【ガニラス】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 04:00:40

概要

DQ3で初登場。
コバルトブルーの甲羅に覆われた巨大な蟹。
同種属に【ぐんたいガニ】【じごくのハサミ】【キラークラブ】がいる。
この系統の上位下位は作品によってまちまちであり、ガニラスもその例に漏れない。
DQ10には石碑を背負った亜種に【詩歌の守り手】【濁流の邪殻】【セキバーン】【アメジストクラブ】がいる。
 
「カニの姿をしたモンスターである」ということがよくわかる名前。似たようなお名前のモンスターに【エビラ】がいる。
ちなみに「~ラ」「~ラス」という名前は特撮モノの怪獣や怪人の名前にも多い。初期の【鳥山明】作品やDQは80年代の作品であることも多少は影響しているのだろう。

DQ3

初登場の本作では最上位種。
【スー】付近や【ネクロゴンド】手前の海域、【幽霊船】【ルザミ】周辺に出現する。海域だけではなく、【サマンオサ】から岩山を隔てた西側の【山地】にも現れることがある。
食卓や鮮魚店・冷凍食品売り場等のイメージから「カニ=海の生き物」というイメージを持つ人もいるかと思うが、DQ3において海に生息するカニはこいつのみ。(全ての川・【浅瀬】が徒歩では仕様上通行不能なので、沢ガニのような棲息表現も山や【森】が限度なのだろうが…。)
 
守備力が150と高く、これは【キラーアーマー】と並ぶ数値。
一方、呪文はヒャド系に弱耐性を持つが、他のダメージ系属性には全く耐性を持たない。
時期的にギラ系やイオ系が100%当たるのが非常にありがたく、【しびれくらげ】【マリンスライム】よりもずっと対処しやすい。
HPは低く、【いかずちのつえ】【魔法使い】の炎系攻撃呪文を組み合わせて浴びせれば、1ターンで倒せる。
また、時期を考えるとじごくのハサミほど守備力が不相応に高いわけではない。【戦士】なら相応に攻撃力が上がっているだろうから、打撃のダメージも通る。
マリンスライムと違ってルカニ系にも無耐性なので、【僧侶】【ルカナン】を1回唱えておけば、打撃だけでも簡単に倒せるだろう。
持っているなら【くさなぎのけん】の道具使用でも代用可能。
 
たまに【痛恨の一撃】を放つこともあるが、下位種のじごくのハサミのような恐怖はまるでない。
単体のスペックだけでは敵の強弱は計れない、ということがよくわかる。
一応、同系の中で痛恨を出す唯一の存在であり、最上位種としての面目は保っていると言えなくもない。【上の世界】の海に棲むモンスターの中でも唯一だったりする。
 
落とすアイテムは、イメージそのまんまな【こうらのよろい】
 
【格闘場】では、同じ生息地である海のモンスターと当たることが多い。
その堅い甲羅は【だいおうイカ】の攻撃ですらビクともしないが、ルカナン使いである【マーマン】や、【ヒャド】使いである【マーマンダイン】が相手だと勝率が下がってしまう。
海のモンスター同士による対戦は、互いの得手不得手がかなり明確であることが分かる。

リメイク版

追加された【複数攻撃武器】に頼りきって呪文を軽視していると、思わぬ苦戦を強いられることになる。
FC版と同じく、呪文を駆使すればなんの問題もなく倒せる。

痛恨の一撃時の攻撃アクションが大きくジャンプしてのハサミ攻撃で、効果音は人食い箱の攻撃時の音と同じであり、なかなか迫力がある。
 
なお、上位種に【キラークラブ】が追加されたことで、最上位種ではなくなった。

小説版

海上で度々出現するが、「大した相手ではない」の一言で片付けられた。

DQ9

【雨の島】【アイスバリーかいがん】【竜のくび地方】の海沿いに加え、世界の四隅を除く外海のほぼ全域と生息範囲はかなり広い。
今作でも高い守備力を誇る上に、防御無視の痛恨の一撃を繰り出す。
痛恨の出る確率はそこそこだが、攻撃力が68と低いため、ダメージは60前後とさほど恐れる必要はない。
当然ながら通常攻撃は【アユルダーマ島】のモンスター並にショボく、さらにHPも低い。
【炎属性】が弱点で【ザキ】にも滅法弱いので【僧侶】がいれば一発で倒すことも可能。
 
下位種と違いスカラ系呪文を使えず、上記のような弱点を抱えているので、じごくのハサミのスクルトのような脅威はほぼ感じられないだろう。
大して強くないクセに報酬は多いので、地道に稼ぐなら狙い目のモンスター。
ただ、多くの場所では強力なお供がついてくることがあるのでそれだけは注意。
落とすアイテムは通常枠が【命の石】、レア枠が【シーブスナイフ】

DQ10オフライン

【ゴブル砂漠西】【ジュレー島上層】【ヴェリナード領南】に生息。
最上位種として登場。痛恨の一撃が強力。
守備力が高く【大ぼうぎょ】をすることもあるが、炎属性に弱いので【メラ系】呪文が効果的。
また、転び耐性もないので【あしばらい】も有効。
通常ドロップは【大きなこうら】、レアドロップは【ブルーアイ】

