【魔物使い】

Last-modified: 2024-03-21 (木) 04:52:36

概要

DQ6(リメイク版除く)・DQ10(PCの職業としてはオンラインのみ)・キャラバンハート・バトルロード2に登場する【職業】で、【モンスター】を手なずける能力を持つ。
その元祖としては先だって【主人公(DQ5)】が登場している。DQ5で主人公に与えられる肩書きは【モンスター使い】となっているが、外伝作品では【伝説の魔物使い】と呼ばれ、映画ユア・ストーリーでも「魔物使い」と表現されている。
これ以外にも、作品によって【モンスターマスター】【魔物ハンター】という類似した名前の職業が登場している。
また、紛らわしいことにDQ5には敵モンスターにも【まものつかい】が登場する。

DQ6

その名の通り、特定のモンスターを仲間にできる職業。
リメイク版には登場せず、代わりに【魔物マスター】が登場している。

データ

職特性モンスターを仲間にできる
マスター特典なし
転職条件なし
上級職魔物使い+【盗賊】+【商人】【レンジャー】

職補正

ステータス補正
ちから108/128(-15.6%)
すばやさ128/128(±0%)
みのまもり102/128(-20.3%)
かしこさ128/128(±0%)
かっこよさ128/128(±0%)
最大HP102/128(-20.3%)
最大MP89/128(-30.5%)

 
習得特技と必要戦闘回数、仲間にできるようになるモンスター

仲間にできるかどうかは隠しパラメータである【モンスターレベル】が関係している。
「熟練度×8>モンスターレベル」の条件を満たすと加入できるようになっており、一定の熟練度に達すると加入できるモンスターが増える要因となっている。
ただし上記のように、称号と加入できるモンスターの種類は合っていない。
【公式ガイドブック】のキングスライムとはぐれメタルの表記は間違い。
 
職業特性について
戦闘後、一定確率で特定モンスターを仲間にすることができる。

  1. 仲間にできる確率はモンスターごとに異なる。また、熟練度が上がると仲間にできるモンスターが増える。
  2. 仲間にできる熟練度さえ満たしていれば、どれだけ熟練度を上げても仲間になる確率は変わらない。
  3. 魔物使いの人数によって仲間になる確率が変動することはない。
  4. 馬車の中に魔物使いがいるだけでは仲間にならず、直接戦闘に参加している必要がある。

解説

ステータス補正はプラスが1つもなく、HP、MP、力、身の守りという重要ステータスが軒並み下がる。
とにかくこの職に就くと弱体化が著しいが、これでも【レンジャー】の下積み職の中では最も戦闘向きではある。
 
ちなみに、覚える特技は息系ばっかり。いくら魔物使いとはいえ自分が魔物の特技を使う必要はないような…。
と思うが、魔物使いだからモンスターの気持ちにならないといけないと思えば気が楽かも?
【魔法使い】★1で覚えるメラミほどではないが、【かえんのいき】を早い段階で覚えられればそこそこ使える。というより、まともな攻撃特技はこれだけ。
序盤に習得できる【あまいいき】はそれなりの性能だが、本作では混乱よりも眠りに耐性を持つモンスターの方が多く活躍の機会は少ない。
また、【やけつくいき】は味方サイドだけ前作から見る影もないほど命中率が低下し、全くと言ってよいほど使い物にならない。
マスターで習得するのは史上最弱と呼び声高い【ドラゴラム】というのがなんとも…。
前作のイメージを引きずって、うっかり【主人公】をこの職につけてしまうと後々にわたるまで苦労が待っている。
自力で戦闘向きな特技を覚えるキャラか、いっそのこと馬車要員に就かせるのが妥当だろう。ただし上述の通り仲間モンスターの勧誘には馬車外メンバーに出しておく必要がある点には注意。
 
先述のとおりリメイク版では魔物マスターに変わっており、ステータスや覚える特技はこの職と変わらないが、なんと野生のモンスターを仲間にできなくなった。
そもそも戦力としては強い職ではなかっただけに、利用価値が致命的に落ちてしまっている。

DQ10オフライン

表記は「まもの使い」。
【モンスター酒場】が登場したものの、オフライン版にはどうぐ使い共々職業としては実装されなかった。
発売前の【ふっかつのじゅもん】による引き継ぎ例の画像や一部グッズでは示唆されており、パッケージでもVer.2での新職業追加が予告されていたが、仕様の問題かボツになってしまった模様。
新職業は【アンルシア】専用で既存の職業システムとは違う形の【勇者】のみとなった。
 
一方、ストーリーやクエストにはNPCのまもの使いが登場。
Ver.2の【アラハギーロ王国】の各ストーリーで登場する【ベルムド】【カレヴァン】などが該当。
また、悪役に特化した【魔物商人】もいる。

