【おおめだま】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 05:04:27

・もしかして
目玉繋がりのモンスター:【ビックアイ】or【あくまのめだま】
似た名前のアイテム:【おおきな目】

概要

漢字で書けば「大目玉」。DQ4とDQ8、モンスターズシリーズなどに登場する、その名の通り大きい目玉が特徴のモンスター。
羽毛の無い鳥のような細っこい体に、胴体よりでかい目玉がひとつだけ乗っかっているというインパクト抜群の見た目。
目玉を覆う頭皮(まぶた?)からは、睫毛を連想させる細長い毛のような触手のようなものが6本生えている。
「キモい」といった苦情はあまり多くない。まあ目玉モンスターでは触手付きの【あくまのめだま】や体中に目玉がある【マルチアイ】などがキモすぎるので、それらと比べれば愛嬌ある見た目とも言える。
 
どこからどう見ても巨大な目玉と胴体手足しか存在しないが、作品によってはどうやってか口もきける。目は口ほどに物を言う、ということだろうか…?
テリワン3Dの【メドーサボール】は目の部分が口に変わるのだが、もしおおめだまがそうなったら、頭まるごと巨大な口になってしまうだろう。想像すると怖い。
 
DQ4は体の色は(ゲーム中では)青緑色だが、DQ8では真っ青に。これはFCの色味の問題であり、少ない色数で青く見せるための設定である。
元々イラストでは青だったので、青色が基本。
上位種に【スペクテット】【デスペクテル】が存在する。
 
ダメージを受けると【顔色を変える】ことで攻撃的になり、痛恨を出しやすい行動パターンに変わるのが特徴のひとつ。半端にちょっかいを出して怒らせ、おおめだまから大目玉を食うことが無いように注意したい。
【ドラゴンクエスト4コママンガ劇場】では、アリーナに逃げられたサントハイム王が警備の責任を問い、兵士が文字通りの「おおめだまを"食わされる"(=食べさせられる)」というネタに使われた(2巻P6)。
 
不思議のダンジョンシリーズでは、主人公達を【混乱】させる【にらみつけ】を得意としており、多くのプレイヤーを悩ませる。
本編と外伝で大きく印象が変わるモンスターの筆頭。
 
【鳥山明 ドラゴンクエスト イラストレーションズ】に原画が掲載されているモンスターの一体であり、№48と手書きで記されている。

DQ4

第一章ではボスとして登場。【ピサロのてさき】のお供を務めている。
第五章では【裏切りの洞窟】周辺や【アネイル】周辺などに通常エンカウントで出てくる。
 
普段はあまり強くない打撃攻撃と【ぼうぎょ】するだけで特に怖いところが無いモンスターなのだが、HPが1/3まで減ると【顔色を変える】という特殊行動を取る。
顔色というより目の色が変わるのだが、ともかくその後は全てのステータスが下がる代わりに2回攻撃になり、非常に高い頻度で攻撃力5倍の固定ダメージ型【痛恨の一撃】を放ってくるようになる。
FC版でもしっかり目の色が変わる演出がある。
 
目の色が変わった後は攻撃力がたったの3になってしまうため、痛恨でない攻撃の方はほぼ1ダメージかミスしか出ないようになるが、痛恨の方は15ダメージを食らう。
そしてそれが連発されることが多々あるため、5章で砂漠地帯を越えた後の勇者のレベルならともかく、1章のライアンだとピサロの手先の攻撃と併せて苦戦を強いられることになる可能性が高い。
15ダメージを2回連続でやられてはたまったものではない。
おおめだまに手を出すときは可能な限り一気にダメージを与えて倒すようにしたい。
【はじゃのつるぎ】を装備した【ライアン】なら2回攻撃を当てれば倒せる可能性が高いのだが、本気前は高確率で防御を行うため1回防御されてHPが1/3以下になるパターンに陥りやすい。
また、FC版では防御と行動選択の仕様のせいか、攻撃してきたのに防御状態になっていることがある。
痛恨の一撃の15というダメージは絶妙な値となっており、痛恨2回直撃+ピサロのてさき最弱の攻撃・火の玉でも最低36ダメージとなる。
これは【ホイミン】の最大HPを上回っているため、運が悪いと対応する間もなくホイミンが倒されてしまうのである。
早々にピサロのてさきか大目玉どちらか片方を集中して倒したいが、上述の通りこいつは防御を行うことが多いため、こっちを先に倒そうとすると失敗したときのリスクが怖い。
だが、放置しておくとピサロの手先を倒して消耗したところを痛恨でやられるというなんとも言えない出来事が起こりかねない。
ピサロの手先とおおめだま、どちらから集中攻撃しても一長一短なのでどちらでも良いのだが、いずれにせよ残りHPに気をつけつつ攻めよう。
 