Ver.2

偽りの【セレドット山道】、真偽問わず【リャナ荒涼地帯】、真の【コニウェア平原】に生息。
クエスト【波間に漂う歌声】で討伐対象となる。

DQ10オンライン

同系統の特徴である「よだれ」がアイテム(【だいじなもの】)化されるクエストが登場。
詳しくはこちらを参照。

DQ11

初期は【メダチャット地方】【怪鳥の幽谷】、海上(外海の南西部)に出現する。世界に異変が起きた後はフィールドマップから姿を消し怪鳥の幽谷のみに出る。
行動パターンは相変わらずで、防御したりときどき痛恨の一撃を放つ。他にも、連携技で100ダメージ以上の【どとうのつうこん】を放つ。
 
落とすアイテムは【ブルーアイ】【命の石】

邪ver

海に登場。2Dモードでは【名もなき地】【プチャラオ村】南西の小島)にも出現する。
行動は普通のガニラスと変わらない。
PS4版等においては出現場所が海しかないこともあって、モンスターリストを埋めたいプレイヤーにとっては地味にコンプリートの壁だったりする。

DQ11S

【希望の旅芸人】では【ダーハラ湿原】の東部に【じごくのハサミ】を置き換える形で生息している。
なおこの場所では主人公の本編になると【キラークラブ】、邪神復活後になると【ぐんたいガニ】に置き換わり、ぐんたいガニ系統が一通り出現することになる。

ジョーカー3

自然系Aランク。DQ10と同じく最上位種。一般配合で作ることができる。
【バザックス】と配合すれば【トリカトラプス】ができる。
 
特性は【ノーマルボディ】【くじけぬ心】【会心かんぜんガード】
+25で【ときどきスカラ】、+50で【暴走要塞】、+100で【ポイント還元】
【メガボディ】化で【AI2回行動】【ギガボディ】化で【全ガード+】【超ギガボディ】化で【つねにアタカンタ】を習得。
 
尚、同種属の中で唯一ブレイク化されていないので凶ガニラスは存在しない。

トルネコ2

【迷いの森】【不思議のダンジョン】【もっと不思議のダンジョン】などに出現する。
系統の最下級種族になっている上、特に能力も無い。単純な力押しモンスター。
上位種であったことが唯一の特徴だったようなものなのに、何も良いところが無い。
風来のシレンにおけるギャザー系のポジションであり、攻守が高い以外に特徴が無かったが、3において新たな能力を獲得している。

トルネコ3

HP33、攻撃力17、防御力15、経験値20(レベル1のステータス)。
【さんご礁の神殿 回廊】【試練の道】【異世界の迷宮】などに出現する。
【2ダメージ化能力】という反則能力を身に付けているため、こっちの戦術が制限される。
【風来のシレン】のギャザー系と外見が似ていたので、ギャザーが持っていた能力を逆輸入されたのだろう。
しかし、ギャザー系と違ってステータスそのものは低いので、正面から叩き潰せばよい。
後半に同系統のカニが出てきた時の予行演習と思っておこう。
 
もちろん、仲間にした時も2ダメージ化能力が猛威を振るう。
クリア前においては特にポポロ最悪の天敵とも悪名高い、【おおめだま】【サンダーラット】の特技を無効化できるのは非常に心強い。ピンチになっても【ホイミの杖】で回復できないというジレンマもあるが。
成長タイプは【防御・早熟】で、仲間になった時のデフォルトネームは「ガニー」。
レベルが低いうちはかなり弱いので、戦力にするなら丁重に鍛えること。
ジャンケンに自信があるらしいが、多分チョキしか出せないぞコイツ……。

少年ヤンガス

系統最上位種。
配合限定で、じごくのハサミ×【ディープバイター】
成長限界はレベル30。
デフォルトネームは♂が「ガーラス」、♀が「ガニーラ」。
レベル5で【マヒャドぎり】、10で【かえんぎり】を覚える。
じごくのハサミよりも能力は高いが、ここから配合できるモンスターは、ほとんどじごくのハサミと同じ。
モンスターブックコンプリートでも目指していない限りは作る必要はないかもしれない。
トルネコ3と違って2ダメージ化能力は持っていない。
 
ただし【秘密の通路】の進入要員としては優秀。
【すいちゅういどう】持ちの「乗る系」に加え、自力で火炎斬りとマヒャド斬りを習得するので、コイツ1体だけで水路、火柱、氷柱の障害を突破できる。
ステータスはHP、力、身の守りがよく伸びる。
回避、運の良さは若干足りないがステータス全体として見れば悪くはない。

ビルダーズ1

終章に登場。【三賢者】救出の【ロロンド】ルートの砂漠地帯の近く、氷河地帯に出現。
 
また、【エル】のルートでは全ての魔物の巣穴を潰すと中ボスとして巨大な個体が出現する。
しかし問題はコイツと戦う場所で、高所の上、足場が狭いため転落死が非常に怖い。
しかも巣穴から出てくるのは【どくやずきん】【キャタピラー】【リカントマムル】と嫌らしい顔ぶればかり(特にリカントマムル)。
ぶっちゃけコイツよりもコイツと戦うまでの過程の方がよっぽどキツイ。
 
