【3章 マイラ・ガライヤ編】

Last-modified: 2024-03-21 (木) 17:03:36

・ビルダーズ1の章
1章2章3章終章

ビルダーズ1

【ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ】を構成する【章】のうち、3番目の章である。
【リムルダール】を復興させた【主人公】【マイラ】に赴き、【あらくれ】たちを救出してマイラを灼熱の大地に変えた【ようがんまじん】と、ガライヤ半島(【ガライの町】の周辺地域)を雪に包んだ【ひょうがまじん】を倒すこととなる。
 
ゲーム後半とあって敵が強いが、こちらは荒くれ達を連れ出して共に戦うことができる。あらくれに前衛を任せればかなり楽に戦えるので道中はぐれないよう注意。
肩書きは「炎と氷に つつまれた大地」。フィールドのBGMは【遥かなる旅路】。章のボスはようがんまじんとひょうがまじん、そして二体が合体した【がったいまじん】
 
本作のテーマは恐らく「人工物による環境破壊」や「戦争」といったところだろうか。力を求め過ぎて破滅した【ラライ】の存在や、各地の戦争の跡が心に重く伸しかかる章。
一方で「力」を得ることによる爽快感を感じられる章であることも事実。その気になれば大陸全てを破壊しつくすことも可能な【大砲】【まほうの大砲】、明らかに異常な破壊力で魔物たちを蹂躙する【超げきとつマシン】など、モノづくりの真価をまざまざと見せ付けてくれる。
【竜王】が人間のモノづくりの力を恐れる所以を実感できるだろう。
 
章の特徴としては、【満腹度】の管理と回復薬の確保が非常に厳しい事。
拠点から少し進んだ砂漠エリアにある背の高いサボテンを切り倒せば【サボテンステーキ】の材料が、丸いサボテンを切り倒せば【サボテンフルーツ】が、【つりざお】【釣り】をすれば【イカ】が手に入るので、しばらくはこれで飢えを凌ごう。
ただ、このエリアでは装備が整うまでは少々厳しい【おおさそり】【てつのさそり】が大群で襲ってくるので注意。
石炭入手後に作れるサボテンステーキは回復量・量産性に優れ、旅のとびら・青をある程度攻略すれば敵の城塞内で【椅子】と机を回収できるので、【レンガレストラン】の条件が整い、これだけでクリアまで食いつなげる。
竜王軍バトル7戦目終了後には【ガロン】が食堂(【Barあらくれ】)のレシピを考案してくれるため、さらに質の良い料理が補充されるようになる。
また、【木材】がほとんど手に入らないため、自力で栽培する必要がある。
木材は青い扉をくぐった先の火山地帯に、枯れた切り株が多数ある。これを壊して苗木を手に入れよう。採取する場合は育ち切ってから行うこと。
 
戦闘の激しさと素材不足からくる回復薬の不足についてだが、拠点周辺の【いっかくうさぎ】【やくそう】の材料である【くすりの葉】を、おおさそりがきずぐすりを落とすとはいえ、それだけでは如何ともしがたい。拠点内にHP回復力アップの施設を作る事でカバーしたい。
前述の木を利用して【森の庭園】を作るのが最も簡単。【あまきび】が手に入るようになれば【クッキー】【アイスクリーム】が回復薬代わりになるのでボス戦前には用意しておきたい。
なお、ボス戦は基本拠点の外で行われる為、これまでのようにボス戦も見据えた防壁を拠点範囲内に収める必要はなく、範囲外に作っても問題ない。
 
先によろいのきしを無視してバリケードを抜け、【ベイパー】や鉱物を確保すれば幾分楽に進める。 
最もこのよろいのきし自体そこまで強くもないし、よろいのきしとはメルキドで戦っているはず。攻撃への対応を間違えなければ怖い敵でもない。倒しておけばクエストを一つ先取りできて楽なのでベイパー救出の帰り道についでに倒しておくことを勧める。
特に、バリケードの先にある砂地の海岸線には【砂マーブル岩】の中になんと【鉄】が少量ながら埋まっているため、ここで一気に【鉄のインゴット】から【てつのつるぎ】【おおかなづち】【てつのよろい】【レンガ料理台】を作成することも可能。ただこの鉱脈地帯自体が生成されない事もある為、やるなら何度か最初からやり直す必要があるうえ、バランスを壊しかねないのでやるかどうかは各自で判断すること。
 
