【りゅうおう】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 05:07:24

この項目では
1. モンスターズシリーズを除いたゲーム作品に登場する、人型およびドラゴン形態の「りゅうおう」「竜王」
2. モンスターズシリーズでの、人型形態の「りゅうおう」
3. マンガ『DQM+』で「りゅうおう」を名乗るキャラクター
を扱う。

概要

記念すべき初代【ドラゴンクエスト】【ラスボス】
初代ラスボスということでその知名度・人気共に高く、外伝作品への出演も多い。
紫のローブを着て杖を携え、ペンダントをかけた魔導師風の怪人の姿をとっているが、その正体は「竜王」という名でわかるとおり、地獄の業火を吐く巨大な竜である。
竜のツノをイメージしているのか、左右に長く伸びた独特の頭部が特徴。これがなにかの被り物なのか髪型なのか、あるいはそういう形の頭なのかは不明。本編では共演していないが【バンパイア】の髪型と似ている。
なお、竜形態も含めてネット上ではしばしばディズニーの悪役マレフィセントとの類似性が指摘されている。
モンスターズシリーズでは人型とドラゴン型を別モンスターとして扱っており、DQMJ2以降はドラゴン形態を「竜王」として区別しているため、モンスターズでの人型の「りゅうおう」については本ページ、ドラゴン型の「竜王」については【竜王】で解説する。
 
DQ1では竜族の長として【魔の島】【竜王の城】に居を構え【アレフガルド】の征服を目論むも、ロトの血を引く勇者に討伐され、【ひかりのたま】も奪還された。
りゅうおうが勇者を無力化しアレフガルドを征服した場合のIFストーリーがビルダーズ1になっている。
モンスター全体では【ドラゴン系】の数がそこそこでありラスボスがドラゴンである作品も少ないこのシリーズの名称が「ドラゴンクエスト」なのはこの御方あっての物。
 
なお、ドラゴンクエストの情報が世に初めて出た【週刊少年ジャンプ】の1986年11号では早くもドラゴン形態の原画イラストが掲載され、そこでは名前が【ドラゴンロード】になっている。
続く16号の記事では現在の「竜王」に改名されているが、この時にはさらにドラゴン形態のドット絵も掲載された。まだ発売前のことである。
この当時はジャンプだけでなく、ゲーム誌『ファミコン通信』や【完全攻略本】でもラスボスである竜王の画像がごく普通に掲載されており、ネタバレ規制の考え方がまだ浸透していなかったことが窺える。
なお英語版の名前もDragonlord(GB版のみDracoLord)である。
そして「ドラゴンロード」という名前は後にDQ11のモンスターに使用された。
 
竜形態での体の色は基本的に紫で、原画でも最初から紫に塗られている。しかし、FC版DQ1のみ水色で描かれており、この水色竜王はFC版DQ1のパッケージイラストでもDQ1主人公と対峙する形で描かれている。ほとんどの作品で紫で登場するため、最初は水色だった事を知る人は少ない。DQ10においてようやく水色のりゅうおうが再登場している。
「Vジャンプブックス ドラゴンクエスト 25周年記念BOOK」表紙では体表の鱗が細かく描かれた。
 
2015年にはDQMSLのCMでは北大路欣也が実写版の竜王を演じた。2016年のイベント【どっぷり芸人オールナイトNGK】で行われた新喜劇では【堀井雄二】が関西弁の竜王を演じた。
2021年の【エイプリルフール】ではDQウォークとアデランスとのコラボで「りゅうおうのかぶと」と称したカツラが登場。
さらに2022年のエイプリルフールではDQシリーズ公式ツイッターのアカウントを乗っ取った。さらにスクエニの公式オンラインショップ「e-STORE」に特設ページ「りゅうおうのどうぐ屋」が開かれ、竜王独自の視点でセレクトされた商品(実際のグッズだけでなく【のろいのベルト】なども)が並べられていた。
 
公式媒体でよく使われる二つ名は「悪(魔)の化身」や「闇の覇者」。
前者はDQ1当初からのもので、後者はバトルロード以降よく使用されている。
 
一部の作品にはCVがついている。
CDシアターでは加藤精三、ロトの紋章のドラマCDでは山口健(いずれも故人)。
その後のDQライバルズシリーズ、DQ10(2020年のイベント再演)では大塚芳忠となっている。