オススメは先に【アメルダ】を救出して【超げきとつマシン】を入手しておくこと。
マシンで突っ込んで(【まほうの大砲】でもいい)下の毒沼まで叩き落とし、そのまま飛び降りて(マシンに乗っていれば落下ダメージは受けない)トドメを刺してやればいい。
倒せば【あまぐものつえ】を取り返せる。
 
通常の個体は【カニの爪】を落とす。
となれば【ゆでガニ】……と、言いたいところだが、終章では何故かゆでガニが作れず(材料自体は揃う)、他にカニの爪を使うレシピも無い。
なので終章においてコイツを狩る必要性は全くない。
 
【フリービルドモード】では四の島の奥の小さい氷河地帯に出現。
単純に爪を集めるなら2種類出てくる二の島の方が効率がいいので、立ち寄ったついでに狩るぐらいの気持ちでいい。
また、バグなのか何なのか不明だが、まれに【ブラッドハンド】の出てくる【血色岩】地帯に出現することがある。明らかに出てくる場所を間違えている。

ビルダーズ2

【オッカムル島】の地底湖や、【ザブザブ島】の深海、【ムーンブルク島】の沈んだ【ローラの門】など様々な場所に出てくる。
このうち、ローラの門では大型のものがボスとして出現し、地味ながらも2作続けて中ボスを務めている。
動きが大幅に遅くなる水の中での戦いを強要され、定期的に【しんじゅ貝】の吹き出す泡で息継ぎをする必要があるなど、前作とは違った嫌らしさがあるが、同行者の【リック】【アネッサ】が優秀なので彼らに任せてしまっても案外何とかなる。
無料アップデートを適用している場合は【フィッシュ&チップス】などの水中で動きやすくなる食べ物も対策になりうる。
爪を振り下ろす強攻撃は威力が高いため、HPの減った状態で食らわないようにしたい。
落とすアイテムは基本的にカニの爪なのだが、オッカムル島の地底湖のものは詰み防止のため【青の染料】を落とすことがある。
進行に必要な分の染料を掘り尽くし、使いきってしまった人は泣きぬれてガニラスと戯れることになるだろう。
もっとも、「ガニラスが染料を落とす」情報は作中では手に入らないため、詰んだと思ってやり直してしまった人もいるかもしれない。

ウォーク

2021年2月12日からのイベント「海賊アロンの航海記」に登場。
クエスト1章3話でボスとして登場し、以降は強敵モンスターとして登場するほか、貝がらの島の財宝の洞窟の奥にも登場する。
いずれにおいても有効なのはバギ系だが、メラ・ギラ系での攻撃も有効。
 
強敵では最大200程度のダメージのマヒャドや、400程度の痛恨の一撃が脅威。
スクルトやマホカンタ、だいぼうぎょといった守りを強化してくることもある。
だが、最大の脅威は仲間のぐんたいガニを最大2体まで呼ぶことにある。なお、ガニラスは仲間を呼ぶ時は3回行動になる。
このぐんたいガニも2回行動で、しかもガニラスと同程度の痛恨の一撃や150程度のヒャダルコを使ってくるため、
ガニラス自身の攻撃と組み合わさると、ヒャド耐性があってもきつくなる。
出現次第全体攻撃で手早く倒したいが、HPが最大9000にもなるため高レベルだとそうもいかなくなる。
ガニラスは封印、幻惑、ルカニ、ぐんたいガニは幻惑、混乱、マヒが入りやすいので、これらの状態異常を織り交ぜて戦いたい。
財宝の洞窟に出るものは、強敵から仲間呼びを除いてスケールダウンしたものが登場する。
 
ちなみに、ガニラスは強敵として出ているためか他のぐんたいガニ系統と比べると一回り大きい。
 
こころは赤色でコストは99。
HPが高く、高グレードでは斬撃や水系へのダメージを増大し、眠り耐性がつく。

タクト

Aランク自然系。レギュラーSPスカウトでも出現する恒常ガチャで入手可能なモンスター。
こうげきタイプ。特技は【しんくうぎり】【スライム斬り】【らいじんぎり】を覚える。
1凸することでいどう+1を覚え、3マスの移動が可能になる。
 
現状唯一のスライム斬りの使い手。条件さえ整えば、スライム相手には属性耐性関係なく破格の倍率で攻撃可能。
攻撃力の関係で即死させるとまではいかないが十分なダメージを与えられるだろう。
ただし、移動力が増えるとはいえ範囲攻撃や遠隔攻撃がない点やすばやさが低いという点でもイマイチ人気がない。
攻撃力自体も低くはないが飛びぬけて高いというわけでもないためアタッカーとしては微妙である。
ちなみにカニらしく一番高いステータスはやはりしゅび力である。

勇者アバンと獄炎の魔王

【ウルス村】に小島のように巨大な個体が登場。
【アバン】一行の連携で倒されるも、海底に沈んだコイツの欠片を見た【オトギリ姫】がアバンに惚れて拉致してしまう。