【やまたのおろち】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 04:54:07

概要

DQ3にて【ボス級モンスター】として初登場したモンスターで、日本神話において「8つの首を持つ巨大な蛇の怪物」とされるアイツ。漢字では「八岐大蛇」と書く。
ただしこいつの首は5本で、どっしりしたボディには短いながらも四つ足があるため、名前こそ「おろち(大蛇)」でも明らかにドラゴン系の怪獣である。
 
ちなみに神奈川県には五つの頭を持つ凶暴な竜「五頭竜」の伝説があり、こいつもおろちと同じく人を食ったり各地を荒らし回ったりと暴れていたらしいが、やっぱりネームバリューの差なのだろうか。
色違いには【ヒドラ】【キングヒドラ】【グランドラゴーン】【黒蛇鬼アクラガレナ】【ラーヴァドラゴン】がいるが、いずれもやはり頭は5つ。
またスーパーライトには赤いオーラをまとった強化版の「怪竜やまたのおろち」がいる。
  
書籍【ドラゴンクエスト モンスターズ】では5つの頭それぞれだけでなく、胴体にそれらを統括する脳があるとされている。まるでタコの脳みたいだ。
 
元ネタでは『8つの谷、8つの峰にまたがるほど巨大』とされているためか、アニメや特撮などでは【ブオーン】や巨大化した【暗黒神ラプソーン】並みの体躯と設定されることが多い。それに倣ってか、モンスターズではジョーカー2以降ギガボディの超巨大モンスターとして扱われている。なお原点のヒドラも人間の20倍はある背丈とされている。
 
ところで「八つの頭を持つ大蛇」という元ネタに対し、こちらは頭の数は5つで足もあるが、これについては考察として「単にFCのグラフィック能力で八本頭なんてデザインには無理がありすぎたから文字通り頭数を減らされた」、「見えてないだけで後ろにまだ首があるんだと(当時は)したかったのかもしれない」等の意見がある。後者の場合キャラモデルが立体化されたことで通じなくなったが…。
ただPS版DQM1・2の図鑑には「8つの頭」と書かれていることから元ネタ通りの設定だったようだが、再リメイクのテリワン3Dではさいはてのとびらにて仲間になる際「10個の瞳をうるませて」と書かれているため、頭は5個という設定に統一されたようだ。
なおDQ3のパッケージにはこいつに似たようなドラゴンが描かれておるが、特に名前は無いようだ。
英語版での名前は全機種共通でOrochi。
 
【鳥山明 ドラゴンクエスト イラストレーションズ】では手書きで「ヒドラ」と記されており(下部の解説では「やまたのおろち」と明記)、デザイン決定後にやまたのおろちに変更されたとみられる。
そもそも、発売前の雑誌記事では「キングヒドラ」と表記されていた。

DQ3

女王【ヒミコ】が治める極東の未開国【ジパング】に恐怖をもたらしている怪物。
【ジパングの洞窟】に住み着いており、ジパングから捧げられる生贄を食らっている。
近年ジパングに住み着いたらしく、住み着き始めたときにヒミコが神通力を獲得し、ヒミコが託宣により選んだ娘をおろちに生け贄として差し出した結果、おろちは村を襲うことなく洞窟の奥に身を潜めているということらしい。
洞窟の奥に鎮座しており、倒した後溶岩の中の【旅の扉】に逃亡し、追いかけるとヒミコの館でもう一度戦闘になるので、計2回倒す必要がある。
ただし連戦する必要はないので、一旦宿屋に泊まり体勢を整えてからまた来るのが得策。
戦闘に勝利すると、1戦目では【くさなぎのけん】、2戦目では【パープルオーブ】を入手できる。
 
実は神通力を獲得したとされていた女王ヒミコは、やまたのおろちが化けた仮の姿であった。女王の立場を利用し、自らが好む若い娘を生け贄として次々と喰っていたのだ。
【サマンオサ】【ボストロール】同様、その手口はかなり巧妙なのだが、こうした悪事が仇となった。
ちなみに、主人公たちが【きえさりそう】【レムオル】【透明】状態になっていても普通に会話できてしまう。
他にそんな真似ができるのは【エルフ】【竜の女王】、ボストロールなど人に非ざる者たちだけなので、ヒミコもその実体は人に非ざる者であるという伏線になっている。
ついでに言えば【みずでっぽう】を使った際に男と同じ台詞を返すというのも怪しい。もっとも町娘と同じ若々しい悲鳴を出されても違和感があるだろうから、これはこれで正しいのかもしれないが。
またグラフィックが正面向きのものしか用意されておらず、横や後ろから話しかけても振り向いてくれない。
ゲーム本編ではこいつが【バラモス】の配下という設定や描写は一切ないが、下記の小説、知られざる伝説、CDシアターではいずれも部下ということになっている。
 
倒したときに草薙の剣をドロップする元ネタに忠実な奴なのだが、一方で

  • 『八岐』を名乗っているのに首は5つ
  • サマンオサのニセ国王の様に変身しているのに【ラーのかがみ】が効かない
  • 巨体キャラのはずだが、洞窟はともかくヒミコの館は、本来の姿を収容したり戦闘や火を吐いたりできる程広大なのか

等と突っ込みどころもある。
前者に関しては、「そもそも八岐大蛇とは「八つの峰と谷に渡る程の大蛇」の意味であって「首の股が八つ」ではない」という指摘もあるので問題ないだろう。後者に至っては謎だが…。
 
船を入手後直ちにジパングに向かえば戦うことも可能だが、この時点ではダンジョン奥まで到達することすら難しい。
またオーブの入手順は決まっている訳でもないので、パープルオーブの回収を後回しにしてレベルの上がった頃に戦えば楽に勝てる。
ただ、その場合はくさなぎのけんの入手が遅くなるため、その辺りは上手く折り合いをつけて倒す機を測るといい。金策が困難な本作においては、この剣はできるだけ早く手に入れたい所なので、多少の無理をしてでも低レベルで強引に始末しに掛かったプレイヤーもいただろう。
 
