【いなずまのけん】

Last-modified: 2024-03-10 (日) 04:53:43

概要

DQ2で初登場の武器。
湾曲したシミター型の刀身に、名前の通り稲妻を模した意匠が施された幅広の片刃剣。
 
戦闘中に使うと「けんから いなずまが ほとばしる!」ことで攻撃呪文の効果が発動する。
後のシリーズでは【らいじんのけん】【らいめいのけん】などの上位武器も登場する。
英訳武器の【ライトニングソード】もある。

DQ2

攻撃力80。【ローレシアの王子】だけが装備できる。呪われていない物としては最強の武器。
道具として使うと敵1グループに平均27のダメージ(下限11、上限42)を与える。ほぼ【バギ】だが、バギや【いかづちの杖】よりも1割威力が強く設定されている。
元々力の高いローレシアの王子との組み合わせは圧倒的な攻撃力を生み出し、【バーサーカー】【ドラゴン】クラスなら一撃で倒せるほどの火力を発揮する。
【会心の一撃】が出た場合は、かの【ロンダルキア】の強敵たちでさえも易々と粉砕するほどの破壊力となる。
ローレの力次第では【はやぶさのけん】の方が強くなるが、最高レベルまで上げても一部の敵に対しては稲妻の剣の方が上。最終決戦で戦うボス5体には、こちらを頼りとすることになるだろう。
 
【ハーゴンのきし】のドロップか【ロンダルキアへの洞窟】の宝箱で入手出来る。
5階の【落とし穴】から落ちた広いフロアで、右上の出口と逆方向(左下)に進んで再度落とし穴に落ちると入手できる。
これを回収した後で正規ルートに戻ろうとすると、1階の入口付近まで落ちてしまう。
そのため洞窟攻略は振り出しに戻ることになる。二度目の挑戦からはこの武器の攻撃力を振るえるため、割り切って一度体制を立て直そう。
 
存在自体のヒントは一応あり、【ベラヌール】で聞くことができる。

いなずまのけんを さがして たびを している。
そのけんをつかえば オレのように じゅもんをしらぬ おとこでも
いなずまを よべるらしいのだ。

肝心の場所を言ってくれないため、存在することは間違いなくても、自力で探し出すのは至難の業である。
ハーゴンの騎士がドロップする確率は1/128と作品中最も低く、出現場所もロンダルキアへの洞窟4Fのみと狭いため、普通に攻略する場合はそうそう入手できない。偶発的に初めての入手がドロップだったプレイヤーの中にはドロップ限定アイテムだと思ったケースがあったかもしれない。
当時のファミコンゲームに散見された「隠しアイテム」として設計されたのだろう。
 
宝箱の場所が分かりづらく、この剣を見つけられないままクリアしてしまうケースが多かったためだろうか、当時の書籍や雑誌では直接的な場所は伏せていたものの、ヒントは与えている。
【ファミコン神拳 奥義大全書】では、ロンダルキアへの洞窟のマップを掲載しているページに「落とし穴に落ちてみるのもオモシロイぜっ!」という囲み記事を設け、そのなかで「なかには落とし穴に落ちないと行けない場所もあるらしいのだ!」と書いている。
また、当時のゲーム雑誌『ファミリーコンピュータmagazine』で「D.Q.II Q&A」というコーナーを担当していた【中村光一】は、この剣の在処を教えてほしいという読者からの質問に「ロンダルキア地方にある」と回答している。
 
なお、この武器の表記はいな「ず」まのけんであるが、なぜか【いかちのつえ】は旧仮名づかいである。
 
当時の【週刊少年ジャンプ】【ファミコン神拳】で、「誌上バトル」という読者参加型イベントが開催されており、DQ2の最初のお題は「稲妻の剣発見バトル」。これは稲妻の剣を【低レベル】で入手することが目標であった。
稲妻の剣を入手したら、それを装備したローレシアの王子のステータス画面を撮影して編集部に郵送することで、各週で最も経験値の少ない応募者に賞品が送られるというルールであった。
しかし初期の頃は「ローレシアの王子を殺しておいて経験値0で入手」というやり方が続出したため、途中から「ローレのレベルが後ろの2人より高いこと」という条件が付けられ、既に締切済みの回では経験値0でサマルトリアの王子のレベルが最も低い応募者が受賞となった。

