【魔法の闘衣】

Last-modified: 2020-04-13 (月) 22:45:41

ダイの大冒険

【ドラゴンクエスト ダイの大冒険】に登場する【ダイ】の防具。
ダイにとって最後の防具でもあり、以降はこの服から変えることはなかった。
 
【パプニカ】の特殊な布と法術で編まれている服。
本気を出した【竜の騎士】の力ではどんな武具でも耐えられないことから特別に作られている。
前の【騎士の鎧】のように守備力は高くはないが、騎士の鎧のパーツと同様に素早さは高くなっているため、
ステータス上の守備力は十分高い値になっている。(パーフェクトブックから、防御力は32)
当初は【騎士のマント】も用意されていたが、ザムザ戦の後に装備から外している。
ベンガーナでの騎士の鎧購入から、バラン戦終了後に魔法の闘衣が登場するまで、ストーリー内容から考えてせいぜい数日~十数日しか経っていないハズ。しかも両方ともレオナの発案・手配によるモノである。こんな短時間でこの闘衣を用意できるくらいなら、わざわざベンガーナまで買い物に行って、高い金を払う必要はあったのか、という点がちょっと不可解になってしまっているが、【覇者の剣】のように「持ってるなら最初からくれよ」と言いたくなるのもDQのお約束か。
 
後に同じ材質で作られたポップの装備である【パプニカの法衣】も存在する。
いずれも読者のアイデアで採用されたものである。
鬼眼王【バーン】との戦いでは部分的に切り裂かれつつも無事だったが、大気圏に突入する時に燃え尽きたのか、上半身部分は皆の元に帰ってきた時には着ていない。
逆に言えば、力を使い果たしたダイを最後まで守り通したと言えるだろう。特に下半身部分は頑張った。
 
なおこの装備は、主要5キャラ(ダイ・ポップ・レオナ・マァム・ヒュンケル)のコスチュームの読者公募企画において採用されたものを元にしているが、元々応募した読者が「鎧」としてデザインしていたものを作者サイドで「服」としてリデザインしている。
作者がその他の優秀作品についてのコメントで、ダイに寄せられた作品について「騎士の鎧よりも重装備なのが多かった」、ヒュンケルについては「『鎧の○○』というのが多かった」とコメントしている事から、選考過程で重厚な装備品に対して食傷気味だったことがリデザインの原因と推定される。ちなみにこの企画で同様に重装備な作品が多く寄せられたヒュンケルの採用作品は「戦闘時の装備ではない普段着」であった。DQ(RPG)の戦士系の上級装備が、軒並み鎧ばっかし出てくるような状況で、服という発想を求める事自体が、そもそも一種の無茶振りではあるまいか…