その後は【格闘場】に出場していたり、【あやしいかげ】の正体としても登場する。
格闘場ではネクロゴンド~ラダトーム周辺のモンスターが対戦相手になることが多く、大抵は完膚なきまでに叩きのめしてボスの風格を見せつけるのだが、同じく【自動回復】持ちの【うごくせきぞう】や、ベホマとスクルトでしつこく粘り続ける【マクロベータ】等は倒しきれずに引き分けというパターンもある。
ちなみに【公式ガイドブック】に記載されている44という【モンスターレベル】は実は誤りで、実際は最高値である63。
モンスターレベルは【逃走判定】に用いられる数値であるが、後々通常出現するボストロールと違い基本的には通常エンカウントすることはなく、100%逃げられないボス戦のみの登場なので特に意味はない。
厳密にいえばあやしいかげがこれに化けて出ることで間接的に通常エンカウントするという事態もあり得るが、その際の逃走判定は怪しい影自身のモンスターレベル(わずか10)を参照するのでここでもやっぱり意味は無いのである。

戦闘能力

洞窟の最奥部に鎮座しているが、目の前の床に立った瞬間戦闘に突入するため、HP回復などの準備はその一歩手前で行う必要がある。
 
2回行動で時期的にかなり強烈な35ダメージ前後の【ほのお】を吐きまくる強敵。
ステータスが共有されているので両方とも行動は同じでHPは300、毎ターン100自動回復する。
これは仮に【一人旅】であれば洒落にならない回復量である。ギガデインの使える勇者であればともかく、火炎系が完全耐性なのでメラゾーマやイオナズンは効かず、ドラゴラム・マヒャド・バギクロスですらダメージが全く蓄積しない。つまり職業によってはたとえレベルが99あっても1人では詰んでしまう程である。
レベル20台前半で出会うであろう敵としては驚異的な回復力であり、1人でも死者が出て、その回復に当たったりしていると、あっという間にHPが元に戻ってしまう。
通常攻撃と炎を半々の割合で使用する。攻撃力も高いがそれ以上に炎による全体攻撃が脅威。
しかも完全ランダム行動なので運が悪いと1ターンで炎2連発されることもある。時期を考えればあまりに凶悪な火力だ。
だが実は、日本神話における「強い酒を飲んで酩酊したところを倒された」というエピソードに由来してか【ラリホー】【マヌーサ】が弱耐性という設定で有効手段になっている。
弱耐性は3/4くらいの確率なので効かないこともあるものの、討伐の際にはラリホーをひたすら連発して眠らせ続け撃破しよう。ただ起きたターンは確実に1回は攻撃してくるので油断は禁物。
もし【ルカニ】【バイキルト】等を覚えているならそれらも併用して大ダメージを与えていくとなお良い。
攻撃呪文はメラ・ギラ・イオの炎系が無効だが、他は全部効く。多少回り道の冒険をしていれば、設定ミスのおかげでレベル20台後半に【魔法使い】【マヒャド】を習得して自動回復分を帳消すダメージを与えられるようになるので、安定して狩れる相手にすらなるだろう。
2回戦でも特に強くなったりはしない。むしろこちらにくさなぎのけんという新戦力が加わり、(フィールドを数歩進むか、もしくはルーラかキメラの翼を消費する必要はあるが)【宿屋】に行ってすぐ道中の消耗無く戦える分、楽になっている。
共通ステータスのため宝箱を落とすが、後述のように宝箱の中身はGが入っている。
また、呪文は一切使わないにも関わらずMPを12持っている。

倒したフラグについて

「洞窟のやまたのおろちが倒された」フラグが立つのは、実際にやまたのおろちとの戦闘に勝利した瞬間ではない
その後ろにある旅の扉に、やまたのおろちを追いかけて飛び込んだときに初めてフラグが立つ。
つまり、戦闘勝利後に旅の扉ではなく【リレミト】で脱出してしまうと、ヒミコの宮殿に行ってもやまたのおろちはいない上、洞窟に戻るとやまたのおろちが健在のままになってしまう。
全力を尽くした戦いで全員満身創痍となりこのまま敵の後を追うのは無謀…と考えて一度回復してから飛び込み直しにこようと普通に洞窟を脱出してしまったら、その激戦をもう一度やり直すハメになる。どんなにボロボロの状況でも即扉に飛び込もう。
上記の通り、ワープした先で即連戦する必要はなく回復の間を持つことはできる。
ただし、機種や状況によってはこの仕様を利用することもできる(下記参照)。
 
FC版のやまたのおろちは8040もの経験値(4人で倒すと1人2010)を持っていたため、上記の旅の扉を通らないとフラグが立たないことを逆利用し、何度も倒して経験値を稼ぐことも可能。
メタルスライムより遥かに強いので低レベルからガンガン稼げる訳ではないが、こちらの攻撃力が高ければ割とあっさり倒せるおかげでメタルスライムと違って逃げないし固定で必ずいる分安定して稼げる。
 
なお、ドロップ率は100%だが、くさなぎのけんをドロップするするのはFC・リメイクとも1戦目(ジパングの洞窟)の方だけで、基本的にはゴールドしか落とさない。
ただし、FCとリメイクでは仕様が異なっており、FCではくさなぎのけんをドロップしたこと自体がフラグになっている。
これはあやしいかげの正体がやまたのおろちの場合でも適用されており、あやしいかげ(やまたのおろち)をボスのやまたのおろちの前に倒すと、なんとあやしいかげからくさなぎのけんを入手できてしまう。
そしてドロップした時点で以降に出現する(ボス・あやしいかげどちらであっても)やまたのおろちからはくさなぎのけんを入手できなくなる。
FCではこの仕様の関係から、持ち物が一杯で入手を拒否した場合、くさなぎのけんは二度と手に入らないということになってしまう。
無論、手に入れた後に売ったり捨てたりした場合も再取得は不可能である。したがってバシルーラで増やすこともできない。
なおドロップしたかどうかがフラグであるため、(バグ技で)既にくさなぎのけんを持っているかどうかは関係無い。
リメイク・GBCの場合は後述の通り、あやしいかげや氷の洞窟から再入手の可能性が残されている。
この様に、FCにおいてくさなぎのけんは最初の1本しか手に入らない貴重品であるため、アイテムコンプを目指すのであれば間違っても捨てたりしないよう気を付けなければならない。
もっとも、他のバージョンでも再入手の条件がかなり厳しいので、やはりジパングで手に入れるくさなぎのけんの扱いには十分に注意するべきだろう。

