【10ダメージの石像】

Last-modified: 2023-02-11 (土) 11:18:01

トルネコ3

ダンジョン内に設置されることがある【石像】の一種。10の数字と剣の形をしている。
この石像がある部屋にいるキャラに、10ダメージを与える能力と受けたダメージを10に変換する能力が付く。
ただし操作キャラが【石像よけの指輪】を装備していると、そのキャラに限り10ダメージに変換されない。
石像への攻撃も10ダメージに変えているのか、やけに耐久力が高く、10発くらい殴っても壊れないことさえある。
 
爆風のダメージも10ダメージになるので、炎系ではないモンスターも爆発で即死しなくなる。
そのため【爆発の指輪】を装備する時は、特にこの石像に警戒する必要がある。
仲間モンスターも爆発で即死しなくなるので、ポポロで地雷を踏んでも安心という点ではありがたい。
 
【タマゴロン】系や【はりせんもぐら】系といった、HPは低いが【被ダメージ変換能力】を持つ敵を一撃で倒せるのが便利。
強い敵ともじっくり戦えるが、1対1での殴り合いでの総被ダメージは、この石像がない方が少なくなることが多い。
 
【まぼろしの洞くつ】では、最も警戒する必要がある石像と言っても過言ではない。
常に最大HP15の状態で【爆発の指輪】を主力に敵を倒していくこのダンジョンでは、うっかりこの石像がある部屋で爆発の指輪を装備した瞬間、ほぼ即死確定である。
敵が爆発で即死しなくなるので、例え自分の爆発の10ダメージを耐えたとしても、死ななかった敵の10ダメージの反撃を受けて倒される。
【変化の石像】【マホトーンの石像】と比べて出現率は低いのだが、それゆえに存在を忘れた頃に出てくるのが逆に恐ろしい。
 
【異世界の迷宮】では【ダースドラゴン】対策として、この石像がある部屋に仲間を待機させ、囮として使いながら勧誘に向かう……という利用法が考えられるが、それを見越してなのか異世界の迷宮のダースゾーンこと90階以降では一切出現しなくなる。
開発者がこの有効利用法を想定して削除したのかは不明だが、いかにもトルネコ3らしい意地悪なバランス調整である。
 
まぼろしの洞くつよりはマシだが、【不思議の宝物庫】でも基本的には厄介な石像となる。
どんなに強力な武器のダメージでも10ポイントに変換してしまう。
ただし【大型地雷】【マダンテ】も10ダメージ化するほか、深層で【弱化のワナ】を受けて盾の修正値を0にされた際に、安全に元に戻すための手段になり得る。
 
【モンスター闘技場】でも、この石像があると波乱が起きやすい。
この石像があると、マダンテ一発屋の【ゴールデンスライム】は最弱モンスターとなってしまう。
マダンテ→全員10ダメージ→自身は残りHP1→カウンターの10ダメージ
という流れで、自滅の道を選択してしまうからだ。
 
なお、開発段階では【ゴールド】の形だったが、流石に分かりにくいとの理由で今の形にしたらしい。
というか、それだと【ゴールドの石像】とデザインが丸被りになってしまう。
ゴールドの形だった理由は「ゴールドを投げると10ダメージ」だからとの事。なるほど……
 
元ネタは【風来のシレン2 鬼襲来!シレン城!】に登場した「10ダメージの土偶」。