【欲望の町】

Last-modified: 2022-06-04 (土) 16:48:59

DQ6

【はざまの世界】に存在する【町】で、【絶望の町】から東の方角にある。
【公式ガイドブック】での英語表記はTown of Desire、DS版以降の英語版での地名はGreedmore Valley。
元々はこの町にもちゃんとした名前があったらしいのだが、住人の性質からいつしか「欲望の町」と呼ばれるようになり、それが定着してしまっている。
この町に入ったことがないと、【秘密の湖】へ入ることができない。
DS版においては欲望の町に入ったことが無くても【秘密の湖】に入ることができるようになっている。
 
絶望の町とは対照的に、活気に満ち溢れている町。
しかしその中身は、抑止力の効かない欲望にとりつかれた人々が跋扈する無法地帯であった。
実際住人たちは何かと主人公に金を要求してくるし、どれも金を払っても損するだけ。
大した額ではないのでセリフを見たければ敢えて払ってみるのもいいかもしれないが、損は覚悟すること。
そして貧富の差も激しく、茣蓙の上で生活してる人がいれば大きな屋敷を構えてる人もいる。
果ては、諍いや宝目当てで死者が相次ぐ等のトラブルまで起こっている。
ここに至ってはBGMとして流れている【木洩れ日の中で】がこころなしか不穏な曲に聞こえてくるほどである。
 
宿屋の二階にいる【シスター】が言うには、この町はなにか邪悪なニオイに満ちているようで、具体的にはまるで何かにとり憑かれているような様子らしい。
絶望の町の人々とは形こそ違えど、ただの欲望に留まらない何らかの力の影響下にあることは間違いないだろう。
【チャモロ】が言うには、ここで生き延びるために子供含めて住民全体が争うように扇動されているらしく、
競争に敗れた者、窮屈に感じた者は外のモンスターに襲われるか絶望の町行き(【アモス】談)という二択を強いられる。
かつては大賢者【マサール】が仕切ってそれなりの治安を保っていたが、彼が【デスタムーア】に目を付けられ、拉致されてからは現在の状況へと変わり果ててしまった。
 
奥には【古びた炭鉱】への入口があり、ここの金持ちはそこでひと山当てた者らしい。
しかし裕福になっても魔王の恐怖は拭えるはずもなく、退屈を紛らわすか、または怯えながら生活している。
ここでは大富豪から【牢獄の町】の情報を(ものすごく大雑把だが)入手できる。
ちなみに【モルガン】の屋敷の宝箱は、番犬代わりなのか2つとも【ミミック】
湖の穴で彼らを改心させてから左の家の大富豪を訪ねると、最強クラスの防具である【ドラゴンローブ】を譲ってもらえる。
 
なお、ここはラストダンジョン前の最後の買い物が出来る町。売られている武器や防具も優秀な物が揃っている。
ただし、【まじんのかなづち】にようにクセの強い性質を持っているものや、【みなごろしのけん】【はめつのたて】のようにインチキ寸前の商品もあるので、ある程度は注意も必要。
また、欲望の町と言うだけあって宿屋の1泊料金も1人100G、8人で800Gも吹っ掛けられる。
流石に宿にここまで金をかけるのは躊躇われるので、ルーラ分のMPを使ってでも絶望の町や牢獄の町南西の井戸を利用した方が良い。
 
宿屋の地下にはこの町の欲望を体現した【カジノ】が開かれている。
ちなみに3ヵ所の中で一番狭いが【ルイーダの酒場】もある。
【ポーカー】はこの町のもののみアップダウン方式となっているため、ダブルアップで稼ぎやすい。
スロットのレートも10コインか50コインとかなり高いが、その分景品のラインナップも豪華。
景品には【メタルキングよろい】【はかいのてっきゅう】といった最強の武具もあるので、余裕があればここでコインを増やして装備を揃えておこう。
ただし、スロットのレートが高くなるほど、高配当の役が当たりにくいため、姫が何とか揃うくらいの確率になっている。
あまりに熱中しすぎて、町人が正気に戻ってるのに主人公たちが欲望に囚われたまま…という本末転倒なことまで起こる。
カジノがある時点で既に、正気に戻ってもまたいつまた欲望に囚われるかわからない仕掛けになっているわけで、デスタムーアの用意周到さ恐るべしである。
まあ平和を取り戻すためだと思って割り切ろう。ちなみに魔王の息がかかった街のカジノだからといって景品がひのきのぼうやうまのふんに変化したり稼いだコインが幻だったりはしないので安心しよう。