DQ10オンライン

2013年のVer.2.0より登場。 表記は「まもの使い」。
SFC版DQ6同様特定のモンスターを仲間にする。仲間モンスターは「なつき度」が上がれば他の職業でも連れていけるが、戦闘中の特技【かわいがる】で仲間モンスターの力を引き上げることができる。
HPは高めで自己強化の特技も持つが、両手武器しか装備できない攻撃職。
詳しくは【まもの使い】を参照。

キャラバンハート

味方モンスターをサポートする仲間の職業の一つ。男(子供)の姿は【ガボ】に似ている。
キャラバンハートでは、野生のモンスターを直接仲間にすることはできないので、
彼ら魔物使いの能力は「モンスターを懐かせて、モンスターの心を落としやすくする」というものになった。
究極連携も含め、ランクが上がっても「心を落とす確率」が上がるだけで、やることは変わらない。
ランク1では気休め程度にしかならないが、ランク3や究極連携であれば、心の入手確率が飛躍的に上昇する。
フィールドイベントでも、居るだけで役に立つケースが多いので、馬車に空きがなくても優先して入れておきたい。
その他、ランク3の魔物使いになると、今いるエリアにどんなモンスターが出るかを見抜く力が使えるようになる。
 
……ところで、キャラバンハートの世界ではモンスターの心を使う【転身】システムは、ストーリー中で完成する発明品【ハートゲッター】と異世界人である【フォズ】の力を合わせて初めて成立しているという設定である。
つまり、本来ならこの世界に「モンスターの心を落としやすくする職業」など需要は無いはずなのだ。
いったいこの職業はどんな経緯で存在しているのやら。もし彼らが7の世界にいれば引く手あまただっただろうに……。
ゲームの中では、一度キャラバンから解雇した仲間にまた会うチャンスがあるが、そのとき魔物使いに話しかけると「他のキャラバンでは活躍の機会がない」というような愚痴を聞くことが出来る。
 
ストーリー本編中で仲間にできるのは、大灯台にいる【マチュア】
彼女がこのマイナーな職業を志した経緯は、ストーリーの進行とも絡む重要なエピソードとなっている。

ランクランク名戦闘特技特殊効果
1魔物使いなだめる(モンスターの心を落としやすくする)-
2大魔物使いおだてる(ランク1よりもモンスターの心を落としやすくする)-
3魔物マスターなつかせる(ランク2よりもモンスターの心を落としやすくする)今いるエリアの魔物分布がわかる

トルネコ3

ゲーム中では「魔物使い」という名称は出てこないが、PS2版の【取扱説明書】には、「魔物使いポポロ」というタイトルで【ポポロ】がモンスターを仲間にする能力を持っていることを紹介するコラムがある。

バトルロード2

概要

Lv称号強化できる魔物上がる能力
1魔物ならしなしなし
10スライム使いスライム系HP、速
20昆虫使い虫、植物系HP、守
30猛獣使い獣系HP、力
40鳥使い鳥、浮遊系HP、賢、速
50ゾンビ使いゾンビ系HP、力、守
60人形使い人型HP、力、賢
70ゴーレム使い物質系HP、力、守
80メタル使いメタル系スライム、マシン系HP、力、賢
90悪魔使い悪魔系HP、力、賢
99ドラゴン使いドラゴン系HP、力、速

※HPは120アップ

解説

モンスター3体、または【合体モンスター】を操る職業。
【ダブルスキャン】が使えたり、獲得した称号によって合体以外のモンスターを強化できる。
中にはメタル系スライムやシルバーデビルなど、複数の称号に当てはまるモンスターもいる。
ただし、称号とダブルスキャンが重ねがけできないため、効果を比べて必要な方を選ぶ必要がある。
4章からはレベル99の魔物使いで決勝戦を勝ち抜くと、たまに伝説の魔物使い(DQ5主人公)が出現。
これに勝つと上級職【モンスターマスター】になれ、更にモンスターを強化できるようになる。

シアトリズム

職業の一つ。転職には【まもの使いのさとり】が必要。
専用スキル「まものマスター」で覚えるのは主にブレス系特技。
魔物を使役するはずなのに自分が魔物になりきっているかのような技を多く覚えるのは相変わらずである。
一方、呪文については【バギ系】呪文や【ドラゴラム】という、
この職業を初期職業とする伝説の魔物使い(DQ5主人公)を意識していると思われるラインナップになっている。
武器スキルはDQ10に準じてツメとオノ。

関連項目

【まものつかい】
【伝説の魔物使い】
【魔物ハンター】
【魔物マスター】
【モンスター使い】
【モンスターマスター】