FC版では顔色が変わった時 (最大HP42なので、14以下になった時) にHPが30まで回復するのでしぶとく、痛恨を食らう可能性も高い。しかしリメイク版ではこの回復がなくなったので顔色を変えた時には既に瀕死であり、ホイミンの細腕による一撃で倒してしまうことも。
また、リメイク版ではホイミンに呪文耐性が付いたため、痛恨が2回直撃しても生存する可能性が高まっている。
 
顔色を変える前は【ヒャド系】に強耐性があり、【ギラ系】【ザキ系】もたまに効かない場合があるが、他は必ず効く。
顔色を変えた後はダメージ系の攻撃魔法に対する耐性が全てなくなり、攻撃呪文に対してはほぼ無防備となる。
まさしく弱点だらけとなるわけだが、痛恨の一撃が連続で飛んでくるような状況ではあまり悠長に戦っている余裕はない。
第五章でもコイツに対しては攻撃呪文も絡めて素早く倒すようにしたい。
 
ちなみに全編を通してイベントで登場するのは第一章のボス戦のみなのに、なんとFC版から専用のフィールドグラフィックを用意されている。
また、リメイク版では屋上で子供を引きずっていくのが【ひとつめピエロ】のグラフィックからコイツに変わっているほか、戦闘後に倒れているグラフィックまで用意されている(死亡前の台詞の追加はなし)など、優遇されている。
 
リメイク版の戦闘アクションの目からビームは印象的だが、モンスター図鑑での閲覧は不可。
これは他にも【ビッグスロース】【アンクルホーン】【マネマネ】といった「戦闘中に変身するモンスター」は皆同じ扱いを受けている。
恐らく通常時と変身時が内部設定的にはそれぞれ別のモンスター扱いされているせいだと思われる。
リメイク版では本気を出すと経験値を8多く貰えるのだが、この情報も確認できない。
シリーズ通して落とすアイテムは【やくそう】
 
【格闘場】ではスペクテット2匹とおおめだま2匹の組み合わせでしばしば見かける。
このカードは4匹ともが100倍前後のオッズを付けられているが、これはほとんどの場合で引き分けに終わるため。
しかし稀に決着がつくときがあり、その場合は運良く本気モードになれたおおめだまが勝つことが多いので、どうしても賭けたい、あるいはダブルアップで降りられないのならこっちにしよう。
もう1つは【ドラゴンバタフライ】2体とのバトルでこちらは1.1倍の大本命(ドラゴンバタフライは10倍前後)。
FC版では上記の通り本気になると同時にHPが30まで戻る上、ドラゴンバタフライは単体には威力の小さい【ひのたま】を吐く頻度が高いのでモタつきやすく、その間に痛恨(プレイヤーが賭けている場合、表記は【会心の一撃】)2連発をビシビシ決めてかなり勝ちやすい。ただ痛恨が出なかったり、ドラゴンバタフライに打撃を繰り出されると危ないので鉄板ではない。
リメイク版では本気になっても瀕死のままなので高確率で大穴が出る(負ける)。裏を返せば1/2で10倍クラスが見込めるという、かなりおいしいサービスゲームになっている。
 
PS版では、魔物の特殊移民のカテゴリの1つにもなっている。表示は漢字で「大目玉」。
該当者は【ギョロ】【クルタン】【サージ】【ホーガン】の4人。

FC版の解除バグ

FC版では、「顔色変化時に【てんくうのつるぎ】を道具として使うと、ステータスだけが本気前の状態に戻る」というバグがある。
 
本気状態になると攻撃力が3に下がり痛恨の一撃は15ダメージ固定となるが、このバグを使うと、通常時の攻撃力29のまま5倍ダメージ相当の痛恨の一撃を放つ。叩き出されるダメージは驚異の145
これはなんと次回作のラスボスの第二形態が使うものと同威力で、しかも2回連続で使用することもあるという恐ろしい事態に。
 
この現象を起こすには強化済の天空の剣が必要なので、こちらのレベルも相当に上がっているはずだが、それでも2回痛恨が1人に直撃すれば瞬殺されてしまいかねない(ちなみに勇者のHPが290を超えるのはレベル39。充分にクリアレベル帯である)。
 
