【ベルザブル】

Last-modified: 2024-03-21 (木) 04:50:46

概要

DQ4で初登場したモンスター。【はえおとこ】【マヒャドフライ】の最上位種族である。
DQ史上初めての【メガザル】使いでもある。
 
初出のDQ4ではモンスターで唯一のメガザル使いとして一定の存在感を示したが、次作のDQ5では【メガザルロック】がこれに取って替わり、以後ナンバリングに皆勤したため、「メガザル使い」としてのお株はすっかりそちらに奪われてしまった。
久々の再登場を果たすことになるDQ8の【公式ガイドブック】では「昆虫界のメガザルロック」と書かれる始末である。おいおい、元祖はこっちだぞ。
 
名前の元ネタは、旧約聖書に登場する悪魔「ベルゼブブ」(「ベルゼバブ」「ベルゼブル」「ベルゼビュート」などとも。書かれた言語によって多少異なる)。「蝿の王」を意味する名前とされ、そのまんま巨大な蝿の姿で描かれることが多く、DQでもそれに倣った形である。
「ベルブル」と微妙に表記が変わっているが、FC版DQ4では「セ」の文字を使うことができなかったので、やむを得ず「サ」で代用したと考えられる。同様の事例に【ライバーン】がいる。
 
DQ10では、同じ元ネタから【バアルゼブブ】という名のモンスターが登場した。

DQ4

【闇の洞窟】に出現。本作で唯一、そしてシリーズで初めてメガザルを唱えるモンスターである。
 
最大HPは250と高めだが守備力は0、攻撃力はたったの8と極端なステータス。なお、最大MPは23(メガザルの仕様上1でも問題はなかった)。
 
【無駄行動】がやたらと多く「ボーッとする」「まごまごしている」「様子を見ている」の3種類も持っており、高確率で何もしてこない。効果は3種とも全く同じ無駄行動に終わる。「何もしてこない行動パターン」がこれだけ沢山あるのはこいつぐらいである。
時折【痛恨の一撃】を放つが、そのダメージ数は必ず「40」となっており、元の攻撃力8の5倍の数値に固定されている。同種の痛恨持ちと異なり、ミスすることはない。
味方を全快させるメガザルを唱えてくるせいもあり、同時に出現した強敵を蘇生させられると面倒なことになるが、幸い、【だいまどう】【おにこんぼう】といった大型モンスターと組んで出てくることはない。大抵は、3体や4体の集団で現れる。
集団で現れて一旦メガザルを使われた場合、倒しても倒してもお互いがお互いを復活させまくるので、いたずらに戦闘が長引きやすい。
払っても払っても執拗に飛び回る蠅の鬱陶しさが、ある意味しっかりと体現できている(但し、メガザルの使用は1匹につき1回のみ)。
 
攻撃呪文は、【ザラキ】を除いて全て効くが、【ニフラム】【ラリホー】【マホトーン】といった、効いてほしい呪文が一切効いてくれない。【じゅもんつかうな】に設定して打撃だけで倒そうとすると、メガザルを使われやすくなってしまう。FC版の公式ガイドブックにある攻略法のとおり、集団呪文中心で戦うほうがいいだろう。
面倒なら、さっさと逃げてしまうといい。
リメイク版をプレイしていて【戦歴】が気になるプレイヤーであれば、【ギガデイン】【イオナズン】といった強力な攻撃呪文を駆使して、メガザルを使われる前にすばやく殲滅しよう。
なお、リメイク版では蘇生されるたびに経験値が入るようになった。経験値目的なら、ひたすら打撃中心で倒し続けていこう。
 
最大HPが高く、攻撃力と守備力が極端に低く、無駄行動が多く、逃げるが勝ちと、同作にも登場した【ばくだんいわ】とほぼ同じような存在のモンスター(本作の爆弾岩は、痛恨の一撃は出してこないが)。
違いといえば、使う呪文が「相手を全滅させるもの」か「味方を完全蘇生させるもの」であることぐらいか(自滅するのは同じ)。
爆弾岩の対比モンスターとしてピッタリの位置づけにいる。

DQ8

【竜骨の迷宮】全域に出現する。【討伐モンスターリスト】によると、「ドラゴンの死肉を食らう」らしい。
 
相変わらず痛恨の一撃とメガザルを使う。公式ガイドブックには「通常攻撃は使わない」と記載されているが、実際には通常攻撃も行う。
痛恨は通常攻撃×2.5倍タイプになったが、攻撃力が低いのでやっぱり痛くない。
そして相変わらず何もしない率が高い。
おなじみの無駄行動は「ボーッとする」「様子を見る」に加え、系統専用行動の「手をすり合わせる」を使う。
動きが色々とリアルで腹立たしい。
【メタルキング】と一緒に出現することがあり、その際は経験値大量稼ぎのチャンス。
 
ドロップアイテムは通常で【うしのふん】(1/16)、レアで【ドラゴンのふん】(1/64)。実にハエらしい。
内訳はマヒャドフライと全く同じだが、うしのふんのドロップ率がそれより2倍になっている分落とし易くなった。
出現場所が出現場所なんだから、寧ろドラゴンのふんを落とし易くなっていそうなもんだが。

DQM1(PS版)、DQM2

虫系モンスターとして登場。
相変わらずメガザルを唱えるほか、【ギラ】【たいあたり】を覚える。
【ヘルホーネット】×ゾンビ系or【キリキリバッタ】【マルチアイ】×【じんめんちょう】or【ピューロ】で誕生。
野生のものはルカ編のみ【天空の世界】の死者の城に出現する。
 
ゲーム内ではそれほど目立った扱いでは無いが、会心率が最高で、耐性は全体的に低めながらも即死や麻痺といった主要な所は押さえているので、通信対戦ではかなり強力なモンスターである。
ベルザブル自身は【メタル化】は不可能だが、対戦では最低限の耐性のみのほうが有用な場合もある。
PS版では会心率が下げられてしまったため、耐性の仕様変更も相まって上位モンスターの座から完全に転落。所詮ハエはハエなのか…

キャラバンハート

自然系のAランク。重さは3。
ムーンブルク地方の東部などに出現する。
自然系に自然系の心と動物系の心を与えると転身できる。
習得する特技はギラ、たいあたり、【どくこうげき】
キャラバンハートにメガザルは存在するが、残念ながら没収されてしまった。
おまけに会心率の高さまで平均的なものになってしまった。
転生士の能力で転生させるとランク2の武闘家(大人・男)になる。

イルルカ

久々に登場。ゾンビ系Cランク。
オリジナル版と同様天空の世界の死者の城に出現する。
また、ハエおとこと【サタンパピー】を配合してもOK。
 
特性はスタンダードボディ、会心出やすい、きょうせんし。
+値を上げることでときどき黒い霧、最後のあがきを習得。
更に【新生配合】でいきなり冥界の霧、メガ・ギガボディ化で暴走機関、ギガボディ化でAI1~2回行動を得る。
スキルは「じこぎせい」。

ライバルズ

第9弾カードパック「再会と誓いのロトゼタシア」にて実装。僧侶のノーマル。

4/3/5
テンションリンク:このユニットは1ダメージを受ける その後このユニットのHPが1以上ならカードを1枚引く

カードを1枚引く代償にダメージを受けてしまうが、僧侶なので回復手段があるため、相手が処理をしないとカードを何枚も引くことができる。
また自傷するため回復することによって【シャール】で強化するコンボを決めることが可能。