SFC版

攻撃力が95にアップ。「はかぶさ」の裏技が使えなくなったため、名実ともに最強武器になった。
レベル50でのローレシアの王子の力は160になることから、レベル50でこれを装備すると上限である255ぴったりになる。
よって、ローレに【ちからのたね】を使うのが無駄になることも。
専用のグラフィックが用意されており、宝箱からではなく落ちている剣を拾う形になった。
SFC版ではハーゴンの騎士がこれをドロップした際は例の重要アイテム入手時の効果音が鳴ってからドロップ表記が出る。ちょっとしたサプライズ演出に驚くかもしれないが、狙って狩っていたプレイヤーにとっては歓喜の瞬間だろう。このような演出は今作唯一である。
2本目でも道具使用の効果があるので有用であるのに加えて、預かり所に一つは入れておきたいコレクターにもありがたい。
 
また、道具として使用する際はバギではなく、専用の落雷のグラフィックが表示される。
機種によっては更にいかづちのつえとも異なる専用グラフィックという優遇ぶり。
バギよりも戦闘のテンポが良くなるという利点もある。
(ただし、【バギ】と同一の耐性のままであり、剣のダメージもバギと同一に落ちたので、むしろ見かけ倒しと捉える人もいるかもしれない。)
 
ちなみにベラヌールでこの剣の事を話す戦士は、【シドー】討伐後のEDにおいて「稲妻の剣は役に立ったか?」と尋ねてくるようになったが、このセリフは剣を入手していなくても変わらない。

ガラケー版以降

ステータスそのものは変わりないが、システムの煽りを受けて微妙に弱体化。
ローレシアの王子の力の上限が跳ね上がった一方、攻撃力そのものの上限は255のままであるため、やり込みで育て上げていくとこの剣では攻撃力上限に引っかかる可能性が増えてしまうのだ。
最高レベル付近では【はやぶさのけん】にどうしても見劣りしてしまう。
通常攻略の範疇ではあまり気にする必要はないが。

小説版

錆び付いたロトの剣を復活させる為のキーアイテムとして登場した。
電撃を発する事でロトの剣を復活させるが、直後にこの剣は役目を終えたかのように朽ち果てた。
 
入手して即座にこのイベントが起きるため、原作での最強武器であるにも拘わらず武器としては一切使われていない。

ゲームブック(双葉社)

【ハーゴンの神殿】【ルビスのまもり】を使用した後、地面に落ちているのを拾う事で入手できる。
 
【はかいのつるぎ】と並ぶ、ローレの最強武器…なのだが、【ペルポイ】で破壊の剣を入手する際に引き換えとして失われる。
そしてその破壊の剣が無いとシドーに勝てない。すなわち嫌でも手放すことになる。
上記の小説版といい原作で実質最強の武器だったツケが回ってきたのかやたら扱いが悪い気がする。

DQ3

表記は「いなづまのけん」。
攻撃力+85。【ネクロゴンドの洞窟】の宝箱から入手できるだけの完全な一点もの。
【勇者】【戦士】が装備可能。更に使用すると【イオラ】の効果がある。
本作では唯一の「ノーコストで全体攻撃ができる手段」であり、呪文が使えない戦士がこれを使えるのは大きい。
つまり、転職を経ない戦士にとって唯一の全体攻撃手段である。
(他の非呪文職は全体攻撃手段を一切持たない。)
入手直後のみならず、アレフガルドにおける最終盤でも充分に猛威を振るう。
 
これより攻撃力の高い戦士用の武器はどれもクセが強い。
【まじんのオノ】は宝箱から確実に入手できて攻撃力は高く会心率も上がるがミス率も上がり不安定。
【らいじんのけん】は武器自体にクセはないが、ドロップ限定で入手は困難。
残りは呪われた武器ばかりであり、特殊な状況ならともかく常用品としてはまず候補にあがらない。

バラモス戦までならこの剣を勇者、戦士にはまじんのオノを持たせるのがベターだが、【おうじゃのけん】を手に入れて以降は戦士の武器にも選択肢の幅が広がる。
安定と入手の容易さを両立したいなら、この剣が最終武器の候補となりえる。
ノーコストで全体攻撃ができる上【バギクロス】よりイオラの方がよく通るという敵は割といるので、らいじんのけん入手後も勇者辺りに持たせておくと何かと役に立つ。
ネクロゴンド地方でわらわら出てくる【フロストギズモ】を、【いかづちのつえ】【ベギラマ】とこの剣でなぎ倒すことでローリスクでのレベル上げが狙える。
周囲には強い割に経験値の少ない【ミニデーモン】【トロル】がウロウロしているので効率的とは言えないが、【じごくのきし】【ホロゴースト】【ライオンヘッド】らと戦えないようならここでレベル上げをしよう。
 