リメイク版

1回戦と2回戦での能力が異なるが、どちらも自動回復はなくなった。
 
1回戦はHP1800で1~2回行動。
やはり【もえさかるかえん】が苛烈だが、FC版より使用する割合が減ったので十分戦えるはず。
それでも運が悪いと2連発で来られてどうしようもなくなる場合もあるため、心配なら先にサマンオサへ行き、勇者や戦士にドラゴンシールドを装備させておけば多少ラクに戦えるようになる。
耐性はFC版とほとんど一緒だが、補助系への耐性が若干変わり、最大の弱点だったはずのラリホーが強耐性に。
かなり効きにくいが、効けば確実に1ターン行動を封じられるので、FC版ほどではないにせよ有効な手段の一つではある。
ただし、行動回数の分だけ目覚める判定が行われる仕様に変わった点に注意。
1~3回目までの行動機会で起きる確率は大きく下がっているので、起きやすさは総じてFCよりやや低いぐらい。
また、2回行動するターンに1回目の行動で起きたとしても、そのターンは攻撃してこないなので、強耐性に変わったのはおそらくそれに対する調整も理由だろう。
 
続く2回戦はHP2000で完全2回行動。
怒り狂っているためか、行動回数の増加に加え攻撃力と素早さも10強化される。
但し先の戦いで手負いになったせいか、偶に【ひのいき】を吐く様になっている。描写が細かい。
炎が弱体化した一方で打撃の割合は減っていないので、スクルトとマヌーサで打撃対策を固めて戦おう。
そして、これまでは有効だったラリホーが完全耐性になっている点には要注意。
FC版やリメイク版1回戦での固定観念からついつい唱えてしまいがちだが、最早その戦法は通用しない。
効かない呪文を唱え続けてターンを浪費し、ピンチに陥らない様にしよう。
 
なお、巨体から生えた5本の首がそれぞれ動くから複数回行動できるのかと思いきや、リメイク版の攻撃モーションでは5つの首が一斉に火を吐いたり噛み付いたりする。
首が多いから複数回行動なのではなく、一斉に動くから攻撃力が高いということだろうか。
 
リメイク版でも旅の扉を使わないと復活してしまうのは変わっていないのだが、洞窟戦での経験値が約1/4(2080)に減らされているうえ入手ゴールドが0にされており、稼ぎとしては旨みがほとんど無くなってしまっている。
しかも旅の扉に入らずに再挑戦すると2戦目のステータスで出現する。
くさなぎのけんは1戦目のステータスのやまたのおろちのみがドロップし、以降のおろちは全て2戦目のステータスで登場するためドロップ不能。
ただし、おろち1戦目に化けたあやしいかげを倒した場合に限り、1度に2本以上所持することができる。
 
ちなみに、偽ヒミコに話しかけたときのメッセージ音に魔物等と同様の低いものが使われていたりする他、目が微妙につりあがっている。これは偽サマンオサ王にもいえる。
当然これは設定ミスではなく、そういう演出として捉えるのが自然だろう。
また、透明状態だと他の一般人と同様に「なんじゃ だれぞ おるのか? うるさいぞ!」と小芝居をうつようになった。
周囲の目については神通力の存在からいかようにもごまかせるものの、話しかけてきている本人に対してはそうもいかないため、人外の存在であることを悟らせないために演技をするようになったと考えられる。
…システム的な話で言うなら、後に登場する本物のヒミコと台詞パターンが同じというだけなのだが。

GBC版

モンスターメダル収集のため【氷の洞窟】にも再登場する。
ちゃんと1戦目と2戦目の両バージョンが出現し、ステータス・行動パターンから入手できるもの(EXP・G・メダル・ドロップアイテム(後述)も)まで、1戦目・2戦目のそれぞれと全く同じになっている。
 
実は1戦目と2戦目は微妙に色が違うのだが、両者を並べてみてもはっきりとはわかりづらいレベルなので、見た目で判別するのは極めて困難。
はっきりと色が違っている【カンダタ】と違い、欲しいメダルを持つ方だけを狙って倒し続けることが非常にやりにくくなっている。
 
これが煩わしいと感じるなら、1回目のノーマルメダルはおろちの洞窟で、2回目の八角形メダルは【ジパング】であらかじめ必要数入手しておくのも手。
特に1回目の撃破フラグについては前述のとおりのため、入手できなかった場合は撃破フラグさえ立てなければ再戦できるのもメリット。
入手できた場合、メダルの入手記録(メダルの書)は通常セーブ(冒険の書)とは別個で自動セーブされるため、ここで1枚目を入手した後もセーブせずにまたおろち戦をやり直せばさらに2枚目以降のメダルを狙う事もできる。
銅メダルを各2枚最低でも入手しておけば、最低限氷の洞窟の奥まで行くには不自由しない。
ただし、この時点のレベルで延々とこれをやり続けなければならないというのもそれはそれで苦痛ではある。プレイヤーが楽だと思う方で構わないだろう。
 
なお、2戦目のステータスのものがくさなぎのけんを落とさないのは変わらないが、氷の洞窟で出現する関係からか仕様が変わっており、くさなぎのけんを手放して1本も所持していない場合のみ、隠しダンジョンに出現するやまたのおろち1戦目からドロップが可能。
くさなぎのけんを落とした場合はメダルを落とさないので気を付けておこう。

