【海の神殿】

Last-modified: 2024-01-20 (土) 23:10:12

DQ5

【グランバニア】の北方、【エルヘブン】のある大陸にある【ダンジョン】で、青年時代後半に外界に出られるようになってから訪れることになる。
神殿という名前ではあるが、外界とエルヘブンをつなぐ通り抜け型の【洞窟】になっている。
エルヘブンへはこの洞窟を通り抜けないと行けないことは直接的には教えてもらえないが、エルヘブンの周囲の地形を探索すればこの洞窟が怪しいということは初見でも容易に見当がつくだろう。
魔界へ行く方法を訊きに行った時のエルヘブンの長老たちのセリフでは『水の神殿』になっている。
入口は海に面しており、船でないと入れない。内部も水路を船で移動する部分が多い。世界地図上の位置や内部が船で移動する水路になっている点などはDQ4の【海鳴りのほこら】とのつながりを想起させる。
洞窟の内部には【さいごのカギ】で封印された大扉があるが、最初に入るときは鍵を持っていないのでエルヘブンへの通過地点でしかない。
 
終盤で【ほのおのリング】【みずのリング】【いのちのリング】の3つのリングをそろえた後、もう1度訪れることになり、さいごのカギで封印された扉の先の神殿が重要な役割を果たす。
エルヘブンの長老たちがくれるヒントを要約すると『洞くつの中の水の神殿に3つのリングをささげると魔界への門が開く』とだけ…その洞くつと神殿が何処のことなのかまでは教えてくれない。
まあ、最初に通り抜けたときに探索を怠っていなければこの洞窟のことだとすぐ気付くだろうが、どこへ行ったらいいか分からず世界中を右往左往したプレイヤーもいたかもしれない。
内部の神殿には3つの【女神像】があり、白く輝いている指にそれぞれのリングを捧げることで、【魔界】への旅の扉が開かれ、そこを通ると【暗黒世界のほこら】にたどり着く。
像に捧げた各リングは取り外せるので、【ジャハンナ】【エビルマウンテン】までたどり着いたら、戻ってきて回収してしまうのがお勧め。
なお、洞窟の大扉が鉄格子になっていないので気づきにくいが、最後のカギを入手した時点で神殿に入ること自体は可能になるし、指輪をセットすることも可能(3つ揃わないと意味はないが)。
ちなみに、ここではなぜか【リレミト】を使うことができない。
メタな事情を考慮すると上述の通り、船ごと入る前作の海鳴りのほこらと類似したダンジョンになっており、さらに出入口が2か所あったり、内部で別世界とも行き来ができるなど、複雑な処理が必要なことが関係しているかもしれない。特に旅の扉を介して魔界からこの洞窟に入った場合にリレミトでどこに飛ぶべきかといった点は混乱の元になりうる。
洞窟の奥で別の施設に移動するという点では【トロッコ洞窟】とも共通するが、あちらも出入りの処理が独特であり、リメイク版では同じくリレミト不可になっている。
 
出現する敵は【ブリザードマン】【ネクロマンサー】【ゾンビナイト】【マザーオクト】【しびれくらげ】の5種。
これらのメンツが、かなり均等な確率で現れるが、こごえるふぶきを吐いてくるブリザードマンが最も危険。
吹雪を連打されると死人が出る可能性があるので、他の敵と一緒に出現した場合でも最優先で片付けておきたい。
勧誘不可なダンジョンを除けば、仲間モンスターが一切出ない(マザーオクトが呼び出す【ベホマスライム】は除く)唯一のダンジョンなため、ここをウロつくプレイヤーはいないだろう。
 
右側から入り、入口を下向きで調べた場合になぜか、【墓】の裏側を調べたときのメッセージ「○○○○はお墓を見た。しかし裏側だった。」と表示される。
お墓なぞ無いので不気味。

リメイク版

船がポリゴンで描かれるようになってサイズが大型化し、それに合わせて洞窟のマップの寸法も大きくなっている。これによってエンカウント回数も増えることとなった。
 
【ブリザードマン】【しびれくらげ】が仲間になるようになった。ブリザードマンはここのみに出現する固有種なので、仲間に加えるならここで粘るしかない。
しびれくらげも青年時代後半はここにしか出現しないが、加入率が非常に高いので、特殊なこだわりを発揮していない限りは普通はとっくに加入済みだろう。2匹目以降を狙うなら粘ることもあるだろうが、コレクション目的でなければ実力的にはその価値はない。

小説版

3つの像の外見について詳細に書かれており、それぞれ【マーニャ】【ミネア】【アリーナ】を思わせる描写になっている。
参考までに、海の神殿はDQ4の時代だとちょうど【海鳴りのほこら】がある位置である。