【武器】

Last-modified: 2020-09-17 (木) 03:49:57

概要

装備品の一種で、相手を攻撃するための物。一覧については武器のページを参照。
【防具】とは対になる存在。
【プレイヤーキャラクター】【こうげき力】を高め、物理攻撃(【たたかう】または【こうげき】コマンドでの通常攻撃、および物理系特技)で敵に与えるダメージを増大させる効果がある。
【モンスター】を討ち取るという目的は同じでも、威力や攻撃手段、範囲は武器によって異なる。
ゲーム中盤までは主に【武器と鎧の店】【武器と防具の店】【武器屋】で買うことができ、終盤では防具ともどもダンジョンの宝箱に置かれていることが多い。
 
各武器ごとに攻撃力が設定されており、キャラの【ちから】の値に、装備している武器の攻撃力を加えたもの(DQ8以降ではスキルによる加算もなされる)が、そのキャラの最終的な攻撃力となる。
ただしDQ3の【武闘家】やDQ7の【ガボ】は、剣など一部の武器を装備すると逆に攻撃力がダウンすることがある。
【はやぶさのけん】のように一度に2回連続で攻撃できる武器もある。
【呪い】の武器もあり、これらは装備すると自分や味方側に不利な効果をもたらす。
 
DQ3とDQ9・DQ10では【職業】【性別】ごと、それ以外の作品ではキャラやモンスターグループごとに装備可能な武器が決められており、それに該当しない武器は装備できない。
特殊な例としてDQ5の【しゅくふくのつえ】は、武器に分類こそされてはいるものの誰も装備できず、用途は道具として使うのみとなっている。
DQ7まではすべての武器が単に「武器」と一括りにされており、装備を整えるには複数攻撃武器を除けば、基本的に武器の種別は考慮せずに攻撃力や特殊効果のみを考えれば良い。
【スキル】システムが導入されたDQ8からは、武器がシステム上で系統別にはっきりと分類されるようになり、キャラ・職業ごとに対応系統が設定されるようになった。武器スキルで覚えた特技は、その系統の武器を装備していないと使用できず、スキルを上げるとその系統武器の装備時に限ってステータスが上がるなどの特典がつく。
それに加えてDQ9以降からは杖やスティックなどで【こうげき魔力】【かいふく魔力】が補強できることもあって、攻撃力を必要としない魔法職キャラにも然るべき武器を用意する必要が生まれた。
DQ10からは両手を使って装備する両手武器や、両手に片手武器を一つずつ装備する二刀流のシステムがある。両手武器や二刀流にすると両手が塞がってしまうため、盾は持てなくなる(DQ9以前はどんな武器を持っていても盾装備可能)。
 
ビルダーズでは武器を最大5つまで装備でき、十字キーの上下で使う武器を瞬時に変更できる。

システムの変遷

DQ1

武器は一般の【道具】とは別枠で管理され、入手するだけで主人公の攻撃力に反映される。
武器の特殊効果という概念はなく、各武器に攻撃力以外の差はない。

DQ2

武器は道具と共通の枠で管理されるようになり(リメイク版DQ1も同様)、攻撃力に反映させるためにはそれを【そうび】する必要がある。
また、戦闘中に【どうぐ】で使うと【呪文】と同等の効果などが発揮される武器が登場。これらは主に敵に対する攻撃や絡め系の効果が多い。
さらに2回攻撃武器の【はやぶさのけん】が初登場。攻撃力以外の強みを持つ武器はこれが初。

DQ3

攻撃がたまに【即死】効果に置き換わる【どくばり】、特定の相手に大ダメージを与える【ゾンビキラー】【ドラゴンキラー】、外れやすい代わりに【会心の一撃】が出やすい【まじんのオノ】といった通常攻撃に特殊効果を付加する武器が多数登場。
本作以降は戦闘中に武器の持ち換えが可能になったため、「相手と状況に応じて武器を使い分ける」という戦術がここで確立される。
また武器の攻撃力が100の大台を突破したのも本作が初めて。

DQ4

攻撃に【眠り】【麻痺】、HP回復などのダメージ以外の追加効果をもたらす武器が初登場。
また以降のシリーズでお馴染みとなる「主人公専用武器を上回る最強武器」が登場したのもこの作品から。

DQ5

【複数攻撃武器】が登場(リメイク版DQ3・DQ4にも逆輸入される)。
DQ4までは攻撃の対象はすべて1体だが、DQ5から基本的にムチは敵1【グループ】、ブーメランは敵全体を攻撃できるようになった。
お陰で集団攻撃の花形であった攻撃魔法の存在感を脅かすようになってしまった。

DQ6・DQ7

攻撃後に属性付きの追加ダメージを与えられる武器が登場。
また物理系の【特技】が多く登場し、それらにも武器の攻撃力が反映される。

DQ8

スキルシステムが導入され、武器系統の概念が現れた。
また武器を変更するごとにキャラの外見にも反映されるようになった。
DQ8の武器系統は剣・ヤリ・ブーメラン・オノ・打撃・鎌・ムチ・短剣・杖・弓の10系統(3DS版では爪と扇が加わって12系統)。この他、どれにも分類されない鉄球があり、これはスキルの対象にならない。

