【神鳥のたましい】

Last-modified: 2020-10-13 (火) 16:55:04

DQ8

重要アイテムの一種で、本作の【飛行手段】
読みは「しんちょうのたましい」。あいうえお順にソートした場合、「かみ」で探しても見つからないので注意。
鳥の翼で包まれた宝珠で、使用すると鳥となって空を飛ぶことができる。
今までの空飛ぶ乗り物と異なり、【主人公】自身が空を飛ぶという設定が斬新。
【神鳥の巣】の頂上で【妖魔ゲモン】を倒すと手に入るが、その正体は今まさに卵から孵るはずだった神鳥【レティス】の子供の魂そのもの。
敗北して追い詰められたゲモンが「死なばもろとも」と抜かすやコイツを道連れに自爆し、魂の姿で初めて母と対面することになったレティスの子供。一人称が「ボク」なので、性別は恐らく雄。
だが彼は魂の結晶となり、主人公一行が空を飛ぶ力を得るためのアイテム、「神鳥の魂」として協力してくれることになった…
という悲しく重々しいイベントをこなして手に入る尊いアイテムである。
ちなみに宝珠の状態でも主人公たちに語りかけることは可能らしい。
 
入手後は【三角谷】に行けばストーリーは進行するが、まずは色々と寄り道してみることを推奨する。
空からのみアプローチできる場所は不自然な雲に覆われているのが特徴。
また【魔犬レオパルド】討伐の際にはこれを使って、レオパルドを見失わないように追跡する必要がある。
暗雲に怪しく包まれ、空高く聳える【暗黒魔城都市】もこれを使う事で行ける。
有名な【法皇就任演説】の際にも効果的に使われ、多くのプレイヤーの溜飲を下げた。
エンディングでは、役目を終えたと言わんばかりに主人公の胸元から抜け出て母鳥を追いかけ、空の彼方に消えていった。
 
なお操作性に関しては、3Dになり若干使い辛くなったものの旋回昇降は勿論加速も出来るなど申し分ない。
ただし、下の見通しが確認しづらいので、時々地図を広げながら現在の場所を確認するように。
加えて、これで空を飛んでいる間は【錬金釜】の錬金時間にカウントされない点にも注意。
 
BGMはDQ3で使われた名曲【おおぞらをとぶ】
古参のファンは16年振りに聞くことになり、上述のイベントと相まって大いに歓喜・感涙したプレイヤーも多いのではなかろうか。
エンディングでレティスの本当の名前が判明するのも含め、何ともニクい演出である。

【ルーラ】とは違い、屋内などで使っても使用できないとなるだけで頭をぶつけることはない。
ちなみに暗黒魔城都市脱出の際などではっきり分かるが、魂だけになろうともちゃんと目はついているし、言われなければ魂だけの存在であるとは分からない。
魂だけでもしっかり自我はあるので、肉体は死んでも魂は死なないのかもしれない。
 
なお入手後に宿屋に泊まると夢の中に現れた【ミーティア】が「次は魚になることも……?」という発言をするが、まさか後の作品でそれが本当に実現することになろうとは、この時は予想だにできなかったであろう。

スマホ版

画面上に神鳥アイコンが搭載され、いちいちコマンドを開いてアイテムを使わなくても、このアイコンを表示させてタップするだけで飛べるようになった。

3DS版

スマホ版同様下画面のアイコンをタッチすることで使うことができる。
便利ではあるがちょうど【錬金釜】の真上にあるので誤動作でタッチしてしまいがち。操作は慎重に。
また、闇の神鳥の巣でのイベントの台詞にボイスが追加されている。
ちなみにPS2版では飛んでいる間は正面から顔を見ることが出来なかったが、3DS版では撮影機能を使う事により見られるようになった。