【会心必中】

Last-modified: 2023-08-02 (水) 21:01:41

概要

会心の一撃を必ず与える技。身かわしやガードを無視する。
DQ9、DQ10オンライン、DQ10オフラインでは【必殺技】として、DQ11では特技として登場する。
DQ9ではあまり使われず、DQ10オンラインでは様々な強化をされつつも使い道の少ない技であったが、DQ11でようやく【メタル狩り】の切り札として日の目を見ることとなる。
 
似たような効果の特技・特性としてスーパーライトに「会心斬」が、DQMJ3Pに【絶対会心】が存在する。

DQ9

【戦士】の必殺技。
手から光の剣を生成し、回転しながらの斬り上げを行う。
テンションは乗らない。
 
序盤はダメージソースとして優秀。会心の一撃が必ず出るというシンプルかつワクワクさせられる効果もよいのだが、
物語が進んでくると会心の一撃が出たところでそれほど驚異的なダメージが出るわけでもなく、メタル狩り目的としての 会心の一撃は【まじんぎり】【一閃突き】で簡単に出せるし、そもそも戦士自体が【武闘家】【バトルマスター】に比べるとあまり使われない。
メタル狩りやゴルスラ狩りの最中に運よく【ひっさつチャージ】が溜まればさすがに使ったほうが良いが、先にメタル達が逃げてしまい不発に終わることもしばしば。
そんなこんなで最終的に日の目を見ることは少ない。

DQ10オフライン

【主人公】【戦士】【必殺技】。職業クエストNo.137【強さの果て】の報酬。
消費テンションは50。
敵全員に、【会心の一撃】の1.5倍の無属性ダメージを与える。武器の属性は有効。
 
テンションさえあれば発動できるためこちらでもメタル狩りに有効。ただしフィールドではほとんどメタル系に遭遇せず、転職に関係なくヒューザが倍率は劣るが同効果の【三枚下ろし】を使えるのであまり使う機会がない。
戦士のレベル上げに【メタキン軍団コイン】を使う際には準備しておきたい。

DQ10オンライン

かつてはDQ9と同様の仕様で不遇だったため、Ver.2.1から対象の周囲の敵にも命中するようになり、その後も複数回に渡って威力が強化された結果かなりのダメージソースになった。
ひっさつチャージ率も高い。
詳しくはこちらを参照。

DQ11

【カミュ】【かみわざ】スキルで習得可能。消費MPは64と多い。
最初はスキルパネルが封印されているが、【鉄鬼軍王キラゴルド】撃破後に解放される。
PS4版はDQ10、3DS版3DモードはDQ9の演出を踏襲している。
そのためPS4版ではメタルスライムを素手で粉砕し、3DS版では腕から光の剣を出すため、この技によるカミュへの印象がだいぶ変わってくる。
この特技と同じような特技に【メルトア】【デコピン攻撃】があり、そいつもメタル系を粉砕できる素手を持つ。
 
【ブーメラン】【二刀の心得】の効果が乗らず、必ず単体への単発攻撃になる。終盤の彼の尋常ならざる火力はあくまで二刀流や【分身】等の準備や多段攻撃によって成立するものであり、素の攻撃力自体はそこまで高くないためこの特技の威力そのものは微妙。
特別守備力の高い敵が相手でなければ他の特技の方が少ないMP消費で大ダメージを与えられる。
分身を行った直後に【幻惑】を食らい味方の【マヌーハ】が間に合いそうにない場合であれば必中効果が生きるため代わりの攻撃手段に使え、分身の効果もあってそれなりには威力は出せるといった程度。
ただし、【二刀の極意】の存在を知らなかったり分身コンボの価値をうまく見いだせなかった初見プレイヤーが、スキルパネルの位置と消費MPからしてカミュの最強奥義と思ってしまい、ボス戦でもカミュにひたすら会心必中(あるいは分身からの会心必中)をさせているというプレイ記録も時折ある。
実際スキルパネルの説明欄に「夢の大技」とあったり、ボイスが付いたSでは「とっておきだ!」と叫んでいることからも「奥義」という印象が強くなっているのだろう。
 
本作では【一閃突き】【まじんぎり】があるのは相変わらずだが、100%会心の一撃を出せること、カミュは素早さが高いためメタル相手にも先制しやすいことが相まって、メタル狩りの際に大活躍してくれる事だろう。
消費MP的に最速で覚える頃には1発しか撃てないが、レベルアップで回復する上にLvが上がりやすいため、メタル狩りに使う分にはさして問題にはならないだろう。
また、この技は敵の【かばう】【におうだち】を無視するという隠し仕様がある。
 
ただし大きな問題点が二つあり、まず作戦を【ガンガンいこうぜ】にしている場合、メタル系以外にも作戦名通りガンガンこの技を使ってしまう。こんなことをされてはあっという間にカミュのMPが尽きてしまう。
そのためこの特技を覚えた後は作戦を【バッチリがんばれ】【めいれいさせろ】などをメインにするか、普段はベンチに引っ込めておこう。
上記の通り普通はメタル狩りの時しか使わないので必要が無くなったら【スキルリセット】で忘れたままにする手もあるが、【ゾーン効果アップ】の条件パネルであるためそれも考慮する必要がある。
 
また、二刀の極意や【心眼一閃】【デュアルブレイカー】と言った強特技とは真反対の位置にある為、これらの特技の習得が遅れてしまう。
同じかみわざスキルにある分身を持っていたとしても、カミュのMPはLv60を超えてようやく190越えになる程度なので、本編クリアまで分身会心必中を叩きこめるのは2回程度、しかも上記にある通り実際はそこまで高火力とは言えない代物。
そうなるとカミュをアタッカーとして起用する理由が無くなり、一方で会心必中を取る過程で【ぬすむ】と「ぬすむ成功率アップ」が手に入るため、ボス戦では活躍できない代わりに雑魚戦ではカミュは盗みとメタル狩りで活躍と、まるでFC版DQ4の【トルネコ】みたいな立ち位置になってしまう。
カミュには会心のカード+はやぶさの剣二刀流、どくばり二刀流と言ったメタル狩りに使える手段が他にもある。
これに他の仲間達の会心技が整っていればこれに頼らずともそれらで十分な場合も多々ある。
これを真っ先に習得しに行くかは他のメンバーのスキル習得状況も見て判断したいが、なにぶん名前のインパクトと効果が分かりやすいために最短でこれを取りに行く初見プレイヤーも少なくないのが現状である。

上述の通りモーションで武器は使わないのだが、どくばり等の即死率が一応反映されるようで即死が発動した場合には珍しい会心の一撃が不発の会心必中を見ることができる。

余談

DQ9やDQ10で出てきた必殺技やDQ9の超必殺技のほとんどは【れんけい技】として存続していたり、イベント習得の強力な特技になったりしているが、この技のみスキルパネルで覚える通常の特技となっている。
技としての地位は大きく降格しているものの、特技となったことで大幅に活躍の機会が増えた唯一の技である。
もっとも、このスキルもカミュの封印されたスキルパネルで最後のほうに位置するため、事実上の奥義と言うべき代物であり格が劣るともいいがたい。