【ヒドラ】

Last-modified: 2024-03-21 (木) 05:06:45

概要

DQ3に登場する、青緑色の鱗に五つの頭を持ったドラゴンに似たモンスター。
色違いに【やまたのおろち】【キングヒドラ】【グランドラゴーン】がいるが、全てボスであるため、こいつが系統唯一の雑魚モンスターとなる。
やまたのおろちやキングヒドラの個性に隠れてしまったためか、再登場の機会にあまり恵まれない。
DQMJ3Pではグランドラゴーンまで登場できたにも関わらず、ヒドラだけはなぜか残念なことに呼ばれなかった。
 
元ネタはギリシャ神話に登場する、ヘラクレスが戦った化け物。【ケルベロス】の兄弟でもある。
カタカナにした時の表記ゆれで「ヒュドラ」、ハイドラと呼ばれることも。
不死の体を持つ神々をも苦しめる猛毒を持つという設定にちなんでか、スーパーライトでは相手の守備力を下げる「アシッドブレス」を使用する。
DQ10でも、ヒドラ自体は登場しないが上位種のキングヒドラがアシッドブレスや【もうどくのきり】を使う。
さすがにDQのヒドラはそうでもないのだが、ギリシャ神話におけるこいつは首が9本あり、そのうちの一本が不死身、残り8本も切られてもすぐ生えてくるというオソロシイ怪物だった。
 
なおヒドラという生物は実在するが、ドラゴンでも蛇でもなく【クラゲ】【いそぎんちゃく】と同じ種類の、タンポポの綿毛のような見た目をした、分裂して増える原始的な生物である。
ちなみにこちらも上記の神話からとられた名前であり体を切断されても再生できる強い生命力を持っている。

DQ3

【ラダトーム北の洞窟】【ゾーマの城】周辺および内部に出現。ヒドラが2匹以上で出現することはない。
完全2回行動で、通常攻撃と【ほのお】を半々で使う。
炎の威力は無耐性なら35ダメージ前後。
GBC版で登場したグランドラゴーンを除けば、この系統はいずれも攻撃とブレスしかしないのが特徴である。こいつとやまたのおろちはともかく、キングヒドラは明らかに力不足である。
 
通常はこの魔物と初めて遭遇するのはラダトーム北の洞窟になるが、呪文が使えないこの洞窟においては、2回行動で通常攻撃と炎のみの脳筋のコイツはかなりの脅威。
【サラマンダー】とともに、最優先で倒す必要がある。
ゾーマの城周辺で登場する際には、【アレフガルド】の他のモンスターに比べて低めのHPとヌルい攻撃手段で怖くはない。
なお、元ネタで特に再生能力のない【やまたのおろち】【自動回復】が設定されているのに本来あるべきヒドラには特に設定されていない。
守備力が120とやや高めだが、【勇者】【戦士】または【武闘家】の2人がかりで攻撃すれば簡単に倒せてしまうだろう。
また、【ヒャド系】呪文が必ず通るため、戦士の行動が遅すぎてヒドラの攻撃をくらいたくなければ、【魔法使い】【賢者】【ヒャダルコ】を唱えさせたあと、勇者の打撃でトドメを刺そう。ただし、ゾーマ城周辺や内部でよく一緒にでる【マクロベータ】【スクルト】がかかると与ダメージが一気に30も減るのでその点は注意。
 
なお、見た目に反して【ドラゴン系】に設定されていないので、【ドラゴンキラー】でダメージは増えない。
落とすアイテムは(2枚目以降は)貴重な【せかいじゅのは】。経験値も割と高い方なので実は狩る価値がそこそこある。

リメイク版

【かえんのいき】を吐く。
ゾーマの城内部には出現しなくなった。
また、GBC版では全身が濃い青紫色に変わった。

シアトリズム

コンシューマ用作品では初登場から何と27年もの歳月を経ての再登場。
バトルロードMOBILEを除くとスーパーライトではその2ヶ月前に登場している。
 
解放チャレンジ3-4で通常モンスターとして登場する者を倒すと出現する。
ドラゴン系なのでドラゴン斬りが効果的。

ライバルズ

第10弾カードパック「破壊と創造のフロンティア」にて実装。盗賊専用のスーパーレア。

6/4/6 
このユニットはこの対戦中に自分が手札から捨てたカードの枚数により以下の効果を得る
2枚以上:貫通 4枚以上:速攻 6枚以上:2回攻撃

同パックで追加された、手札を捨てるタイプ(ディスカード)のデッキにおける締めのカード。
最大限に効果を発揮できれば、召喚したターンに即座に8ダメージを叩き出すことが可能。
再出演に恵まれなかった鬱憤を晴らすかのような強力なカードだが、下準備は簡単では無いのでしっかり構築は考えよう。
また、ドラクエ3の設定を反映しているのかドラゴン系ではない。

