【ジャッジ】 の変更点


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 *ダイの大冒険 [#z5c5f22f]
 [[【ドラゴンクエスト ダイの大冒険】]]に登場する敵キャラクター。
 上半身だけで浮遊する、鎌を携えた不気味な機械人形。
 [[【魔界】]]の遺物であり、デザインを気に入った[[【キルバーン】]]が自身のコレクションとして所有していた。
  
 所有者のキルバーンによれば「決闘する者を異空間に引きずり込み、邪魔の入らない場所で一対一で完全に決着を付けさせる」為の魔界の道具。
 決闘者を異空間に閉じ込めた後は、ジャッジ(審判員)の名のとおり戦いには一切手を出さず、ダメージ量などをアナウンスしながら決闘を見守る。
 そして勝敗が決すると、敗者の首を刎ねて確実に始末しジャッジは自爆、勝者のみ元の空間に戻してくれる。
  
 …という触れ込みなのだが、[[【アバン】]]にプライドを傷つけられたと言ってキルバーンが持ち出した際には、
 不意打ちのように現れたジャッジがその鎌でアバンを引っ掛けて強引に異空間へ引き込んでおり、決闘と言いつつ合意も何もない一方的な展開だった。
 相手を罠に嵌め、いたぶって楽々と殺す事を好むキルバーンにしては不自然なやり方に、アバンも「強制的に決闘に持ち込む事」自体が罠かと考えたが、
 それどころかキルバーンはジャッジの機能そのものを改造していて、いざ都合が悪くなればジャッジ自身がルールを無視して相手を拘束し、[[【メガンテ】]]を仕掛けるようにしていた。
 相手を罠に嵌め、いたぶって楽々と殺す事を好むキルバーンにしては不自然なやり方に、アバンも「強制的に決闘に持ち込む事」自体が罠と指摘したが、それどころかキルバーンはジャッジの機能そのものを改造していて、いざ都合が悪くなればジャッジ自身がルールを無視して相手を拘束し、[[【メガンテ】]]を仕掛けるようにしていた。
 持ち主が負けそうになったら手下が自爆という、単なる悪あがきにしか見えない使い方だが、キルバーンは[[【ファントムレイザー】]]で満身創痍になったアバンが刺し違えの一手としてのメガンテを使うのを防ぐため、有利な状況をさらに固めるために使っている。
 キルバーン曰く「審判とグルという一番恐ろしい罠」であり、キルバーンの正体に関る秘密と重ね合わせれば、相手を嵌めた上で自分の身の安全は少しも脅かされないという、彼の好みを見事に反映した仕組みになっている。
  
 この罠を使って「勝利」したキルバーンは現実空間に戻ってきたが、アバンは高熱を遮る超魔生物細胞を含んだハドラーの遺灰に護られてジャッジのメガンテを耐え切っており、リリルーラの効果がある[[魔法の粉>【ルラムーンそう】]]を駆使してキルバーンの元へワープしていた。
 満を持して仕掛けた「一番恐ろしい罠」は、悪徳審判のジャッジだけが自爆で散るという、改造されたが故のイレギュラーな末路となった上、自爆後に破損した鎌はアバンに槍として利用され、それを使った[[【アバンストラッシュ】]]がキルバーン戦での決着を誘発する一打になるという皮肉な展開をもたらしている。
 
 **余談 [#fc16d6e6]
 ダメージ量を知らせるアナウンスはゲーム作品での戦闘中のウインドウメッセージそのものという、「ドラクエの漫画化作品」らしい演出となっている。
 彼がアナウンスしたダメージ量で判明しているのは、キルバーン側の先制攻撃での65ダメージ、[[アバン側の反撃>【アバンストラッシュ】]]での78ダメージ。終盤の戦力を以ってしての互いの攻撃が100ダメージに大きく満たないというのが、この頃のゲーム作品のステータスを巧く反映している。
  
 改造されていなくとも最終的に自爆してしまう仕様のジャッジだが、魔界で実際に使われていたのかはよくわからない。
 アバンも「血で血を洗う魔界らしい」と言っているが、使われる事なく死蔵されていた酔狂な一品だったのかもしれない。
 あるいは、自爆しても替えがきくぐらい量産され、キルバーンも何体かまとめてコレクションしていのだろうか?
  
 死神と通称されるキルバーン同様、ジャッジも巨大な鎌が目を引くが、アバンを異空間に引き込んだ際には刃にエフェクトのような物が出ており、切れ味は全く無かった。
 最終的に敗者の首を切ると言うのだから、その時にはこの鎌が切れ味を発揮するはずだが、ならば最初の不意打ちで斬り殺すように改造するのも不可能ではなさそうに思える。
 しかしそこは「罠にはまってもがく相手を見るのが好き」と言って憚らないキルバーンだけに、不意の一撃で終わらせてしまうのは趣味では無いという事か。
 また、アバンはキルバーンを撃退した際「首を刎ねられて生きている生物はいない」と述べているが、魔界製のジャッジも首刎ねがトドメというあたり、魔族や魔界のモンスターであっても大半は人間や動物と同様、頭から繫がる首に神経や血管や気道が集中した身体構造をしていることになる。
 首を切断しても致命打にならない、或いは首という部位が存在しない異形の存在ばかりなら、首刎ねによる処刑で決闘を終わらせるという設計じたいが考案されなかっただろう。
  
 「審判とグルの罠」を仕掛けるために改造されていた劇中のジャッジだが、コレクションに加えた時点で改造したのか、アバンとの対峙から短時間で改造したのかは不明。
 キルバーンがこれを紹介した際、使うことを想定していなかったと発言しているので、単に趣味で改造していたのだろうか。
 あるいはアバンに対して使うとは思わなかっただけで、もとから厄介な相手と戦う際の手段の一つとして改造だけは済ませていたとも解釈できる。
 この発言自体がブラフで、アバンへ自分の怒りを強調し、正真正銘の決闘でありこの期に及んで罠は使わないだろう、という暗示をかけ油断させる為だった、と考えると如何にもキルバーンらしいかも知れない
 アバンの厄介さを知ってその場で改造したのだとすれば凄まじい手際の良さだが、機械的に作り変えたのか、プログラミング的に命令を切り換えるだけで済むのかなど、一口に改造と言ってもよく判らない部分も多い。
 数日~数週間で技を極めたり、3ヶ月で世界を救えたり、6分で世界中に落とされたピラァ・オブ・バーンを全て凍結させたりできるダイ大の世界観の中では、時間の概念などさしたる意味を持たないのかもしれないが…。
  
 デザインは1994年末に発売された1995年のジャンプ1号から募集されたオリジナルモンスター大募集のコーナーに応募されたもので、「稲田賞」に入賞し採用となった。
 同コーナーからは[[【超魔ゾンビ】]]、ドラムーンの[[【ゴロア】]]のデザインも生まれている。
 
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