【邪眼皇帝アウルート】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 03:30:57

概要

DQ9に登場したボスモンスターで、【ゲルニック将軍】の色違い。DQ10では同色の【無念の怨霊】が登場。

顔の配色は左右で違い、濃い灰色&白色になっている。またフクロウらしく大きく見開かれた目は黄色い瞳に赤色の虹彩と実に禍々しい。
 
名前は英語でフクロウを意味する「Owl」からだろう。ちなみにこれは「オウル」ではなく「アウル」と読み、「OUT」を「アウト」と読む要領だとイメージすれば覚えやすいはず。
その英語版での名前は「Fowleys」。「foureyes(眼鏡をかけた人)」が由来だろうが、やはりowlとかかっている。
しかしこいつは裸眼……。
 
ゲルニックが出場したJ2Pには参戦ならずだったが、【ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D】には同輩共々勢揃い。
灰色の部分が緑色に変わっているのだが、ゲルニック以上に強烈な目力は相変わらずで見る者を圧倒する。
ちびっ子諸君の中には軽くトラウマを刻まれたプレイヤーもいたのではなかろうか?

DQ9

【宝の地図】のダンジョンのボスとして登場。
見た目通りゲルニック将軍の上位互換で、彼と同じく【鳥系】
 
「邪眼」の名が示すように人に災厄をもたらす邪眼を持つ魔物で、普段は優しげな人物を装っているが、実際は人間の魂を糧として自らの邪眼の力を強めているという。
宝の地図のダンジョンボスの中でも最後の方に戦う相手なのだが、彼こそ宝の地図の洞窟のボスに関する謎の核心を盛大にネタバラシしてくれる人で、彼の発言により宝の地図の洞窟のボスが【創造神グランゼニス】の身体から生まれたことがわかる。こいつ自身は創造神グランゼニスの目から生まれたモンスターのようで「全てを妬む目」だそうな。
 
持っている【2%防具】【はるかぜのぼうし】【ぬすむ】では【けんじゃのせいすい】が手に入り、レア枠で【ミネルヴァミトル】を落とすこともある。
またクエストNo.153【食べられたたましい】では討伐対象となっている。
 
ちなみに通常攻撃を一切行わないが、実はデータ上の攻撃力は【怪力軍曹イボイノス】より高い(イボイノスは372で、アウルートは382)。
だが上述のように通常攻撃は一切行わず、攻撃力依存の特技もないので全くの宝の持ち腐れである…
また、デバッグROMでの名称はなぜかアウニードとなっている。

攻略法 

軍曹に格下げされた【ゴレオン将軍】とはうって変わって将軍から皇帝へと大出世を果たし、呪文のレパートリーも【バギクロス】【ドルモーア】、それに【マホカンタ】【ディバインスペル】とより強力に。攻撃呪文は確実に暴走するためHPには常に気を配っておこう。
上述したように通常攻撃は一切行わないためマホカンタ+【におうだち】戦法でほぼ完封……と思いきや、【あやしいひとみ】によるにおうだち封じや、最大の弱点であるマホカンタを【いてつくはどう】で解除することを覚えたので、調子に乗り過ぎるのは危険。
レベルが低い状態で挑む場合は保険としてパーティメンバーに【ミラーアーマー】【ひかりのドレス】を装備させておこう。
 
生意気にも2回行動する上に【判断力】が高く、補助呪文や各種フォースをかけると凍てつく波動の頻度が上がるので、呪文反射に頼るのはあまり得策ではない。
とはいえ、レベルの低いうちはやはり仁王立ち反射戦法を墨守しつつ【すてみ】【ファイアフォース】を使って殴る戦法が一番だろう。
 
攻撃面では【ブラッドナイト】と同じく、【ほのおのブーメラン】【フレイムカッター】を装備しての【バーニングバード】が極めて有効である(コンボの詳細はバーニングバードの記事参照)。鳥系なので【さみだれうち】もおすすめ。
 
パーティメンバーのHPが500を超え、耐性防具もある程度揃い、【剣スキル】【オノスキル】を極めた仲間が複数いるようなら、防御度外視でごり押しした方が手っ取り早い。捨て身とファイアフォースを使い、【かぶとわり】で攻撃しつつ守備力を下げ、下限に達したら【はやぶさの剣・改】や強い弓に持ち替えて畳みかけよう。
相手の守備力を効率的に削れれば、いてつくはどうを受けてからのリカバリーも容易である。

一人旅の場合

かなりの難所。判断力が高いことが難易度に拍車をかけており、こちらが一人の状態でマホカンタを使うと確実にいてつくはどうで潰し、2回行動からのディバインスペルで呪文耐性を下げつつ攻撃呪文を連発し、一気に止めを刺しにくる。
一人旅では鬼門のあやしいひとみに加え打撃を一切使ってこないことにより、眠りから醒める方法が自然回復以外に存在しないのも辛い。
人にもよるが、同じ帝国三将の色違いである【魔剣神レパルド】より強く感じるかもしれない。
 
あやしいひとみはどうしようもないが、判断力の高さを逆手に取り呪文耐性下げられたら、あえて【ミラーシールド】を使い、抵抗力リセットを狙おう。また、敵はこちらの属性耐性までは判断できないため、【ダークフォース】も使っておこう。

テリワン3D

【魔剣神レパルド】、怪力軍曹イボイノスと共に登場。悪魔系のSランク。
ゲルニック将軍と【カカロン】の配合で生み出せるが、カカロンが配信限定である都合上、通信無しでの入手は不可能。
 