DQ9

個人の道具としては持てず、【そうびひんぶくろ】で一括管理され、その中から1つ選んで装備する。
このため自分が装備していない武器を「つかう」ことはできない。
分類は剣・ヤリ・ブーメラン・オノ・ハンマー・ムチ・短剣・杖・弓・ツメ・棍・扇の12系統。鎌は削除、ハンマーは打撃から分類名が変更された。
現在の職業が持つスキルの系統武器であればすべて装備可能であり、極めたスキルの系統武器は全職業で装備可能になる。
また、各武器系統に対して相性の良いモンスター系統が設定され、該当するモンスターに対しては通常攻撃のダメージが10%上がるほか、武器スキルで覚える特技もそのモンスター系統に対して威力を発揮するものが多い(例:剣はドラゴン系に強く、全ての剣にドラゴン系へ通常攻撃ダメージ10%アップの効果があり、剣スキルではドラゴンに有効な剣技【ドラゴン斬り】を覚える)。
ちなみに、武器ではないが素手にも得意系統はあり、【エレメント系】に強い。

DQ10

両手用武器と二刀流のシステムが初登場した。
分類は剣が片手剣と両手剣、杖が片手用のスティックと両手杖に分化し、他には両手用としてヤリ・オノ・棍・ツメ・ムチ・弓・鎌、片手用としてブーメラン・ハンマー・短剣・扇があり、合計15系統(Ver.5現在)。本作では片手武器より両手武器の方が多い。

DQ11

所持に関してはDQ8と同じく道具枠で扱う。
分類は片手剣・短剣・ブーメラン・スティック・オノの片手武器5種と両手剣・両手杖・ムチ・ヤリ・ツメの両手武器5種、合わせて10系統。
また、片手武器を二刀流するシステムも続投している。DQ11の二刀流については【二刀の心得】【二刀の極意】の項目も参照のこと。

モンスターズ

DQMJからイルルカまでのモンスターズシリーズでも、武器系統のシステムが明確に実装されている。剣・ヤリ・オノ・ハンマー・ムチ・ツメ・杖の7系統。
モンスターの種族ごとに装備可能な武器は決まっているが、スキルで特性【すべてのぶき そうび】を得るとそれに関係なく全武器系統を扱えるようになる。
DQMSLでは種族に関係なく全武器系統を装備可能であり、武器系統によって上がるステータスが異なる。剣・ヤリ・オノ・ムチ・ツメ・杖・アクセサリーの7系統が存在し、本編に於ける短剣は剣に、ハンマーはオノに、棍は杖に統合されている。また、ムチはランダム複数回攻撃になっている。

ヒーローズ

DQHでは片手剣・棍・ブーメラン・コテ・ヤリ・扇・弓・スティック・オノ・ムチ・両手剣の11系統。DQH2では上記に加えて双剣・両手杖・ツメ・そろばん・タロットが加わり16系統となった。
なお、ヒーローズでは片手剣以外は盾と併用不能となっている。

DQR

カード種の一つで、コストを支払うと即座に装備し、リーダー攻撃が可能になる。
装備した武器は1回リーダーが攻撃する度耐久力が1減り(何かに反応して効果を発揮して減るものもある)、0になると破壊される。
一度に装備できる武器は一つだけで、武器を装備したまま別の武器を装備すると先に装備されていた武器は破棄される。
武器といっても、【神鳥の杖】のように武器による攻撃よりも他の効果発動を主眼に置いたものも存在する。
戦士に特に多いカード種で、戦士には武器の強化や回収ができるカードも多く存在する。
初期リーダーを意識したチョイスになっているため、【セーニャ】が弓や剣を構えたり【リッカ】がそろばんで殴ったりといった、原作で見られなかった画が見られることもある。

武器の系統

武器には様々な種類がある。
DQ1では剣が中心で一部オノや棍棒なども登場し、DQ2からはヤリや鎌・短剣・杖、DQ3からはムチやツメ、DQ4からはブーメランや扇などが登場。
DQ5~DQ7では【仲間モンスター】やガボなどが装備するキバもある。
その他、変わったものでは算盤やタロット、ハサミといったものまである。

剣(片手剣)

DQシリーズはもちろん多くのゲームで花形武器として君臨し続けている武器。DQ10からは後述する両手剣と区別して片手剣と呼ぶようになった。
「剣」を「つるぎ」と読むものと「けん」と読むものが混在しているが、アイテム名に漢字が使われるようになったDQ7以降では「つるぎ」はひらがな表記、「けん」と読むものは「剣」と表記されるようになった。
 
該当スキルはDQ8・DQ9では【剣スキル】、DQ10以降は【片手剣スキル】。DQ9~11では【ドラゴン系】に強い。
DQ8での使用者は【主人公】【ククール】【ゼシカ】と3DS版の【ゲルダ】(後者2名は短剣スキルを上げることで剣も装備できるようになる)。
DQ9での使用者は【戦士】【盗賊】【旅芸人】【バトルマスター】【魔法戦士】
DQ10での片手剣使用者は戦士、バトルマスター、魔法戦士、占い師、遊び人。
DQ11での片手剣使用者は【主人公】【カミュ】【シルビア】【グレイグ】
DQHでの片手剣使用者は【アクト】【メーア】【テリー】。DQH2では加えて戦士、バトルマスター。
 
短剣以外の片手持ちの剣であれば基本的にこの系統に含まれている。
システム上の武器カテゴリが実装されたDQ8以来、なぜか【ひのきのぼう】は一貫して剣(片手剣)扱いとなっている。
花形ゆえに、ストーリー上特別な意味を持つ武器、主人公専用武器、作中最強クラスの武器などは大半が剣に属する。
該当するものは【ロトのつるぎ】【いなずまのけん】【おうじゃのけん】【てんくうのつるぎ】【水竜の剣】【竜神王のつるぎ】【勇者のつるぎ】など枚挙に暇がない。
 
