【シャーマン】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 04:36:53

概要

DQ3で初登場。密林に住む部族を思わせる風貌をした呪術師型のモンスター。
色違いに【ゾンビマスター】、かの無名なことで有名【マクロベータ】がいる。
DQ10では彼の仮面を模した盾【シャーマンシールド】が登場している。
DQ7の砂漠の村に住む人物は【シャーマン(人間)】を参照。
 
明らかにアフリカの密林に住む部族を参考にしたような仮面と服装で、【鳥山明】による原画ではマクロベータの没デザインと同様の褐色の肌となっている。
さらにDQ3ではもろにアフリカや南北アメリカ大陸をモチーフにした大陸の森などに出てくるという国際的にヤバそうな条件が揃っているが、仮面で素顔が隠されており、DQ4の【しりょうつかい】系統ほど直接的ではないためか、まだ許されているようだ。同様の見た目のモンスターはFFシリーズにも登場している。
DQ2の【くびかりぞく】、DQ3のシャーマン、DQ4の死霊使い、DQ5の【とつげきへい】と、まだ牧歌的な時代だったころの人型モンスターは現代の基準では際どいデザインのものが散見される。
 
外伝では比較的出番が多く輝いているが、本編ではDQ3とDQ11(3DS版)、DQ11Sにしか登場していない。

DQ3

【テドン】【ランシール】【スー】【海賊の家】の周辺、【サマンオサ】の北部に出現。ダンジョンには出てこない。
生息地域は広いが、いずれも長距離移動を強いられる場所ではなく、遭遇せずにクリアするプレイヤーもいるかもしれない。
 
上位種のゾンビマスターのインパクトに隠れがちだが、地味にHPが高いうえに全体的な呪文耐性は高く、スペースがあると【くさったしたい】をじゃんじゃん呼んで、自分はベホイミでサポートするという面倒な連中である。
判断力は高く、HPが半分を切った仲間がいない限りベホイミを唱えない。
また、先頭キャラのレベルが28以上になると逃げることもある。
最大4体で出現するが、FC版では自身が4体で出た場合および自身がお供(画面右)で出現した場合、くさったしたいを呼ばない。
スーの村周辺ではしばしばどくどくゾンビと共演し、シャーマン+どくどくゾンビの並びならくさったしたいが呼ばれてゾンビ2種の共演、どくどくゾンビ1匹+シャーマンの並びならゾンビマスターが呼ばれてシャーマン系2種が共演することがある(リメイク版だとどちらも呼ばれて2組とも共演ということもある)。
 
【ラックのたね】を高確率で落とす。テドン周辺では、【ちからのたね】を落とす【ゴートドン】と現れ、海賊の家周辺では、同じく【いのちのきのみ】を落とす【コング】と一緒に出るので、種集めが目的のプレイヤーにはしばしば狩られやすい。
 
サポートタイプであるが、FC版の【格闘場】では意外に善戦する。
他の対戦相手が殴り合いをしている間はベホイミで耐え続けて戦いを静観しているが、MPが切れるや否やベホイミを唱えるのをピタリとやめて攻撃に転じる。
この頃にはかなりターンが経過していて対戦相手どうしのつぶし合いはほぼ終わっており、残った相手も疲弊していることがほとんどで、そこに楽々とトドメを刺して勝ちを拾う。
オッズも高めに設定されることが多く、隠れた良モンスター。集中攻撃や痛恨の一撃といった不慮の事故がなければ、勝ち残る可能性はかなり高い。

リメイク版

格闘場では【まほうおばば】【ヘルコンドル】という【バシルーラ】コンビとの組み合わせで登場。
どちらかのバシルーラであっさり飛ばされることが多いが、逆にかなり的確にべホイミを使いこなすので、ステータス面ではヘルコンドルに劣っていても、バシルーラ以外でやられることはまずない。
 
パターンが固定でベホイミが使えるまほうおばばには決定打を持っていないのでヘルコンドルが先に飛んでしまうと詰み、バシルーラを食らい続けるだけのゲームになってほぼ負けてしまう。
逆にまほうおばばが先にヘルコンドルのバシルーラで飛ばされ、ヘルコンドルと一騎打ちになった後に相手がバシルーラを唱えて来ない、または当たらなかった場合は勝つことができる。
ちなみにシャーマンはバシルーラに弱耐性があるがヘルコンドルには耐性がないので100%飛んでしまう。従って1ターン目にまほうおばばを飛ばしてくれなかった場合、まほうおばばが2ターン目に確実に使ってくるバシルーラをシャーマンが受けて耐えなければならない。
 