当然だがこんなことをしても経験値が増えるなどといった旨味は全くないので、やるならしっかりセーブしてから試そう。

DQ8

【マイエラ地方】の北西部と南部(昼間)の他、終盤までは【アスカンタ国領】東部(昼間)にも出現する。
 
今作でもHPが減ると【顔色がかわる】という特殊行動を行う。
ただ、目が真っ赤に充血した前作と異なり、今作は体全体が赤くなる他目つきも悪くなる。
赤くなると攻撃力が上がり、DQ4と同じく痛恨の一撃も放ってくる。
目からビームも健在で、触覚から光を集めた後頭が異常にでかくなり極太レーザーを発射するというド派手な演出になっている。
危険性はあるがHPが1/3以下にならないと使えないうえにリメイク4と同じく顔色を変えてもHPは回復しないのですぐ倒せるだろう。
せっかくの演出ではあるが、上記の理由により意図的に仕向けなければなかなか見ることができないのがもどかしい。
 
落とすアイテムは通常枠が【せいすい】(1/32)、レア枠が【まほうのせいすい】(1/256)。
顔色が変わると充血しているようにも見えるし、目薬のイメージだろうか。
 
物語を進めてから【モグラのアジト】に行くと、そこに住もうか悩んでいるおおめだまがいる。

DQM1(GB版)

悪魔系として登場。
野生では【よろこびのとびら】【ねだやしのとびら】に出現する。
配合では悪魔系×虫系の基本配合で誕生する。
スペクテットを意識したのか【マホターン】【アストロン】【おたけび】を覚える。
手軽に作れてアストロンを覚えるので、モンスターを仲間にしたいときに有効。
おおめだまを血統にして、スライム系を相手に配合すると【ひとつめピエロ】が、植物系を血統にしておおめだま相手に配合すると【エビルシード】が、獣系血統で【ビックアイ】が誕生する。どちらも大きな一つ目のモンスターであり、納得が行く。そしてその後悪魔系を血統にビックアイを配合すれば同じ一つ目の悪魔である【ギガンテス】が生まれる。おおめだま→ビックアイ→ギガンテスと、一つ目は三世代続く。
格闘場にいる【あくまのカガミ】の駄洒落の一つに「おおめだまにおおめだま」というものがある。

DQM1(PS版)、DQM2

最大の魅力であったアストロンが【リレミト】に差し替えられており、価値が暴落してしまっている。
リレミトもあると便利な特技ではあるのだが、【おもいでのすず】で代用できるためアストロンに比べてありがたみが薄い。アイテム欄を圧迫したくないときに便利とはいえるか。
その他、配合パターンや配合先などは変更なし。

ジョーカー1

一貫して悪魔系のFランク。
夜の【ノビス島】【サンドロ島】の流砂の道に出現する。
ノビス島の時点で加入するモンスターとしては位階が高めなのが美味しい。
原作の「顔色を変える」行動を再現するためか、【ひんしでかいしん】の特性を持つ。
こいつを4体配合すると「目」つながりで【サイコロン】ができる。
スキルは【ふういん】

ジョーカー2

野生では出現しない。
特性には【マホトーンブレイク】が追加された。
サイコロンが作れるのも同じだが、野生では出ないので一々配合しなければならず、ちょっと面倒。

ジョーカー2プロ

悪魔系で位階最下位になった。
野生のものが密林に出るようになり、サイコロンの入手は少し楽になっている。
強化で【ギロギロ】、最強化で【AI1~2回行動】を習得。

テリワン3D

いかりの扉、ちからの扉、ふういんの扉に出現。
特性は【スタンダードボディ】、ひん死で会心、封じブレイク、+25でギロギロ、+50でこんらんブレイクを得る。
こんらんブレイクはトルネコのトラウマを蘇らせてくれる。
ひん死で会心と合わせ、本編とトルネコ、それぞれのシリーズの特性を再現したなかなか秀逸な特性設定である。
【あくまの書】の登場によりサイコロンの入手はより楽になった。

イルルカ

野生では出ず、配合や白いタマゴでのみ入手可能。
位階は85まで上がった。
【新生配合】【マインドブレイク】【メガボディ】化で【AI1~3回行動】【ギガボディ】化で【くじけぬ心】、SP版では【超ギガボディ】化で【きょうせんし】を習得。