スラもり1では「剣」というそのまんまな名前のアイテムが登場する。
【さまようよろい】を倒すとドロップし、【スライムのしっぽ】を攻略するために使われる。

両手剣

幾多ものファンタジー系RPGをプレイした人なら一度は目にしたであろう、両手で扱うでかい剣。
該当スキルは【両手剣スキル】。DQ10~11では片手剣同様、ドラゴン系に強い。
剣と同じく花形武器として扱われている刀も両手剣として扱われている。
「両手」剣なので当然両手で持つことが必須であり、盾などと同時に装備することは不可能。その分片手剣よりも攻撃力は高い。
ドラクエでは長らく両手武器の概念が存在しなかったので、武器系統として登場したのは非常に遅く、DQ10から。
 
DQ10での使用者は戦士、バトルマスター、まもの使い。こちらも参照のこと。
DQ11での使用者は【主人公】【グレイグ】
DQHでの使用者は【ピサロ】。DQH2では加えて【ツェザール】

短剣

剣よりも刃が短いナイフ・ダガー類。暗器としてのナイフにはしばしば毒が塗られることは多く、その影響か状態異常の付与に長けている。
該当スキルは【短剣スキル】。DQ9~10では【虫系】に、DQ11では【自然系】に強い。
DQ8での使用者は【ゼシカ】と3DS版の【ゲルダ】
DQ9での使用者は【戦士】【魔法使い】【盗賊】
DQ10での使用者は魔法使い、盗賊、旅芸人、踊り子、遊び人。
DQ11での使用者は【カミュ】【シルビア】
 
初出はDQ2の【せいなるナイフ】
見た目どおり軽くて扱いやすいため、当初は誰でも装備可能な武器という特徴があった。
DQ4以降の作品では【麻痺】の追加効果のある【どくがのナイフ】などが登場し、非力なキャラ専用の武器となった。
 
スキルシステムが導入されたDQ8以降、【どくばり】【キラーピアス】もこの中に含まれるようになった。
また、スキルシステムの導入に伴い、DQにおいても「毒を仕込んだ短剣で暗殺」というよくあるイメージの通り、毒や即死を仕掛ける状態異常付与をテーマとした武器になった。
ただ、DQ8の短剣スキルは「上げることで長剣(普通の剣)を装備可能になる」という効果を持つため、短剣の装備機会は中盤まで終わってしまい、最強の短剣でもその時期相応の攻撃力しかない。
状態異常も当時のシステムではそれほど重要ではなく、長剣までの繋ぎ装備でしかないという不遇な存在であった。
 
DQ9以降はこの点を反省して、特定の状態異常の相手に大ダメージを与える特技、短剣装備時に状態異常成功率が上がるスキル効果などが追加。
攻撃力も他の武器に劣らないものになり、長剣とは方向性の違う独自のポジションを確保している。

双剣

いわゆる二刀流用の武器。【エスターク】など、敵側では昔から使用者がいる。
現在のところ武器系統として登場するのはDQH2のみで【戦士】【バトルマスター】が装備できる。
 
二刀流のシステム自体はDQ10が初出だが、あちらの二刀流は片手武器を両手にそれぞれ装備するもので、カテゴリとしての双剣は存在しない(DQ11も同様)。

杖(両手杖)

現実の杖は足腰を痛めた者の歩行補助器具だが、ファンタジーでは「勇者と言えば剣」にも負けないぐらいの勢いで「魔法使いと言えば杖」として魔法の補助具に使われている事が多い。
主に魔法使いが用いる武器。該当スキルはDQ8・DQ9では【杖スキル】、DQ10以降は【両手杖スキル】
DQ8での使用者は【ゼシカ】【ククール】
DQ9での使用者は【僧侶】【魔法使い】【魔法戦士】【パラディン】【賢者】
DQ10での両手杖使用者は魔法使い、魔法戦士、賢者、天地雷鳴士。
DQ11での両手杖使用者は【ベロニカ】【ロウ】【目覚めしセーニャ】
DQHではスティックのみの登場で両手杖は存在しなかったが、DQH2で追加。魔法使い、賢者が使用可能。
 
初登場はDQ2での【まどうしのつえ】【いかずちのつえ】で、いずれも攻撃力は低いが、道具として使うと呪文効果を発揮するという特徴を持つ。
以降の作品でも基本的にこの特徴は継承され、ほとんどの杖に呪文効果が付随している。
その分高価であったり、非売品であったりする杖も多い。
入手時期によっては役に立つ一方、入手時期が遅すぎて売却されたり、在庫入りにされたりするものも少なくは無い。
また、DQ8以降は【かしこさ】【こうげき魔力】【かいふく魔力】が呪文効果に影響するようになったため、道具としての効果を持たない代わりにこれらのステータスに補正のつく杖も登場している。
 
多くの主人公が公式イラストで剣を帯びているのに対し、勇者でない【主人公(DQ5)】は杖を装備しており、専用装備で最強クラスの武器も杖系の【ドラゴンのつえ】である。
ちなみに、【かしのつえ】の様な呪文効果を持たない純粋な打撃武器としての杖が初登場したのもDQ5からである。
 
DQ9では【悪魔系】に1.1倍ダメージを与える他、相手に与えたダメージに比例した量のMPを吸収する効果が追加された。
MP吸収効果は自身の回復のみならず、【ギュメイ将軍】【まじんぎり】といった強力な特技を封じる目的にも使える。
なお、吸収する量はダメージのほか、各武器が持つパラメータ(MP吸収率)に依存する。
DQ9においてはほとんどの敵がMP吸収に無耐性であるため、ダメージさえ通ればMPを簡単に奪える。
呪文を扱わない敵でもMPを持っている場合があるが、MP0の場合は無効耐性を持っている。
なお、敵側も杖を持っている敵はMP吸収能力を持つ。
 