3DS/PS4/Switch版

【眠り】状態が仕様変更により直接攻撃で解除されてしまうようになったため、1回目時に眠らせたまま殴り続けることは不可能となり、難易度が若干上昇した。

ゲームブック版

表記は「八岐大蛇」。
ジパングの洞窟にて生贄にされた弥生の目の前でヒミコの姿から正体を現し、本物のヒミコは自らが食ってしまったと明かす。そしてそのやり取りを見ていた勇者たちと戦闘に突入する。
戦士のハルクを仲間にしていれば普通に戦闘できるが、それ以外のパーティでは先にダーマの神殿に寄っていないと無条件で敗北、ゲームオーバーとなる。武闘家チェンがいる場合は黄金の爪があれば、ダーマに行っていなくても普通に戦える。
原作とは違って戦うのは一回のみ。

小説版

「ヒミコとすり替わった魔物」ではなく彼女本人であるため、こちらを参照。

CDシアター

CVは中友子。こちらではゲームに近い役回りだが、バラモスの配下として登場。若い娘を好んでいるのは自身の美貌を保つためである。
 
オーブを求めてジパングにやってきた勇者アレル達と謁見するのだが、メンバー最年少の女魔法使いマリスを見るや否や「おろちの生贄にすれば何年かは大人しくなるかもしれぬ」と歓喜し目をつけた。
商人ダムスの交渉術もあって上手く行くかと思いきや、一行がバラモス打倒の目的を告げるや否や激昂し追い返そうとするが、機転を利かせたダムスがマリスを生贄の身代わりにすることを提案して難を逃れる。
この際「バラモスさま…」と口を滑らせたこともあって、一行から怪しまれる。
 
そして身代わりになった女魔法使いマリスの前に正体を現し、8つの頭で歓喜しマリスに「不気味!ブサイク!醜い!」と罵られた挙句ヒャドの抵抗を受けて逆上する。
しかし突入したアレルの一撃を受けて負傷し撤退、ヒミコの屋敷に逃げ込むが血の跡を辿って追いつかれダムスの歌舞伎チックな問い詰めに怒りを表し改めて本性を現す。
しかしそれ以上にブチ切れたマリスの【ヒャダイン】を食らい、最後は「女なのに、女の敵!」という一言とともにボスでありながら【どくばり】でトドメを刺されて果てた。
締めはダムスのこれまた歌舞伎調な「ともあれ、これにて一件落着!てなワケで」でジパングでの騒動に幕を下ろす。

知られざる伝説

予言者【サロメ】の肉体を乗っ取り暗躍、サマンオサをアリアハンにけしかけるなどして、地上を混乱に陥れた魔物がコイツだという。
各国が旅の扉を閉鎖して国交を絶ったのも、こいつの暗躍が原因とされる。
その功績でバラモスから新たな力(詳細は不明)を授かると共に、オーブがあることが判明したジパングに派遣される重要任務を与えられ、本編に至る。
これを公式設定として扱って良いかは議論が必要かも知れないが、「勇者が旅立つ以前、バラモス軍や諸王国がどういった状況だったか」を考察・妄想したりするのに良い資料ではある。

DQ10オンライン

【モンスターバトルロード】の対戦相手や試練の門のボスとして登場している。
後者はキングヒドラとの差別化でブレスが【かがやくいき】になり、【ジゴデイン】も使うが、眠り・幻惑に対しては相変わらず弱い。
詳しくはこちらを参照。

DQM1・DQM2

DQM1・DQM2ともに強力かつ、序盤~中盤でも比較的作りやすいドラゴン系である。
【アンドレアル】or【グレイトドラゴン】×【メドーサボール】という、慣れれば驚く程簡単な配合で生み出せる。
ドラゴン系×????系でも生まれるが、上に挙げた配合パターンの方が楽なのは言うまでもない。
もっとも、セルフお見合いができる環境があれば、耐性強化も兼ねてこちらの方がお得ではある。
 
覚える特技は火の息、火炎斬り、連続攻撃の3種類で、素の状態でも中々優秀。
これにアンドレアルやメドーサボールの特技を仕込んで、かなりの万能選手にすることもできる。
能力は全体的に高く、素早さと賢さ以外よく伸びる。
図鑑では5本の首がそれぞれ意識を持ち、通常の5倍の速さで物事を考えることができるとされるが、その割に賢さはそれほど高くはない(素早さと賢さも平均以上はあるので低いという訳ではないが)。
もしくは頭がよいではなく考えるのが速いと説明されている辺り判断力に優れていると言いたいのかもしれない。
 
耐性もかなり優れており態勢が崩されることは少ない。
しかしその強さ相応にレベルアップは遅めなので、簡単に作れるからといってあまり作るのが早すぎてもその強さを発揮できずにもて余すことになる。
ある程度冒険が進んで、パーティに派手で強そうなモンスターが欲しくなったときに作ると良い。
コイツは最強クラスのモンスターを作り出すのに極めて重要なモンスターである。
【スカイドラゴン】を血統にして配合すると【しんりゅう】を作ることができるが、神竜の成長はさらに遅いので、安定してメタル狩りができる様になる迄は作らない方が無難。
【メタルドラゴン】との配合で【ようがんまじん】になる。
また、【ハーゴン】を血統にして配合すると【バラモス】が生まれる。
【ダークドレアム】を作る過程で【お見合い】を活用しまくると、大量にできるのも特徴。
【しんりゅう】はただでさえ用途が多いが、2やPS版ではさらに用途が増えているので、おみあいが自由にできるのならうまく利用しよう。
2とPS版では【ダークホーン】と配合することで獣系最強の【ヘルゴラゴ】も生み出せる。
 
