【真魔剛竜剣】

Last-modified: 2020-11-12 (木) 17:19:02

ダイの大冒険

【ドラゴンクエスト ダイの大冒険】に登場するアイテム。代々の【竜の騎士】が受け継いでいる武器で、これを持つ事が竜の騎士の証でもある。
【オリハルコン】製の両手で扱う大型の刀で、柄尻に竜の頭の細工が施されている。
刀身のデザインはファミコン版ドラクエ3の勇者の持っている剣と同じ幅広の曲刀型で、敵であるはずの竜騎将【バラン】がそんな武器を所持していることに、勇者との繋がりを深読みするファンもいるようだ。 
正当な竜の騎士であるバランが初登場時からずっと所持しており、【バーンパレス】入り口での【ハドラー】との戦いで命を落とすまで活躍し続けた。
 
神界の金属オリハルコン製で、同じく神の手で産み出された存在である竜の騎士が使うに相応しい非常に強力な武器でもある。
最高の剣を作ることを夢見た刀匠【ロン・ベルク】が、目指すべき目標、そして越えるべき究極の武器として百年以上追い求めた存在でもあり、曰く「神が作ったという地上最強の剣」。
その切れ味はもちろん、オリハルコンに次いで硬い金属を素材にした【鎧の魔剣】でも耐えられない【竜闘気】を解放した全力の技にも難なく耐える強度と、真っ二つに折れてなお復活する自己修復能力まで併せ持っている。多少の刃こぼれなら自然と直り、【ダイ】とバランの戦いにおいて一度折れた後も、バランが戦線復帰した時には完全に元に戻っていた。
ただし瞬時に復元するほどの再生力はなく、上記の戦いの後バラン自身も傷を癒すために身を隠しており、再び完全な形で現るまではそれなりの時間が経っている。
また【キルバーン】を真っ二つにしたときは、魔界のマグマと同じ成分を持つ彼の血による腐食の影響が後のハドラー戦まで残っており、大きな影響を与えた。
 
バラン最後の戦いで、共に【黒の核晶】の爆発に巻き込まれた真魔剛竜剣は行方不明になっていた。
竜の紋章を受け継いだダイは自分専用に鍛えられた【ダイの剣】で戦っていたが、最終決戦にて【バーン】の胸に突き立てたまま剣を手放してしまう。さらに力を解放した【鬼眼王】と素手での戦いを強いられる中、竜の紋章の力を開放したダイを正当な後継者として認めたかのように、陽の光を纏った真魔剛竜剣がバランの魂と共に飛来する。
最後の仲間をその手に握り、攻勢に転じたダイはバーンの腕を砕きながら突進。魔力の波動や頑強な瞼の防御とぶつかり合った真魔剛竜剣は折れてしまったものの、斬りつけた鬼眼こそがバーンの急所だと暴き、後のとどめに繋がった。
 
強敵であるバランが本格的に戦いに出たシーンが少ないほか、格下である鎧の魔剣とは優勢ながら相打ちになってダイの力量を示す舞台装置になり、キルバーンは仕留めきれず腐食させられる、それが響いてハドラー戦では切れ味を発揮できずと、最強武器の一角でありながら活躍の機会には恵まれなかった。
満を持して父の幻影と共に現れた後も決め手はダイの剣に譲り折れてしまう辺りは、勇者の世代交代の象徴のようでもある。
 
エンディング後の所在は不明だが、もしダイがどこかで生きているのなら、自己修復が済み次第、竜の騎士に常に付き従うこの武器はきっと彼の下へと飛んでいるだろう。
もしも【魔界】編へと続いていたならば、5年を経て成長したダイが真魔剛竜剣を振るう姿が見られたかもしれない。