DQ10以降の杖もDQ9とほぼ同じような性質を持っているが、両手用で攻撃魔力が上がる「両手杖」と片手用で回復魔力が上がる「スティック」の2つのカテゴリに分かれた。単に杖と言った場合は両手杖を指すことが多い。
また、敵側で杖以外でMPを奪ってくる敵のMP吸収率は高くなっている。
DQSBでは再び「杖」として登場している。
なお、同じ名前の武器でも杖として登場した作品と両手杖として登場した作品で大きさが異なる。
 
不思議のダンジョンシリーズにも杖は存在するが、【トルネコ】【ヤンガス】は杖を装備できるイメージがないためか、現在まで一貫して武器ではなく使用回数のある道具の一種として扱われている。
不思議のダンジョンに登場する杖の一覧はこちらを参照。【転ばぬ先の杖】という洒落た名前の杖もある。
 
モンスターズシリーズに登場することも多いが、その役割は作品によって異なる。
DQM1・2ではモンスターは武器を装備できないためアイテム扱い。
【ほのおのつえ】【ふぶきのつえ】などは序盤~中盤にかけて入手できればほぼ1ターンで相手を全滅できる強力な効果を得られるが、杖で攻撃したモンスターはマスターに敵意を抱き、なつきにくくなるというデメリットがある。
なつかせるつもりがない相手を一掃したいときに使うのが賢明だろう。
DQMCHに登場する杖は【トラマナのつえ】のみ。
 
DQMJ~イルルカでは、ナンバリング同様武器扱いとして登場(そのため、テリワン3D・イルルカでは主人公の道具としての杖は削除されている)。
モンスターズの杖は全てのモンスターが装備でき、賢さ補正を持つものが多い。
また、全モンスターが装備できる性質から、【♂の杖】【♀の杖】【転生の杖】【新生のタクト】といった、【配合】で生まれるモンスターの【性別】【種族】を指定するアイテムも杖に含まれている。
これらの配合用の杖は親となるモンスターに装備することで効力を発揮する。
DQMJ3以降は武器が廃止されてアクセサリが登場したことと、配合システムの変更のために配合用の杖も削除された。

スティック

片手で持つ指揮棒サイズの杖。DQ10にて杖から分化する形で初登場し、DQHシリーズにも登場している。
該当スキルは【スティックスキル】。DQ10~11では両手杖同様に悪魔系に強く、MP吸収効果がある。
両手杖が攻撃型なのに対してこちらは回復型に設計されていることが多い。
DQ10での使用者は僧侶、パラディン、スーパースター、踊り子、天地雷鳴士。こちらも参照のこと。
DQ11での使用者は【セーニャ】
DQHの使用者は【フローラ】。DQH2では加えて【僧侶】【魔法使い】【賢者】
なお、スティックの中には「ステッキ」表記のものもあるが、どちらも英語の「stick」を指すことに変わりはない。
「スティック」は文字をローマ字読みし、「ステッキ」は発音をカタカナにしたものである。
なお先述の通り初登場はDQ10だが、DQ9には普通の杖よりも短い【まてきの杖】という片手サイズの杖が登場している。DQ9は開発が先行していたDQ10の要素も取り入れているが、仕様がまだ固まっていなかったため、そのような実装になったと思われる。
英語版表記は"Wand"で単に杖(片手杖)。

ヤリ

槍。長い棒の先端に刃を取り付け、突きと払いで自由自在の間合いを持つ非常に優秀な武器。
ファンタジー系作品では剣とともにメジャー武器の地位を確立している。ドラクエではNPCの兵士が装備している事が多く「兵士の標準装備」としての出番も多い。
現実世界でも原始的な時代より活躍し、現代でもなお銃剣(銃の先端に短剣を取り付け槍に見立てたもの)という形で稀に用いられる。
該当スキルは【ヤリスキル】。DQ9~11では【獣系】に強い。
DQ8での使用者は【主人公】
DQ9での使用者は【戦士】【僧侶】【パラディン】
DQ10では両手武器扱いとなり、使用者は僧侶、パラディン、どうぐ使い。
DQ11での使用者は【セーニャ】【マルティナ】
DQHでの使用者は【クリフト】。DQH2では加えて僧侶、【バトルマスター】
 
初出のDQ1では、槍と呼んでよいのかも怪しい【たけざお】のみの登場。
DQ2では【サマルトリアの王子】の最強武器【てつのやり】として貧弱装備の代名詞となる。
あまり種類は豊富ではなく、長らく不遇な扱いが続いたが、ヤリスキルが登場したことによって立場が一転、種類も豊富になった。
ヤリスキルの性能やゲーム進行度によっては剣よりも強い武器がいくつか入手可能である。
「聖職者は戒律のために刃物を装備できない」という設定は多くの創作で見られるが、DQにおいては【ホーリーランス】の存在、あるいは長刀を用いた僧兵のイメージからか、DQ9以降むしろ僧侶系キャラの得意武器となっている。
DQ11では、武闘家のマルティナが装備できたり黄泉送りや氷結らんげきが槍の特技として加わったりと、削除された棍の要素も内包している。
槍も長柄の武器なので、払いや打撃といった棒術が流用できるのは当然のことだが。

