概要
DQ2の通常戦闘曲。
構成=Intro:2小節、A:12小節
調=ト短調(Gm)
BPM=139(SFC版)
拍子=4/4
のっけからマイナーメジャーセブンスコードを使っており、緊張感がありながらどこかおどけた雰囲気も感じさせる曲調になっている。
Aの冒頭のメロディは、DQ6の【悪のモチーフ】そのものである。
DQ2のリメイク版開発の直後がDQ6の開発であるため、この曲のメロディを基に悪のモチーフが生み出されたのか、それとも偶然の一致なのか、定かではない。
ついでに言えば、SFC版ではエレキベースやドラムセットがふんだんに使われているのも、DQ6の【勇気ある戦い】と共通しており、直後に開発されたDQ6との共通点が色々と覗える。
【東京弦楽合奏団】版はエレキギターやエレキベース、ドラムセットといった軽音楽でよく使われる楽器と、ホルンやティンパニといった軽音楽では使われない楽器が一緒に使われ、面白い仕上がりになっている。
オーケストラ版では楽器がふんだんに使われ、リズミカルでカッコいい曲になった。
DQ2
FC版ではテンポが遅めで、不気味さが強調される代わりにやや緊張感に欠けていたが、MSX・MSX2版ではテンポが速くなり、また音のキレも良くなってFCとは段違いにカッコよくなった。
そしてSFC版ではオーケストラ路線からはやや外れており、エレキベースやドラムセットが多用されポップス色が出ている。
FC版の時点で「『初代から100年後の未来』という世界観に合わせてポップス色を出す」というコンセプトだったため、その点を踏襲してのことだろう。
実際、DQ2の世界観、他の曲とのマッチ具合も抜群である。またMSX・MSX2版同様テンポが上がって軽快になった。
1周目は音量が抑え目だが、それが逆に緊張感を良い具合に醸し出している。偶数周では音色が代わり、更なる緊張感が表現される。
DQ6のようにドラムの音量は大きくないが、スネアやタムの連打がすごくカッコいいので、是非ヘッドホンなどでじっくり聴いてみて欲しい。
余談だがFC・MSX・MSX2版では曲がループする際の弱起が欠けていた。
この曲をアレンジしたものが当時の人気番組「痛快なりゆき番組 風雲!たけし城」(TBS)の「刺しつ刺されつ」という剣を樽の穴に刺す「黒ひげ危機一発」のようなゲームで用いられた。
当該のゲームの初回放送が1987年4月10日なので、ソフトの発売からかなり早い時期に取り入れられている。
DQ10オフライン
【魔法の迷宮】において、【アトラスコイン】【バズズコイン】【ベリアルコイン】【悪霊の神々コイン】使用時のバトルで流れる。
DQ10オンライン
Ver.2より実装され、DQ2出身モンスターのボス戦や王家の迷宮の戦闘、水の領界の海底で使用。
詳しくはこちらを参照。
DQ11(3DS版)・DQ11S
【冒険の書の世界】の【ロンダルキアへの洞窟】での戦闘BGM。3DS版では【時渡りの迷宮】の1階層での戦闘時にも流れる。
3DS版ではシンセサイザー音源、DQ11SではFC版DQ2の音源がそのまま使われる。
バトルロード
敵チームの登場シーンに流れる。
ヒーローズ1
エルザーゼ城での戦いに流れる。
ヒーローズ2
【悪霊の神々】の試練、【ゼビオン】の戦い、悪霊の神々の地図で流れる。
ビルダーズ2
DQ2の世界がベースなので当然採用されている。各島のイベント戦で流れる。拠点防衛戦は前作から続投した【戦闘~生か死か~】なので、こちらの曲を本編で聴く機会は前作の通常戦闘曲に比べると少ない。【そざい島】の強敵戦でも流れるのでどちらかというとこっちの方で聴く機会が多くなるだろう。
シアトリズム
難易度 | ふつう | 難しい | 激ムズ |
総トリガー | 76 | 121 | 194 |
最初からプレイできるBMS。
背景は平原・砂漠・森・塔内部などがランダムで登場。
ライバルズ
「ハーゴン」「アトラス」「バズズ」「ベリアル」「邪神官ハーゴン」の登場時に流れる。
ウォーク
2019年10~11月実施の試練の門での戦闘で流れる。
また、2021年5~7月実施のDQ2イベントでは強敵も含め一部を除いた戦闘曲がこれになるほか、土日限定の覚醒千里行の戦闘で流れる。
ドラけし!
DQ2イベント「ロトの血を分けた仲間たち」でのバトルで流れる。
その後はDQトレジャーズイベント「蒼き瞳と大空の羅針盤」のバトケシ!のレアボス、【ギンギーラ】戦で流れる。
ダイの大冒険(アニメ)
主に戦闘シーンで使われているが、コメディシーンに使うバージョンもある。おどけた雰囲気が為せる業か。