【特技】

Last-modified: 2026-02-04 (水) 20:38:54

概要

本来の意味は「特別の技能」で、自己PRに用いる場合は自分の得意とする技能に対して用いる。
ドラゴンクエストシリーズにおいてはDQ5からこの用語が登場し、キャラクターが主に【戦闘】中に行う特殊行動を指す。
特技の一覧は、こちらを参照。
 
DQ4までは、【呪文】以外の特殊行動(【息】【踊り】、仲間呼びなど)は基本的に敵キャラ専用。この頃はまだ「特技」という言葉は用いられず「特殊攻撃」と呼ばれていた。
DQ5では【仲間モンスター】導入に伴って味方側も特殊攻撃を自在に使えるようになったことで「とくぎ」コマンドが初登場し、モンスターが使える呪文および特殊攻撃を指す言葉として使われた。
DQ6になると、「通常攻撃とも呪文とも異なる技能」として分化され、以後現在まで基本的にこの意味で用いられている。敵味方が使える特技は多岐に渡り、剣技・格闘技・歌などさまざまな特技が戦闘を彩るようになっている。
 
特技の総数は、呪文に比べるとはるかに多い。呪文が「世界共通言語」的な性質を持つのに対し、特技は「キャラ独自の技」という性質を持っているからだ。
そのため、敵専用呪文や味方専用呪文が数少ないのに対し、敵専用特技や味方専用特技は数多く存在する。

呪文との違い

「呪文」と「特技」は形式的には上に述べたように区別されているわけだが、作品によっては実際の両者の境界はかなり曖昧であったり、分かりにくくなっている。
 
一例を挙げると、DQ6の【マダンテ】はストーリー上で「究極の呪文」と呼ばれているが、戦闘システム上では特技として扱われている。
また、リメイク版DQ3ではDQ6から【あなほり】【おおごえ】【くちぶえ】【とうぞくのはな】などが輸入されたが、DQ6では特技だったのが呪文として扱われるようになっている(名称も使用時のメッセージも明らかに呪文っぽくないわけだが)。
 
戦闘システムにおける呪文と特技の決定的な違いとしては、いずれの作品でも、【マホトーン】で封じられるのは呪文のみであり、特技は封じられない、という点が挙げられる。
さらに、ほとんどの呪文は【マホカンタ】【マホステ】【マホターン】の影響を受けるのに対し、特技はマホカンタの影響を受けない。ただし、作品によって一部マホカンタを貫通できる呪文もあるので、こちらは決定的な基準とはいえない。
また、ほとんどの呪文は【やまびこのぼうし】でやまびこ効果が発動するが、特技にはその効果が発揮されない(やはり、一部の呪文はやまびこ効果が発揮されない)。
 
DQ5では【MP】を消費するのは呪文だけだったが、DQ6以降はMPを消費する特技が数多く登場し、作戦【じゅもんつかうな】【MPつかうな】ではこれらの特技も使用しなくなる。
 
後述するように、作品によっては「とくぎ」コマンドに呪文が含まれていたり、「じゅもん」コマンドで使用する特技があったりする。このため、呪文と特技の区別については人によっても認識がわかれるかもしれない。

コマンドの「とくぎ」

戦闘中コマンド
【たたかう】【にげる】-【じゅもん】(【呪文】)-【どうぐ】
【ぼうぎょ】【こうげき】【さくせん】【いれかえ】
-【とくぎ】(【特技】)-【そうび】【はなす】【おどかす】
【ためる】【しらべる】【ひっさつ】【れんけい】
【きりかえ】【あきらめる】

移動中コマンド
【はなす】【じゅもん】【つよさ】【どうぐ】【かいだん】【しらべる】【とびら】【とる】【そうび】【さくせん】【なかま】【せんれき】【とくぎ】【おもいで】

DQ5以降、戦闘中の【コマンド】のひとつとして、味方キャラが任意に特技を繰り出すための「とくぎ」コマンドが表示されるようになった。
コマンドの使い方は「じゅもん」と同じで、このコマンドを選ぶとそのキャラが現在習得している特技(作品によっては呪文を含む)のリストが表示されるので、その中から使用したい技を選ぶ。
リストは多くの作品で縦3~4行・横2列になっているが、DQ9では横1列しかないため一度に4つしか表示されないのがやや不便。
なお「じゅもん」コマンドとは違って、長らく移動中のコマンドには「とくぎ」はなく、DQ6から登場した移動中の特技は「じゅもん」コマンドで呪文と一緒にリストアップされていたが、HD-2D版ロト三部作ではついに移動中もコマンドが分離した。仕様は「じゅもん」と同じ。
こちらも参照)
 
