概要
DQ5に使われる楽曲の1つ。通常戦闘曲。
構成=Intro:4小節、A:16小節、B:8小節、C:16小節、D:12小節
調=ハ短調(Cm)
BPM=164(NHK交響楽団)
拍子=4/4
【戦闘~生か死か~】に続いて、2作品連続でアツい通常戦闘曲。テンポもほぼ同じ、厳密に言うとこちらの曲の方がほんのちょっとだけ速い。
急速な曲調で、ボス戦含めたDQの全戦闘曲の中で最もテンポが速い曲である。
これまでの戦闘曲に比べて非常にドラマティックな曲調。オーケストラ収録のPS2版DQ5で聴くと、感動すら覚えるだろう。
アツさと聴き飽きないことを両立しており、まさに名曲と言える。
大きく4つのパート(A~D)に分かれており、特にCパートラストの盛り上がりは必聴モノである。
ここまで聞くということは、戦闘が長引いて苦戦しているということであり、この時に最高の盛り上がりを見せるので、完璧なマッチである。
Dパート冒頭では【高貴なるレクイエム】の旋律が使われる。
逆にカジノの【スライム・レース】で流れるのはこの曲のアレンジ。
こちらは元の曲とは打って変わってヘナヘナな曲調となっており、思わず力が抜けてしまう。
【堀井雄二】によると、5曲作って4曲をボツにした末に出来上がったものだという(『SUPER桃太郎電鉄DX究極本』の対談より)。
序曲は5分でサラッと完成させた名曲として有名だが、こちらは対照的に、苦難の上に生まれた、難産の名曲と言えよう。
【NHK交響楽団】の演奏ではゲーム音源や他の楽団の演奏しているものとは、Aパートのフルートの音が違う。
DQ5
通常戦闘曲。【ビスタ港】を出た時の【スライム】との戦闘で初めて聞ける。イベントでの使用は無い。
【ボス級モンスター】専用曲が出来た本作だが、中ボスのうち【ザイル】や【カンダタ】戦、【負けバトル】である幼年時代【ゲマ】戦ではこの曲が使われる。
ハードがSFCになったことでさらに戦闘曲が長くなり、「戦闘~生か死か~」の繰り返し無しVer.よりも、時間、小節数共に約1.5倍の長さになっている。
1ループにかかる時間は、約1分25秒。
より音楽の展開が豊かになり、さらに飽きにくくなったと言えるだろう。
SFC版では、フィールド上での戦闘時と洞窟内での戦闘時とで、音響効果のかかり方が異なる。
洞窟内ではリバーブ(風呂場のように音が響くエフェクト)が強くかけられており、音が籠り反響している。
これも場所ごとの臨場感を増すのに一役買っていると言えるだろう。
塔は、神の塔のみ確認。
PS2版のみ、Dパート主旋律の一部の音が変更されている。
ユアストーリー
幼年時代で【ヘンリー】が【ゲマ】の手下に攫われるシーンと、青年時代前半の【ブオーン】との戦いで使われた。
DQ10オフライン
【真のレンダーシア】(ダンジョン内を含む)での通常バトルで使われる。
DQ10オンライン
一部フィールドでの通常戦闘やバトルコンテンツで使用。
詳しくはこちらを参照。
DQ11(3DS版)
DQ11S
3DS版と同じ場面で流れるが、ファミコン風音源になっている。
また、【ボイスドラマ】「愛のこもれび」でオーケストラ版が使われる。
ヒーローズ1
ランダムで戦闘で流れる他、【ピサロ】戦で流れることがある。
ヒーローズ2
グリーネ草原での戦闘及びオレンカの戦いで流れる。
バトルスキャナー
クエストの戦闘の1、2戦目で流れる。
ライバルズ
パパスや花嫁などの、5出身冒険者登場時に流れる。
他には仲間モンスターとなる「プオーン」や原作で戦闘に直接参加しなかった「ルドマン」でも流れる。
逆にれっきとした冒険者である「サンチョ」では、レジェンドでは無くスーパーレアなので流れない。不憫。
プチタークでは「邪悪なるもの」が流れる。
ウォーク
DQ5コラボイベント中の通常の戦闘で流れる。