【失われし時の災厄】

Last-modified: 2024-04-01 (月) 07:56:55

DQ11S

今作における真の【裏ボス】
【失われし時の怨念】(魔人型)とともに出現し、向かって左側のドラゴン型の敵が「災厄」。
英語版での名前はTimewyrm's Tail。
 
外見は【邪竜ウルナーガ】の色違いで、怨念と同じく金色をベースとしたカラーになっている。
その正体は「失われし時」を名に冠している通り、【勇者】が時を遡った事で失われた魔王が支配する世界線が、魔王の怨念と共にウルナーガ(「災厄」を齎した【魔王の剣】の力)の姿を取って具現化したものである。
 
【時の破壊者】に勝利した後【ヨッチ村】を出ると、【ケトス】から【忘れられた塔】の上空に禍々しい気配が現れたと言われ、その場所へ向かうと戦闘になる。
戦闘時は【連武討魔行】【ネルセンの最終試練】と同様に手数が記録され、手数の少なさに応じて獲得できる【称号】が変わる(後述)。

戦闘

ただでさえ強かったウルナーガが更に強化。
HPはなんと約20000にも及び、相方も同じHPを持つため、計40000ものHPを削らなくてはならない。
他のステータスも総じて高く、守備力700、素早さ500、攻撃力に至っては3DS版DQ8の【エスターク】と同じ999
攻撃内容もウルナーガよりも数段グレードアップしている。
ただし耐性は落ちているようで、【ギガデイン】【メラガイアー】【ドルマドン】などの攻撃呪文がよく通る。【炎属性】【闇属性】は1.25倍の弱点。
 
邪竜ウルナーガ同様、先にこちらが前に出て、失われし時の怨念が後ろに下がった状態から始まる。
ここでは2回行動で、叩きつける強化攻撃に、一撃ごとにダメージの増える連続6回攻撃の【暴れ回る】【メラガイアー】【れんごく火炎】【ほろびの風】と、炎・風属性の強力な攻撃を繰り出す。
鬱陶しいことに搦め手も充実しており、守備力を下げる【ルカナン】、呪文耐性と回復魔力を下げる【まがまがしい閃光】、全体を眠らせる【もうれつにあまい息】、そして補助系の天敵【いてつくはどう】でバシバシ妨害してくる。
この間に失われし時の怨念も1回行動だが普通に攻撃してくる。特に【バイキルト】を使われたらすぐに解除しないと大変なことになる。
 
全体的にウルナーガと比べると物理攻撃が多くなっており、その高い攻撃力をフル活用した猛攻撃のオンパレード。
8000程度ダメージを与えるといてつく波動の後、配置を入れ替える。
 
失われし時の怨念が前に出ている間は、ローテーションでルカナン→メラガイアー→ 【メダパニーマ】【ギラグレイド】 →まがまがしい閃光→不敵に笑う と行動する。
失われし時の怨念に8000程度ダメージを与えると再び前に出て一緒に襲ってくる。
 
今度は、1~2回行動で上の行動に加え、【マホトーン】【食いつき】を使ってくる上、メラガイアーとギラグレイドが確実に暴走するようになる。
こいつの食いつきは一気に2人を連れ去るうえに、良い特殊効果を全て消してしまう。1ターン休みの効果に加え、咀嚼されたダメージもしっかり受けるし、耐性に関係なく猛毒にされ、悪い効果にかかりやすくされてしまう。
また、食いついた後は不敵に笑う→ルカナン→叩きつける→いてつく波動と行動するが、吐き出すタイミングはまちまち。食いついたまま叩きつけまでしてくることがある。
 
失われし時の怨念を倒すと、元のウルナーガとは違い蘇生こそしてこないものの、代わりになんと3回行動になり、メダパニーマ、ルカナン、マホトーンが高確率で暴走するようになり、危険度が増す。
均等にダメージを与えて同時に倒すか、一方に集中攻撃するかはプレイヤー次第。
災厄の各種状態異常や【食いつき】、連携技はこちらの戦線を崩される危険性が高いが、怨念は消費MP倍増を除いては嫌な搦め手は少ない。片方を残すならば怨念の方を残したい。