DQ5では、戦闘コマンドの「とくぎ」が表示されるのは【仲間モンスター】のみで、【人間】キャラでは「じゅもん」コマンドが表示される位置にこれが表示される。
「とくぎ」コマンドを選択すると、そのモンスターが習得している呪文と特殊攻撃がまとめて表示される。これは、呪文もモンスターにとっては特技のうちという世界観のため(【取扱説明書】より)。
 
DQ6以降は、概要でも述べたように呪文と特技が設定的に区別されたことで、戦闘コマンドとして「とくぎ」が「じゅもん」と並んで表示されるようになり、そのキャラが習得している呪文は「じゅもん」で、同様に特技は「とくぎ」で扱われる。
例外として、リメイク版DQ4では「とくぎ」コマンドがなく、追加された戦闘特技は「じゅもん」コマンドで扱われる。逆にリメイク版DQ6では戦闘中に「じゅもん」コマンドがなく、「とくぎ」コマンドで特技と呪文の両方が扱われる。
 
なお、DQ5では「とくぎ」コマンドから呪文にカーソルを合わせても消費MPは表示されない(人間キャラの「じゅもん」コマンドの場合は表示される)。
DQ6からは、その技の消費MPと効果の簡単な説明が表示されるようになった。
DQ7では、「とくぎ」コマンドを選択すると「ダメージ/かいふく/そのた」という区分でまとめられている。
 
DQ10オンライン以降では、ジャンルごとのカラーアイコン(円形)が併記される。色は以下のように分けられている。

回復系攻撃系補強系
弱体系移動系

 
DQ11では、カーソルを動かすと発動に必要な武器種別も表示される。
DQ10オフラインでは、【さくせん】コマンドでバトルでの「とくぎ」ウィンドウ内での各特技の配置を変えることができるようになった。

本編シリーズでの特徴

特技もまた、呪文と同じく用途によって「攻撃」「補助」「回復」「移動」の4つに大別できる。
ただし、【かぶとわり】のように複数の性質を併せ持った特技もある。
 
攻撃特技は【こうげき力】に依存する技(いわゆる物理攻撃)が多いが、そうでないものもある。
また、【属性】を持っていないものも少なくなく、それらは何らかの属性を持っている攻撃呪文と異なり相手の【耐性】を気にせず使える。
反面、攻撃呪文とは違って【命中率】【みかわし率】(回避率)の影響で当たりにくくなるものが多い。
 
属性を持った攻撃特技については、作品によっては扱いがかなりややこしくなっている。
DQ6~8では、炎関係の呪文属性には【メラ系】【ギラ系】【イオ系】があるが、一部の特技はこれらとは異なる【炎系】に属する。氷の属性についても、呪文が【ヒャド系】であるに対して、特技には【吹雪系】のものがある。
これにより、メラ・ギラ・イオは効かないのに炎は効いたり、ヒャドは効かないのに吹雪は効くという、よく分からない現象も起きる。
他にも、【いなずま】【いなずまぎり】【デイン系】かと思いきや【イオ系】扱いだったりすることも。
しかもこれらの特技は本編ではイオ系であるのに、モンスターズではデイン系だったりと作品によっても設定がばらばら。
DQ9以降は、メラ系と炎系は【炎属性】、ヒャド系と吹雪系は【氷属性】に統合されて分かりやすくなった。
 
呪文に比べると対策が取りにくいのも特技の特徴。
【おいかぜ】で息攻撃を跳ね返したり、【おどりふうじ】で踊りを封じたりと、特技の種類によって異なる対策をとる必要がある。
その他、攻撃力に依存する特技であれば【ヘナトス】でダメージを軽減できる。
対策が取りにくいというのは、味方が使う際は呪文よりもローリスクになりがちということ。
反面、敵が使う場合は脅威となるので、【耐性防具】なども駆使して対策しよう。

DQ1・2

DQ1での特殊攻撃は主に【ドラゴン】などが使う【ほのお】のみ。
DQ2では【ふしぎなおどり】【あまいにおいのいき】【たすけをよぶ】などの補助系技が追加され多彩化した。
この頃は前述のように、特殊攻撃は敵専用であり、味方側が使うことはできない。
 
