【時計技】

Last-modified: 2020-02-27 (木) 20:31:22

概要 Edit

DS本体の時計を利用した裏技の総称。DS版天空シリーズ(DQ4、DQ5、DQ6)の全てで使える。
DS天空シリーズはシステムを使いまわしており、その3作ではゲームを起動した際の乱数が
DS本体のMACアドレスと、ゲームを起動した日時(日付と時間、分数、秒数)によって決まる。
 
つまり、DSでドラクエをプレイする際は、
「DSの電源を入れる」⇒「DS本体からドラクエを起動」⇒「ドラクエが起動してから冒険の書or中断の書を選択」⇒「ドラクエが始まる」
という手順を踏むのだが、このうち「DS本体からドラクエを起動する日時」「起動してから冒険の書or中断の書を選ぶまでの時間」
が一定で、かつ使用するDSが同じなら初期の乱数が全く同じになるということ。
つまり、その後全く同じ動きをすればさまざまな状況を再現することが可能なのである。
主にDQ6で【ポーカー乱数調整】として知られているが、実際はポーカーに限らず状況再現が行えるのだ。
 
時間を数える関係上、秒数表示のある初代DSかDSliteで行うのが一番やりやすい。
その際は、DSの起動モードを「マニュアルモード」に設定しておく必要がある。
また、時計を弄る関係上、DSでプレイする他のゲームに影響を与える可能性もあるので注意したい。
有益な使い方については以下で述べていく。
 
ちなみに乱数を発生させるのに時計を使うのはプログラム上では割と基本的なやり方。
それゆえにこうして解析もされやすいのである。

モンスター格闘場の結果を再現(DQ4) Edit

「ポーカー乱数調整」の延長線上。エンドールのカジノで行う。
エンドールの教会でセーブをするか、エンドール前で中断セーブをして、一旦ゲームを終了。
DSの時計を合わせ、特定の時間ピッタリに再び起動して、無駄な動きをせず格闘場受付に直行し、試合を行う。
斜め移動を使うと後で再現するのが難しくなるため、慣れないうちは直角に曲がるように移動しよう。
失敗したらリセットして、時計を再び特定の時間に合わせて起動し、再び同じ動きで格闘場へ行き試合を行う。
ゲームが開始してから格闘場に行くまでの時間が全く同じなら、対戦カードと結果が全く同じに再現されるため、
あとはメモを取りながら繰り返せばどんどんコインが溜まっていく。
 
そこそこ時間がかかり、獲得コインが10000枚を超えるとダブルアップが強制終了されてしまうが、
100コインスロットもポーカーもなく非常に稼ぎづらいことで知られるDQ4のカジノでは、これが最も効率的な稼ぎ方法だと言える。
ポーカー乱数調整と違い、2章から行えるという早さも魅力の一つ。
ただし、モンスター格闘場の対戦カードはゲームを進行することによって増えていくため、
2章や3章で使えた状況再現は5章になると役に立たなくなるため注意しよう。
可能なら2章の内に稼ぎ切ってしまうのが一番いいだろう。
 
なお、DQ5でも可能だが稼ぎ効率を考えるとやる意味は無いだろう。
また、上記のものと同じ手順を取ればスロットの結果も再現できる。
【オラクルベリー】(DQ5)、【サンマリーノ】(DQ6)といった序盤から行えるのが長所だが、
少ない回転数での当たりを見つけるのが苦行すぎるため、普通に回したほうが気楽だろう。

出現する敵を再現 Edit

中断セーブを利用して行う。
DSの時計を合わせ特定の時間に起動、一定時間後にエンカウントすることで出現する敵が再現される。
山地で中断セーブし起動後すぐ山地を歩き回る、あるいは起動後即【くちぶえ】を使って敵を出現させる。
 
また、戦闘中こちらが同じ手順を取れば敵の行動も再現できる。
そのため、メタル系スライムが1ターン目に逃げないパターンを見つければ経験値が獲得し放題になる。
ただし、キャラクターの行動順が狂うと敵の行動の再現も崩れる。また、馬車の外に出ているキャラ、人数、並び順も固定するべきである。
例えば、(メタルスライム:メラ⇒アリーナ:せいすい⇒クリフト:せいすい⇒ブライ:せいすい)
の順番で行動するパターンが再現されていたとして、レベルアップにより素早さが上がり、アリーナが最初に行動するようになると
(アリーナ:せいすい⇒メタルスライム:逃走)のような行動パターンになってしまう可能性もあるため、そこは留意したい。
 
経験値獲得の手段としては最も効率的になりうる。
例えば、DQ5の【謎の洞窟】深部でメタルキング2匹を出現させ、1ターンで殲滅するパターンを発見すれば
一時間で180万程度の経験値を獲得することも可能になる。
このペースだと、レベル6から7に上がるまでに300万の経験値を必要とする【ギガンテス】も2時間足らずでレベル7になる。
成長の遅さで知られる【ヘルバトラー】も5時間あればレベル99になるだろう。
ただし、レベルアップの際の上昇値の乱数まで再現されてしまうため、上昇値のさほど良くない能力が出る可能性がある点は注意。
また、やり過ぎてもゲームが楽しくなくなるだろうから、ほどほどにしたほうがいいかもしれない。
 
