【サタンジェネラル】

Last-modified: 2024-04-15 (月) 19:21:54

概要

DQ6から登場したモンスター。悪魔たちを統括する将軍(=general)。
鍛え上げられた強靭な肉体で露出度が高く、手にはダブルセイバーを装備している。
ちなみに部下はナンバリングでは共演していないが【オーガー】らしい。緑の肌とブーメランパンツが似ている。
グラフィックは【デュラン】【ダークドレアム】【エビルネプチューン】【バルデバラン】【デスエーギル】【爆炎王ガイフレア】【ナイトファイラス】の色違いの人型の魔物で、肌の色がやや明るい緑色。
 
DQ6の公式ガイドブックにおける【種属】は「大悪魔属」で、姿はまるで違うものの【ブースカ】と同属となっている。
【ドラゴンクエスト モンスターズ】では、その名前の通り「魔将属」として【シャドーサタン】と一緒に紹介されている。
並みの軍隊では千人でかかっても倒せないまさに一騎当千の戦士とされ、ゲーム中ではその設定も納得の強敵であり、多くの場合は後半の強力な雑魚敵としての登場である。

DQ6

ラストダンジョンである【ムーアの城】に出現する。
通常攻撃の他に【ばくれつけん】【メラゾーマ】【ひばしら】で攻撃し、
【フバーハ】で防御、そして【ザオリク】で倒れた仲間を蘇生させる多彩な行動を持つ。
完全ローテーションで行動し、行動パターンは以下の通りとなっている。

メラゾーマザオリク通常攻撃ばくれつけんひばしらフバーハ(繰り返し)

強力な攻撃手段に完全蘇生持ちと、ムーアの城ではブースカと並ぶ最強レベルの敵。【判断力】も高いためフバーハは息系攻撃を受けた場合のみ使用するなど、無駄のない効率的な攻撃を仕掛けてくる。
攻撃力だけでなく素早さも高い上、HPも700以上としぶとい。
複数で出現した場合、最初のメラゾーマ連射は特に厄介なので、アストロンでやり過ごすのも手。
ザオリクを使用するため、攻撃を集中させてまっ先に倒したいところ。
死者がいなければザオリクは使わないので、こちらの火力が低いうちは2ターン目の相手の行動までに一緒に現れた敵は倒してしまわない程度にダメージを与えておくのもいい。
メラゾーマの使い手の割にはメラ系が有効だが、他の攻撃呪文は効果が低い。
【ルカニ】は高確率で有効。低確率ながら【マホトーン】も効く。
メラゾーマやルカニ+打撃、フバーハを使われる前に息系ブレスなどでHPを削り取ると良い。
 
なお、【メタルキングヘルム】を所持しているためブースカ共々狩られることもしばしば。ドロップ率は1/256なので普通に狙うのは厳しいが、盗賊(マスター)4人体制で挑めばそこそこの確率で落としてくれる。
また、強敵なだけあって経験値・取得ゴールド共にかなり多いのも魅力。
3体で出現した時にザオリクで上手く蘇生を繰り返させれば大量の経験値が手に入る。
ただ、同じ出現フロアに【がったいメタルスライム】が出てきても、【メタルキング】は出てこないので注意。
 
同僚のブースカやガーディアン、ダークサタンなどは【お楽しみダンジョン】にも出現する一方で、こいつはムーアの城にしか出てこない。少なくとも、【ダークサタン】よりは裏ダンジョンに出るのに相応しい実力のモンスターではあるのだが。【裏ボス】のダークドレアムが彼の色違いで既視感を覚えてしまうからだろうか?

小説版

【デスタムーア】の元へ向かう主人公イザ一行の前にブースカとツーマンセルになって登場。
デュランと同じく、プライドが高く強き者を好む性格として描かれていた。
とても正々堂々としており、主人公達に2vs2のガチンコ勝負を申し込んでくる。
そして主人公一行はハッサンとチャモロを選出し、ハッサン&チャモロvsブースカ&サタンジェネラルの戦いが始まる。
 
戦いはハッサン&チャモロが優勢を極め、ブースカを追い込んだ。しかし、ブースカはどこからか【ベホマスライム】を呼び寄せ、自分の体力を全快させる手段に出た。
するとサタンジェネラルは2vs2という正々堂々とした戦いをぶち壊したブースカに激怒。
「愚か者!」と怒りに身を任せてブースカを武器で真っ二つに斬り捨てるという行動に出る。
そして「こんな卑怯な戦い方をしてすまない。だがデスタムーア様はかなり強い。ぬかるなよ」と言い残して切腹し死亡。正々堂々で武人である彼らしい最期と言えるだろう。
主のムーアとは逆の正々堂々としたモンスターとなっており、バーバラ曰く「ちょっとカッコよかった」とのこと。

