【女王ヒルダ】

Last-modified: 2023-12-21 (木) 17:29:12

ソード

CV:三石琴乃
【ドラゴンクエストソード 仮面の女王と鏡の塔】に登場するキャラクターの一人で、【鳥山明 ドラゴンクエスト イラストレーションズ】に設定画が掲載。
【アルソード王国】の女王で【ディーン】の母親。
女王らしい凛とした意志の強い女性であり、国民からは絶対的な信頼を寄せられている。
 
物語が始まる5年前、【バウド】【フォルグ】らと共に【魔王ジェイム】と戦いこれを倒した。
だが、ここ最近は体調不良を理由に滅多に国民の前に姿を現すことは無くなったばかりか、不気味な仮面を身に着けるようになり、おかしな行動が目立つようになった。
 
主人公たちは不穏な動きを見せる彼女を追い、鏡の塔の最深部で接触する。
だが徐々に魔王の意識に支配されていたためか、或いは鏡の世界への扉を開くための呪文を詠唱中でトランス状態だったためか、彼女は息子のディーンの呼び掛けにすら答えない状態であった。
事情を息子や国民に話すことなく独断で行動していたことが災いし、仮面が元凶ではないかと見た主人公に【封印の仮面】を割られてしまう。
 
事の真相は、5年前の戦いの際、ジェイムを討伐したものの『心』に憑依されてしまっており、徐々に魔王の意思に乗っ取られつつあったのだ。
自身の体に魔王が取りついていることを察知した彼女は一人悩んだ結果、自分ごと魔王を封印しようと決心。
魔を封じる封印の仮面を身に着けて魔王の意識を封じ、独自に行動していた。
仮面が割られたことで彼女は魔王の憑依からは解放されたが、魔王ジェイムの復活を許してしまうこととなる。
正気を取り戻した後は自身の行為に責任を感じ、主人公たちに魔王討伐を依頼することになる。
 
エンディングでは魔王が完全に滅び去ったことを祝福し、国を挙げて盛大な祭りを開催した。
 
その不気味な仮面を被った姿ならびにサブタイトルの「仮面の女王と鏡の塔」から、発売前の時点で紹介された人物の中ではダントツに怪しげなキャラであるのだが、実はマザコン気質な王子女ったらしで浮気までしてしまった英雄である主人公の父親王族の会話を盗み聞きしてしまう剣の師匠などなど、個性の強いキャラクターが多い本作の中で数少ない貴重な真面目な人物。
また「仮面を被ってから不可思議な行動が見られるようになった」という設定から、主人公共々多くのプレイヤーが「仮面に宿った何かに操られているのだな」と思うところを、実は仮面こそ正気を保つために不可欠なアイテムであるなど、何とも一筋縄ではいかないキャラである。