血縁関係

彼はDQ1で倒されたため、当然ながら他の【ロトシリーズ】には登場していない。
だが子孫は残していたようで、続編のDQ2では【竜王のひ孫】が同じ場所に住んでいる。
【チュンソフト】【中村光一】は、

竜王にも奥さんがいた。彼は倒される前に竜王の血を分けた子孫を残した。
悪の世界では一流だったから戦いの場に女子供を出さなかった。

といった趣旨のコメントを、「ファミリーコンピュータmagazine」の「D.Q.II Q&A」にて発表している。
 
また、DQ3には自身を神の使いと称する病身の【竜の女王】がいる。
彼女は勇者にひかりのたまを託すと、その直後にひとつの卵を産み落として息絶える。
小説や漫画【ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章】では、この遺された卵からりゅうおうが生まれたとしている。ちなみにロト紋では、りゅうおうの一族は善の神である竜神の末裔ということになっている。
 
なお、冒険の歴史書のDQ1の人物相関図では、りゅうおうは彼女の子孫であると明記されている。
「子孫」という言葉には2つの意味があり、「子と孫」のほうか「後裔」のほうか判断できないのだが、少なくとも血の繋がりがあることははっきりした。本来は聖なる血の一族であったわけだ。
 
ところで、ファミコン版では【竜の女王の城】に再訪すると問題の卵は消えているのだが、リメイク版では残ったままになる。
【ギアガの大穴】が閉じる前に何らかの手段で通り抜けたのか、あるいはオルテガが落ちた【火山】のように別の場所から落ちたのか。
無論卵のままでは動けないだろうから何者かが運び入れたと考えられる。
いずれにせよ、りゅうおうが一体どうやってアレフガルドに辿り着いたのか、そしてなぜ光の玉を奪って人間に牙を剥いたのかは、現在のところ正確には明らかにされていない。
 
DQ8には竜王そっくりに変身できる【竜神王】がいるが、これは一種のファンサービスで、以降に3D化された竜王とは頭身や翼のバランスも異なるほか、ソシャゲでもグラフィックは別である。とは言えレティス(ラーミア)の存在の関係上、1~3作目と8作目の世界がどこかで繋がっている可能性を否定できない状況から、あながち血縁関係が完全に無いとは言い切れず、もしかするかもしれない…。

DQ1

【ひかりのたま】を奪ってアレフガルドを恐怖のどん底に叩き落した張本人。
ラダトーム王は主人公に竜王のことを悪魔の化身と話す。
メルキドの住人によれば、その爪は鉄を引き裂き、吐き出す炎は岩をも溶かすという。本来なら引き裂けない硬度の金属を引き裂いて、おいそれと溶かせない物質を溶かしているという、シンプルながらも「不可能を可能にするほど強い」ことを印象付ける的確な表現と言える。
また、第1形態は炎を吐かないので、第2形態まで追い詰めた猛者が世界のどこかにいたことも示唆している。
魔物たちを統率して世界征服を目指すという、きわめてシンプルな悪の権化。
また、【ドムドーラ】の町を滅ぼしたり、【ローラ姫】を誘拐したりといった悪事にも手を染めている。FC版の取扱説明書には「うわさでは、いくつもの町や村が、魔物たちにより、あとかたもなく滅ぼされたそうです」とあるため、ドムドーラ以外にも滅ぼした拠点はあるらしい。
GBC版では自ら軍勢を率いて【ラダトーム】を襲撃し、ローラ姫を攫うシーンが追加されている。
 
ローラ姫曰く、竜王は誘拐した姫を自身の妻としようと考えていたようだ(これはSFC版で加筆された台詞『もし あなたが おいでにならなければ 私は いずれ 竜王の妻に…。ああ 考えただけでも おそろしいですわ…。』であるため)。
ただ、竜王が本当にローラ姫を妻に娶るつもりがあったのかについては言及されていない。
また、DQ2に竜王の曾孫がいることからして、少なくとも竜王と主人公が戦う時点で既に妻がいる(もしくは過去にいたが亡くなっている)ことになる。不倫しようとしてたのか?竜王の奥さんは怒らなかったのだろうか?
玉座がカウンターであることともども笑いを誘う。
それとも実は竜王とローラ姫がひそかにデキていて、「ひ孫」は二人の子孫なのだろうか。だとしたら彼はDQ2の主人公達の遠戚なので、彼が主人公達にやけになれなれしいのも理解できる。