本作で初登場した装備品の中で具体的な道具使用効果のあるものについては例外なく「装備可能な職業」もしくは「女性限定」のいずれかの制限が課されており、全員が道具使用できるものは特に無い(リメイクでは追加されている)。
前作のDQ2では道具として使用可能な武器防具は装備可能者に関係なく誰でも使用できるという仕様だったためか、本作では誰でも道具使用可能な装備品は前作から続投したものに限られている。
そのような中で、(DQ2と表記は異なるものの)いなづまのけんは唯一の例外と言える存在で、装備可能な職業でしか道具使用できないものに分類されている。
前作の道具使用効果は最大でもバギ止まりだったのが、本作ではイオラやらベギラゴンやらも発動させられるので、これが全員に使えるようでは職業の無個性化及びバランス崩壊を招くという判断からこうされたのだろう。
実際、これが勇者以外では戦士にしか使えないことで戦士は「素早さは低いが武器の使用で強力な魔法を発動できる」という個性を手に入れている。これが素早い【武闘家】あたりにも使えてしまえば、戦士をパーティーに入れる人はかなり少なくなってしまうだろう。
これにより武闘家との差別化を計れていると考えることができる。
 
立ち位置としても前作と違い【ドラゴンキラー】の次あたりに位置する剣で、上記の通り活躍はするものの最終装備には外れるケースが多い。
全体的にはちょうどDQ1の【ほのおのつるぎ】やDQ2の【ひかりのつるぎ】のポジションといったところか。
しかし【バラモス】をラスボスとして見た場合には、ちょうどDQ1の【ロトのつるぎ】やDQ2のいなずまのけんに相当する存在となる。
いかにも終盤ダンジョンという場所の宝箱から入手できる点で前作と似ており、良い感じのフェイクを演出していると言えるだろう。

リメイク版

攻撃力は82に若干減少。表記は「いなずまのけん」に戻った。
戦士は【ほのおのブーメラン】を装備できないため全体攻撃手段としては引き続き使えるものの、最終武器としては【バスタードソード】の追加の他、らいじんのけんが高額ながらも店売りで買えるようになったため立場を追われることになった。
 
SFC版では、バグにより【盗賊】も道具使用が可能である。素早い盗賊が全体攻撃のイオラを使えるのは大きい。転職を回していないならば盗賊のサブ攻撃手段としてしばらく需要はあるだろう。
 
クリア後は敵の能力が更に高まる上【はかいのてっきゅう】【ルビスのけん】が登場するため、全体攻撃手段としてもこのあたりが限界だろう。

ガラケー版以降

破壊の鉄球が一品ものとなり、ルビスの剣が存在しないため、相対的に価値が高まっている。

DQ11(3DS版)・DQ11S

設定上のみの登場。
クエスト【迷い迷われロンダルキア】のボス、【さまようロトのよろい】が装備している武器。
従来の剣とは全く異なる見た目だが、実は【ファミコン神拳 奥義大全書】に掲載されていたデザインの色違いになっている。
ただし、ゲーム内のドット絵では【ロトのつるぎ】(あるいは【おうじゃのけん】)のような見た目になっている(3DS版とSで異なるが、いずれにせよイラストの剣とは別物)。
倒した後は元のロンダルキアの洞窟に配置されていた宝箱の中に戻ってしまい、入手することはできない。

少年ヤンガス

【まぼろし雪の迷宮】以降のダンジョンで拾え、刀身が稲妻の形をしている。
ここでは水系モンスターに1.5倍のダメージを与える能力を持っている。
水系モンスターは【盗賊王の大宮殿】【夢幻の宝物庫】などでは序盤以外はほぼいないので合成しなくてもいい。
しかし、【いにしえの闘技場】【魔導の宝物庫】にはかなり強い水系モンスターが出現するので合成したい。
特に【ディープバイター】あたりは【メタルキングのヤリ】でも一撃では撃破不可能。複数つけてもいい。
空スロットは3つと少ないが、強さ10、上限+値30と結構強いのでそのままでも使える武器である。

ソード

稲妻の剣名義。【雷鳴剣ライデン】に鍛えられる。

バトルロード1

SPカードとして登場。使用者は【ローレシアの王子】
剣の力を開放し、敵全体に雷属性のダメージを与える。
ダメージは1体毎に120~230程度で、相手の耐性によって変化する。
魔王や合体モンスターが相手の場合は3体分の合計ダメージとなる。
 
