろうと無問題なあたり、わりといい加減なセキュリティである。
 
対してDQ5では天空城が沈み、天空への塔も崩壊していることから入場審査がなく天空装備は不要。
それだけにとどまらず、DQ5全体を通じて天空装備どころか勇者である男の子すら必須ではないことから、装備回収も任意。
特に鎧は入手に関するイベント自体がなく、ただ置かれているものを取るだけであるため、自然とスルーされてしまうこともある。
リメイク版では、てんくうのつるぎの回収だけ進行フラグに組み込まれているため、入手が必須になった。
 
ちなみに、DQ4もDQ5もラスボスが開幕マホカンタ状態になるため、てんくうのつるぎは有効な対抗手段となる。

DQ6の伝説の武具との関連

DQ6には【ラミアスのつるぎ】【オルゴーのよろい】【スフィーダのたて】【セバスのかぶと】が「伝説の武具」として登場するが、これらは意匠の類似性などからのちの天空装備になったと考えられることが多い。
ただ、これら4つの武具が本当に天空装備と同じであるという確たる証拠があるわけではないし、これらを模してのちに天空装備が作られたという説もある。
また、ラミアスの剣は見た目こそ天空の剣に似ているものの、道具使用の効果が凍てつく波動ではなく【バイキルト】とまるで違うものになっている。まぁ【ロトのつるぎ】【おうじゃのけん】にあった【バギクロス】の効果が無くなっているという前例はあるのだが、どちらも効果は出すがそれが全く違うというのがまた話をややこしくする。
もっともこれに関しては、勇者職で凍てつく波動を特技として習得可能なために専用装備の使用効果との重複を回避したかった、というメタ的な解釈もできる。
 
これらを装備できる【主人公(DQ6)】は、【職業】の勇者になりやすいなどいくらか特別な存在であるという描写はあるものの、なぜ主人公しか装備できないのか、その理由は後の伝説の勇者と天空の武具の関係と同じものなのか、未だに明らかにされていない。
一応ストーリー面でも「オルゴーの鎧を身に着けられるのは真の勇者のみ」「魔王の存在を揺るがす者」といった伝説・予言などはあるが、主人公がそのような存在にあたる理由付けは不明な点が多い。
兜については【レイドック王】【ムドー】討伐の折に手に入れたものなので分からなくもないが、他の武具に関しては主人公は全く関係を持っていない。
 
ただ、【ゼニスの城】が後の時代の天空城であることは公式に明言されているので、伝説の武具を4つ揃えていないと【ヘルクラウド】(=ゼニスの城)に入れないのは、DQ4で天空装備が天空への塔・天空城の入場パスになっていたのと酷似している。
また、【夢の世界】の住人がのちの天空人になったのではないか、という考察もされている。
もしそうであるならば、夢の世界に意識を飛ばされた上で、それぞれが別々の人格を持って独立した後に融合した主人公は、DQ4勇者の「天空人と人間のハーフ」という設定に通じるものがある。
まあ、融合前でも問題なく装備できるのだが…。
 
上述のようにイベントのフラグに関係しているので、DQ4の天空装備同様に回収は必須である。
またSFC版限定で、ヘルクラウド内部でのボス連戦で敗北すると、一時的に伝説の武具一式を没収される。
 
漫画版では、ハッサンがセバスのかぶとを無理やり装備しようとして首を痛めてしまったり、テリーがラミアスのつるぎを装備しようとすると鉛のように重くなり装備できなかったりという描写がある。

余談

リメイク版DQ7には、プチヒーローが天空の武具に身を包んだ【メガヒーロー】というモンスターが登場している(鎧のみいつもの葉っぱ服で、剣・盾・兜の3点装備)。
もちろんこのモンスターや装備している天空の武具がストーリーに関わっているということもなく、登場するのは配信でのみ手に入る石版の【トクベツなモンスター】なので、一種のジョークと見るのが妥当だろう。