 
相対した際に、【もし わしの みかたになれば せかいの はんぶんを ○○○○に やろう。】と唆すが、決してこの提案に乗ってはならない。
もし承諾するとこんな事になってしまう。

FC版

両形態とも、呪文耐性は最高。
ただし本作のシステムには後発の作品のような完全耐性(=無効)というものはなく、最高でも15/16で無効にするまでである。従って一応どの呪文も効く可能性自体はあるが、期待値が低すぎるので基本アテにしてはいけない。
また、両形態共に回避率が0なので攻撃が外れることは無い。

第1形態

HP100で、魔法を主に使用。高確率で【ベギラマ】【マホトーン】を唱える。
特に後者がヒットすると重要な回復手段の【ベホイミ】が使えなくなるので非常にきつくなるが、DQ1の敵のマホトーンは【ロトのよろい】を装備すると必ず失敗する(FC版のみ)ので、これさえあれば実質無駄行動になってくれる。
ステータスも攻撃力90、守備力75と、竜王の城上層部に出現する敵と大差がない。
べギラマの威力もロトや【まほうのよろい】があれば軽減可能なので、装備を整えていればよほど消耗しきってない限り【ダースドラゴン】【しにがみのきし】などを倒してきた勇者なら負ける要素はないだろう。
 
なお、本作の敵はマホトーン状態でも呪文を唱えることを止めないため、効いてしまえば元々呪文の使用頻度が高いこいつはほぼサンドバッグ同然の状態にもできる。
もっとも成功率は低いし、何より第二形態に備えMPの浪費は避けた方がいいだろう。
手持ちに【やくそう】がまだあるようなら、とどめをさす前に使い切ってしまおう。
ベギラマのダメージは耐性込みだと薬草で回復できる程度なので、少しでもHPの高い状態から第2形態に挑むことができる。
 
ちなみにグラフィックは固有なものの妙に小さく、顔も・_・のようなシンプルな表情であり、まるで迫力がない。
これが仮の姿であることを考えれば実力を隠しているという演出としては妥当とも解釈できるが。
FC版の公式ハンドブックにも「力で叩きのめせば、意外とあっさり倒せそうにも見えるが…」と記載されているように、前座であることは明確になっている。

第2形態

画面が暗転して『II』以降と同じ黒一色の戦闘画面となり、二足歩行で火炎を吹く巨大な竜が姿を現す。
曲も【竜王(曲名)】となり、最終決戦の雰囲気を演出する。
 
呪文を多用した前形態とは一転して、行動が通常攻撃と今作唯一の上位の強烈な【ほのお】のみというフィジカルなモンスターとなる。
ただし140という本作最高の攻撃力から繰り出される打撃も、【ロトのよろい】による軽減込みでも40以上という炎も、どちらも比肩するもののない威力。
しかしなにより厄介なのは守備力200という圧倒的な硬さ。この馬鹿げた数値により、ほぼ唯一のダメージソースである通常攻撃がまるで通らないのである。
満足なダメージを与えるには最低でも攻撃力120は欲しい。
これはよほどレベルを上げていない限り【ロトのつるぎ】を装備していなければまず達成不可能な数値である。
間接的にではあるがこの辺の情報は【マイラ】の住民から聞ける。
「情報収集」というRPGの基礎を教えてくれると同時に、「ロトの剣でなければ竜王は倒せない」ということを、特殊なフラグやイベントを用いず、ステータスの加減だけで再現した秀逸な演出と言えるだろう。
容量不足に悩まされまくったというスタッフの苦心と工夫が伺える。
一応、最も【ちから】が成長するパターンなら最大レベルまで達すれば140まで上がるので、その気になれば他の武器やいっそ素手で叩きのめすことも可能ではある。
もっとも装備品の売却というものができない本作でそれを成そうと思ったら、最初から最後まで一切武器を装備せずステゴロのまま冒険を進めるという覚悟が必要。
やってやれないことでもないが、相当なやりこみ派でもなければ遠慮しておきたいところ。
 