リメイク版では炎ブレスにDQ5と同様の階級別の名称が付いた。

HD-2D版

呪文とともにDQ5以降の特技が大量に追加され、味方側が使えるようになった。
DQ1・DQ2の各キャラとも初期状態から特技を覚えており、レベルアップと【巻物】によって使える特技が増えていく。一部の特技は一定条件で【超絶技】に進化させることができる。
【たいようの紋章】入手後は特技でも会心の一撃が発生するようになる。
 
DQ1では主人公が使える特技は限られており、敵専用の特技も多く追加されている。
DQ2では【ローレシアの王子】は剣技・格闘系、【サマルトリアの王子】は魔法剣、【ムーンブルクの王女】は魔法補助の他においろけ系や犬に関連した特技、【サマルトリアの王女】はスーパースターや盗賊系の特技を覚える傾向がある。
複数のキャラが覚えられる特技もある一方、巻物が一品物であるため候補2人(3人)のうち1人しか覚えられない特技もある。

DQ3

【ふぶき】【やけつくいき】に加え、【いてつくはどう】がラスボス専用技として登場。
また【ドラゴラム】の呪文の登場により、初めて味方側が炎を吐くことができるようになった。

リメイク版

新たに追加された職業である【盗賊】【タカのめ】【しのびあし】【とうぞくのはな】、また既存職でも【商人】【あなほり】【おおごえ】【遊び人】【くちぶえ】を覚えるようになった。いずれもDQ6から輸入されたものであり、同作でも同じ職業にて習得できる。
また台詞を記憶するシステムの採用とともに、【勇者】は同じくDQ6から受け継がれた【おもいだす】系統を覚える。
これらはすべて移動中の特技であるが、システム上は呪文扱いであり、【ピラミッド】地下のように呪文が封じられる場所では使えない。【公式ガイドブック】でも一括して「呪文」として紹介されている。
なお戦闘特技は登場しておらず、【戦士】【武闘家】は相変わらず特技も呪文も覚えない(ただし【複数攻撃武器】が多数登場したことで戦闘スタイル自体は若干変わっている)。
 
炎・吹雪ブレスにはDQ6と同様の階級別の名称が付いたほか、裏ボス用として【しゃくねつ】【あやしいひとみ】が輸入された。
 
台詞の記憶機能が削除されたガラケー版以降ではおもいだす系統も削除された。

HD-2D版

従来版には無かった戦闘特技が大量に追加され、勇者が戦闘特技を使えるようになったほか、ついに戦士や武闘家も特技を使えるようになった。新たに登場した【まもの使い】はもちろんのこと、商人・遊び人・盗賊も新たな戦闘特技を覚える。
一方、もともと魔法職である【魔法使い】【僧侶】【賢者】には特技が追加されておらず、戦闘呪文と戦闘特技の両方を覚える職業は勇者だけである。
呪文と同じく各職業のレベルアップで習得し、まもの使いのみ【はぐれモンスター】の保護個体数が一定値を超えて最初の戦闘で覚えるものもある。
勇者を含め複数の職業で覚える特技は存在せず、すべて一つの職業でのみ習得する。このため仲間キャラが覚えられる全特技をコンプリートするには魔法職以外の全ての職業を経験する(+はぐれモンスターを集める)必要がある(加えて呪文もコンプするには僧侶と魔法使い、あるいは賢者の経験も必要)。
今作ではスキルシステムは無いため、DQ6・7と同じく全ての特技を装備に関係なく使用できる。
 
戦闘特技のほとんどはDQ5~DQ11に登場したものからの逆輸入であり、【やけつくいき】以外は従来版のDQ3には(モンスター用としても)存在していない。
なお、【かえんのいき】【ねむりアタック】【しびれアタック】に関してはそれぞれモンスターの使う「もえさかるかえん」、【ねむりこうげき】【まひこうげき】と効果が類似しているものの別の特技として扱われている。
味方のみならずモンスター側もこれらの戦闘特技を習得しており、従来版とは別物に強化された者も少なからず存在する。
 