鬼門となるのは、あらくれを3人連れた山越えと、ボス戦。
山越えは山を登っている最中にあらくれが滑落死したり、適切な足場を作らなかったせいであらくれが付いて来なかったり、そもそも山越えだという話を聞いてないせいで陸路を突っ込んで【フレイム】に焼き殺される、などという事態が多発する。
だがそもそも、ストーリー中であらくれ達から「フレイムが居るから門の前から迂回しろ」「山があるから『何らかの方法』で越えろ」と超ご丁寧にヒントを貰える。これに素直に従えば何の事は無い。
実は山に登る必要すらなく、山肌を1箇所ブチ抜いてトンネルを掘ればそれで解決なのである。ブチ抜くのも大砲を使えば簡単で、特に面倒な作業でもないはず。
また、山を登るにしても、下山ルートを誤ると滑落死したりもするし、ろくなマップを見れない本作では方向を見失って食料不足に陥る恐れもあるので、フレイムのいる門を突っ切りつつ道順通りに進んでいく方がわかりやすいし、かえって安全だったりもする。
ボス戦も超げきとつマシンが操作できずに詰む人が多いが、これもご丁寧に「慣れるまで乗り回して練習した方が良い」と教えてくれる。
 
総括すると「NPCの話からヒントを得ないと厳しい」という、いわばRPGの基本に沿った章なのである。
この他にも食料問題の解決法や金属の場所など、【NPC】【立て札】がやり過ぎな程ご丁寧なヒントをくれる章。
プレイヤーもRPGの原点に立ち戻って、人の話を真面目に聞いてみると良いかもしれない。

チャレンジ

間違いなく最難関は「あこがれの秘湯」を作ること。
設計図の入手自体、場所がランダムである為見つけにくく、首尾よく入手できてもそこからもまた大変。
必要材料が多いだけでなく、隠しかざりの入手や各種草花の確保に手間を取られ、さらにはスギの木を植える必要まである。
木は拠点で無いと成長しないため、まず拠点内で正しい位置にスギの木を植え、その上で2日待たないと完成しない。
くれぐれも木を植える位置を間違えないよう注意したい。
 
一方、規定日数以内のクリアは、他の章に比べても簡単な部類。
進路上にある素材を狩っていきつつ、鉱石は優先的に集めて、苗木も数本集めておけばそう困ることはないし、もし素材不足になってもそもそも30日という日数に余裕があるため、再収集がロスになりにくい。
進行上必要になる砂や床石、赤い床石は拠点内で拾えるが、【マグマ電池】が多量に必要なため、【マグマ岩】は気持ち多めに集めた方がよいかもしれない。
 

ステージ構成

  • 拠点周辺
    この地における人々の反抗拠点・マイラが存在する地。
    見た目的には廃墟であるが、マイラのシンボル【温泉】は今なお湧き出している。
    周囲は火山活動の余波か、もはや緑一つ存在しておらず、「マイラの森」と呼ばれた面影はどこにもない。
    植物はサボテンとわずかな草があるばかりで、序盤は食料にも木材にも事欠くことになる。
    かつてリムルダール島に繋がる海底洞窟のあった【毒沼】は、溶岩地帯と化している。
  • 青のとびら周辺
    マイラ西方域。
    過剰な火山活動のせいか、【溶岩】の海が広がる灼熱の地。
    溶岩の真ん中に竜王軍の出城が存在し、あらくれたちのリーダーの【アメルダ】はここに囚われている。
    かつて【雨のほこら】があった場所には温泉が湧き出しており、【トロル】に入浴を覗かれている女性の【幽霊】がいる。
  • 赤のとびら周辺
    ガライヤ半島東部。
    青のとびら周辺と海一つ隔てただけでそこは湖も凍る【雪原】地帯と化している。
    ここにも竜王軍の出城が存在するが、その位置はDQ1の地図と照らし合わせてみると【ロトの洞窟】の場所である。
    この出城には超げきとつマシンの完成に必要な【からくりパーツ】が眠っている。
    その他のスポットとしては【なつかしの竪琴】のレシピの眠る【洞窟】や、ラライの霊が佇む【塔】など。
  • 緑のとびら周辺
    ガライヤ半島西部、かつてガライの町と呼ばれた地域。
    ガライの町はすでに滅び、発明家ラライの工房と思しき廃墟が残るのみ。
    町から南の岬にはラライのものと思われる墓があり、隣でラライが佇んでいる。

竜王軍バトル

最大の特徴は全11戦という圧倒的なバトル回数。
回数が多いということは発生頻度も高いということで、ことあるごとにバトルとなる。
敵も総じて強力な上、特定の攻撃しか効かない敵も出てくるなど一筋縄ではいかない。
おそらくこの章から仲間がバタバタと倒れ始め、これまでの章と同じ感覚で挑むと痛い目を見るだろう。
単純なガチンコ戦闘ではどうしても苦戦を強いられがちなので、各種兵器やステータスアップの料理も惜しまず導入しよう。
山場となるのは3、5、8、10戦目あたりか。