DQM3

今回は4のストーリーがベースと言う事もあり、関連する登場人(?)物であるおおめだまも無事参戦。
ストーリーではムジャラーの相方で「メダリカ」が登場する。声優は麻倉もも。
4ではムジャラーことピサロのてさき共々ライアンに倒されてしまうが、本作では最後まで生存し、クリア後もロザリーヒルで暮らしている。
ちなみに一人称は「ぼく」なので男の子……のはず。
 
それとは別に仲間にする事も可能で、悪魔系のGランク。
ストーリーキャラであるためか野生では出現せず、【メーダ】【くみひもこぞう】の特殊配合で生まれる。
 
特性は【ピンチで会心】?【こんらん攻撃】(Lv20)、【いきなりバイキルト】(Lv40)、【1~3回行動】(Lサイズ)、【封じブレイク大】(Lサイズ)、【ギャンブルボディ】(Lサイズ・Lv60)。
ステータスはなんと全て並。合計値まで並。大きな欠点こそないが秀でている部分もない。
所持スキルは【アンチスペル】
 
ステータスの個性もなく特性まで迷子。
そのうえ電撃・マヒに弱いとなんとも散々な事になってしまっている。使うには愛が必要だろう……。
 
【ミステリドール】との配合で【スペクテット】が生まれる。 

不思議のダンジョンシリーズ

視界内にいるとこちらを【にらみつけ】【混乱】させてくる。本家ローグにおける「メデューサ」のポジション。
本編では状態異常に縁のない彼に白羽の矢が立ったのは、にらみつけ→目ぢからが強い奴、という連想に加えてトルネコと同じDQ4出身だから だろうか。名前繋がり&やはり目がでかい、ということで【メドーサボール】あたりがこの枠に収まっていた可能性もある。
 
こちらの行動を阻害する状態異常を遠くから振り撒いてくるので、特有の厄介さを持つ。
おおめだま単体が相手なら対処は難しくないが、他の敵がいると非常に危険。

トルネコ1

HP62、攻撃力31、防御力27、経験値250(レベル1のステータス)。
【不思議のダンジョン】【もっと不思議のダンジョン】の21階以降、30階と31階を除いて延々出現する。
 
にらみつけがとにかく厄介。混乱の効果は5ターンと短いが、連続で喰らうと時間が延びるし、同じ部屋にいれば距離に関係なくどこからでも使ってくるため、十分な脅威となる。
トルネコ1には【混乱よけの指輪】がないので、混乱状態を防ぐ手段はない。
部屋の中で食らうと、通路や【階段】に逃げ込めずに複数の敵を相手取るハメになりやすく、今作における【開幕】時の危険の半分ぐらいはこいつのせいと言っても過言ではない。
特に【ミステリードール】【ドラゴン】が同じ部屋にいたら絶対にアイテムを使って対処すること。
ちなみに混乱させられてもその場から動かずに【矢】で攻撃すれば狙いが狂うことはないが、上述の通りHPが60を超えていて【ゴーレム】よりも高く、防御力などのパラメータも階層相応に全体的に高いため、矢では中々倒せない。
【めつぶし草】などの草があるならこれで封じるのが有効。
また、【封印の杖】でも睨みつけを封じられるが、驚くほどの攻撃力でひたすら攻撃してくるので侮れない。
 
1対1なら、通路に引き込んで戦い、混乱させられたら適当に歩いて通路を下がって混乱を直せばよい。
ただし、他のモンスターに挟み撃ちされる可能性もあるので、【ルーラ草】などの脱出用アイテムの準備は必要。
また、他の遠隔攻撃持ちのモンスターと同じく通路の角で斜め方向にもにらみつけを発動できる。 
 
なお、今作におけるにらみつけは、お互いの目を合わせて混乱させるものらしく、【レムオルの杖】で透明にさせるか、【めつぶし草】をトルネコが飲むと睨みつけてこなくなる。
一見役に立たないレムオルの杖も、こいつ専用の【封印の杖】と考えれば意外と使えるので覚えておこう。
もっと不思議のダンジョンでは封印の杖が出ないので、能力を封じられる手段は貴重だからだ。
【シャドー】と違って真っすぐこっちに向かってくるので、見えなくなっても位置は把握しやすい。
 
ちなみに余談だが、透明にして目を合わせなければ回避できる、という割りには、普段はトルネコがおおめだまに背中を向けていても混乱を食らう。
ゲーム上では演出されていないが、実際のトルネコは前方しか見ていないのではなく、周囲の警戒のために常にきょろきょろしているのだろう。
部屋内なら背後の敵の位置まで正確に把握しているわけだし。