HP自体は130と、実は【ストーンマン】の160より低いのだが、件の守備力のせいで中々ダメージが通らないので長期戦は必至。
 
攻略パターンは単純で、ひたすら攻撃してHPが減ってきたら【ベホイミ】で回復、を繰り返すだけ。
問題はそれを実行できるだけの戦力が残っているかどうかである。
特にベホイミの消費MP10というのがかなり重い。最大MPが100ちょっとしかないうえに、道中での消耗も踏まえると撃てるベホイミは10発かそこらしかないからだ。
薬草で間に合わせようとしても、回復量が足らず焼け石に水どころか逆にジリ貧に追い込まれかねないので、正攻法ではどうしてもベホイミのMPが必要になってくる。
ぶっちゃけ竜王との戦いそのものより、「いかにMPを消費せずに竜王まで辿り着けるか」のほうが命題となるといっても過言ではない。
実際【公式ガイドブック】でも「(竜王前までの)傷は薬草で治し、MPの浪費を防ぐように」と薦めているので、それに倣ってありったけの薬草を買い込み、後はロトの鎧の回復効果だけで道中の回復は乗り切るようにしたい。
「ここまできて薬草如き」と慢心していると最後の最後で泣きを見るだろう。
 
冒頭で述べたようにどの呪文も低確率ながら有効なので、例えば【ラリホー】が効けば、場合によっては1ダメージも受けることなく倒すことも可能と言えば可能。
ただし当然の如く確率は物凄く低い。
あえて挑戦するのなら戦闘開始直後の一番余裕のある時に開幕一番にダメ元で撃ってみる、というくらいか。
見事命中すれば、そのままノーダメージ…とまではいかなくとも、相当にアドバンテージを稼げる。
勿論効かなかったら即座に打撃→回復の通常戦法に切り替えること。下手に固執しても戦局が不利になるばかりである。
同様の理屈でベギラマも有効。命中すればわずか2~3発で倒せてしまう。
実際その1/16に賭けて見事命中させて倒した勇者も居り、「ドラゴンクエストⅠ・Ⅱ・Ⅲ 超みちくさ冒険ガイド」でも、Lv19の装備無し、攻撃はベギラマのみで竜王討伐を達成している。
この他【ゲームセンターCX】ではプレイヤーの有野が同じくベギラマを用いて竜王の撃破を果たした(とどめの一撃に賭けで使っただけだが)。
なお、理論上ではMPの伸びが良い成長パターンで、ラリホーで眠らせ、【ギラ】が常に最大ダメージで命中すればレベル7で竜王を倒すことは可能である(ギラの最大ダメージは12なので11発分+ラリホー2発分(第1形態にもラリホーがほぼ必須なため)でMPは26必要。MPが伸びやすいAタイプかCタイプならレベル7で丁度26確定。BタイプとDタイプではMPの初期値ボーナスが+3(レベル3でMPが7になるパターン)でないと26に届かない)。
ここまでくると最早運どうこうの話ではないため【TAS】でも用いなければ不可能な話だが、邪道な手段ではあるがWii版やニンテンドークラシックミニ版の中断セーブを駆使すれば実機でもできなくはない。
当然相当な試行回数をこなす必要があり、それ以前の問題として、ここまで到達するだけでも恐ろしいまでの苦行となるが。
そういった奥の手のない場合、最も有利な成長タイプのボーナス+3であっても、Lv18を切るのはほぼ不可能に近い。
Lv17のステータスでは力の伸びるタイプでも与ダメージが3~6程度しか無く、130ある竜王のHPの半分以上はラリホーで眠らせている間に削らなければならないので、最初からラリホーとベホイミを交互に唱え続けて余程の幸運が続くことを祈るしか無い。勝率にしたら万に1つにも満たないだろう。
Lv18になると力が伸びるタイプなら与ダメージは9前後(6~12程度)に達し、ボーナス+3ならぎりぎりベホイミ10回分のMPを持つようになるので、運良く与ダメージが高めに偏れば、正攻法でも倒せる可能性が出てくる。
 