分類は特技でも呪文でもなく、何故かブレス。
対戦では【ギガデイン】【ギガスラッシュ】等が主流のため、(相手の耐性によるが)意表を突くには良い。
使う場合は【水のはごろも】【王者のマント】【ドラゴンシールド】には注意。
 
バトルロード2でも完全相互互換が登場しなかったSPカードである。まあ、灼熱属性で【ドラゴラム】というのがあるが。
 
また、雷が弱点の【エスターク】【デスタムーア】等には非常に効果が高い。
 
ローレシアの王子は呪文が使えない原作の事情からか、【ミナデイン】の際はこの武器を振り上げて使用している。

ヒーローズ1

【テリー】専用装備で、店売りでは最強の剣。価格は33000Gで攻撃力+109。
同じ雷系統の剣であるならば、何故彼の愛剣ではなかったのか?と、しばしば話題に上る。

ヒーローズ2

今作でもテリー専用装備として続投。
闇の浮遊城出現後に店に並ぶ。価格は52390G、攻撃力は125。
店売り武器としては最強という立ち位置は変わらないが、メタルキングの剣のような最上位級武器との攻撃力の差は前作よりも広がっている。

ビルダーズ2

DQ2本編に続いて登場。
攻撃力は96、材料は【はがねのつるぎ】1個、【魔力の水晶】3個、【いかづちの石】1個。
必要なのは【まほうの作業台】
 
どこにあるのか全く分からず気が付けばそのままストーリーをクリアしてしまった人は多いであろう。
それもそのはず、【破壊天体シドー】【船長】の船の【ルル】がいた部屋のツボの中に隠されているというものである。
いつの間にこんなものが入っていたか謎であるが調べると発見できる。
気付きにくい場所にあるという点はDQ2本編の再現であろう。
なお、【みずのはごろも】などと同様に剣自体を入手しないとレシピがアンロックされないので注意。
 
実は船長の船はこのいなずまのけんの入ったツボを除いてすべて破壊できるので、破壊活動に勤しむ人ほどこの壊せないツボの違和感を感じて見つけやすい。
(主人公の入っていた側の牢のツボは破壊できるのもヒントになるだろうか)
 
攻撃力的には一応クリア前最強。しかし【ほのおのつるぎ】を持ってきていた場合はそちらの火炎攻撃の方がハーゴン教団バトルでは有用である為、使うのは大体最終決戦になるだろうが、ほぼ同時期に入手する【おうじゃのけん】には回転ぎりの強化という特殊効果があるので、どちらを使うかは悩みどころ。プレイヤーの回転ぎりの使用頻度如何でどちらを使うか好みが分かれるだろう。
 
取り逃してしまった人はクリア後に行けるようになる【ヤミヤミ島】【マガマガ島】【ハーゴンのきし】がドロップするのでご安心を。コイツが落とすのもDQ2本編と同じ。
しかし、ハーゴンのきしは倒すとしばらくの間出現しないため、再出現を狙うなら島内で時間をつぶす必要がある。こまめに倒していれば、1日で3~4体程度倒せる。
ドロップ率の方も問題で、100体以上狩っても出ない事もザラ。とにかくドロップを狙うのは骨が折れる。
特にコンプリートにこだわりがある人はツボからの入手を忘れないようにしたい。
 
NPCも装備可能。いかづちの石さえ調達できれば量産は容易なので、攻撃力の高さも含めてNPC用の武器としてはかなり優秀。
これより攻撃力の高い、かつNPCでも装備可能な武器は【はぐれメタルのけん】【はかぶさのけん】の2種類しかないのだが、前者は【ちいさなメダル】のコンプリート(つまり、かいたく・こだわりレシピ全達成)の特典と苦行もいいところであり、後者は人によっては存在すら知らない隠し武器。
そのため、この剣がNPCの最終装備になると言っても過言ではない。ただ、この剣でも【ロトのつるぎ】を装備した主人公と同程度のダメージが出るので十分強い。
 
しかしこのツボ、牢屋のトイレに使用されていたモノなのだが剣は色々な意味で大丈夫なのだろうか?手を突っ込む主人公も主人公であるが…と言っても、ここに来るまでにも住人たちのアレをせっせと回収する辺りでもはや今さらではあるが…