職業で習得できる戦闘特技には全て消費MPが設定されており、敵モンスターが使う際も同様にMPを消費する。
ただし、【かがやくいき】を除く各種ブレスや【いてつく波動】等のモンスター専用特技(従来版に存在していたもの)は消費MP0に設定されているため従来同様に何度でも使ってくる。
やけつくいきの場合は敵モンスター使用時のみ消費MP0となっている。
なお、【モンスター・バトルロード】にてはぐれモンスターが使う特技は、【ふしぎなおどり】を除くモンスター専用特技にもそれぞれ1以上の消費MPが設定されている。
 
コマンドは移動中・戦闘中とも「とくぎ」が「じゅもん」から独立し、呪文がかき消されるフロアでも特技であれば使用できるようになった。
 
なお、「おもいだす」系統は【おもいで】コマンドにリニューアルされたため登場せず、他にはタカのめが削除されている。

DQ4

1ターン休み系の【おたけび】、補強系の【ちからため】【きあいため】などが初登場したほか、スライムの合体【マンルースター】のコンビネーション技など斬新なものも登場した。
また炎・吹雪のブレスは段階別に異なる名称になった。
 
味方側ではNPCである【ホフマン】がちからため、【ドラン】【あまいいき】【こごえるふぶき】を使えるが、命令不可であるため自在に使うことはできず、「とくぎ」コマンドも存在しない。
この他、【てんくうのつるぎ】【いてつくはどう】と似た効果を発動でき、【トルネコの特殊行動】には後の作品の特技に似た行動も見られる。

リメイク版

DQ3同様、【くちぶえ】【しのびあし】【たからのにおい】という移動中の特技が登場。今回の使い手は【トルネコ】となった。
また今作では戦闘特技も追加された。【勇者】【ギガソード】を習得するようになり、さらにクリア後に仲間キャラとなる【ピサロ】は多数の戦闘特技を使用できる。
これらはいずれも「じゅもん」コマンドにリストされるが、特技扱いになっているものは【マホトーン】で封じられないという特徴がある(この基準からすると【ジゴスパーク】は呪文扱いということになる)。
上記以外のキャラは特技を覚えない。ギガソードを覚えるのもゲームクリアレベル辺りなので、ストーリー本編ではほとんどFC版同様に単体物理と呪文のみでの戦いになる。
 
敵側でも、新たに追加されたモンスター(DQ7からコピーされたザコ、および裏ボスたち)がDQ7の特技を使ってくる。

DQ5

【仲間モンスター】システムが導入され、仲間モンスターが覚える呪文と特殊攻撃を合わせて「特技」と呼ばれるようになった。これに伴い、初めてプレイヤ一側が自在に特殊攻撃を扱えるようになった。
習得方法は呪文と同じく【レベル】の上昇であり、モンスターの種族ごとに覚える特技は決まっている。
今作で仲間モンスターが使える特殊攻撃は、従来の敵側のものをそのまま引き継いだものがほとんどであるため、種類は攻撃用のものがメインであり、補強系や回復系はごく少数に限られ、移動中の特技に至っては皆無である。
【MP】を消費する特殊攻撃は無く、すべて無限に使用できる。
 
本作での初登場特技としては、【いなずま】【まぶしいひかり】【ぶきみなひかり】【もうどくのきり】、敵専用技として【すなけむり】などがある。
 
攻撃系の属性について、本作では注意すべき点がある。それは、キャラクターが固有で持っている耐性は「ギラ系と炎系」「ヒャド系と吹雪系」で同じなのだが、【防具】の耐性になるとそれが別々になる、ということ。
 
さてその威力だが、最強の攻撃特技である【しゃくねつほのお】は呪文の【イオナズン】を上回り、次点となる【かがやくいき】も吹雪系としては非常に強力だが、本作の特殊攻撃はあくまでモンスター専用で、それも使用者が限られ、全体的にはそれほど際立った威力のものが勢ぞろいしているわけではない。
属性に関しても、呪文のほうが圧倒的に多い。回復にしても、【めいそう】は強力とはいえ自分自身にしか使用できず、また戦闘中のみ。
公式ガイドブックでは、呪文が写真とイラスト付きで詳しく紹介されているのに対して仲間モンスター専用特技の扱いは小さく、一覧表として全特技が1ページにまとめられている程度でしかない。

リメイク版

例によって【くちぶえ】【しのびあし】【とうぞくのはな】が輸入され、【サンチョ】が人間で唯一の特技の使い手となった。しかし相変わらず戦闘特技を使える人間キャラはいない。
また、クリア後の仲間モンスター限定で、MPを消費する特技として【プチスラッシュ】【プチスパーク】も追加された。