先ほど敵の行動を再現できると言ったが、実際はそれだけでなく敵のドロップアイテムや仲間加入も再現することは可能。
初期乱数だけでなく戦闘開始前、戦闘中の行動も完璧に再現して、ようやくドロップや仲間加入が再現される。
そのため、なるべく敵に行動させずに倒した方が後で再現しやすいし、またこちら側のキャラクター数も少ないほうがいい。
乱数が関わる行動が1つでも異なるだけでその後の展開も全く変わってしまうので、【はなす】を選んでしまったり「くちぶえ」を使うキャラを間違えただけでも致命的、時刻合わせからやり直しである。くれぐれも操作は焦らず慎重に。
中断再開後、素早いギガンテスやテリーなどによるはかいのてっきゅう攻撃、
あるいは高位のブレスなどの全体攻撃で一気に敵を殲滅するのが望ましいと言える。
ただし、貴重なドロップアイテムは大抵落とす確率も低いので、敵がアイテムをドロップするパターンを見つけるのがまず大変。
DQ5のガメゴン(守りの種を1/16でドロップ)なら種を落とすパターンを見つけるのはさほど難しく無いのだが...。
【トルネコの盗み】があるDQ4はともかく、DQ5とDQ6なら普通に戦うより時計技を用いた方が種や木の実を収集するのは楽である。
ただ、落とすパターンを見つけるまでは本当に苦行そのものである。

  • DQ6は、盗賊4人で狩ればドロップ率を1/26まで引き上げることができる。
    その代わり、人数が多くなるため再現も難しくなる。
    ターゲットとなるモンスターの数や強さにもよるが、【まじんのよろい】を装備させて素早さを0にしたキャラと攻撃担当のキャラを前線に立たせて、攻撃担当のキャラだけに命令を出すことで再現の手間を削減するという手もある。

状況再現を起こすまでの一連の流れ Edit

上記の説明だけでは分かりづらい点もあるため、状況再現の流れを追って説明していく。
ここではDQ5の謎の洞窟でメタルキング2匹組を呼び出して狩るまでの操作を例としている。
なお、使うハードはDSliteとし、起動モードは「マニュアルモード」である。

  1. 馬車の外にくちぶえを覚えたサンチョ一人を出した状態で、謎の洞窟で中断セーブする。
    サンチョには「まじんのかなづち、やいばのよろい、はめつのたて」を装備させておく。
  2. DS本体の時計を弄り、適当な時間に設定する。何年何月何日何時何分に設定したかを覚えておくこと。その後電源を落とし再び起動する。
  3. 時計を見ながら、「ドラゴンクエスト5 天空の花嫁」をDS本体から選択。起動した秒数も覚えておくこと。
  4. 一定の速さでAやXボタンを押してオープニングをとばし、「ちゅうだんしたぼうけんをはじめる」を選択。
  5. ゲームが始まったら、速やかに「くちぶえ」を使い敵を呼び出す。
  6. メタルキング2匹が出現⇒7.に進む。
    それ以外が出現⇒2.へ戻り、再び違う時間を設定しなおす。
  7. メタルキング2体を狩れた⇒8.へ進む。戦闘中の行動も覚えておくこと。
    逃げられた⇒2.に戻り、同じ状況を再現する。今度は馬車の外に素早いキャラを出して、メタルキングの行動に割り込むなどして行動を変えさせるなどする。
    それでもだめなら2.に戻り、別の時刻を試す。
  8. 必要に応じサンチョを回復、中断セーブをして再開し、メタルキングが出た時と同じ時刻、秒数で起動、同じように口笛を吹く。
  9. すると再び7.の出現パターンと敵の行動が再現されるため、同じ行動をするとやはり狩れる。後は8.⇔9.のループでよい。

ある程度の事前準備が必要で、状況再現の仕込みまでに多少の手間はかかるが、かけた手間以上のリターンは得られる。
かつてのポ〇モンのような精密な操作や、ストップウォッチを用いたコンマ何秒単位の操作が無くとも成功するので、ある程度手軽ではある。
しかし人間の手で操作する以上、寸分狂わず同じ操作を繰り返すことはほぼ不可能であり、たとえ同じ操作を再現したつもりでも初期乱数だけは事前確認のしようがないため、異なる状況が出てしまうこともある。
そのような場合でも頻出する状況は2~3つ程度に絞り込めることが多いので、それら複数の状況にも対応できるルーチンを用意しておくと効率が良くなる。
ただし、あまりにも長い状況再現ルーチンを組んでしまうと混乱の種になりやすいので、手間のかかる状況再現の操作ばかりの場合は思い切って時間設定の段階からやり直すのも手である。
また、DS本体によって再現の結果が変わるという特性上、RTAでは禁止されるケースが多い。