またFC版とは異なり、上位種と同様のドクロの杖を持つようになった。
さらに、このリメイク以降、ゾンビマスターと色が逆転している。

DQ11(3DS版)・DQ11S

【冒険の書の世界】【パデキアの洞くつ】に登場。呼ぶ仲間が【どくどくゾンビ】になっている。
ただ、MPが176もある割に唱える呪文はホイミに格下げされていて完全に宝の持ち腐れである。不思議なダンジョンシリーズに合わせたのか今回は【ゾンビ系】である。
ドロップは【おかしなくすり】【まどうしの杖】
 
また、【消えたカメさま】ではカメさまを攫ったボスとして【エビルマージ】【あくま神官】と共に登場。
ステータスはザコ版よりかなり高く【スカラ】【ベホイム】や行動時に一定確率で即死する【呪い】を頻繁に使うのが特徴で、まれに【ザラキーマ】も使う。とはいえ【冒険の書の世界】の合言葉が手に入る順だと戦うのは【バラモス】などより後であり、即死対策さえすれば、それと比べれば大した敵ではないだろう。

ジョーカー2・2プロ

本作でモンスターズ初登場。悪魔系のEランク。
野生の個体は密林の奥に出現する。
【シーメーダ】×【シャイニング】などの一般配合でもできる。
【カウンター】【踊り封じブレイク】の特性を持つ。
スキルは【インスパイア】

プロフェッショナル版ではランクがFに下がった。
強化で【息封じブレイク】、最強化で【てんしのきまぐれ】を習得。

テリワン3D

野生のものはおおぞらの扉としあわせの扉に出現する。
特性は【スタンダードボディ】【カウンター】【封じブレイク】、+25で【きょうせんし】、+50で【てんしのきまぐれ】
賢さは4桁に達する。

イルルカ

今回は野生では出現しない。
【新生配合】【やみのはどう】【メガボディ】化で【AI1~3回行動】【ギガボディ】化で【ヒートアップ】、SP版では【超ギガボディ】化で【ギロギロ】を習得。
その他、前作と大きな違いはない。
【エビルポット】との配合で【のろいのランプ】が作れる。
 
豆知識によると、楽しげな仮面の下はいつも無表情らしい。何ともシュール。

トルネコ2

系統最下位種の位置付け。服の色は赤。
【迷いの森】【不思議のダンジョン】【もっと不思議のダンジョン】の11~13階に出現する。
装備に【呪い】をかけてくるほか、【くさったしたい】などのそのフロアに出現する【ゾンビ系】モンスターを呼び出す。
盾が呪われたときにくさった死体を呼ばれたら最後、呪いで盾を外せないまま守備力がどんどん減っていく。
後述の墓の仕様も含めて、【風来のシレン】のノロージョと比べて多芸になっており、なかなかうざったい。
呪い攻撃は技の一種なので技封じの盾で防げる。ただ、仲間呼びは技でも魔法でも無いので防ぎようが無い。
 
コイツ自身もゾンビ系であり、倒すと一定確率で【お墓】ができて他のゾンビ系モンスターの手で復活する。
同じ階層には【バーサーカー】も出現するので、なるべくこの階層では即降りしたいところ。
【魔のダンジョン】の10F~12Fはシャーマン、バーサーカー、ようがんまじん、ミミックの4種類しか発生しない。
最悪なのが、シャーマンがバーサーカーを呼び出して自分が【ワープゾーン】を踏んだ時。
バーサーカーが呼び出してくれたシャーマンを虐殺して、こちらから遠い場所を縦横無尽に暴れてレベルが上がりまくるので、こうなったら落とし穴を踏んででも次のフロアに進もう。

トルネコ3

初期レベルは最大HP35、攻撃20、防御17、経験値45。
クリア前では【密林の墓場】【バレイナのほら穴】に、クリア後は【魔物の巣】【封印の洞くつ】【異世界の迷宮】にレベルが上がった状態で出現する。
本作では、アイテムへの呪い攻撃とくさった死体召喚の2種類の特技を使用する。
トルネコ2では様々なゾンビ系モンスターを召喚していたが、今回はくさったしたいしか呼べない。
ただし、【シャナクの巻物】を読めないポポロは呪いを解く手段が少ないので注意したい。
なお、こいつはくさった死体のように同じ部屋のお墓に優先的に向かうが、敵が隣にいると攻撃してくる。
 