DQ6

前作まで、魔法系キャラや仲間モンスターは多彩な行動をとることができた一方、肉体系キャラは基本的に通常攻撃一辺倒で単調な戦闘をすることが多かった。
しかし、DQ6では新転職システムを導入するにあたり、魔法専門職以外の【職業】もそれぞれの多彩な技を覚えるようにしようということで、特技が「特技というカテゴリの技能」として本格的に実装された。それに伴ってモンスターだけでなく人間キャラも多採な特技を使用できるようになった。
今作も習得方法は呪文と同じで、キャラクターやモンスター種族ごとにレベルアップで習得するほか、転職後は職業レベル(【熟練度】)によって職業ごとの特技をキャラに関係なく覚えられる。覚えた特技は転職しても忘れない。イベントでの習得もある。
 
特技の数はDQ5に比べて大幅に増え、従来からある【息】【踊り】に加え、剣技や格闘技系が新たに登場。補助や回復系の特技も増え、移動中のみ使える特技も初登場。
もちろん、味方だけでなく敵キャラもさまざまな特技を使ってくる。したがって、マホトーンのような「呪文対策の呪文」と同じように、【おどりふうじ】【おいかぜ】に代表される「特技対策の特技」が登場。
MP消費0の特技がまだまだ大半を占めるが、【ギガスラッシュ】【ジゴスパーク】【ビッグバン】などMPを消費する特技も登場した。
また同じく本作から登場した【マダンテ】はストーリー内では呪文扱いだが、DQ6とDQ7のシステム上は特技として扱われている。
敵側では、以降の大ボスの恒例技となる【念じボール】【あやしいひとみ】などが初登場した。
 
攻撃呪文と同等かそれ以上の威力・効果を出せる特技も多くなった。
先述のMPを消費する特技はもちろん、ノーコストで使える【しんくうは】【せいけんづき】【まわしげり】や各種ブレスといった特技が、攻撃呪文と同等またはそれ以上の威力を持つ。
終盤になると、多くの特技が最強クラスの攻撃呪文を上回り、特にギガスラッシュは【ギガデイン】をも大幅に凌駕する。
また剣技や格闘技系は攻撃力やレベルによってどんどん威力が上がる特技が多い。
しかもDQ5と違い、本作では【おもいだす】系と【へんしん】を除いた全特技を、転職によって誰でも覚えられるため、特技の存在感は一気に高まった。
 
戦闘中特技のリストは基本的にそれを習得できる職業の順に並んでおり、基本職→上級職の順になっている(盗賊を除く)。
具体的には、魔物使い→武闘家→戦士→商人/遊び人→踊り子→バトルマスター→パラディン/賢者→盗賊/レンジャー→スーパースター→魔法戦士/勇者→ドラゴンの順。
【はぐれメタル】で覚えるマダンテとビッグバンは1番最初のページの左上にあるが、ジゴスパークは勇者の特技の中にまとめられている。
職業で習得できないへんしんはバトルマスターの特技のページの左上にある。
また、戦士の特技のページの1行目(2個)、踊り子の特技のページの左上(1個)、スーパースターの特技のページの左上(1個)、ドラゴンの特技のページの1行目(2個)の計6個分がなぜか空欄になっている。
踊り子とドラゴンの特技リストの空欄については、他の職業と被っている特技の数と一致するため、おそらくはその空欄、あるいは戦士とスーパースターのことも加味すれば、習得特技の数が6~7個の職業については単にページ区切りをよくするために上部に空欄を設けただけかもしれない。

リメイク版

【仲間会話】の導入と引き換えに「おもいだす」系が削除された。
それ以外は追加も削除もないが、マダンテの弱化をはじめ一部は仕様変更されている。

DQ7

前作のシステムを基本的に引き継いでいる。新たに実装された【職歴技】として習得できるものもある。
【ガボ】特有のオオカミ系特技を除いた全特技を転職で覚えられる。
特技の数はさらに増え、【羊飼い】の覚える羊系特技や【吟遊詩人】の歌系特技が増加した。歌系特技は【スクルト】やマホトーンなど補助系呪文と同じ効果をMP消費無しで発動できる。
一撃で600近いダメージを与える【アルテマソード】も登場した。
なお、「おもいだす」系は削除された。