DQM1では【図書館のとびら】にてボスとしても登場。HPが2000と高く、【はげしいほのお】【かえんぎり】【ばくれつけん】を使用するためかなりの強敵。特に早い段階で扉を開放した場合は苦戦を強いられることも。
なお、ここのやまたのおろちはいくら肉をあげても仲間になることはない。【デフォルトネーム】だけは設定されており、こいつのデフォルトネームは「おろち」。
因みに、この扉は攻略する時期によって戦闘後のイベントの内容が大きく異なっている。
また、同作品にて牧舎内の一番奥の部屋に鎮座していて、旅の扉に出現する魔物を何匹か教えてくれる。詳しくは【魔物大臣】の項にて。敬礼は欠かさない様に。
PS版の図鑑には「8つのあたまでしかくはない」とのことだが、どう見ても5つしかない。
図鑑埋めに必要な個体数が多いので、他国マスター産をなるべく狙っていきたい。
 
DQM2でも他国マスターが連れていることがあるが2種類おり、仲間のステータスの平均値が高いときに出現する個体は【グランドクロス】【ベホマ】
と攻守共に隙の無い特技を習得している。こちらも十分強力なのだが、目玉の方は仲間のステータスの平均値がさほど高くないときに出現する個体で、
こちらはなんと【マダンテ】を習得しており、上記の通りパーティレベルの低い序~中盤で手に入るため是非とも仲間にしたいところ。
配合先が豊富なため用途には困らないが、【しんりゅう】にしてしまうとレベルアップが非常に遅いため序盤で作ると
Lv38以上、かしこさ794以上という非常に厳しい習得条件をクリアできずにマダンテを継承できない可能性も。
しかしながら当然こちらの戦力もまともに整っていない状態での戦闘になるため仲間にすることに集中しすぎると足元を掬われかねないので要注意。
一度マダンテを撃たせてしまえば後は打撃のみなので問題ないが、同ランク帯に【ザオリク】【マヌーサ】を使う【メタルキング】など
危険な敵が多いため、敵のお供が厄介な場合は戦い易い組み合わせが出るまでせいすい歩きとリセットを繰り返すのも手。あるいは回復アイテムを大量に持ち込んで【くろいきり】で呪文を封じるのもあり。

キャラバンハート

ドラゴン系が無くなったので、魔獣系のAランクに分類される。覚える特技は火の息、ザキ、火炎斬り。
転身方法は以下の通りだが、ランク転身後のランクがAであることが条件となる。

  • 魔獣系の心×魔獣系の心+エレメント系の心
  • エレメント系の心×魔獣系の心+エレメント系の心
    重量は5とかなり重いが、HPと攻撃力の伸びが非常に良い。

ジョーカー2

初代ジョーカーには登場できなかったが、ジョーカー2で久しぶりに登場。
今回はなんとドラゴン系のSSランクで、Gサイズ(3枠)の超巨大モンスター。
プロモーションムービーにおいてもエスタークと戦ったりしていた。
作るには各エリアの超巨大モンスター、【タイラントワーム】【ウイングタイガー】【ブオーン】【レティス】の4体配合が必要。
素材となるモンスターがどれも野生でスカウト可能であることを鑑みると、
慣れれば最も簡単に作れるSSランクのモンスターである。
特性は【ギガボディ】【れんぞく】(4回)、【炎ブレスブレイク】【AI1~3回行動】
耐性は毒・眠り・混乱、麻痺・マインド・ザキ・炎ブレス無効だが、ヒャド系には弱い。
特徴としてはAI1~3回行動の特性と炎ブレスブレイクを両方備えている点。
上手く炎ブレス相性の攻撃を3連続で繰り出せば、1~3回行動のモンスターの中でも特に高い爆発力を発揮するだろう。
HPも守備力も高いが、それ以外の能力の限界値は700に届かず、ヒャド系も弱点なので、この辺りを補う必要が出てくる。
まあその分固有スキルで覚えられるしゃくねつが中々強く、配合素材となるレティスの固有スキルで回復技も覚えられるので、
そのまま使っても十分頼りになるが。
コイツを使った配合も【しんりゅう】【闘神レオソード】が存在するので、作る機会は何かと多いかと思われる。
スキルは固有の【やまたのおろち(スキル)】

ジョーカー2プロ

プロフェッショナル版では【トライワインダー】【セルゲイナス】が2体ずつの4体配合に変更され、一転して作るのが難しい種族に変わった。
能力値はHPや攻撃力は無印より伸びたものの、防御や賢さが以前より低下している。
ただ、【まれにハイテンション】の特性で2段階テンションが上がることがあり、 強力な攻撃で相手を圧倒する戦い方に磨きがかかったといえる。
また、新しく追加された【ピピッ島】のある場所でこいつがボスとして登場する。
最大3回まで攻撃してくることや、恐ろしく強力なしゃくねつが危険極まりない。 【ベホマラー】等での全体回復が生命線となるだろう。

テリワン3D

Sランクに降格したがあとは大体据え置き。新たにメラブレイクが加わった。
 
MPは290と補強必至レベルで低いものの、炎ブレスとメラのWブレイクによって文字通り火力が上がるため、搭載するなら最強ガルハートがおすすめ。れんごく斬りと火炎竜でムダなく特性を活かせるし、【あくまの書】のおかげで(神獣の入手さえできれば)「ガルハート」のスキルを残しておくだけでバンバン量産できるので、貴重な神獣を素材として使ってしまう必要はない。
 
相変わらず図書館の扉(さいはての扉)のぬしを務め、【星降りの大会】の初戦でも【ずしおうまる】とのコンビで立ちはだかるが、魔物大臣はリストラ。その代わり【他国マスター】が時々【フォロボス】と一緒に繰り出してくるので会う機会は増えた。
しかし攻撃力が高い上に【一気にスーパーハイテンション】を使うのでとても危険で、ハンパなステータスではなす統べなく噛み殺される。テンション補正を無視できるメタル系なら安定して受けられるが……。
 