なお本作の主人公はその【名前】によって各ステータスが強と弱とに分かれる。よって同じLvでも強弱のパターンによって相対的な強さは異なってくる。
特に力の値が弱のパターンである場合、攻略に必要なレベルは若干上がるものと思っておこう。
 
ちなみに竜王は第1、第2形態共に【会心の一撃】が出ない。この仕様のため会心の一撃による運頼みの突破は不可能になっている。
この「ラスボス戦では会心の一撃が出ない」仕様は次作の【シドー】まで引き継がれた。後の【会心完全ガード】の先駆けだろうか。

第2形態の戦闘画面について

グラフィックはラスボスだけあって力が入っており、他のモンスターが小さなスプライトのみで描かれている中、DQ1で唯一BG(文字や枠線・マップチップ等と同じ扱い)とスプライトを併用して巨大な一枚絵で描かれている。具体的には炎や足などウィンドウ上にはみ出す部分にスプライトが使用されている(【4色】も参照)。
このためメモリの関係で通常画面のマップチップデータと共存できないので、専用の画面に切り替わったうえでの戦闘となる。
 
そして、ここで使われている文字は、通常の操作画面とは別のROM内アドレスに格納されたものを使っている。このため一部の文字の形が異なっており、「じゅもん」を開くとホイミのミの文字がいつもと違うのがわかるだろう。
後の作品では「バンク切替」技術の発展によりメモリの一部のみを別のデータに切り替える(例えば、戦闘へ移行する際にはマップチップデータをモンスターデータに切り替える)ことが可能だが、DQ1の時点ではそのような手法がまだ使われていなかった。
このためグラフィックデータを読み出す際は個別ではなく、ひとかたまりのセットごとにしか読み出すことができない。
そこで、りゅうおうのBGと同じ領域にもう1セット「りゅうおう戦専用の文字」を用意しそれを読み出すことで解決している。
ちなみにその領域はエンディング等で使うアルファベットやエニックスのロゴ、【The End】のパターンなどと同じアドレスを共用しており(例として「え」と「A」を同じ場所で定義している)、カラーパレットの切替により表示させる内容を絞っている形である。
 
他にもこの戦闘画面では、主人公がダメージを受けた時に画面が揺れる演出が省略されている。

リメイク版

第1形態、第2形態共に下記の調整がなされている。

第1形態

HP240に大幅増加。さらに総合戦力も大きく上がった。攻撃力・守備力が上がり通常攻撃の率も上昇、呪文もマホトーンこそ削除されたがベホイミを唱える(ただし、MPが無限でなくなったので最悪でも8回までしかべホイミは使わない)ため結構タフになり、ラリホーも習得しているのでかなり危険。
攻撃力は107としにがみのきしを上回っており、守備力も110と、【メタルスライム】と後述の第2形態に次いで高い。
FC版ではロトの剣で攻撃していればあっさり勝ててしまう、正体を現す前の前座程度の存在であったが、リメイク版ではそうはいかない。
変身前から十分にラスボスとしての風格を得ており、全体的に難易度が低下したリメイク版の中では珍しく難易度が上昇した部分と言えよう。
リメイク版ではFC版以上に、道中をロトの鎧の回復効果と薬草で凌ぐことが大切となっている。

