【妖精の村】

Last-modified: 2024-01-23 (火) 12:11:51

概要

【妖精】たちが暮らす【村】
ゲームではDQ5で登場したが、関連作品を含めると【ドラゴンクエスト~勇者アベル伝説~】で登場している。
なお類似の集落としてDQ3には【エルフの隠れ里】がある。

DQ5

【妖精の世界】の南東に位置する、その名の通り妖精が多く住まう村。
DS版以降での英語版での地名はFaerie Lea。直訳すると妖精の草原。
なお、住民の1人が「ここは季節をつかさどる妖精の国」と発言するが、この村が「妖精の国」そのものなのか国の一部なのかは不明。
この村人の発言によると村の北側は「冬の国」であり、【雪の女王】が住む【氷の館】がある。
 
幼年時代と青年時代後半に訪れる。
【ポワン】という妖精の女性が治めており、ハスの葉で出来た橋を渡った先にポワンの宮殿がある。
SFC版では神殿のような作りだが、リメイク版では巨木をくり抜いた建物に変わっている。
村には妖精のほかに【スライム】や入浴中の【骸骨】もいる。
ちなみに、サンタローズから移動した際の初期地点である中央の花畑には【いのちのきのみ】が落ちている。
 
妖精たちは剣を扱う力がないらしく、武器屋はないのだが防具屋は店を構えている。
また、幼年時代限定で宿屋によろず屋が訪れており、一応武器も購入可能。
 
店のラインナップは時代が変わると変化するものの、基本的には幼年・青年時代で共通したエリアとなっており、当然幼年時代に拾得したアイテムは青年時代では入手できない。
SFC版でもこの村だけは青年時代に再来訪のチャンスがあり、特に持ち越しアイテムの枠に余裕が無いこともあるので上述のいのちのきのみはあえて取らないという選択肢もある。
 
妖精の世界では、この村内とフィールドBGMが【街角のメロディ】に統一される。

なお、妖精の姿が一部の人間にしか見えないという状況はDQ6の【現実の世界】【夢の世界】の対比に似ている。
妖精の世界に行くのにサンタローズの地下室から登り階段でワープする、宿屋で泊まるとサンタローズのベッドに戻される、サンタローズの子供が寝ながらベラと話すなどの要素がDQ6と共通している。
ちなみに、【妖精の城】【ようせいのホルン】を介さないと認識できないようになっているので妖精の世界の一種だと推測されるが、【天空城】にいる妖精については大人になった主人公でも普通に認識できるという違いがある。
このあたりも、天空城のルーツを考えると夢と現実の対比に関係していそうではある。
ただし、間の時代であるDQ4の世界では通常の人間に認識できない妖精は登場しておらず、代わりに【エルフ】【ホビット】が出てくるので、その関係性は謎である。

幼年時代

【サンタローズ】の村でいたずらをしていた妖精の【ベラ】に導かれ、自宅の地下室に出現した階段からやって来る。
【はるかぜのフルート】【ザイル】に奪われたために春が来ず、妖精の世界は雪に覆われ、その影響は人間界にも及んでいる。
主人公はベラとともに、はるかぜのフルートを取り戻しに行くことになる。
 
村から外に出ると妖精の世界のフィールドに出て【ドワーフの洞窟】【氷の館】に行くことができる。
一方、村の宿屋に泊まるとサンタローズの自宅で目覚める。
 
はるかぜのフルートを取り返して来るとめでたく春が訪れ、同時に妖精たちとはお別れとなる。
リメイク版ではこの直後に名産品の【サクラのひとえだ】を手に入れることができる。
なお、ここで売られている【うろこのよろい】はこの時期限定販売。宝箱などにも入っておらず落とす敵もいないため、アイテムコンプを狙う人はここで1つは買って青年編に持ち越す必要があるので注意しよう。

青年時代後半

【天空城】を再浮上させるヒントを得るために訪れることになる。
【迷いの森】【男の子】【女の子】にだけ見える妖精に案内されることで行くことができる。
ポワンからは【妖精の城】に入るための【ようせいのホルン】が貰える。
【まほうのじゅうたん】を手に入れたら来る事ができるが、天空城のオーブの所に行く前ではようせいのホルンはくれない。
 
物騒な世の中になったためか、防具屋は幼年時代よりもはるかに強力な防具を売っている。
【シルクのビスチェ】が売っているが、【山奥の村】に現れる【カンダタこぶん】を倒せば入手出来る上に、それより4000G安い【みずのはごろも】の方が優秀なので買わないように。
 
ルーラで訪れることが可能になるが、SFC版ではこの村でルーラを唱えることが出来ないので、帰る時は迷いの森を通らなければならない。教会もあるが、そこでの記録には注意しよう。

リメイク版

SFC版と違ってルーラで他の場所へ帰れるようになり、いちいち迷いの森を通る必要がなくなった。
 
幼年時代と同様にフィールドに出ることができる。
氷の館の跡地はすごろく場になっているので、すごろく場目当てに来るプレイヤーが多いかもしれない。
また、クリア後は過去【エルヘブン】のイベント中に、【ルナ】から名産品【ようせいのはねペン】を貰える。
 
SFC版同様に花畑の中に命の木の実が落ちているが、青年時代の雪が溶けた後では【便利ボタン】で持ち上げられる花が大量に咲いているため、そちらばかりが判定に引っ掛かってなかなか拾えなくなってしまう。
幼年時代の雪が降っているうちなら花に反応しないので、できればその時点で命の木の実を拾っておこう。
また【しらべる】コマンドは花を無視できるのでそちらを使ってもいい。

ちなみに、ここに【サンチョ】を連れてくると、「もう坊ちゃん!村から出ないよう言ったのにこんな危ないところまで!」と怒ったのち、「え?村どころか家からも出ていない?は?」と不思議がる。確かに主人公は自分の家からワープしたので家からも出ていないのだが、危ない目には遭ったので主人公の返答は詭弁ともいえるだろう。ただし、「危ない目」というのはサンチョの想定とは違うのも事実。迷いの森で迷ってはいないしそこの強敵とも戦っていないのだから。

DQ10オンライン

春頃に行われるイベントでこの村をほぼ再現したマップが【妖精の国】として登場する。
NPCもほぼ再現されており、DQ10における他のNPCと同様名前が表示される。

アベル伝説

氷の大地【グリンラッド】の「天使の岬」に妖精の村がある。【竜伝説】の地図に記されている場所の一つ。
巨大な一本の樹が村になっており、鳥小屋のような家に妖精が住む。樹の周りには螺旋階段があり人間でも登れるようになっている。
中央のミミズクを模したオブジェの下の扉の奥に竜伝説の碑文があり、「【ナジミの塔】に竜伝説の秘密を解く黄金の鍵がある」ことが書かれている。
 
【アベル】の仲間たちはこの竜伝説の言い伝えを求めてやってくるが、一足先にそれを狙い【バラモス】軍が攻め込もうとしていた。
妖精たちはハープの奏でる音楽によってバリアを張って【浮遊要塞ガイム】?から発射される【死せる水】を防いでいたが、ガイムに囚われていた【ティアラ】に合わせてモンスターである【ドドンガ】たちトリオも歌いだし、なんとその影響でバリアが弱体化。その末バリアは破壊され、バラモス軍の侵入を許し、ナジミの塔の情報を先取りされてしまう。
【ふぶきのつるぎ】を持って合流してきたアベルとともに、侵入していた【ガメゴンロード】たちを撃退した一行は、譲り受けた「天使の翼」でナジミの塔へ向かった。