なおぬしの個体はしゃべれないらしく、アクティブに動きながら襲いかかり、撃破後に「10個の瞳をうるませ仲間になりたそうにこちらをみている」と目で訴えてきてそのまま仲間になる。
セリフがないのでどういう意図なのかはわからないが、わたぼうは「おろちを手なづけるなんてさすがだね!」とか言うあたりたぶん懐いたのだろう。
またこいつを倒せば必ず【ちいさなメダル】を落とすので、撃破&配合を繰り返せば、確実にメダルを稼ぐことができる(この方法は地味に攻略本にも書かれている)。
なお同じくオリジナル版では仲間にならないさばきの扉の【アクバー】もやはり倒せば何度でも入手できるようになったため、位階配合最上位のモンスター(【黒竜丸】【サンダーバード】など)を作るのに何度もお世話になることもあるはず。
黒竜丸やユニコーン辺りはそのまま使っても強いし、こいつら「位階配合最上位」がいれば魔王の人型形態は3人作れる。
まず【デスタムーア】はおろちと自然系の配合で【サンダーバード】を作り、アクバーと配合して完成。【ミルドラース】は適当にゾンビ系とドラゴン系を合わせて【がいこつけんし】【黒竜丸】を、【オルゴ・デミーラ】は魔獣系と悪魔系とで【ユニコーン】&【コスモファントム】を作れば完成。
また【ギガデーモン】と配合すると【マガルギ】【魔壷インヘーラー】と配合してキングヒドラが作れるが、インへーラーは素材に【トロデ】を、そのトロデは【ワルぼう】かわたぼうを要求する上、こいつらは【にじのタマゴ】からまれに生まれる程度のため仲間にするのはすさまじく難しい。キングヒドラを作れたら自慢していいだろう。
 
余談だが、さいはての扉の個体はごく稀に【系統テンションバーン】の様なタイミングで【スーパーハイテンション】を発動させることがある。SHTの使用者はローテーション行動になっているが、こいつの場合ローテーションで使用することはない。
そもそもSHT自体がこいつの行動パターンに含まれていないので、

  • まれにハイテンション+ドラゴンバーンが2連発
  • こいつの行動前にドラゴンバーンやタメキテボディが連発
  • 【星のいかり】発動
     
    …等でもない限りSHT状態にはなり得ないのだが、この個体も「星のいかり」の特性は持っていない。バグか何かなのだろうか?

イルルカ

引き続きドラゴン系Sランク。
【格闘場】Sクラスの最終戦の相手【メタルスライム】と共に繰り出してくる。
高攻撃力のモンスターにムチを持たせて戦えばあっさり沈む。
スカウトできる個体は【さいごのカギ】の世界に【エスターク】撃破後に来ると稀に出現することがある。
スカウト率が異常に伸びにくいので、【新生配合】済みの【超ギガボディ】モンスターを用意しておこう。
 
また、全国の「マックでDS」で日替わりで期間限定で配信された「バラモスの鍵」にて、バラモスの取り巻きとして出現する。
 
配合方法は前作までと同じで、使い道も変わっていない。
また、今回は新生配合で【ヒートアップ】を習得。
スキルは同じく固有の「やまたのおろち」。

ジョーカー3プロ

久しぶりに復帰したが、グランドラゴーンが登場したためかドラゴン系のAランクに格下げ。
今作では【グレイトドラゴン】【ベヒードス】【トリカトラプス】【テラノライナー】の4体配合で誕生する。
 
また、神獣界には「神獣界の守り竜」という名前のやまたのおろちが中ボスとして登場。
【サンダーブレス】【ギガクロスブレイク】など雷属性の技を多用するのでそれを対策しておこう。
ちなみに戦わずともシナリオを進めることは可能。
なお守り竜と名乗っている辺り善良な個体であることが伺えるが倒してしまっても特にフォローされることはない。
  
固定特性は【火ブレイク】。他はギガボディ、タメキテボディ、AI1~3回行動、まれにハイテンション。
+25以上で【れんぞく×4】、+50以上で【ヒートアップ】、超生配合で【ブレスのコツ】、超ギガボディで【神の息吹】が解放される。
合体特技は【神の裁き】、合体特性は【絶望のオーラ】
 
【キングレオ】との配合でキングヒドラができる。
因みにイルルカまでは専用の「やまたのおろち」を持っていたのだが没収され、【炎の息吹】に変更されてしまった。
似た様な境遇のモンスターに【レティス】【はぐれメタルキング】がいる。

DQM3

さらに格下げされドラゴン系のBランクに。
【ガメゴンロード】【ダースリカント】の特殊配合で生み出せる。
ガメゴンロードは野生で出現、ダースリカントも野生同士の配合で生まれるため、作るのは非常に簡単。
ある意味では原点回帰と言えるか。
 
特性は【火のコツ】【火ブレイク大】(Lv20)、【ちからため】(Lv40)、【1~2回行動】(Lサイズ)、【徒手空拳】(Lサイズ)、【全体攻撃】(LサイズLv60)。
所持スキルは【業火】
ステータス上限はHPがトップクラスで賢さも高め、攻撃は並程度だがそれ以外はかなり低い。
 
【クラーゴン】との配合で【キングヒドラ】ができる。
キングヒドラにすると守備力と素早さは上がるが、火のコツがなくなる上に賢さが大きく下がってしまう。
どの道キングヒドラは配合の終着点である【ゾーマ】まで配合先がないので、ストーリー攻略においてはやまたのおろちのまま使った方が良いかもしれない。

バトルロードビクトリー

【レジェンドクエストIII】の第四章に登場するが残念ながら敵専用。
 
技は全ての口から放たれる炎のブレス「オロチの咆哮」と、それぞれの口で順に噛み付く「くらいつく」。
 
合体モンスター並のHPを持つが、運の要素に頼る部分も無いので、ドラゴンキラー等の弱点を突いた力押しプレイで簡単にクリアできる。
アーケードのレジェンドクエストIIIには登場しなかったため、ビクトリーのプロモーション映像で登場したときから多くのプレイヤーのテンションを上げた……が、敵専用なのが判明したので落胆の声も大きかった。

バトルスキャナー

プレイアブルおよびSPチケットになって第6章に登場。Lサイズの虹レア。
基本ステータスはHP:1388、ちから:953、すばやさ:16、かしこさ:463、みのまもり:836。
技はかみつく→かえんの息→もうどくのきり→五連竜牙弾の順で変化していく。
相性最高の性格は【ロマンチスト】。もし引ければ、ちからは驚異の1335
 