第2形態

HP350(スマホ版以降はHP300)に増え、ローテーション行動になった。
【はげしいほのお】→攻撃→(【かえんのいき】or【ひのいき】)→(攻撃orひのいき)のパターンで行動する。
はげしいほのおは48~52(耐性なしなら65~69)と強烈だが、
攻撃力は130にダウンし、ひのいきは9~15(同13~19)、かえんのいきは12~17(同16~23)しかダメージを受けないので、攻撃の苛烈さという面では弱体化した。
守備力も150にダウンしたが、上記のようにHPが増加しているのでやはり長期戦は必至であり、ベホイミのMPが切れると勝ち目はない。攻撃呪文耐性もやや下がったもののアテになるほどではなく、そもそもMPを攻撃に回す余裕はない。
問題は、不確定要素だらけになったこと。まず、第1形態の竜王がベホイミで粘れば粘るほど、倒すまでにこちらが使うベホイミの回数も変わるため第2形態にMPをどこまで温存できるか分からない上、さらに最大の難点として「すばやさ」が行動順に影響するようになったため、どちらが先制するかもわからなくなってしまった。
特にこの素早さだが、竜王の90というのはメタルスライムに次ぐ早さでかなり高い水準だが圧倒的というわけでもない。この微妙な匙加減がミソで、Lv20台の主人公と拮抗して先攻後攻が不安定になりベホイミのタイミングがFC版よりかなり測りにくくなっている。
また、初手がはげしいほのおで確定となっているため、第1形態終了時のHP次第では問答無用で焼き払われることもある。
さらにここまで来ると不運のレベルだが、リメイク版では両形態で【不意打ち】が発生することがある(こちらの【先制攻撃】は発生しない)。
不意打ちの場合はローテーションが進まないため、第2形態では激しい炎が2連続で飛んでくることになる。
最悪の場合、残りHPが状態が少ない状態で不意打ちが発生すると、出オチ同然で焼き払われる。
 
ベホイミの消費MPは8に下がったが、パラメータが目立って上がったわけではないので、これでも多少マシといった程度。というか不確定要素に耐えられるよう消費量が抑えられたと考えるべきだろう。やはり道中の呪文乱用は厳禁なことに変わりない。

なお、ベギラマへの耐性が大幅に下げられ、65%の確率で命中するようになった。
打撃&ベホイミの方が当然安定だが、レベル20前後では打撃2.5回分程度の威力はあるので博打で撃ってみるのもありか。
 
ちなみに、リメイク版にあたって、第1、第2形態共に【会心の一撃】が出るようになった。
この仕様のため会心の一撃による運頼みの突破は非常に低確率ではあるが不可能ではなくなった。
 
ブレス系の攻撃をするときは炎を吐くアニメーションをとる。
竜王以外にはDQ1・2どちらにもアニメーション付きの行動をするモンスターはいないため、破格の扱いである。

小説版

小説版において、りゅうおうが悪の権化になった経緯が明かされた。
母である竜の女王の死後、魔界の大魔神の配下の魔物により悪の権化として育てられ、大魔神にそそのかされる形で、アレフガルドを侵略したという。
竜王は【アレフガルド暦】1348年、竜の年、竜の月にアレフガルドに現われたとされる。
 
また、竜王の目的は地上界のみならず天上界も制覇することに変わっており、勇者には世界の半分ではなく「アレフガルドを与える」と言っている。
その一方で、地上界は竜の女王のものでルビスが奪った、その地上界の中にアレフガルドを創ったなどと言っているため、発言からはDQ3の世界である上の世界とDQ1~2の世界、そして天上界の認識がごっちゃになっているように見える。
 
ちなみに竜王をそそのかした大魔神は、小説DQ2の上製本の時点ではシドーだと断言されていた模様。
しかし小説DQ2の文庫版では加筆修正された際に記述が変更されたようで、大魔神とシドーの関係が不明瞭になっている。
だが【ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて】が発売されたことにより新たな推察の余地が出てきた。
竜王の先祖であろう【聖竜】の発言から、彼をそそのかした魔神は魂だけで存在していた【邪神ニズゼルファ】である可能性が浮上したのだ。

CDシアター

小説版での細かな設定がオミットされ、純粋に『何処からか現れた闇の権化』という人物に。
冒頭で「愚かなる人間どもからひかりのたまを奪い返すのだ」と配下に命令しているシーンや主人公アレフに「望むなら、アレフガルド全ての王にしても良い」と勧誘するシーンが、強いて言えば名残だろうか。
 
直近の配下として【だいまどう】、更に魔将として【あくまのきし】【かげのきし】を擁しており、直接的な侵略は彼等に一任し、自身は力を磨いていたという。
 
ゲーム版と同じくアレフと対峙、第一形態での姿をアレフに貶され「見た目だけで判断するとはまだ若い」と一蹴したり、彼を勧誘する際も「余の元で真実を学ばぬか」と切り出すところから、単純な野望のみならず、悪なりに長年を生きたであろう威厳も兼ねそろえている。
そしてそれを拒否したアレフの一撃を受けて竜である第二形態になり、ロトのつるぎの一撃をも受け付けずアレフを圧倒するが、最後の全力を振り絞った彼の一撃を額に受けて倒される。声優は加藤精三。

