DQ9
攻撃が持つ【属性】の1つ。
これまで【イオ系】と一部の【デイン系】に属していた呪文・特技など統合された属性。
DQ6以降、稲妻がなぜかイオ系に属するなど、なにかと関係が深かった2つが、本作で統合された形。
しかし、雷と爆発は本来は全く異なる現象であり、防ぐ手段も全く別のはずであるので、違和感が大きい。
いずれも轟音を伴うという共通点があり、日本では古来より爆弾に雷の名をつける風習がある(魚雷、地雷、機雷など)ことが影響したのだろうか。
以降の作品ではイオ系が光属性、デイン系が雷属性となったため「雷・爆発」という属性は再登場していない。
また、モンスターズなどの外伝作品では【雷属性】と【爆発属性】に分けられている。
解説
シリーズを通じて耐性を持つ防具がほとんどないことで知られるデイン系。
しかも、イオ系もDQ5では耐性装備がほとんどなく、DQ6以降メラ・ギラ・イオへの耐性防具が登場するまでは、イオ系として属性が独立してからしばらく、軽減が難しい時代がややあった。
古参プレイヤーからは、当然この2つが融合すれば非常に軽減しにくい厄介な属性になると警戒されたかもしれないが、属性が組み直されたDQ9では認識を改めよう。普通に軽減できるのだ。
むしろ【土属性】と【光属性】が今作の軽減しにくい属性である。
属性攻撃の花形である【炎属性】や【氷属性】よりは耐性防具は少ないものの、
【まほうのよろい】など「呪文を軽減」と書かれている防具はもれなくこの属性も軽減してくれる。
爆発属性のみを軽減する【ゴームのてぶくろ】や【ゴームのながぐつ】、
炎と爆発を軽減する【レッドタイツ】や【きわどい水着上】などもある。
こういった装備品に身を包めば、女性では最大73%、男性でも70%も軽減できる。
勇者という存在が消滅してしまい、デイン系もお払い箱になってしまったため、
「雷・爆発属性」とは言うもののほとんど元イオ系の攻撃ばかりが属している。
一方で、攻撃属性としては「雷」の要素が強く出ており、【マシン系】の敵はこの属性に弱い。
DQ2や5をプレイし、DQ8をプレイしていない人には「キラーマシンがイオナズンに弱い」というのは疑問を感じるかもしれない。
該当呪文
魔法使いと賢者が使用可能。
ただし魔法使いはイオグランデは覚えられない。
これまでの作品と同様、高威力、広範囲、そして高コストという3高を保っている。
軽減してくる敵は炎属性や氷属性に比べて少ないので、とりあえず敵のグループが多い時には使ってみて良い。
また、バギ系と同じく「【盾ガード】されない」という特長を持っているのも優秀。
ただ、攻撃魔力による威力の伸び率が悪い上、威力が伸び始めるのに必要な攻撃魔力がやたらと高い。
賢者より魔法使いの方が攻撃魔力に優れるため、せっかくイオグランデを覚える賢者よりも
イオナズン止まりの魔法使いのほうが上手く爆発系を使えたりする。
該当特技
味方使用可能
【ジゴスパーク】、【ギガスロー】、【ストームフォース】敵専用
【いなずまぎり】、【いなずまづき】、【いなずま】、【はげしいいなずま】
【あれくるういなずま】、【地を走るいかずち】、【怪光線】
元々光や雷の特技はイオ系かデイン系かの区別がはっきりしていなかったが、
今回はジゴスパーク・ギガスロー・地を走るいかずち(元デイン系)といなずま系の技(元イオ系)が雷・爆発属性、
【ギガスラッシュ】・【ギガブレイク】(元デイン系)と【シャインスコール】・【シャイニングボウ】(元シャイン=イオ系)が光属性と、またも属性分類がややこしくなっている。
フォースはストームフォースが風属性と雷・爆発属性を兼ねている。
風と雷でストーム(暴風、雷を伴う嵐という意味)、シャレが効いている。