【HP1、MP0】

Last-modified: 2021-09-28 (火) 12:41:01

DQ6

初めて【はざまの世界】へ入ると全員のステータスがこの状態になる。別名「無気力状態」。
【さいだいHP】が1になり、MPその他のステータスが全て0になってしまうという、事実上の戦闘能力の剥奪。
ちなみに【ちから】【すばやさ】【みのまもり】等の基本ステータスも0になる。
そして最大値自体がそうなるので、【やくそう】とか【まほうのせいすい】を使ってもまったくのムダ。
 
一応装備品による【こうげき力】【しゅび力】の上昇やその他ステータス補正(耐性など)は正常に機能しているが、それだけでは心細いことに変わりはない。
SFC版では狭間の世界に着いても特にメッセージは何も出ず、無気力状態になったことにすぐには気づかないプレイヤーが大半だろう。
ウィンドウを開いてみて、あるいは戦闘画面になって初めてこの驚くべき状況を理解するに至る。初見のプレイヤーは衝撃を受けること請け合い。
 
当然この状態ではいくらレベルが高かろうと無意味なので、イベントをこなしてこの状態から抜け出す必要がある。
狭間の世界に入った地点から最寄りの【絶望の町】へ行き、防具職人の【エンデ】と会い、彼の言う内容をよく聞いてイベントを進めること。
最終的にエンデが立ち直ったのを切っ掛けに絶望の町全体が希望を取り戻すと、ステータスが元通りになる。
 
この状態の解除が別のイベントの開始フラグになっているわけではないので、理論上はこのままでもストーリーは進められるしクリアもできるが、当然戦闘の難易度は恐ろしくはね上がる。
どんな雑魚敵相手でも常に【即死】の危険がつきまとい、全体攻撃を使う相手に何もできないまま【全滅】することも珍しくなくなる。いわば公式の最凶レベルの縛りプレイ。
こちらはステータスが抜け殻同然のうえ、【MP】を消費する【呪文】【特技】を事実上全て封じられているに等しい。
というか【しっぷうづき】でも使わなければまず先攻すらできない。
「します、させます、させません」の信条の元、何万分の1の奇跡の連続で奇天烈な道筋を切り拓く【TAS】ですら、この無気力状態はちゃんと解除しにいく場合がほとんどである。
 
また、解除しなくても先に進めてしまうが故に、解除方法を発見できずに【欲望の町】より先に進んでしまうプレイヤーもいるとかいないとか。
RPGの基本に従い、最寄りの町でしっかりと情報収集をこなせば解決できる問題なので、異常な事態に遭遇したらまずは基本に立ち返ろう。
その過程で【フィールド】を移動する必要はあるものの、絶望の町~【ヘルハーブ温泉】近辺はエンカウント率が低く敵も弱めであり、最短距離を歩けば敵と出会わない確率はおよそ99.7%。
さらに【エリアレベル】も極端に低く、主人公のレベルが25以上なら仮に出会っても不意打ちされない限りは確実に逃げられる。
それでも不安なら、【せいすい】を撒くか【しのびあし】で歩いておけば一切敵と出くわさずにすむ。
 