ゲームブック(双葉社)

主人公に、突然「私はお前の父だ!」と冗談を言い、後ずさらせて落とし穴にはめようとする。スターウォーズじゃねぇんだからお前…
変身前の姿は、ドラゴン形態が文字通り「皮を被った」姿であり、頭から真っ二つにされることでその体内から正体を現す。
 
なおDQ2すら発売されていなかった時期に書かれた書籍ということもあって、具体的にどういう存在なのかという説明は無い。偉大なる予言者の「魔界より飛来した竜王」という台詞があるのみとなっている。

DQ9

【リカント】【メーダ】を引き連れ23年振りの本編出演。始めからドラゴン形態で登場する。
詳細はこちらを参照。
 
また、彼の名を冠した【竜王のツメ】という武器が登場しているが、ツメ的には竜神竜神王神竜に劣るようである。

DQ10オンライン

ドラゴンクエスト誕生30周年記念イベント【竜王城の決戦】で初登場。人間形態でお約束のやりとりをしたあと、ドラゴン形態との戦闘になる。漢字の「竜王」名義で体色は紫。
2020年にはボイスが実装され、コスプレ装備(ローブセットと杖)も追加された。
敵としての強さについてはこちらを参照。
 
その後、Ver.6.5後期より期間限定イベント【伝説の宿敵たち】にも登場。こちらはひらがなの「りゅうおう」名義で体色はFC版の水色。
上述の「竜王」とは強さも攻撃方法も全く異なる。詳細はこちらを参照。

DQ11

真エンディングの過去作シーンのひとつにりゅうおうが復活の呪文を賜る場面がある。
実はこの復活の呪文、実際にDQ11で実行するとDL版DQ1をダウンロードできるようになるものであったが、発売から半年後の2018年1月28日をもってキャンペーン期間は終了した。
 
尚、DQ1本編でりゅうおうから賜った呪文を入力して始めても素っ裸になることはないので安心…と言っても、元々DL版DQ1のゲーム開始時は【たけざお】以外素っ裸なのだが……。
 
また真のエンディングにおいて【聖竜】が自分が闇に染まる可能性もあることを【主人公(DQ11)】に語り、そうなったときは再び剣を手にするよう依頼するシーンが存在する。
その直後のシーンにおいて【主人公(DQ1)】が登場することから、りゅうおうは【聖竜】の子孫、あるいは生まれ変わりだと思わせるように描かれている。
この「ドラゴンから与えられた依頼(クエスト)」のエピソードこそが後の「ドラゴンを倒すための探索(クエスト)」、つまり初代【ドラゴンクエスト】につながる、ということになるのだろう。
 
ちなみに「ドラゴンクエスト」のタイトルの一部に火を吹くドラゴンの絵が描かれていることがあるが、このドラゴンは左右対称ながらDQ1とDQ11にしか描かれていない。
そしてDQ1においては翼を持つ竜はりゅうおうしか居ないため彼本人を表しており、またDQ11ではOPからこのドラゴンが聖竜を表しているかのような演出がなされている。

DQM1・DQM2

最も作るのが簡単な【????系】のモンスターである。
簡単に作れるため、能力や耐性は????系としては劣るが、MPは非常によく伸びる。
主力として使われる事はほぼないだろうが、使いたいなら肉弾戦よりも、持ち前のMPを活用して強力な特技や呪文を連発する戦法が向いている。
【まおうのつかい】×【グレイトドラゴン】or【アンドレアル】で生まれる。
何故か血統になるのはドラゴン系ではなくゾンビ系である(本作の????系は血統になるのは悪魔系かゾンビ系のみなので、それに合わせられているのだろう)。
この配合で生まれる人型形態は、【ギラ】【めいそう】【ドラゴラム】を覚える。
めいそうは頼りになる回復技だが、原作を再現するならホイミでも良かった気がする。
ぬし戦でベホマを使われたらたまったものではないので、システム的な意味合いで再現はできなかったのだろうか。
レベルが上がりにくいので【はぐれメタル】を倒すなど経験値を上げやすい状態にしてから竜王を仲間にしよう。PS版ならば、能力が高いモンスターを連れて他国マスターに会えば意外と高い経験値をもらえるため、【しはいのとびら】解放前に作ってもそれほど苦では無くなった。他国マスターが出現しやすくなったのも追い風である。
【ダークドレアム】など一部のモンスターを配合するまでには二回か三回竜王を配合することになるだろう。
 