オノ

斧。DQ1から登場する歴史のある武器。元々は伐採、開墾用の農具だが力自慢が重量を活かして武器にしている事も多い。
該当スキルは【オノスキル】。DQ9~10では【植物系】、DQ11では【物質系】に強い。
DQ8での使用者は【ヤンガス】
DQ9での使用者は【バトルマスター】【レンジャー】
DQ10では両手武器扱いで、使用者は戦士、レンジャー、まもの使い。
DQ11では片手武器扱いに変更され、使用者は【グレイグ】
DQHでの使用者はヤンガス。DQH2では加えて【オルネーゼ】【戦士】、バトルマスター。
 
強い、重い、当たらないの三拍子揃った武器のイメージだが、ドラクエシリーズでは、【まじんのオノ】以外は普通の武器と変わらぬ性能である。
DQ8では、オノスキルの登場で数多く登場、スキルの使い勝手の良さが定評ある一方、【地雷錬金】の武器の存在が有名になる。

収穫用の農具だが主に一揆やゲリラに使われた歴史がある。DQシリーズでは【くさりがま】が有名。
DQ8では【ヤンガス】専用。
DQ10ではVer.5.1現在デスマスターおよびスーパースター用。
該当スキルは【鎌スキル】
 
鎌スキルの性能もあってか、斧の次点を行く武器といえる。
弱点は種類の少なさ。鎌を使って冒険するなら斧やハンマーに比べて新しい武器の入手のスパンが長い事は留意した方が良いだろう。
 
ちなみに、ここで言う鎌とは【ベレス】【しにがみ】が持っているような大鎌を指してのもの。かの【ゲマ】も鎌を振るう。
鎖鎌は小型の片手用鎌を戦闘用に改造したものなので、大鎌とは別種である。
ただ、DQ8でこの系統に属するたった5つの武器の中で正しく『鎌』なのは3つだけだったりする。
【斬魔刀】は大刀もしくはポールアックスだし、【ふんさいのおおなた】はやや鎌に近い形状だが言わずもがなの鉈だしで、とても鎌とは言い難い。
共通点は「柄が長い」「槍のように突き刺す武器ではない」ぐらいしかなく、扱い方もそれぞれ異なる。
なのにこれらを『鎌』としてひとまとめにするのは少々強引な気がしないでもない。
3DS版DQ8ではステッキ型の【キャンディケイン】が追加されたので鎌率は更に下がっている。
DQ10Ver.5で鎌が追加された際は、ときの中レベル帯から最高位まで一揃いで実装されたが、他武器よりは種類が少ない。
 
大抵のゲームでは鎌は武器区分として独立しておらず、斧などの一種として鎌状の武器があるくらいの扱い。一方で敵サイドでの使用者の方は多く、死神、悪魔の類いの武器としての出番が多くドラクエもそれに倣っていると言える(ふんさいのおおなたを斧にしたDQ9、【冥王の大鎌】を斧にした初期DQ10が代表例)。

中国拳法等で用いられる、棒状の武器。DQ9で初登場し、ツメに次ぐ武闘家の新たなる武器となった。
該当スキルは【棍スキル】。DQ9~10では【ゾンビ系】に強い。
DQ9での使用者は【僧侶】【武闘家】
DQ10では両手武器扱いとなり、使用者は僧侶、武闘家、旅芸人、占い師。
DQHでの使用者は【ディルク】。DQH2では加えて僧侶、武闘家、【賢者】
 
六尺棒のイメージなのか長柄の棒がメインで、同じ打撃武器でもウォーハンマーやメイスが主であるハンマー系とは差別化されている。
そのため、柄の短い「」は棍ではなくハンマー扱い。
DQ10ではこちらは両手武器となり、ハンマーとの差別化が進むとともに、より棒術のイメージが強くなった。
 
他のRPG作品では、刃物を嫌うという設定が付与されがちな僧侶系キャラがハンマーやメイスを装備可能ということが多いが、近年のDQ作品で僧侶が使う打撃武器は専らこちらとなっている。
前述のように槍が装備可能なことといい、DQの僧侶は東洋風な部分がある。
 
ドラクエシリーズで長らく最弱武器の座に君臨し続けてきた打撃武器の「ひのきのぼう」は剣(片手剣)扱いになっており、棍というカテゴリーのある作品では姿を消してしまった。まぎらわしいからだろうか。
ちなみに、モーニングスターのようなフレイル系の武器は「連接棍棒」と訳され、実世界では棍の一種とされている。
 
英語版表記は"Staff"、つまり杖となっている。ヨーロッパに「クォータースタッフ」という六尺棒のような武器があったからと思われる。
一方で魔法の杖や杖スキルが"Staff"から"Wand"に改められたが、それまで"Staff"表記で登場していた魔法の杖の名称はそのままだったり、そもそもDQ9の棍の英名には"Stick"や"Rod"、"Pole"はあっても"Staff"と付く物が無かったりと(DQHでは登場する)、翻訳に苦労した様子が垣間見える。
ちなみに、中国武術の棍と棒術の武器はそれぞれ英語で"Gun"・"Bō"と表記されるが、欧米人にあまり馴染みがないので採用されなかったのだろう。

ツメ

爪。もっぱら武闘家の武器として登場している武器の系統。腕にはめて引っ掻くように攻撃する。
該当スキルは【ツメスキル】(3DS版DQ8では「爪スキル」)。DQ9~11では【マシン系】に強い。
DQ8では3DS版で追加され、【モリー】が使用。
DQ9での使用者は【武闘家】【盗賊】
DQ10では両手武器扱いになり、使用者は武闘家、盗賊、まもの使い、レンジャー(Ver.5より)。
DQ11での使用者は【ロウ】【マルティナ】
トルネコ3での使用者は【ポポロ】
DQHではコテに出番を譲って登場できなかったが、DQH2ではコテとは別の武器系統として復活。【ガボ】、武闘家、盗賊、【バトルマスター】が使用可能。
 