DQ11

ナンバリングタイトルとしては久々に登場(色違いであるデュランとダークドレアムは未登場)。表向きのラストダンジョン【天空魔城】に出現。ヒーローズ2から豪華な装飾を消したような姿に。
リアルな画面になったために主人公らの数倍の長身や筋骨隆々の肉体がよくわかる。
通常攻撃の他【メラゾーマ】【れんごく斬り】【ギガスロー】を使う。
能力値も高く初回ED前の敵としては【グレイトドラゴン】に匹敵する実力を持つ。
更に今作では亜種が多数登場しているが、ボスの【邪竜軍王ガリンガ】やクリア後に出現する【エビルネプチューン】よりステータスが高い。
ていうかぶっちゃけ複数を相手取ることになる上、周りのモンスターもそれなりに強い分ガリンガより強い気さえする。
しかしこの系統では珍しく【魔神の絶技】を使わないため驚異度は亜種程ではないかもしれない。
倒すと、倒れることなく立ち往生したまま消滅する。
【メタルキング】と一緒に出現してくることもあるが油断するとメタルキングの【ベギラゴン】で弱った所を狙われ戦線崩壊もあるので注意しよう。
倒すと通常ドロップで【げんませき】を、レアドロップでDQ6の名残か【はぐれメタルヘルム】を落とす。
 
ちなみに今回の設定はかつて邪神に仕えており、今は自身を復活させた魔王の側近をしているとのこと。かつての主人に事実上のとどめを刺したのが現在の主人と知ったらどう思うだろうか。
それともそれを知った上で鞍替えした不忠義者なのか、いつか邪神の復活を見越してあえてウルノーガの配下になったのか……真意は謎である。
 
また、3DS版の内部データにはこの系統の色違いの【没モンスター】のグラフィックが入っているのが判明している。ダークドレアムを薄くした感じの色(色白で、防具の色もエビルネプチューン並みに薄い)だが、ダークドレアムなのか別のモンスターなのかは不明。

邪ver

邪神の配下だった以上本来の役回りか。
【ソルティアナ海岸】【壁画世界】に出現。前者はあからさまヒーローズ2の出現場所にあやかったのだろう。
2Dモードでは【名もなき地】【シケスビア南の島】の東、【北海の孤島】南)にも出現する。
能力が強化されているが、通常版より一回り強くなった程度で行動パターンに変化はない。
 
天空魔城で同じくメタル装備を落とす【メタルドラゴン】とは違い、こちらは邪モンスターになってもドロップアイテムは同じ。
メタルキングヘルムは同系統の【バルデバラン】に譲ったようだ。

ジョーカー3プロ

デュラン、ダークドレアムの復活とともに参戦。悪魔系のAランクで、位階配合最上位種
サイズは【ノーマルボディ】で、ライドタイプは陸上・歩行。
特性は【狂気の闘志】(固定)、【まれにバーハ】
プラス値が25で【いきなりバイキルト】、50で【暴走機関】、100で【会心かんぜんガード】を習得。
メガボディで【AI1~3回行動】、ギガボディで【火ブレイク】、超ギガボディで【武神】を習得。
合体特技は【闇獄凍滅斬】、合体特性は【ノーガード】
所持スキルは【じごく】
 
全体的にバランス型のステータス配分だが、攻撃力の基準値は960と高めに設定されている。
耐性面も悪魔系共通の耐性(なぜかMP吸収耐性はなくなっている)の他、水・気力吸収・即死耐性が無効となっている。
一方で、使いどころが限定される狂気の闘志が固定特性になっている。
幸いにも固定特性のコストは0だが、特性枠が1つ潰れているのは確か。前述のバランス型のステータス配分もあり、対戦では運用がなかなか難しいモンスターと言えるだろう。
だが、位階配合最上位故に容易に生み出せること、合体特性・特技が高い攻撃力と噛み合っていることもあり、ストーリー攻略やクリア後のイベントを速攻でクリアしたい場合にはとても役に立つモンスターである。
 
【ヘルクラウド】の配合でデュランが生まれる。
 
ライブラリによると軍の規律には厳しいが部下の良いところをしっかりとみているという将軍として中々有能な存在であることがわかる。

ヒーローズ2

久々に登場。クリア後の【闇の草原】に出現する。事実上、今作で最強の雑魚モンスターである。
デザインは現在のダークドレアムの色違いになったため、兜や剣はかなり豪華なデザインに。
 