リメイク版

職歴技が廃止され、PS版で職歴によって習得できた特技はいずれかの職業に割り振られた。
また、人間上級職によって習得した特技は、そのキャラが他の職業になると使えないようになった。これらについては、呪文も同様。
【フィールド】の仕様変更などにより【タカのめ】【しのびあし】が、またご時世の影響か【つなみ】が削除。代わってDQ8以降の特技が一部輸入された。
また、PS版で消費MPが0だった特技の一部が、MPを消費するようになった。

DQ8

今作から【スキル】システムが登場したのに伴い、多くの特技が【武器】【素手】と関連づけられた。
各武器(または格闘)のスキルを上げることによってその武器(または素手)を使った特技を覚えていくという形になり、それらは特技に対応する装備でないと使用できなくなった。
ただしキャラ固有スキルで覚えた特技は、装備に関係なく使用できる(ギガスラッシュを除く)。
DQ6やDQ7では、どう見ても斬れそうにない杖で剣技を放ったり、格闘技なのに武器の攻撃力が上乗せされたりと色々と突っ込みどころのある仕様だったが、DQ8ではグラフィックのリアル化に対応するためか、これらが解消された。剣技なら剣、斧技なら斧等々、対応する武器をきちんと装備しなければならない。
もっとも、新たに追加された【投げキッス】【ヒップアタック】にはなぜか武器の攻撃力が乗る仕様になっているわけだが……。
 
一方、完全3D化に伴い、各種ブレスのようにもともとモンスター専用の特殊攻撃だったもののほとんどは、人間が使うことはできなくなった。
味方側がこれらを発動するには【トーポ】【チーズ】を与えるか、【スカウトモンスター】に任せるかしかない。
また【テンション】システムの実装によって、特技としてのちからため・きあいためは削除され、テンションを上げるための行動である【ためる】が追加された。
 
今作からは基本的にレベルアップではなく、スキルによってのみ特技を習得する形になった(【チーム呼び】のみイベント習得)。また、MPを消費する特技が大幅に増加した。
転職システムが無く、キャラ固有の特技が多くを占めるようになった関係で、DQ6やDQ7のように全員で同じ特技を連発するなどといったこともできなくなった。
攻撃呪文と特技の格差もある程度是正されたが、【双竜打ち】やチーム呼びなど、ぶっ壊れた性能の特技はまだ存在している。
 
リアルにアニメーション表示されるようになったことで、敵側の特技にも多彩なモーションが与えられている。

3DS版

【モリー】【ゲルダ】がPCに加わったのに伴い、彼ら専用の特技が多数追加された。
既存特技は双竜打ちが弱体化されたが、代わって今度はDQ9から輸入された【キラージャグリング】が反則的高性能となった。
また【オノむそう】などMPを消費するようになった技がさらに増加した。
他には海外版から【ドラゴンソウル】が逆輸入されており、これに限りレベルアップでの習得となっている。

DQ9

呪文と特技の棲み分けが明確化された。
本作の呪文は【ルーラ】を除いて職業ごとのレベルアップでのみ習得し、転職をすると使えなくなるのに対し、特技は前作と同じくスキル振り分けによって習得し、こちらは職に関係なく使用できる。
一部の特技は【クエスト】で貰える【秘伝書】を所持することで使えるものもあり、こちらは秘伝書さえ持たせればスキルや職業・レベルに関係なく使用できる。
ただしいずれの場合も、武具系スキルの特技は前作同様、対応する装備をしないと使用できない。
今作からは一部の特技でも【会心の一撃】が発生するようになり、【ボケ】【サインぜめ】のように会心を発生させることが必要となるクエストもある。
 
転職システムが復活し、キャラごとの固有技は主人公がイベント習得する【おうえん】を除いて無くなった。
職業によって装備できる武器の種類が決まっているため、使用できる特技は職業によって変わってくるが、武具スキルはマスターすればその武具を職業に関係なく装備できるので、同じ武器スキルを全員にマスターさせれば4人で同じ特技を職業に関係なく繰り返すことも可能。
【コンボ】システムのある本作では上手く使えばダメージ増大も可能になった。
一方で秘伝書は一品物のため、【マルチプレイ】時以外は全員が同じ特技を繰り出すことはできない。
 