ドラゴンや魔獣などのモンスターも装備できる事が多い。
剣より攻撃力が劣ることが多く、武闘家は武器の不足を体技の練度で補う職業という性質が強かったが、徐々に魔物やドラゴンの爪から精製した強力な武器も増加していった。
とはいえ最終攻撃力は現在も剣のそれを下回っている。
 
DQ9からはツメスキルの登場に合わせて種類が一気に増加。
片手武器として出る場合は利き手のみに、両手武器の場合は一対の爪を両手に装備する。
両手武器の作品では、利き手の攻撃の後もう片方の手で3/4~2/3程度の威力の追撃を行う。
また、DQ11では全てのツメに会心率上昇の追加効果が付けられた。
DQ9~10のツメにはこのような特徴は無く、武器スキルもさほど会心狙いと相性が良いわけではなかった(DQ10ではむしろ片手剣が会心特化運用に向く武器種となっている)が、会心に優れたDQ7までの武闘家の再現を狙ったのかもしれない。

コテ

現状、DQHシリーズでのみ登場している武器系統。
DQHでは【アリーナ】が使用。DQH2では【ハッサン】も使用者となった。
大抵、コテ(篭手)と聞くとガントレットのような腕部防具を想像するであろうが、ここでいうコテとは、ナックルガードと呼ばれる、拳闘士の拳を保護するためのものを指す。
拳に装備するという使用法から、該当武器の形状や分類が爪とやや被っている。
なお、【おうごんのつめ】はDQH1ではコテ、DQH2ではツメ扱いとなっている。

キバ

牙。DQ5で初登場した、主にモンスターが装着して攻撃する武器。2本の鋭い牙を棒で繋いだ形状が基本。
入れ歯のようにつけて噛み付きの補強にするほか、人間の場合は棒を握ってナックルダスターの要領で使うことを想定されている。
石や金属製、動物の牙を加工したもの等が登場している。 最強クラスのキバにはオリハルコン製の物まである。
今のところ、DQ8以降のナンバリングやDQHシリーズなど武器系統が明確になった作品ではキバ系統は登場していない。

ムチ

鞭。敵の【グループ】をまとめて攻撃できる【複数攻撃武器】
該当スキルは【ムチスキル】。DQ9~11では【怪人系】に強い。
DQ8での使用者は【ゼシカ】と3DS版の【ゲルダ】
DQ9での使用者は【魔法使い】【旅芸人】【スーパースター】
DQ10では両手武器扱いとなり、使用者は魔法使い、盗賊、スーパースター、まもの使い、占い師。
DQ11での使用者は【ベロニカ】【シルビア】【目覚めしセーニャ】
DQHでの使用者はゼシカ。DQH2では加えて魔法使い、【盗賊】【賢者】
 
初登場はDQ3の【とげのむち】で、当時はただの単体攻撃武器だったが、DQ5からグループ攻撃となった。
また、DQ5~DQ7ではモーニングスターも非力なキャラが扱えるムチ系武器の一種という扱いだったが、DQ8でムチスキルが登場して以降、イメージに合わないと判断されたのかしばらく登場しなかった。その後DQ10やDQHでムチとして復帰した。
はかいのてっきゅうは鎖でつながった鉄球という点でモーニングスターと似ているが、初登場の頃から別枠扱いである。
やはりノーコストの範囲攻撃という武器の性か、ブーメランと同様当たった順番に与えるダメージが低下していく。ただしあちらよりも攻撃範囲が狭いためか、攻撃力自体はこちらの方が高めになっていることが多い。

演舞等で用いられる扇だが、鉄扇術は合気道の一種で武器としても使われることがあった。DQシリーズでは扇子を広げたり、折りたたんだ形状で攻撃する武器としても登場する。使い手は【踊り子】や女性キャラが多い。
該当スキルは【扇スキル】。DQ9~10では【水系】に強い。
DQ8では3DS版で追加され、【ゲルダ】が使用。
DQ9での使用者は【武闘家】【旅芸人】【スーパースター】
DQ10での使用者はDQ9のものに加えて踊り子、天地雷鳴士。
DQHシリーズでの使用者は【マーニャ】
 
シリーズ初登場となった【てつのおうぎ】は同じ【武器屋】で売っている毒蛾のナイフの事もあり微妙な立場だった。
後に登場する【つきのおうぎ】【たいようのおうぎ】も杖等で代用が効くためかあまり触れる人もいないようだ。
そんな扇ではあったがDQ9よりついに1ジャンルとして独立、それに伴い種類も大幅に増加。扇スキルも演舞をイメージさせるような特技が多い。
また、他の武器が静止した構えなのに対し、扇だけは煽るような動きのある構えになっている。
テンションが上がったときの演出では武器が表示されないので、扇装備時のみ肘を回すような妙に勇ましい動きに見える。

ハンマー

斧と並ぶ重量武器として登場した打撃武器。打撃を与えるための工具だが中世ヨーロッパでは鎧兵にダメージを与えられるために【ウォーハンマー】として実戦に使われていた。
該当スキルはDQ8では【打撃スキル】、DQ9以降は【ハンマー(スキル)】。DQ9~10では【物質系】に強い。
DQ8での使用者は【ヤンガス】と3DS版の【モリー】
DQ9での使用者は【バトルマスター】【パラディン】
DQ10での使用者はバトルマスター、パラディン、どうぐ使い、遊び人、盗賊(Ver.5.1より)。バトルマスターはハンマーを二刀流することもできる。
星ドラでは他作品とは一転して剣と並ぶほど強力なスキルが多く、かなり優遇されている武器種になっている。
 