主な入手場所は「魔を統べる知将」。
【ドラゴンガイア】のステータスをさらに強化した様なモンスター。
ちからは953、みのまもりは836と最高クラスで、人語を解するためかかしこさも463と高め。
反面すばやさに関してはたったの16と割り切っている。
その癖五連竜牙弾のモーションではやたらとアクロバティックに動くが。
耐性も斬撃、闇、竜以外にはほとんど強いか普通に抑えており、優秀の一言に尽きる。
但し、眠りへの耐性は「強い」止まりと若干甘い。あやしいひとみを多用するネルゲル戦では気をつけるべきであろう。
技の種類も豊富で様々な状況に対応可能で、最後の技「五連竜牙弾」は高い力を存分に活かせる上にバラモスに有効な斬・竜属性持ち。
さらにさらに、バラモスに負けても入手できることが特徴。
勝てない様ならチケットに封印しよう。
DQ3で伊達に女王を名乗っていたわけではないのか、連携はキングマスター。(単に色違いのキングヒドラの影響かもしれないが)
メタルキングやドラゴンガイアと組むことでさらなる力を発揮できる。

スキャンバトラーズ

2018年4月19日~5月16日の期間にプレイできるやまたのおろちステージをクリアすると起き上がることがあり、チケットに封印できる。
レアリティは星4のギガレアで、レベルは150。相性の良い職業は魔法使い。
ステータスはHP:2104、ちから:1502、すばやさ:104、かしこさ:723、みのまもり:1094。
技は赤ボタン:かみつく→五連竜牙弾(5)→五連爆竜弾(50)、青ボタン:どくのきり→はげしい炎(20)。
 
イベント限定のMサイズモンスターだけあってドロップ率は非常に低いがその性能は非常に優秀。特にちからは今までのどのモンスターよりも高く、スーパーハイテンションからの五連爆竜弾は圧倒的な威力を誇る。さらには威力は落ちるが全体攻撃のはげしい炎も使うことができ、まさに優秀としか言いようがない。敢えて欠点を挙げるとするならばあまりすばやさが高くないということか。
また職業アイコンは魔法使いだがこいつ自身は魔法使いのステータスアップの恩恵が何一つない、能力を考えるなら戦士の方が相性がいいかもしれない。

DQMSL

ガチャ限定【ドラゴン系】のSランク。
【りゅうおう】の次にガチャに追加された古参モンスターの1体。
特性は【AI2回行動】のみ。リーダー特性は「全系統HP+10%」。
特技は【かえんのいき】【はげしいほのお】と、見事にダダ被り。
このまま使うにしても正直性能が微妙なので、さっさとキングヒドラに【転生】させてしまおう。
クエストではⅢコラボや「レジェンドクエストⅢ」にて、原作通りジパングの洞窟のボスを務める。

怪竜やまたのおろち

「レジェンドフェス」という特殊なガチャ限定のモンスター。通常の交換券では交換不可。
ただしガチャの仕様上、1回(無課金の【ふくびきけん】等も対象に含む)につき1枚「伝説フェスメダル」が貰え、250枚集めれば1体だけ交換することが可能。所謂ガチャの「天井システム」。
 
【ドラゴン系】SSランク。
特性は【AI2~3回行動】【ブレスのコツ】の他、
攻撃時に相手の【メラ系】耐性を2段階、また偶数ターンにも敵全体のメラ系耐性を1段階下げる「紅蓮の灼熱」、
常に【マインド】【魅了】を防ぎ、毎ターン自身の状態異常を回復しつつ、偶数ターンに斬撃耐性を1段階上げる「怪竜の竜鱗」。
リーダー特性は「全系統HP+30%」。
 
特技はメラ系弱点の相手に特効効果を持つランダム息「獄炎の息吹」と【オーロラブレス】、マインド効果付きのレベル依存のランダム必中体技「五連竜牙弾」、1ターンダメージを70%軽減するバリアと【いきをすいこむ】効果を付与する「大蛇の構え」。
非常に高耐久と高火力を持っているが、唯一素早さが絶望的に低い欠点があることだけは注意。
クエストでは「レジェンドクエストⅢ・夜」にて登場。ジパングの洞窟の方に出るのは以前と同じ通常版の方だが、直後の【ヒミコ】の屋敷で出るのはこちらの方になっている。

どこでもモンスターパレ―ド

ドラゴン系のSSランクモンスターとして登場。
とくぎには敵全体にランダムでダメージを与える体技「連続かみつき」を持っている。
本体性能よりも「ドラゴン系のHPと攻撃力を20%上げる」という強力なパレードスキルが注目されていたモンスター。
高難易度ソロパレード向けに【竜王】【神竜】などの強力なドラゴン系モンスターで組む「ドラパ」の必須モンスターとして高い人気を誇った。(竜王はドラゴン系ではないが、ドラゴン系強化のパレードスキルを持つ)
強やまたのおろちの登場により、現在ではたんけんスカウトでは排出されなくなっている。

強やまたのおろち

とくぎセレクションで初登場した。
移行、通常の「やまたのおろち」に変わって排出されている。
強力なパレードスキルはそのままに、高い攻撃力や高耐性を武器に、本体性能も非常に魅力的になって帰ってきた。
だがなんといっても一番の魅力はとくぎ「乱れかみつき」。敵全体からランダムで数回攻撃し、攻撃力を下げる体技。
この特技の最大の特徴は相手の耐性を1段階下げてダウン判定を行うというもので、たとえダウン無効の相手でも攻撃力ダウンを入れられてしまう。
これにより高難易度マルチで驚異であった相手の通常攻撃の驚異は格段に減り、たとえ最高難易度の獄級でも紙ペラのようなダメージしか喰らわなくなるなど、マルチの環境を一変させたとても罪深いモンスターである。
現在ではより強力な系統パレードスキルの登場、乱れかみつき以外の貫通ダウンとくぎの実装などが重なりだいぶ影が薄くなってしまった。