1戦目

【ブラウニー】×2→ブラウニー×2→【よろいのきし】
 
ガロンの依頼で【マイラ温泉】を完成させると発生。
まだ拠点に来て2回しか【クエスト】をやっていないというのにもうバトル。これには主人公もツッコまずにはいられない。
ガロンは戦ってくれないので【主人公】一人で戦うことになる。
とはいえ敵自体は弱めで、初期装備の【おおきづち】片手にゴリ押しでも割と楽に勝てる。
ここから3戦目の第1陣までは敵は南側に出現する。
 
ちなみに、フライングしてこの時点で南のバリケードを突破し、ベイパーと【ギエラ】の救出、【炉と金床】の作成から【てつのつるぎ】【てつのよろい】を作成して戦力大幅アップなんてことも可能だが、あまりやり過ぎるとゲームバランスが崩壊しかねないのでまあ程々に。

2戦目

【おおさそり】×2→【てつのさそり】×2→よろいのきし
 
ベイパーの依頼でサボテンステーキを彼に渡すと発生。
この時期になれば炉と金床を作れるようになっている上、ベイパーも一緒に戦ってくれるため、戦力は上がっている。
敵もまだそれほど強くないのでベイパーと集中攻撃を仕掛ければすぐに倒せる。

3戦目

第1陣 てつのさそり×2→てつのさそり×2→よろいのきし×2
 
第2陣 フレイム×2→フレイム×2→【まどうし】
 
ガロンの依頼で拠点レベルを2に上げると発生。
ここから敵が一気に強くなる。この章の【竜王軍バトル】の厳しさを思い知ることになるだろう。
ギエラも加わって3人で戦えるがそれでもきつい。
1体1体がタフなうえに【どうのつるぎ】ですら大したダメージを与えられないようなヤツが次々と押し寄せてくる。【ウサギステーキ】【攻撃力】を上げれば少しはマシになるので惜しまず活用しよう。
しかし、それでもよろいのきしとまどうしはしぶといので長期戦を覚悟しよう。
あらくれたちの攻撃ならそこそこ通るが、複数のさそりに囲まれると彼らとて長くはもたない。
とにかく味方と集中攻撃を仕掛け、着実に数を減らしていこう。

続く第2陣は打って変わって西側に出現。これ以降のバトルでは敵は全て西側に出現するようになる。
フレイムはバトル前にガロンから言われるように、この時点では全くダメージを与えられないが、最後に出現するまどうしを倒せば消滅する。
しかし、肝心のまどうしは出現までに時間がかかる上、あらくれたちは倒せもしないフレイムの方に突っ込んでしまうので、まどうしとは主人公一人で戦うことになるだろう。
どうのつるぎで気長に削っていこう。【呪文】を唱えだしたら離れながら横に移動していればかわせる。フレイムの動きに注意していれば第1陣ほど苦戦はしない。
とにかく第1陣さえ突破できれば主人公一人だけになっても勝機は見えてくるので、諦めずに挑戦し続けることが大事。
 
勝利すると【旅のとびら・青】を入手できる。

4戦目

第1陣 よろいのきし×2→まどうし×2
 
第2陣 よろいのきし×2→まどうし×2→【あくまのきし】
 
ベイパーの依頼で【溶岩ステーキ】を彼に渡し、ギエラの依頼で【あらくれ温泉】を完成させると発生。
いよいよアネゴ救出作戦で意気込む一行の空気を読めない竜王軍たち。
この時期になればおおかなづち、てつのよろい、【てつのたて】といった強力な装備が揃えられる上、あらくれ温泉の恩恵で拠点メンバーの【武器】も強くなっているので、こちらの戦力は格段に増している。
これに溶岩ステーキの攻撃力アップを併せればさらに楽になるだろう。

基本はよろいのきしを袋叩き、まどうしが出現したらそっちを優先して叩く形でOK。
最後のあくまのきしはしぶといぐらいで大したことは無い。
3戦目の苦戦の要因は主人公の装備の貧弱さにあったことがこの戦いで証明されるだろう。

5戦目

第1陣 よろいのきし×2→あくまのきし×2
 
第2陣 フレイム×2→フレイム×2→まどうし
 
第3陣 よろいのきし×2→まどうし×2→トロル
 
アメルダの依頼で【二連砲台】を完成させると発生。
第3陣まで続く長期戦になるので回復アイテムは多めに用意しておこう。
ここからはアメルダも参戦する。大砲も強力だが二連砲台のままだと設置場所によってはほとんど当たらないので、大砲は主人公が持ち歩いて状況に応じて使った方が効率がいい。
第1陣は問題ないはず。距離があるうちに大砲をお見舞いしておくのもいい。