ボスとして戦ったデュランを彷彿とさせる動きをするが、デュランとは異なりメラゾーマや【ジゴデイン】といった魔法も使いシンプルに強い。
一方で、デュランの多用した火炎回転斬り以外は使ってこないため、むしろ前作に登場したダークドレアムをクリア後の雑魚敵用にスケールダウンしたモンスターという印象を受ける。
ステータスも当然クリア後を想定しているためHPは41212で攻守も高い。
バイキルトで攻撃力の引き上げも行うため、ダメージも相当なもの。
中型モンスターにありがちな、一定ダメージを与えるとダウンするといったこともないが、ツメ装備時や【アリーナ】のカウンター、片手剣装備時のはじき返し、【必殺技】ならば一時的に怯ませることは可能。
基本は闇の草原西部に1~2体うろついている。
スペックは相当なものだけあって、雑魚モンスター内では最強に近い。戦う際には、充分注意したい。
やんちゃ個体ともなれば、ステータスの暴力が更に加速する。
ここまでならば強敵に見えるのだが、肝心の戦闘では上述したカウンターやはじき返しさえ使えればかなり弱い相手となっている。
というのも、攻撃におけるモーションが非常に鈍重で溜めも長いので見切るのが非常に容易なのである。
三連斬はそもそも範囲が狭く三段目以外当たらないことも多く、火炎回転斬りは発動前の溜めが異常に長く、はやぶさ斬りは二連バックステップ後にしか使ってこない。そしてどれも共通して遅くカウンターはじき返し可能。
 
報酬は55000と高めの験値を獲得できる。
また、【忠誠のチョーカー】は闇の世界の魂からの入手(1個のみ)を除けば、こいつのレアドロップのみ。
アップデートにより、やんちゃ個体を倒せば必ずどちらか一方のドロップを得られるようになったので楽になった。
 
モンスターコインはヘンシンタイプの3枠。
操作は□がはやぶさ斬り、△が地獄の業火、◯がジゴデイン。
範囲が異様に広いアクションはもちろん、特筆すべきは攻撃力9138、魔力27475という訳の分からないパラメータ。
その圧倒的火力は時間の続く限りボタンを交互に連打するだけで、大小問わずそこら一帯の雑魚を瞬く間に殲滅する。
ヘンシンタイプでは間違いなく最強のモンスターコイン。
もちろん【メタルキング】とて例外ではない。はやぶさ斬り一太刀で4桁を叩き出す様は圧巻。
ただ、クリア後限定なので【激闘の浮遊城】ぐらいしか使いどころがないのが残念。

トレジャーズ

【テーリア氷雪島】の北側、テラーザ岳の峡谷の奥に出現する。
この場所では代わりに宝石系モンスターのナイトファイラスが出現する場合もある。
クエスト「ニャゴスとお宝探し勝負!」の3本目ではこいつと戦うことになる。
その時のレベルは32だが、普段はレベル67もあり戦って勝つだけでも一苦労。
 
運べるお宝の数は3、お宝ガード率は95%。【探索れんけい】はサーチ。【ロマン技】【真・魔神の絶技】
特技は【ギラ】【ベギラマ】【ベギラゴン】)、【めいそう】【らいこういっせんづき】【ストライクソード】?【ギガスラッシュ】を覚える可能性がある。
【おしゃれパーツを着けたモンスター】のみ、【魔神の絶技】を覚えている。
特性は【車がかりの陣】【いっぴきおおかみ】【弱体の使い手】?【ごうけつ】【ストイック】のうちのいずれか。
耐性は水、闇、眠りには強いが、電撃、重力、光、毒が弱点。【どくけし茶】が好物にあるのはこのためか。
CVはダークドレアムを演じている若本規夫をはじめ、内山昂輝、島崎信長、中村悠一、皆川純子の5名のいずれか。
 
レア感のあるナイトファイラスの陰に隠れがちだが、こちらもかなりの実力者。
ごうけつ以外の特性が優秀かつ特技もどれもこれもが強い為アタッカーとして優れている。
ステータスも高くまるでスキの見当たらないモンスターだが、サタンジェネラル族共通の欠点としてMPがかなり低いことが挙げられる。
MPアップおよびMPを自動回復させるコインは必須クラス。竜玉の迷宮では定期的にマホリク弾を撃ってあげるなどのカバーもしてあげたい。