DQ1から登場している棍棒は武器系統ではハンマー扱いだが厳密にはハンマーとは言えないので、実質的な初出はDQ2の【おおかなづち】との見方もできる。

ブーメラン

複数攻撃武器の一つで、敵全体をまとめて攻撃できる。
該当スキルは【ブーメラン(スキル)】。DQ9~11では【スライム系】に強く、さらにDQ11では【鳥系】にも強い。
DQ8での使用者は【主人公】と3DS版の【モリー】
DQ9での使用者は【レンジャー】【賢者】【スーパースター】
DQ10での使用者はレンジャー、賢者、どうぐ使い、遊び人。
DQ11での使用者は【カミュ】
DQHでの使用者は【ジュリエッタ】。DQH2では加えて【マリベル】
 
DQをはじめ多くのゲームでも登場する武器群。多くのゲームでは当たり前のように「相手に投げ付けて命中した後、手元に戻ってくる」武器として扱われているが、現実的には投げた物が何かにぶつかった場合、軌道がずれるか墜落して手元に戻ってくる事はまずない。
現実でも手元に戻ってくるものは、狩りの対象を追い立てたり、純粋にスポーツ・遊戯として用いられる軽量のもので何かに当てる用途はなく、殺傷力を持つ物は最初から手元に戻って来るようには作られていない。そんなものが戻ってきたら投げた人間が危険だからだ。
そう考えると【やいばのブーメラン】【ほのおのブーメラン】などもってのほかであり、4コママンガ劇場では風神の盾の口でキャッチするなどのネタにされていたが、のちの作品では中間に握れる箇所が追加されたデザインに変更された。
他にも、ドラクエでは複数の敵に当たっても途中で落ちないし、逆に回避されても当たったときと同じだけダメージが減衰するという謎の性能を誇っているなど、突っ込みどころの多い武器である。
真面目に設定の存在する作品では、飛行機的なスラスターや超技術、魔法に類するものを利用した一種のドローンとしているものが多い。上記のツッコミ所をブーメラン側のAIや術式が自ら、あるいは投擲者が魔力による操作や念動力を用いて加減速、挙動調整を行い成立させているという訳である。
 
初登場はDQ4。当時は全体攻撃効果などなく全員装備可能な手軽な武器で、【ラゴス】の愛用品でもあった。
今のように全体攻撃できるようになったのはムチ同様DQ5から。
序盤から中盤にかけて活躍するが【ほのおのブーメラン】が出てくる頃には、他の全体攻撃の手段が確立している為あまり使用されない。
 
DQ8以降はブーメランスキルの登場で様々な名前の投擲武器が登場し、安定したダメージを与える技も登場している。
本作では主人公たちが攻撃するモーションまで表示されるようになったのだが、主人公はブーメランを右手で振りかぶり、主人公視点で右方向に投げている。にもかかわらず、カメラアングルが切り替わった直後、ブーメランは何故か左から現れて、左側の敵から当たり右へ流れていくという新たなツッコミどころが。
カメラアングルが切り替わる時にブーメランがどのような動きをしているのか、すごく気になる。
右へ投げた後に律儀に左へS字カーブを描いて飛び左側の敵から当たるのか、それとも一度敵集団の後ろを右側から左側へ回って左の敵から当たり右へ流れるのか…どちらにせよ、そんな器用な投げ方ができるなら、右の敵から当てることも簡単にできて良いはずなのだが。はたまた、時空転移でもしているのか?
戦いの様子がリアルに表示されるようになっても、やはりツッコミどころが満載なのであった。
 
DQ10・11では「2番目以降に攻撃した敵に対してはダメージだけでなく【命中率】も落ちる」という弱点を抱えるようになった。
基本的にナンバリングDQでは物理攻撃の基本命中率は100%で、自分が幻惑されておらず敵にみかわし率やガード率が設定されていない場合は必中するのだが、ブーメラン攻撃は一定確率で外れてしまうのである。
一応、武器スキルには「装備時命中率アップ」の効果があり補強はできるが、それでも必中には戻らないので範囲攻撃としてはやや使いづらくなった。
しかし、そもそもノーコストの全体攻撃というのが強力すぎるので、これも妥当な調整だろう。
また、DQ11では【カミュ】がブーメランの二刀流をすることができる。
左手で投げたブーメランは左から敵に当たり右の敵ほどダメージが減衰するが、右手で投げたブーメランは右から敵に当たり左の敵ほどダメージが減衰するようになった。
「敵に当たったブーメランが何故途中で落ちないのか?」というツッコミどころはそのままだが、「右側に投げたブーメランが時空転移して左から登場している」というツッコミどころは、本作にてようやく解決した。
「戻ってきたブーメランが危険」という点に関しても、カミュはそれと相対速度を合わせるように腕を大きく後ろに振りながらキャッチしているため、一応の説明は付くか。
ただ、ほとんどのブーメランの縁が刃になっている本作でそれを平然とこなす事に関しては最早超絶技量の賜物としか解釈のしようが無い。
また、その刃が尋常でない切れ味を誇っている、あるいはブーメランが何らかの力場を纏い全てを切り裂きながら飛んでいくのならば、「敵に当たったブーメランが何故途中で落ちないのか?」の回答にもなる(なお小説版DQ6のブーメランは対魔物限定の後者を採用している)。また、後者の力場が「所有者の手を離れると時間で減衰する(そして持っている事で力場を再チャージする)」のならば、ブーメランの隊列減衰と回避されてもダメージが減衰する事の回答になる。
普通のブーメランやどう見ても刃が付いているブーメランはともかく、少々特殊なもの(【ペンタグラム】など)は、やはり直接的な鋭さではなく魔力的な作用で敵を斬り裂いているのだろう。
 