トルネコ2

HP95、攻撃力38、防御力25、経験値800(レベル1のステータス)。
下位種にスペクテットが登場した。系統は下位種共々【悪魔系】
出現が不思議のダンジョンの25~30階と遅くなり、そのぶん耐久度が上がった。
前作と同じく、大体は【ドラゴン】のいるフロアで共に出現する。
 
混乱が10ターン続くようになり、脅威度がさらに上がっている。
【邪悪な箱】戦は必ず大部屋になるので、こいつのにらみつけは確実に食らうことになるだろう。
できれば決戦に挑む前に【混乱よけの指輪】を用意しておきたいところ。
混乱よけの指輪がなければ、巻物や杖を惜しみなく投入しておおめだまに行動させないこと。
【薬草】で混乱を治せるようになったので、大量に用意しておくのもいいかもしれない。
 
また、【試練の館】では21階以降、その能力の厄介さを買われて延々と出現する。
しかし【わざふうじの盾】があればにらみつけは無効化でき、事前に用意すれば雑魚と化す。
わざふうじの盾が激レア化したGBA版ではさすがにやりすぎと判断されたか、試練の館には出現しなくなった。

トルネコ3

HP55、攻撃力22、防御力22、経験値88(レベル1のステータス)。なぜか経験値含め全てゾロ目。
系統は下位種共々【無属性】
【山脈の尾根】【魔物の巣】5F、【封印の洞くつ】【異世界の迷宮】【不思議の宝物庫】【まぼろしの洞くつ】に出現する(GBA版では【エクストラモード】【新界の試練】【異世界の試練】にも)。
【じごくのよろい】【モシャスナイト】【レノファイター】と同じく、4つの99Fダンジョンに皆勤の優遇モンスターである。
 
混乱のターン数がやや減少して4~7ターンになったが、本作ではこちらにも「仲間」がいることで危険度が増した。
PS2版では対象数に応じて特技の使用確率も上がるため、複数の仲間の随伴が前提のポポロ編では、こちらに隣接していない限りほぼ毎ターン特技を使用してくる。特に全ての仲間が密集している開幕が最も危険である。
仲間混乱→【裏切り】→即死、の華麗なるコンボはポポロ編の風物死といっても過言ではない。
対策としては特技無効の【ひょうがまじん】系や【ガニラス】系を導入するか、敢えて火力控えめの仲間を揃えるか等。
いずれにせよ、アイテムの使用を惜しむべき相手ではない。こいつのためだけに【草の神の壺】が使われることも。
【サンダーラット】【プラズママウス】と並ぶポポロ編の天敵である。
99階まで続くダンジョン全てに出現する辺りも厄介だが、深層に延々出続けたりはしないのが救い。
 
仲間になったときの成長タイプは【防御・晩成】で、デフォルトネームは「オーメン」。
敵のときに苦労した分、仲間にできればその恩恵は大きい。ただし、自身のステータスは低いので育成は慎重に。
大部屋モンスターハウスはこいつ一匹でかなり楽になるが、対象を減らしすぎたりオーメン自身に直接攻撃の機会があると敵の混乱に切れ間が発生し、思わぬ逆襲を受けることがある。
【ヘルジャスティス】戦に連れて行って洗脳されると、こちらが全員混乱させられるので絶対連れて行ってはいけない。

少年ヤンガス

【しゃくねつのほら穴】で初登場し、以降も様々なダンジョンに出現。
混乱の仕様変更により、さらに凶悪さが増した。
今まで制御できていた飛び道具もあらぬ方向に撃ってしまう上に、防ぐ手段が非常に少ない。
しかし出現エリアが狭めなので、いっそ【即降り】で対処してしまうのも手。
本当に厄介なのは、トルネコシリーズと違ってにらみつけを使えるようになった上に、深層にも延々出現する可能性のあるスペクテットの方である。
 
成長限界はレベル10。
デフォルトネームは♂が「オーメン」、♀が「めだっこ」。
レベル8で【ボミオス】も覚えるので便利。
仲間にするには目つぶし状態にすること。
配合パターンは【びっくりサタン】系統×スライム系。
獣系を相手に配合すると【リリパット】【ボストロール】血統で【ギガンテス】が生まれる。

