【王家の墓】

Last-modified: 2024-01-17 (水) 10:47:49

概要

王家が所有する墓。有名なのは【ピラミッド】、日本だと古墳がある。
現実世界では王族の墳墓は一人の王につき一つ作られることが多いが、ドラクエ世界では王家が代々同じ墓にはいるのが習わしのようだ。
DQ3では作中でピラミッドが【イシス】の王家の墓と言及されている。
DQ7にも【砂漠の城】の地下に歴代王族の墓がある。
同作には【地底ピラミッド】も登場するが、こちらは王族の墓ではない。
DQ10では【レンダーシア】に複数の王家のものが所在。
それ以外の作品にも様々な王家が登場するため、当然王家の墓もどこかにあるはずだが、ゲーム中でプレイヤーが認識できる形の王家の墓は登場していない。

DQ4

DQ4に登場する【ダンジョン】の一つ。【エンドール】の南西の半島にあるほこら。
エンドールから船に乗って南下すればすぐに見えてくる。
びっしりと鉄格子がかかったさびれたほこらで、どこの王家の物かも明言されておらず、古い遺跡のような印象のダンジョン。
【公式ガイドブック】には「どこの王家の墓なのか、今はもう語られることもない場所」とある。
外観および1階で流れる曲は【不思議のほこら】、地下部分は【恐怖の洞窟】
 
ここには、【デスパレス】でイベントを進めるために絶対に必要となるアイテム【へんげのつえ】が眠る。
ここに変化の杖があるという情報は【ロザリーヒル】のスライムから聞けるため、ロザリーヒルの次に訪れるのが正規ルート。
また、これを聞き逃したままデスパレスに行ってしまった場合、逃走を図っている商人からも変化の杖の情報を聞き出せるようになっている。
 
内部には【パデキアの洞窟】で登場した滑る床が再登場。
まず地下3階までは滑る床に流されるままに進んでいき、そこから改めて地下1階を目指すという一風変わった順路で進む。
滑る床に乗ると終点までは降りられないという特徴をしっかり把握しないと、同じ道をやり直しになることもある。
途中にある【旅の扉】は罠であるため、入るべからず。
 
【さいごのカギ】がないと奥まで進入できず、馬車も入れないが、さいごのカギの扉前でも【はぐれメタル】が出現するため、レベル上げスポットとして活用されることも多いだろう。
また、地上1階ではBGMでもわかるとおり【ほこら】扱いされるため、馬車メンバーとの道具や呪文のやりとりが可能で戦闘した際は馬車にいるキャラにも経験値は加算される(地下階ではダンジョン扱いで入らない)。
町中と同じく【毒】によるダメージを受けることもない(ただここで毒攻撃を使ってくる敵はいないが)。
物語も中盤の山場に差し掛かる頃に訪れるダンジョンのため、はぐれメタル以外の敵、特に集団で高熱のガスを吐く【ドラゴニット】や、1~2回行動でベギラマや甘い息を使う【ビビンバー】など面倒な奴らも多く住み着いている。
 
船入手直後から来られるため【メタル狩り】目的で訪れるプレイヤーも少なくないようだが、低レベルのうちは他の敵による攻撃で全滅の憂き目に遭う可能性も高い。
運よく低レベルではぐれメタルの集団を倒せれば一気に数レベル上がるので、その後の攻略が格段に楽になる。
短時間クリアはここでいかに素早くはぐれメタルを倒せるかにかかってくる。
また、【しゅくふくのつえ】【しあわせのぼうし】などのレアアイテムをモンスターが所持しているのでレベル上げついでに【トルネコの盗み】で狙ってみるのもいいだろう(PS版以外)。
  