タクト

2021年11月9日開催の「ダイの大冒険コラボイベント」にて、イベント限定ドロップモンスターとして登場。
ドラゴン系Aランク、こうげきタイプ。
リーダー特性「ドラゴン系しゅび力+15%」
とくぎは【ひのいき】/「しめあげ」/「乱れかみつき」
覚醒スキル 10Pで「自動HP回復」を習得できる。

ダイの大冒険

【ダイ】【竜の騎士】であることを確かめるため、【キルバーン】が超竜軍団から借り受けた竜の1体として登場。旧アニメ版での配色は真っ赤。新アニメ版ではオリジナルの配色に戻った。
他に5体の【ドラゴン】を伴って海から登場、【ベンガーナ】の港に大砲の一斉射撃をものともせず上陸。
港を半壊させ、ベンガーナ城下町へと侵攻して炎を噴きつつ暴れまわる。
 
そこに装備の新調のために居合わせていた【ダイ】と交戦(というより、ダイがいるからこそ攻めてきたのだが)。
「ドラゴンの皮膚は鋼鉄よりも硬い」というダイ大の設定に則って皮膚はかなりの硬さを誇り、寿命が近かったとはいえ顔面に叩きつけられたダイの【鋼の剣】が逆に砕けてしまったほど。
それでも【メラ】や徒手空拳で足掻くダイを逆に首で捕えて締め上げ、優勢に戦局を進めていたが、「竜の紋章」の力をダイが解放し、締め上げていた首を引きちぎられてしまう。
その後格闘戦にもつれ込み、最後はダイに地面に落ちていたドラゴンキラーで5本の首の付け根を突き刺され、更にそこにダメ押しの【ライデイン】を落とされて絶命した(ちなみにこの攻撃方法は後に真大魔王バーン戦でも用いられる事になる)。
 
ヒドラやドラゴン達を格闘で圧倒するという、余りにも人間離れした戦闘によってダイは町の人達から異質な存在として恐れられ、魔王軍でも【ハドラー】が自己保身のために隠し続けていたダイの正体を魔王軍の幹部全員が知ることとなり、ついに竜騎将【バラン】にダイ打倒の命が下った。
 
余談だが、ダイが戦闘で紋章の力を使ったのは【クロコダイン】戦以来であり、【ヒュンケル】【フレイザード】は紋章の力を使わずに倒しており、クロコダインにしても当時とは比べ物にならない程ダイが強くなっているため、紋章の力を使わなければ倒せなかったヒドラはバラン、【ミストバーン】以外の軍団長に匹敵、或いはそれ以上の強さだったと見る事もできる。
ただし、上述した通りダイは戦闘開始直後に剣を折っているため実質丸腰であり、剣さえあれば紋章の力を使わずに勝てた可能性も否定できない。
 
更に余談だが、ハドラーの命名もヒドラ(ハイドラ)のもじりらしい。
 
新アニメでの声優は佐々木義人で、【ダイ好きTV】#66においてそれぞれの首5本分、5回の音を収録したと語られている。

クロスブレイド

DQ10、DQアーケード類過去2作には色違いのやまたのおろちやキングヒドラが出ていたのにも関わらずまったく出番に恵まれなかったが、ダイの大冒険を原作とした本作では原版で出ていたおかげか3弾で強敵ボスとして登場し初の3Dモデリング化となった。
またギガつよセット竜の戦い!!編で【スーパーレア】仕様でSPとして付属、第4弾では【ドラゴンレア】としてカード化もされている。もちろん属性は超竜。
こうげきとぼうぎょに優れ、5つの首のおかげか攻撃範囲も自身の周囲に5つの円があり使いやすい。
第6弾、真2弾でもスーパーレアとして登場。

インフィニティストラッシュ

原作通りベンガーナで登場するほか、フリークエストではドラゴンと共に登場。

ロトの紋章

ヤマタノオロチがマグマの中に棲むヒドラの一種とされ、ヒドラの仲間は強い再生力を持つとされる。

その他

ミクシィの『モンスターストライク』ではダイの大冒険コラボでユニットとして登場。
ストライクショット(必殺技)として「火炎の息」を所持する。