ソード

草原に登場。
HPが減ると体を真っ赤にして触手で攻めてくる。体が赤いうちは一切の攻撃を受け付けないが、攻撃後に元に戻るのでその後に攻撃すればよい。
またポインターを目の周りで回すと寝るが、する必要はあまりない。
でも1度は見ておくといいかも。

バトルロード2

第二章から登場。
ステータスはHP:586 ちから:43 かしこさ:52 みのまもり:38 すばやさ:91。
能力は素早さ以外はやや低めである。
技は「アストロン」と「でんげきほうしゃ」。
前者は高く跳躍して敵一体に頭突きを食らわし、直後に鉄の塊と化して全ての攻撃を無効化する。
一見すると便利な技だが、必ず先制できるわけではない上、威力が低くゆうきも溜まりにくいなど欠点も多い。
また、【はぐれメタル】の「ヒットアンドアウェイ」と違い、凍てつく波動を食らうと無効化される。
後者は目から電撃を放射し、敵全体にダメージを与える。
僧侶・勇者と組むと、でんげきほうしゃが「じゅうけつ」に変わる。
この技は攻撃後に目を真っ赤に充血させ、自身の攻撃力・守備力を上昇させるというもの。
 
しかし、能力的に使いづらさはどうしても抜けない。
特別に必殺技があるわけでもないので、あまり組まれることはないかも。

参加賞の【モリーセレクション】は、【ピクシー】に目薬をさして貰ってるイラストになっている。

トレジャーズ

お宝として【おおめだまの像】が登場。

ライバルズ

第5弾カードパックで共通スーパーレアカードとして登場した。

2/3/2
召喚時:全てのユニットのステルスを解除する
解除した数分+1/+1を得る

大きな目をカッと見開いてステルスで隠れているユニットを暴き出す。
【ゲマ】【やみしばり】など、ステルス状態で居続けることに意味があるユニットへの対策カードとして役に立つ。
またステータスアップの効果も持っている他味方ユニットのステルスも解除するので、【セイレーンゴースト】などと組み合わせて能動的に大きくステータスを伸ばすことも可能。

タクト

悪魔系のEランク、ぼうがいタイプで登場。
とくぎは「にらみつけ」/【ドルマ】

ダイの大冒険

読み切り時代の「デルパ! イルイル!」では発売前のDQ4宣伝の一環で、この系統モンスターが登場している。
カラーが不明なため種族までは判定できないが、【鳥山明】の原画があることと、当時はDQ4発売前でおそらく原画もしくは開発中データを閲覧して描いたと想像されることから、スペクテットではなくおおめだまの可能性が高そうである。
【ダイ】【ロモス王国】【ゴメちゃん】を助け出しに行った際に、持っていった金色の【魔法の筒】から呼び出されたモンスターの一員。
終盤になってから、このとき一緒に登場した【さそりアーマー】系や【ライバーン】系が【魔界】のモンスターであったことが判明したため、こちらも魔界のモンスター扱いとなっている。
ゲームでは人間大だったが、本作ではまぞっほの倍以上もある。

アニメでは新旧いずれも、「デルパ! イルイル!」該当部分は展開が改変されたために出番が削られた。

勇者アバンと獄炎の魔王

10話で悪魔の目玉と合成された個体(仮名:【悪魔のおおめだま】)が登場。悪魔の目玉の情報伝達能力とおおめだまの機動力を兼ねており、【アバン】の同行を探るべく【ハドラー】が買い取った。
本来は【ザムザ】が研究中の【超魔生物】学で造ったものだが、父【ザボエラ】はハドラーに対し「自分の自信作」と売り込み息子の手柄を横取りした。
通常のおおめだまについてもハドラーが「何匹か金の筒に捕らえてある」と言及している。

アベル伝説

作中では26話に登場。DQ4のモンスターと同名ではあるが姿が全く違うオリジナルモンスターである。
岩のような殻を持つ一つ目の【たまてがい】と言った様な姿で、触手や溶解液を飛ばして攻撃する。瀕死の【アベル】を仲間たちが【ザナック】の家まで連れて行く最中で遭遇する。
堅牢な殻は全く攻撃を受け付けず、馬車やイカダで振り切ろうとする一行をしつこく追い回し、【デイジィ】しか戦えない状況ということもあり大いに苦しめる。
最後は弱点である目を貫かれ倒された。
 
なお【カードダス】ではこの大目玉は【宝石モンスター】として紹介されているが、実際の作中では以前から住み着いているモンスターと言われている。
さらにカードダスではこの「大目玉」の他に異界モンスターとしてDQ4の「おおめだま」も登場している。