地下2階には【回復の泉】があり、最下層ははぐれメタルの出現率が非常に高いので、馬車メンバーとのレベル差を気にしないなら、奥で戦った方が効率が良い。上述の通り、最下層まではあっという間にたどり着ける。
最終的には【ゴットサイド】周辺や【架け橋の塔】で全員のレベルを上げるのが最高効率になるが、ここの探索の後に【魔神像】の探索や強敵【エスターク】との戦いを控えているため、この時点でスタメンだけある程度強化しておくのも悪くない。
というより、道具枠いっぱいの【せいすい】を携えて、馬車内とメンバーの入れ替えをしながら1時間ほど潜れば、全員クリアレベルぐらいまでなら簡単に上げられるだろう。Lv32以上の仲間が1人いれば逃走確定になるので、はぐれメタルに絞って戦うことが可能となる。
さらに、ここでLv37以上のキャラを1人作っておけばゴットサイド周辺でも逃走確定となり、今後のメタル狩りも格段に捗るようになる。

リメイク版

サントハイム王家が現役で使用している墓地ということになり、【サントハイム】の紋章が刻まれた綺麗な設備になっている。サントハイム領はもともとエンドールよりも広大だったのに、ここもサントハイムの土地となったことで、サントハイムの領地はますます広がったことになる。
【アリーナ】の台詞から彼女の母はここに埋葬されているようだ。
【デスパレス】で脱走を図っている商人の「エンドール地方の王家の墓」という台詞はFC版から変わっていないため、墓の所在地自体は「エンドール地方」ということになっている模様。飛び地のようなものだろうか。
また、サントハイム王家の現代でも使用されている墓なのに魔物が巣食っていて大丈夫かと言いたくなるが、そもそも第五章時点ではお城の方も乗っ取られているので、ある程度しょうがないのかもしれない。
 
流れる曲は【恐怖の洞窟】に統一された。
また、モンスターの出現頻度が下がった代わりに一度に出現するモンスターの数が増えている。
迷わずスムーズに攻略すれば5~6回程度しか敵と遭遇しないため、運次第でははぐれメタルの群れと数回会ってボーナスステージのような印象になることもあれば、ビビンバー4匹組やドラゴニットの群れに複数回襲われて苦戦しまくる場合もある運否天賦なダンジョンである。
1階では経験値は馬車内も全員、地下1階以降では経験値は馬車外のみは変わっていない。
なぜか出現モンスターに【しりょうのきし】の集団が出るようになった。
直接倒してもいいが補助呪文が効きにくいので【ニフラム】で御退場してもらおう。ドラゴニット対策にもニフラムは有効だ。
 
サントハイム王家のこの墓地には前述どおり変化の杖が安置されているが、サントハイムの城には【マグマのつえ】が宝物庫に収められている。
リメイク以降のとある記述によると、どうやら歴代のサントハイム王に魔法の杖コレクターがいたらしい。
 
また、PS版では入ってすぐの部屋が移民の出現スポットになっている。
モンスターなどの特殊種族の登場率が高いので、【ミステリータワー】を作る際にはここも覗いてみると良い。
なお【テラノバット】はここの固有種なのでモンスター図鑑完成のためには必ず会っておこう。

DQ10オフライン

Ver.2のメインストーリーで訪れることになるグランゼドーラ王家の墓で、真の【レビュール街道北】の最北端にある崖下に存在しており、普段は鍵がかけられ入ることができない。
入れるのは【重なりし運命の大地のおはなし】のクエスト【ユリア妃の願い】進行中のみ。
中には歴代グランゼドーラ王族の遺体が収められており、バルネズ、エメ…ヤ(半分ほど字が欠損)、【オドキン】フェリナ【トーマ】の5名は確認可能。
だがトーマの遺体は消失していた。
 
ピラミッドも登場し、こちらは【アラハギーロ】王家の墓。

DQ10オンライン

【王家の迷宮】というコンテンツが下にあるようだ(プレイヤーはアンルシアの部屋にある扉から入る)。
Ver.4では1000年前の古王家の墓にも訪れる。
詳しくはこちらを参照。