特性は【スタンダードボディ】【AI1~2回行動】【いきなりインテ】。プラス値25で【呪文会心出やすい】、50で【つねにマホカンタ】が追加される。
 
イボイノス、レパルド共々なぜか仲良く1~2回行動になっているが、将軍どもの方が使いやすいと言われがちな他2人と異なりこいつだけはより使いやすくなっている。
ステータス自体はゲルニック将軍より落ちるものの、賢さはそのままとなっており、呪文での攻撃はやはり強力。
耐性面ではダウンや斬撃封じなど、呪文メインのモンスターとしては気にすることのないようなものが弱点になっているものの、全体的に向上しており、守備力の低下を考慮してもこちらの方が耐久性は上。むしろ、【やみのはどう】を受けてしまった際にスケープゴートとして機能するので、この斬撃や体技封じ耐性の無さはありがたかったりする。
 
メラ無効、イオにバギ、ギラ、ヒャド、ドルマを半減、ベタン軽減とダメージ系にはかなりの耐性がある。マホカンタで呪文を弾ける上、体技や属性剣技にも対抗可能というわけだ。
さすがにデイン系は弱点なのでジゴスパークだのらいじん斬りだのは厳しいが。
逆に炎吹雪ブレスとデインが弱点なのでブレスや一部体技を食らうとあっさり死ぬ。また、この手の耐性だらけのモンスターの常としてハック弱点を持つので過信しすぎないように。
とはいえ、総じて将軍より微妙な評価を受けることが多い他2人と比べるとかなり健闘している方。ブレス耐性も全ガード+と魔壷インヘーラーのスキルで埋め、デイン耐性を上げると体技に対しても鉄壁となり物理以外では殆ど落ちなくなる。
 
所持スキルは【バギ&ドルマ】【魔戦車ダビド】との配合で【魔戦士アルゴ】を生み出せる。また、性別は基本的に♂固定。

イルルカ

野生では出現しない…が、錬金カギの世界にうろついていることがある。今回はカカロンがカギ報酬で手に入るため、通信無しで配合で作成することも可能。
 
【新生配合】【スタンダードキラー】【メガボディ】化で【バギブレイク】【ギガボディ】化で【ドルマブレイク】を習得。所持スキルは同じく「バギ&ドルマ」。
ダビドとの配合でアルゴができるのも変わっていない。またさりげなくザキが無効まで上がっているが新しく追加されたジバリアには耐性がない。

ジョーカー3プロ

無印版では帝国三将、そしてイボイノス、レパルドと共にリストラされていたものの、帝国三将が全員再登場したのもあってかイボイノス、レパルドと共にプロフェッショナル版で再登場、またジョーカーシリーズでは初登場となる。
入手方法は【砂塵の幻馬】【ゲルニック将軍】との特殊配合のみ。【スカウトQ】のお題となっているので一度は作ることになるだろう。ただしそのときは【大魔道士】のスキルを覚えさせることを忘れずに。
【デスピサロ】【魔王ミルドラース】【拷問王イッタブル】との4体配合で【サイコピサロ】が誕生する。
 
特性はいきなりインテが固定特性となり、スタンダードボディが【ノーマルボディ】に、【超生配合】で習得する特性が【スモールキラー】に、メガボディ化で風ブレイク、ギガボディ化で闇ブレイクに変更されてる以外は、イルルカのときと変わっておらず、変更といっても名前が変わっているのみとなっている。
また、【超ギガボディ】化で【マジックガード】を習得する。合体特技は【フォースドハック】、合体特性は【オーバーチャージ】
所持スキルは固有スキルである【邪眼皇帝アウルート(スキル)】になった。
 
相変わらずの超耐性の持ち主で火無効、水風氷雷闇半減という強靭な耐性を誇る。が、光弱点になった。相変わらず地耐性はなく重力耐性は無耐性に落ちた。そしてなぜか爆発耐性は消失。半減だらけの上に光以外弱点がないので闇の衣との相性がいい。
ただし耐性低下弱点なのも変わっていないのでぶきみな光などに貫かれるのも相変わらず。

ウォーク

DQ9イベントの超高難度クエストで初登場。また、宝の地図でも新しく登場した「ご当地」で登場することがある。
 
クエストではゲルニック将軍と共に2戦目で登場する。
基本的な攻撃は9同様、バギクロス、ドルモーア、マホカンタ、ディバインスペル。加えてザキも使用する。
ゲルニックと比較するとメラゾーマがドルモーアになり、メダパニがマホカンタになっている。更にザラキに対してザキと型落ち。総じてゲルニックより脅威は少ない。ゲルニックを先に倒し、こちらは後回しで良い。
 
こころは紫色でコストは147。攻撃魔力もそれなりだが、HPやみのまもりといった耐久面にも優れる。
高グレードでは呪文ダメージと斬撃・体技耐性がつく。
更にSではまれにいきなりマジックブースト(呪文威力1段階上昇)、大魔道士でHPが20増加、魔剣士で攻撃魔力が10増加の効果もつく。

余談

DQMJ3Pのまめちしきや【ドラゴンクエスト25thアニバーサリー モンスター大図鑑】には「邪神から分かれた」とある。
DQ9では創造神グランゼニスは人間を滅ぼそうとしていたし、人間から見たら【シドー】の様な破壊神としての側面も持ってはいる。
だが、グランゼニスは【女神セレシア】に免じて矛を収め、【天使】を創ったりと人間達にとってありがたいこともしているので邪神と断ずるのは酷な気もする。
一方、宝の地図のボスは【グレイナル】によると「神が封じたおのれの闇」ということなので、アウルート達は邪神としての側面しか持っていないと思われるが、心優しいという設定の【怪力軍曹イボイノス】も封じられているので実際のところはよくわからない。