いたストDS

モンスターコロシアムで【サラマンダー】【ドラゴン】【ドラゴンゾンビ】と戦う。

ライバルズ

スタンダードパックにて初期より実装。共通のレジェンドレア。

6/4/4 ドラゴン系
召喚時:味方ユニット1体を死亡させる
そのユニットのコスト分攻撃力とHPが上がる

原作同様生贄を喰らい、コストに応じてパワーアップする。
ただ、低コストの弱いユニットを生贄にしても強くなれないし、高コストの強いユニットは勿体なくて死なせたくない・・・というジレンマがあり、扱いが難しい。
【りゅうおう】などの死亡時効果が強力なユニットを喰らう、【ブラックチャック】などの条件次第で低コストで出せる高コストユニットを喰らうなどといった工夫はあるが、あまり積極的には使われなかった。
ドラゴン系なのでいずれ系統シナジー強化で輝くとも目されたが、やはり扱いが難しいのか、大幅な系統シナジー強化があった第4弾カードパック「モンスターもりもり物語」などを経ても採用率は低いままだった。
それでも前述した工夫が上手く決まると面白いカードなので、たまには使ってみるのも一興だろう。
現在はマスターズルールでのみ使用可能。

ライバルズエース

真1弾で「怪竜やまたのおろち」が登場。こちらは魔剣士専用のレジェンドレア。

5/3/6 ドラゴン系
召喚時:残りMPを全て消費する 消費したMPの数分攻撃力+1
その後、このユニットの攻撃力と同じ数分のダメージをランダムな敵ユニットに割り振る

ユニットではなくMPを喰らうようになり、さらには敵まで喰い散らかす凶悪なユニットになった。
ほぼロマンカードだった旧版とはうって代わって普通に使う分にも除去と大型着地を両立する汎用性を誇るが、建物「アンデッドガーデン」で最大MPを15にすると恐ろしい破壊力を持つ。

ウォーク

2020年3~5月実施のDQ3イベントで2章のボスとして登場し、以降は各地に現れる強敵モンスターとして登場。
後の2020年8月と2022年2月に復刻もされた。
 
おおきく息を吸い込んでからの通常攻撃や連続かみつきがかなり強力。
かえんの息や怯え効果のはげしいおたけびの全体攻撃も威力があり、長期戦になると危険。
実は眠りやマヒの耐性に穴があるので、ラリホーやしびれ打ちなどでそれらを起こせればグッと楽になる。
 
こころは赤色でコストは81。
HPと力、すばやさに優れ、高グレードのものは特にデイン、バギ系による斬撃・体技ダメージを上げ、イオ系や幻惑への耐性もつく。

タクト

エクストラコンテンツ「試練のどうくつ」で登場。第1弾。
ドラゴン系Aランク、こうげきタイプで登場。
リーダー特性は「メラ属性息威力+10%」
とくぎは「テールハンマー」/【ローリングアタック】/【しゃくねつ】
覚醒スキル 10Pで「いどう力+1」

ロトの紋章

DQ3と1の間を描く漫画【ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章】では、「実は仮死状態で生き延びた」という設定で再登場。表記が「ヤマタノオロチ」とカタカナになっている。
マグマの中に棲むヒドラの一種とされ、炎の攻撃は通じない。作中では魔神や古代神と呼ばれることが多い。
 
仮死状態のまま眠りについた後、復活を果たさぬようジパングの人々によって封印を施されたが、封印を強化するための鍵となる【オリハルコン】製の聖なる龍の像が魔物の策略で持ちだされたことで復活する。あまりに眠りすぎたためか知能が低下してすっかり怪獣と化しているが、吐き出す炎がゴーレムを一瞬で炭化させオリハルコンをも容易に溶かすという桁違いの火力で、ロトの時代より凶悪さが増している。
トサカにも神経が繋がっているのか斬られた際には痛がっており、火を吐く際はこのトサカがスパークする。胃袋の中は炎の海になっており、目を覚ましているとより荒れ狂う。
さらにはオリハルコンを呑み込んだことで再生能力が強化され、倒すごとにパワーアップして復活する。
【ニカサノマガタマ】で増幅された【アルス】一行の攻撃で吹き飛ばされて再生した後は、各首に一本角と四枚の翼が生えて飛行可能になり、目覚めたときは【疾風炎舞扇】で抑え込めた炎ブレスが支え切れなくなり、声に共鳴して火山が噴火するなど、目に見えて強くなった。
その後、度重なる再生によってエネルギーが暴走して、全身にデカい棘や首に口や目、口の中から口や口のついた触手など生え、首が二又になったり新しく生えたり、挙句の果てには胴体に巨大な口が開くなど、最早原形を留めないレベルで訳のわからない形状へと変化した。
胴体の巨大な口からは巨大な火球を放つ。
ゴジラシリーズのパロディが多く、オロチよりむしろ作者がやりたい放題に暴れまわった結果といえよう。ゴジラ映画のポスターと同じ構図の表紙絵、タテガミが光ってから炎を吐いたり、キングギドラのように羽が生えたり、コミックス12巻のカバー下にゴジラ解剖図と同じようなオロチ解剖図が掲載されている。
 
ティーエのタイターンの針で命を吹き込まれたことで聖なる力に変換されたオリハルコンのエネルギーを受けて跡形もなく溶解し、ついに存在そのものが消滅させられることとなった。
星ドラでは本家のやまたのおろちと区別するためか「ヤマタノオロチ・強」という名称で登場した。

ダイの大冒険(1991年版アニメ)

【ハドラー】【大魔王六軍団】の超竜軍団の解説をしている部分で、この系統モンスターがやまたのおろちカラーで描かれている。原作及び新アニメ第6話では判別しにくく、新アニメ第5話ではヒドラの配色になっている。
なお原作における次のコマでは、超竜軍団所属モンスターについて「ドラゴン スカイドラゴン オロチ系etc.」と表記されている。

2020版アニメ

次回のサブタイトル画像に描かれている。