とにかく状態異常に対する耐性が必須で全員のレベルを99にし、【スーパーリング】【エルフのおまもり】を全員に2つずつ装備させるぐらいでないとまともに戦えない。(こちらを残す場合はマホトーン耐性のあるエルフのお守りを装備しよう。ただし、【オリハルコン】の調達により下ごしらえにかかる手間の問題が大きいため、この面でも怨念を残す方が戦いやすいと思われる。)
おすすめは盾装備可能な主人公、グレイグ、シルビア、セーニャをメインに置く組み合わせ。
グレイグは【におうだち】で壊滅を防ぐ盾役になり、シルビアは主人公へのバイキルトやハッスルダンスなどで補助を行う。
シルビアの【レディファースト】との兼ね合いから主人公をマルティナに変えても有効。
もしくは今までと同じく【カミュ】をアタッカーにし、他キャラをタンク、ヒーラー、レンジャーにするのも手。
2体が前に出た後はカミュやベロニカ・ロウを出して、デュアルブレイカーや全体攻撃呪文などを打ち込んでいく。
もっともこの場合でも、仁王立ちしたLv99グレイグが1ターンどころか1発も持たず死んだり突然の事故で戦況が壊滅することもザラなので、ある程度のドーピングをしない限りここまで理想的に戦うことは不可能。
戦況に応じての各キャラの采配と役割分担、そしてこれまでに培ってきたプレイヤーの経験が試されるDQ11の集大成となる戦いとなるだろう。
一応ここまでパーティ全体を強化しなくても、【せかいじゅのは】【エルフののみぐすり】【きせきのしずく】などのアイテムをフルに活用すればLv70前後でも勝利できる。
 
手数に関係なく倒すと戦利品として【失われし時の砂時計】【妖魔のバニースーツ】【時の守護者】【称号】が貰え、100手以内に倒すと【疾風の時の守護者】、50手以内だと【神速の時の守護者】も貰える。
最初から50手以内に倒せれば下位の称号も同時に獲得できるので、称号獲得の為だけに3回倒す必要こそないものの、ただ倒すだけでも厳しいのに、それを50手以内に倒すのは至難の業。全員レベル99は当たり前、装備も最強クラス、時には過剰な【ドーピング】の敢行も必要になるだろう。
また、砂時計にはこいつを倒したターン数が記録されており、これを使うと再戦できる。
この戦闘の後で3Dと2Dを入れ替えると何故か妖魔のバニースーツが無くなってしまうので、移行後再度入手する場合は再戦が必要。

すべての敵が強い

ただでさえ苦戦するのに輪をかけて強くなる。鉄板だった【グレイグ】【におうだち】戦法も相方【おぞましいおたけび】の特殊な仕様によりにおうだち中に受けると即死、【ベロニカ】は素のHPだと相手の攻撃の組み合わせ次第ではレベル99でも1ターンで0になってしまうほど。
いてつくはどうがあるとはいえ【マジックバリア】【スクルト】を使用しないとあっという間に壊滅してしまうので、少しでも余裕があれば唱えておこう。
当然回復は【ベホマズン】クラスの回復手段は必須だが、魔界の瘴気でMPがあっという間に尽きてしまうので、【エルフののみぐすり】は可能な限り持ち込みたい。復活が使えないメンバーには【せかいじゅのは】も持たせておくと安定感が上がる。

攻撃手段は最強クラスの攻撃を惜しみなく投入したい。1匹の時はカミュの分身からの【心眼一閃】【タナトスハント】、2匹が前に出てからは【デュアルブレイカー】やイオグランデ、【ばくれつきゃく】等で削っていくのがいいだろう。
こちらを残す場合はおぞましいおたけびがなくなるので若干ではあるがにおうだちが安定する。各種耐性を上げて回復を怠らなければダメージを蓄積できるだろう。
とにかく攻撃が激しく全然攻撃が出来ないターンが続くのもザラなので、辛抱強く耐え、隙を見てダメージを与えていこう。

なお、50手以内にもらえる称号を目指す場合、全く状況が安定せず常に即死の危険が付きまとうので、まともにやりあっても達成するのは非常に難しい。正直【聖竜の守り】を常にかけでもしないと50手を切るのは困難を極める。
挑戦前にホムスビ山地でデビルメビウスから【メビウスの盾】を乱獲して、イシの村のデクから【きせきのしずく】を大量に買い込んでおく必要がある。一本20万ゴールド=盾7個分なのでかなり大変だが。
一番楽なのは妖魔のバニースーツを着たマルティナ単騎で戦うことだろう。他のメンバーは回復せず棺桶に入っていてもらうことで手数を削減できる。
この場合でも通常状態だとダメージが全然足りないので、【ブラウニー】を狩って力を999まで上げてから臨もう。

星ドラ

2020年4月16日に開催されたイベント「世界を滅ぼす災厄と怨念」で登場。