トレジャーズ

【お宝】の一つとして登場。

お宝No.23
レアリティトレジャー
カテゴリーレジェンド
コレクション伝説の武器
標準価格12,500,000G

ライバルズ

第7弾カードパック「光と闇の英雄譚」にて実装。戦士専用のスーパーレアで、グランプリルールから除外されたテリーの代名詞【らいめいのけん】に代わる形で登場した。

7/4/2
召喚時&この武器が壊れた時:全ての敵ユニットに2ダメージ

雷鳴の剣が対複数戦を苦手としていたのに対し、こちらは対複数戦に特化したデザインをしている。
二度に渡る全体攻撃は盤面を大きく返すことができ、攻撃力4も雷鳴の剣には劣るが十分な値。
戦士の範囲除去の中ではクセも少なく、広く使える一品といえる。

ライバルズエース

勇者専用カード『轟く雷鳴 いなずまのけん』が登場。

星ドラ

星5武器として登場。攻撃力は+25時点で110、+50で152。サブスロットは攻撃呪文B、攻撃特技Bで進化させていくと補助特技と補助呪文が追加され、最終的には攻撃呪文A、攻撃特技A、補助特技A、補助呪文Bとなる。
メインスキルは単体に低威力のデイン攻撃と高威力のバギ攻撃を行う「稲妻烈風斬」。サブスキルは「ライデイン」。
今となっては剣自体の性能は低いがメインスキルの稲妻烈風斬が便利なためスキル抜き出し用の武器である。

ウォーク

2021年7月3日にあるくんですWに追加されたDQ2のあるいてストーリーで70万歩進むと入手できる星5武器。
レベル15でアリアハンの剣でも使える「メガスラッシュ」、レベル30で単体に威力120%のバギ、イオ、デイン系の斬撃ダメージで順に3連続攻撃する「まとい三閃斬り」を修得する。

ドラけし!

2022年2月24日開催のDQ2イベント「ロトの血を分けた仲間たち」にて登場。DQ2ピックアップドラポンから排出される星5緑属性のドラけし。
スキルは【いなずま斬り】で、イベント特攻効果を持つ。

アベル伝説

【アベル】が手に入れる4本目の剣。
仮死状態から復活したアベルに【ザナック】から勇者の服と一緒に授けられる。
当初は錆び付いていて抜けなかったが【ドラゴンライダー】の炎を受けて抜けるようになる。
以後最終話までアベルの武器として使われた。
 
ゲームと異なり稲妻を呼ぶことはできないが、斬った相手の体内に高圧電流を流し込む様な演出がされている。
 
原作ゲーム版では凝ったデザインだったが、とてもシンプルな直剣に稲妻の装飾がワンポイントで入っただけの物に、SFC版DQ6の【らいめいのけん】をベースに稲妻マークを刀身に移動させた感じ、といえば想像してもらえるだろうか。
セルアニメの性質上、刀身の模様をそのまま再現すると中割り困難、もしくはできてもガタる可能性が高く、またスケジュールの圧迫になり兼ねないため、画きやすいデザインに変更したと思われる。

蒼天のソウラ

DQ10には未実装だが、DQ10のスピンオフ作品である【ドラゴンクエスト 蒼天のソウラ】にて登場。
主人公であるソウラが魔物の組織である太陰の一族の首魁にして好敵手である魔公子イシュマリクとの決戦を前に
ヒロインであるアズリアエクステンション・ライン創造した武器という中々の高待遇での登場を果たした。

いなずまのけんが選ばれた理由としては、「ゲーム中で勇者が最終武器として使うであろう特別で強力な剣」という点かつ「設定上使用者が限定されない剣」という二点をクリアしたからだと思われる。
まず勇者の使う武器の筆頭として代表的な【ロトのつるぎ】【てんくうのつるぎ】等と言った伝説の武器達の多くは「伝説の勇者のみが扱える」という設定が存在し(外伝作品の主人公が普通に使ったりもするが)
いくらエクステンション・ラインで再現した武器といえども3巻での悪夢の時の中等の特別なケースでもないと使いこなすのが難しかったのだろうと思われる。
他にも【メタルキングのけん】【ぎんがのつるぎ】等と言った最高クラスの剣も存在するがこれらは主人公以外のキャラクターにも幅広く装備できる武器としての一面も持っており勇者限定の固定イメージが付きにくく、
【勇者】に憧れるソウラの武器としては最もこの武器が適任だったのだろう。
またアズリア【デイン系】の呪文をメインとしており、稲妻を模したこの武器は他の物に影響を及ぼすエクステンション・ラインで干渉し創造する武器として具体的に作りやすい武器として選ばれたという面も存在しそうだ。