【魔法の筆】

Last-modified: 2022-12-14 (水) 22:16:24

ダイの大冒険

【ドラゴンクエスト ダイの大冒険】に登場するオリジナルアイテムの一つ。
【チウ】【布道着】に入れて持ち歩いていた筆。
 
見た目には特に変わったところもない毛筆なのだが、この筆で書いた文字は「何をしても消えない」というとんでもない性質を持つ。
本当に「何をしても」ダメなのかは定かではないが、少なくとも【ヒム】の艶やかなオリハルコンボディに書いた直後の状態でさえ、そのヒムのパワーでぬぐい落とそうとして文字が掠れもせず、何度か体を損傷して文字部分に亀裂が入っても回復すれば文字は歪みもなく元に戻っている。
もはや「魔法」というより【呪いの装備】ならぬ呪いの墨だが、チウはこのアイテムをかなり雑に扱っており、蓋や矢立のようなものに収納してすらいなかった。
この件に限った話ではないが、彼の道着の中は一体どうなっているのだろうか?
「決して消えたり褪せることがない」というのは【パオームのインク】を思わせるが、筆がすごいのかインクがすごいのかは不明。
 
作中では【ヒム】を一方的に獣王遊撃隊に任命した際に使用され、手持ちがなかった隊員バッジの代わりとして勝手にヒムの胸に直接隊員ナンバー「12」を書いた。狙ったわけではないだろうが、数字の位置は左胸、ヒムの急所である核の位置の上。
当然ヒムからは猛抗議を受けたが、結局そのままになった。
(チウが文字を消す方法を知っているかどうかは不明)
その後ヒムは【バーン】との最終決戦で最前列で奮闘、大技【カラミティウォール】に突っ込んだりと無茶な戦いをしていた中でも消えずに残っており、バッジだったらこうはいかなかっただろう。
 
ヒムは【バーンパレス】魔力炉からの脱出劇で大出力の【グランドクルス】をぶっ放すため両腕を失い、脱出後に姿が見えなかったため、チウは手ずから書いた「12」を永久欠番にすると涙ながらに宣言している。
幸い、当のヒムは【ポップ】に救われて、別の場所に落っこちていただけなのだが…。