ここまで色々述べてきたが、シャインスコールやDQ9のバーニングバード、DQHの各種ブーメラン技など、上述の疑問全てを置き去りにするようなトチ狂ったような挙動をするブーメラン特技には事欠かない。
あれらは全てMPを消費しているが、「MPを消費せずにブーメランに干渉し挙動を多少調整する」程度の事は、DQ世界のブーメラン装備可能者にとって朝飯前なのかもしれない…。
あるいはDQ世界のブーメランに上述の挙動を成立させるための術式が組み込まれているか。
つまりは序盤のたかだか木を彫っただけのブーメランがやたら高いのはその術式代であり、中盤以降のブーメランが他の武器との値段差が少なくなるのは他の武器にも術式付与(系統特攻、追加効果、使用効果)のコストがかかっているから…といった具合である。
 
不思議のダンジョンシリーズにも特殊な投擲武器の一種として登場している。

矢をセットして攻撃する、飛び道具の中では非常にメジャーな武器。現実でも長らく古今東西の戦場で使われてきた。
該当スキルは【弓スキル】。DQ9~10では【鳥系】に強い。
DQ8での使用者は【ククール】
DQ9での使用者は【魔法戦士】【レンジャー】【賢者】
DQ10では両手武器扱いとなり、使用者は魔法戦士、レンジャー、賢者、どうぐ使い、占い師。
DQHでの使用者は【ビアンカ】。DQH2では加えてククール、【盗賊】【賢者】
 
しかし、敵キャラはDQ2の【キラーマシーン】がクロスボウ、DQ4の【リリパット】が純粋な弓を使っていたのに対して、味方サイドが使える「弓」の登場は非常に遅かった。
【堀井雄二】『ドラゴンクエストパーフェクトコレクション1993』にて「やっぱり、剣をふるう戦いの方が男らしいんじゃないですか。飛び道具はなんとなく卑怯な感じがして…。」と発言しており、弓がなかなか登場しなかったのはこの影響とも考えられる。
DQ5では【ビッグボウガン】が初登場し、リメイク版DQ4ではブーメランの代わりに【クロスボウ】が登場したが、これらは機械の補助で矢を打ち出す「ボウガン」であり、いわゆる「弓」ではない。
DQ8で弓スキルとともに初めて純粋な弓が登場。神の名を冠する弓等が登場している。
DQ9にも引き続きスキルが登場し、弓の種類も増えている。
 
なお、DQ8以降はモデリングやモーションの関係か、それまで出ていたいわゆる「ボウガン」が一切出なくなり、クロスボウやビッグボウガンも普通の弓矢型になっている。
もはや何が「クロスボウ」やら「ボウガン」なのかわからない。
DQ11では戦闘で使用できる武器系統として弓や「ボウガン」は存在しないが、PS4版では敵寄せの道具として【ボウガン】(DQ11Sでは【まもの呼びのボウガン】)が登場した。
また、主人公とカミュがグレイグの追撃を振り切ってデルカダール地方から脱出する序盤のイベントにおいて、グレイグがボウガンを使用し、主人公の乗った馬を狙撃して落馬させている。
 
一方不思議のダンジョンシリーズでは距離の概念が存在するため、トルネコ1の時点で武器とは別に弓が登場し、遠くの敵を攻撃するサブウェポンとして活用されている。
ただし、厳密には【矢】に種類があるだけで、弓自体は同じものを使っていると思われる。
ちなみにPS2版トルネコ3のみ、よく見ると弓ではなくクロスボウを使用している。
これらの一覧についてはこちらの項を参照。
 
星ドラでは大砲、銃もこれに分類されている。

そろばん

算盤。算術に用いるそろばんに長い柄を付け、打撃武器として使えるようにしたもの。
【せいぎのそろばん】【まほうのそろばん】などが該当する。
DQH2では【トルネコ】専用の武器系統としてそろばん系武器が多数登場した。
またDQRでも商人用装備カードとして多種登場している。

タロットカード

本来は占いの道具であるタロットカードだが、一部作品ではカードを投げつけて鋭い縁で切り裂く武器としても登場する。
DQ4の【ぎんのタロット】が初出。DQH2では【ミネア】専用の武器系統としてタロット系武器が多数登場した。
 
DQ10では武器としてではないものの、呪文に代わる占い師の戦闘手段として登場する。
あちらのタロットは事前にデッキを組んでおき、戦闘中はデッキからカードをドローして発動するという、カードゲームのようなスタイルとなっている。
また、占い師の固有スキルでは、手札を捨てて別なカードと入れ替えながら攻撃したり、特定のカードを山札から手札に直接呼び寄せたりといった、手札のカードを操作する特技を習得する。
前者の特技はやっぱり敵にカードを投げて攻撃している。その他タロットの仕様についてはこちらも参照のこと。

その他

上記いずれの分類にも当てはまらない、あるいは装備の仕方や使い方が不明で分類できないものも存在する。
これらの装備は今後の作品において系統分けされる可能性もある。

※DQ7まで常連だったくさりがまは、DQ8以降独特のモーションが必要となるためか、扱いが微妙になっている。
【おおばさみ】はDQ10でデザイン変更がなされて両手剣に分類されたが、今後の作品での扱いは不透明。
【はがねのはりせん】を扇に分類するかどうかも意見の別れるところだろう。