なおエンデを始めとした絶望の町の住人は、最初にはざまの世界に引き込まれたきっかけこそ各々で異なるものの、絶望の主な理由としてはだいたい「はざまの世界から抜け出せないこと」「この世界ではなんの力も出せないこと」の2点で共通している。
主人公一行が現実世界と狭間の世界を行き来してきた事実から、いつか元の世界に帰れるかもしれないという希望を持ったことで、人々も気力を取り戻す。
当の主人公らは、黒幕の手で引き込まれたのではなく自分の意思ではざまの世界にやってきたのだが、やはり上記後者の理由で、はざまの世界に入っただけで無気力状態になってしまう。
また、戻る方法を知るどころか実際に現実世界に帰ってきても普段の状態に戻らないことなどから、この無気力は単なる気分的な落ち込み等とは明らかに性質が違うことが窺える。
欲望の町に集まってきた人々が無気力になっていない辺りを踏まえると、【デスタムーア】の判断で絶望させるか欲望に走らせるかを決めているのかもしれない。
実際、この世界に存在するどちらの町の住民も、ほとんどが上述の要因のどちらかについて悪影響を受けている。
そして、一度希望を取り戻した者でも、この時点での脱出口であるヘルハーブ温泉にうっかり入ってしまい、【温泉】の成分によって再び無気力になってしまうこともままある。デスタムーアの用意周到さが感じられる。
一度希望を取り戻せばもう何があっても大丈夫…などと甘いものでもないようだ。
ちなみに【ルイーダの酒場】に入り浸りで一度もはざまの世界の大地を踏んでいないはずのキャラも、なぜか主人公らと共に無気力状態になる。
 
悪いことずくめの状態だが、この際はHP1ゆえに【ダメージ床】のスリップダメージが意味をなさず無傷で通過できるので、絶望の町の【毒の沼地】を歩き放題である。
これはもはや失うものがないゆえに気兼ねなくできてしまう狂気の沙汰だが、FC版以前の作品のように毒沼でHP0まで減る仕様だったなら、この毒沼も一歩踏み込めば最期の即死トラップと化していたはず。
絶望の町の毒沼に骸骨が浮いていないのは、せめてもの救いであろう。
 
なおSFC版には、この状態と【スライム格闘場】のハンデ戦でのHPの半分は切り捨てになるという仕様を合わせて利用した【ゾンビスライム】という裏技が存在する。

リメイク版

初めてはざまの世界に到着したときに【ルカナン】を喰らったような演出が入り、以下のメッセージが入ることで、異常事態に見舞われたことがわかるようになった。

◯◯◯◯たちの からだが
ずっしりと 重く感じる······。
天馬のたづなも ぐったりと
チカラを うしなったようだ······。

元のステータスに復帰した際にも以下のメッセージが表示される。

なにやら 町に 活気があふれたような
ざわめきが 聞こえる······。
そして ◯◯◯◯たちも
自分のからだに チカラが ふたたび
みちてくるのを感じた!

 
また、この状態のときは【レベル】が上がらなくなった。本来レベルアップする量の【経験値】を稼いでも上がらず、無気力状態を解除した次の戦闘終了後にレベルが上がる。
【教会】のお告げでは、◯◯◯はあとマイナス◯◯の経験値が必要と言われる。そもそも想定されていないのかさすがに専用セリフは用意されていない。
 
なお、しのびあしは仕様変更によりエンカウントがあまり低下しないうえ、不意打ち率が上がるため、開幕先制され全滅という悲劇が起こりやすくなる。恐るべき罠である。

ゲームブック版

ゲーム版とは違い無気力状態でも普通に戦うことができるが、各メンバーか脱力感を感じている描写があり、この状態で絶望の町のキラージャックに挑んでも勝つことができず一時撤退となる。

ダイの大冒険

終盤、数々の無理が祟って満身創痍状態になった【ヒュンケル】【マキシマム】がスキャンしたときにHP1と表示された。
全身の骨格に回復不能の傷を負った彼は、仮に【ベホマ】をかけたとしても元には戻らないはずなので、まさに最大HP1の状態と言える。
また、彼の最大MPは元々0である。
とは言え、この状態の彼は「無気力状態」とは真逆で、気力と奥義の応用だけで【オリハルコン】の兵隊たち相手に互角以上の戦いを見せていた。

その他

FC版DQ3ではいくつかのバグ技によってレベルを含む全ステータスがゼロで名前のバグる男勇者が出現することがある。
この場合はHP0、MP0となるのだが、HP0の状態でも生きている者として扱われ、明らかなダメージを受けるまで死なないので、実質的には「HP1、MP0」と同様である。