異世界の迷宮では、呪い状態で本領を発揮する【使いすての盾】【さきぼそりの剣】などを呪ってもらいたい所だが、イカリ状態にしてもやたらとくさった死体を呼び出すので、下手をすると囲まれる。
よしんば呪われたくないアイテムを壺に入れて前準備を済ませて呪いをかけて貰おうにも、壺の方ばかりに呪いをかけることも多い。
ならば壺を全て床に置こうにも、同階層には地面に置かれたアイテムを投げつけるモンスターも多く、通路に1個ずつ置く手間ももどかしいので、とても割に合うものではない。素直に【呪いの壺】に入れた方が確実だし楽。
 
ポポロで仲間にしたときの成長タイプは【防御・晩成】で、デフォルトネームは「シャアマ」。
敵に対して呪いをかけようとするのだが、魔物相手には効果がない。事実上の無駄行動。
説明欄にも、「呪い攻撃を行うが効果はない…」とまで書かれている。【とくぎつかうな】で封じたいところ。
一応、【モシャスナイト】と相対した時、真似されても被害が無いという利点はある。
が、モシャスナイトがもっとも猛威を振るう封印の洞くつでは、ある程度レベルを上げないととくぎつかうなを使用できないし、そもそも「無駄行動を行う」というリスクに対してあまりにもささやかな利点である。
HP満タンの状態で話しかけると「呪呪呪呪……。」と返してくる。実に怖い。
一方、HPが減った状態ではくさった死体に助けを求めるが、仲間になった後はくさった死体を呼べない。

少年ヤンガス

【ならくの洞くつ】で初登場。
【こだいのぎしき】で墓からゾンビを甦らせるので注意が必要で、意外と攻撃力もある。
HPを減らすだけで捕まえられるが、墓のギミックはこちらでは使いづらい。
 
成長限界はレベル10。
レベル8で【おどりむこう】、12で【のろいのささやき】を覚える。
もちろん、ただ殴らせるだけなら【くびかりぞく】の方が強いため、いまいち仲間としては使いどころがない。ついでに配合の使い道もくびかりぞくの下位互換気味。
配合パターンは【スモールグール】×悪魔系。

バトルロード2

第五章から登場。
ステータスはHP:611 ちから:63 かしこさ:104 みのまもり:38 すばやさ:66。
使う技は「呪いのおどり」と「ドルマ」。
前者は変な踊りを踊りながら接近し、敵1体に杖を振り下ろす技。
カードの説明に「呪いをかける」とあるが、実際は呪いの効果なんてない。
後者は敵1体を攻撃する暗黒属性の呪文。
 
能力は平均的で、賢さが高くドルマも強力だが、暗黒に弱い敵が少ないためあまり長所を活かせない。
バトルマスターと組むと、呪いのおどりが「よびよせる」に変わる。
この技は謎の力を呼び寄せ、敵全員を杖でなぎ払う。仮面の柄が変わるのにも注目。
 
それよりも、【バーサーカー】【くさった死体】と組んで必殺技【ゾンビパウダー】を使わせよう。

スライムもりもり

イスタ島に住んでおり、時の砂を所有していたが、【クラッド】に奪われた。

ライバルズ

第4弾カードパック「モンスターもりもり物語」にて実装。共通のレア。

1/2/1 あくま系
パワフルバッジ:ゾンビ系のユニットカードを使う度敵リーダーが装備中の武器の攻撃力-1

共通のパワフルバッジ枠。
自身はあくま系。
ゾンビ軸のデッキに採用することで、全てのゾンビカードがテリー(戦士)に対してのメタカードとなる。
一方ゼシカやミネアといった武器を持たないリーダーには単なる打たれ弱いバニラとなるので汎用性の低いカードである。
ゾンビデッキでしか仕事が出来ないが、そのゾンビに一発で確実に武器を破壊する【くさったしたい】がいたことも向かい風であった。よもや積年のパートナーこそが最大のライバルとなるとは…

ロトの紋章

カーメン城近辺を荒らしまわっていたモンスター。
【カーメン4世】【ボルゴイ】を伴い討伐に赴くのだが、彼らの集落に置かれていた【じゃしんのぞう】を通じて変わり身の魔物・【デルス】と摩り替わってしまう。