なお、各種ブレスはDQ2以来の完全な敵キャラ専用となり、【ひかりのほのお】【やみのほのお】という亜種も登場した。

DQ10オフライン

習得方法は大きく分けて以下の3つがある。

  1. 主人公の各職業のレベルアップで覚える特技。
    装備に関係なく使用できる。(専)の表示があるものはその職業専用で、呪文と同じく転職後には引き継げない。表示のないものはどの職業でも使用できる。
  2. 仲間キャラが固有スキルで覚える特技。
    装備に関係なく使用できる。1.と同じ特技を覚えることも多いが、仲間キャラ専用の特技もある。特に【フウラ】には専用特技が非常に多い。
  3. 武器スキル(格闘・盾を含む)で覚える特技。
    該当する装備の時のみ使用できる。主人公と仲間キャラが同じスキルカテゴリーで共通して覚えるものが大半だが、主人公専用や仲間専用の武器特技もある。

2.と3.は【スキルアップパネル】を使用して威力を上げることができる。
Ver.2で登場する【アンルシア】【ロストブレイク】のみレベルアップで習得する(データ上は【ロストアタック】も同様だが、加入時には既に習得済み)。
 
DQ11と同じく【ふしぎな鍛冶】専用の特技もあり、主人公の鍛冶レベル(職業のレベルのうち最も高いもの)によって習得する。

DQ10オンライン

【達人のオーブ】で強化が可能。上位とくぎは180スキルや200スキルといった任意で選択する方式になっている。
詳しくはこちらを参照。

DQ11

今作もレベルアップで特技は覚えず、【スキルパネル】によって習得する。【覇王斬】【グランドクロス】【デビルモード】と3DS版の【てんきよほう】はイベント習得である。
DQ8と同様にキャラ固有の特技が多いが、武器スキルの特技は複数キャラが習得可能なものも多い。
複数のキャラがそれぞれ特定の特技や呪文を習得すると、その組み合わせで新たな【れんけい技】を覚えることもある。
 
かえん斬りやハッスルダンスなど、ほとんどの特技がMPを消費するようになった。
消費MP0な特技はれんけい発動後使えるものを除くと【ぱふぱふ】【ぬすむ】【魔力の息吹】【レディファースト】【かばう】【ゴールドシャワー】【におうだち】【HPパサー】【てんきよほう】の9つ。
一方、敵が特技を使用する場合はその特技の元々の消費MPに関わらずMPを消費しない仕様になっており、【ハッスルダンス】だろうが【ジゴスパーク】だろうが無消費で使ってくる。ただし【ベロリンマン】【分身】【だいおうイカ】系統の【自己再生】(2Dモードでは【なかまをよぶ】)のみMPを消費する。
また、今作では主人公よりも他の物理アタッカーの力が低めに設定されている代わりに、特技のダメージ倍率が過去作より全体的に高めになっている。
 
戦闘の特技とは別に、【ふしぎな鍛冶】で使用する専用の特技もある。
こちらは主人公のレベルアップ(厳密にはレベルアップ後に鍛冶を始めるとき)によって習得し、MPに相当する「集中力」を消費して使用する。

DQ11S

【カミュ】【とうぞくのはな】が追加された。
それ以外は移植元機種を引き継いでいるため、「てんきよほう」は2Dモード時限定となっている。

モンスターズシリーズ

モンスターズでは呪文も特技の一部とされ、呪文とその他の特技が同列に扱われる。
また、ほとんどの特技に消費MPが設定されている。
前述した「いなずま」など、本編とモンスターズで属性や厳密な仕様が異なっている特技が多いことにも注意したい。
 
ジョーカー1以前では特技は、呪文・息・踊り・物理攻撃系(ジョーカー1での呼称は直接打撃)・その他の5つに分類された。
 
ジョーカー2以降は新たな分類に【斬撃】【体技】が加わり、
ほぼ全ての特技が呪文・斬撃・体技・息・踊りの5分類のどれかに属するようになった
(テリワン3Dの【だいぼうぎょ】や「霧」などの例外はある)。
斬撃や体技に対する対抗手段も存在し、さまざまなカテゴリの特技を使い分ける必要も出てきた。

ライバルズ

カード種の一つで、使った時に即座にダメージやドロー、回復といった効果が発動する。ゲームの仕様上、呪文や道具も特技扱い。
スカラが被ダメ軽減でなくHP増加だったりと、原作と若干効果が違う特技もあるが、基本的には本家の効果を再現している。
魔法使いは特に特技に関連したシナジーが多い。

メラがメラゴーストのような炎系には効きにくい、というようなことは一切ない。