第2陣は3戦目と同様にまどうしだけ倒せばよし。まどうしの出現も若干早め。

第3陣も4戦目と同様にまどうしを優先して始末すればいい。最後のトロルはあらくれ達を囮に後ろから大砲で撃ちまくるといい。二連砲台の設計の過程で最低でも2台はある筈なので並べて連射するとなおいい。
 
勝利すると旅のとびら・赤を入手する他、住民に【コルト】が加わる。

6戦目

第1陣 あくまのきし×2→まどうし×2
 
第2陣 フレイム×2→フレイム×2→フレイム×2→まどうし
 
アメルダの依頼で【アメルダの設計図】を完成させると発生。
ここからは【シェネリ】も参戦する。どう見ても一般女性の彼女がハンマー片手に突っ込んでいく。
第1陣はまどうしを優先して始末、あくまのきしはフルボッコで。

第2陣のフレイムもこの時期になれば【こおりの弾丸】という対抗手段があるため倒せる。が、言い換えるとこれまでと違い、まどうし倒してはい終了、ではないのでフレイムもきっちりと倒す必要がある。
こおりの弾丸は最低6個は必要だが、空振った場合に備えて多めに用意しておこう。

7戦目

第1陣 【ブリザード】×2→ブリザード×2→【ホークマン】×2
 
第2陣 ホークマン×2→ホークマン×2→【メタルハンター】
 
ギエラの依頼で【まじんSpaあらくれ】を完成させると発生。
【ひかりのつるぎ】【まじんのかなづち】があれば最早ブリザード(フレイムも)など敵ではない。
ホークマンも雑魚、メタルハンターも攻撃が読みやすいので大したことない。
 
ちなみにこの構成、実はどの敵もブロック破壊攻撃を持っていない。
そのため、敵に拠点を破壊される心配は皆無。

8戦目

第1陣 ブリザード×3→ブリザード×3→メタルハンター
 
第2陣 メタルハンター×2→【キラーマシン】
 
第3陣 【アイスハンド】→ブリザード×3→ブリザード×3
 
ガロンの依頼で拠点レベルを4に上げると発生。
ブリザードは雑魚、キラーマシンも懐に入ればそれほどでもない。
問題は最後のアイスハンド。【マグマハンド】同様、接近戦を挑むといちいち吹っ飛ばされて鬱陶しい。
距離をとって【まほうの大砲】を連発してやると楽。複数台並べるとより有効。氷塊を投げてきても横に移動すれば簡単にかわせる。
ちなみに、7戦目に続きまたしても敵にブロック破壊能力はない。
意外ではあるが、アイスハンドでさえ拠点破壊はできない(ただし、章のボスとして最後に現れた際には黒い岩や魔城のカベさえ粉砕してくるのだが)。
 
勝利すると旅のとびら・緑を入手。

9戦目

第1陣 フレイム×2→フレイム×2→まどうし×2
 
第2陣 あくまのきし×2→まどうし×2→トロル
 
アメルダの依頼で超げきとつマシンを完成させると発生。ボス戦前の連戦その1。
これまでと同様の戦い方でOK。操作に慣れるために超げきとつマシンを導入するのもいい。
ちなみに超げきとつマシンはフレイムなどにも有効。

10戦目

第1陣 ブリザード×2→ブリザード×2→メタルハンター×2
 
第2陣 ブリザード×2→ブリザード×2→ブリザード×2→ギガンテス
 
ボス戦前の連戦その2。
基本はゴリ押しで問題ないが、最後のギガンテスが鬼門。
接近戦を挑むと強烈な踏みつけを連発されてあっという間に【HP】が減っていく。
さらに【黒い岩】すら破壊するこのゲーム最強クラスのブロック破壊能力を持っているので、どうしても【戦闘】に自信がなければ まじんのかなづちで各地の砦(拠点のすぐ近くの【関所】がちょうどいい)から【魔城のカベ】を採取してきて防壁を築くといいだろう。
仲間を囮に離れて複数のまほうの大砲連発、超げきとつマシンで突進→離れる→突進……というヒットアンドアウェイ戦法で戦おう。なお、このギガンテスは何故か超げきとつマシンで吹き飛ぶので、間違えて拠点の真ん中に突き飛ばしたりしないように…。

11戦目

第1陣 よろいのきし×2→あくまのきし
 
第2陣 メタルハンター×2→キラーマシン
 
ボス戦前の連戦最後。…の割には敵のラインナップがショボイ。少なくともギガンテスほど手こずることはないだろう。
フルボッコでもまほうの大砲でも超げきとつマシンでもお好みで。