人型形態の彼と【しんりゅう】を配合するとドラゴン形態の彼が生まれる。
両形態ともシドーを相手に配合すると【ゾーマ】が誕生するので、特技は気合いを入れて仕込むと良い。
 
DQM1ではクリア後に行ける虫系オンリーの【やぼうのとびら】のボスとしても登場。
原作のDQ1と同様の提案をテリーに持ちかけるが、原作と違って、どう答えても戦闘になる。
ベギラゴンによる攻撃は他の魔王の特技と比べると貧弱で、攻撃力や守備力もそれほど高くはないので、まず手始めに挑むことになるだろう。
めいそうでHPを回復することもあるが、ここに来られるならめいそうには苦労しないだろう。
特筆すべき点は、HPが少なくなってくるとドラゴラムを唱えてドラゴンの形態に変身すること。
他の魔王が原作を省みずにビッグバンやジゴスパークを使う中、演出のためだけにここまで凝ったことをするのはりゅうおうだけである。
第二形態になるのではなく、あくまでドラゴラムなので、【いてつくはどう】なんか撃ったりすると元に戻る。
しかし、ここはせっかくの原作再現。いてつくはどうを撃つのは無粋なのでやめておこう。
 
対戦面で言うと特にDQM1では【マダンテ】無耐性なので????系の中でも【ムドー】と並んで利用価値の無いモンスターである。素材に回されることが大半だろう。
 
DQM2及びPS版では【しん・りゅうおう】なる強化形態が登場している...が、あまり似ていない。ドラゴン形態に【オリハルゴン】を配合すると誕生する。
また、【ワイトキング】を血統に配合すれば【ラザマナス】になる(GB版のみ。PS版では【ハーゴン】に変更されている)。

キャラバンハート

ドラゴン形態のみ登場。

ジョーカー1

ドラゴン形態のみ登場。ドラゴン系のSSランクに位置する。固有のスキルとして【りゅうおう】をもつ。

【はくりゅうおう】×2、【ゴールデンスライム】【キャプテン・クロウ】の4体配合によってのみ入手できる。配合の難易度もさることながら、キャプテン・クロウは通常プレイでは一体しか入手できないモンスターのため、同様にクロウを配合素材とする【ガルマッゾ】を作りたい場合は注意が必要である。

また、大きい方の【ラプソーン】との配合でドラゴン系の配合の終着点である【りゅうじんおう】を生み出すことができる。

ジョーカー2

ドラゴン形態「竜王」に加え、人間形態「りゅうおう」も再登場。
 
人間形態はドラゴン系Sランクの1枠モンスターとして登場。
魔王の使い×グレイトドラゴンという初代からのプレイヤーをニヤリとさせる組み合わせで生まれる。
いずれも一般配合で作れるため、Sランクの中では入手しやすい。シナリオ攻略では頼りになるだろう。
無印では900を超える賢さを筆頭に、能力は全体的に高め。特性は【ギロギロ】【マホトーンブレイク】で、ギロギロはさておきマホトーンブレイクが活躍する場はあまり無いだろう。
所持スキルは【あんこく】
言うまでも無くドラゴン形態の素材になることに加え、無印では【マスタードラゴン】の素材にもなっている。

ジョーカー2プロ

人間形態の特性に【いきなりぎゃくふう】がつき、またギロギロが比較的役立つ特性になった。
能力値は無印と比べてMPが低下しているが、その他は大きな差異は無く無印とほぼ同様である。

テリワン3D

グレイトドラゴンの代わりに【コアトル】を配合しても生み出せるようになっている。
また、性別は基本的に♂固定になった。
特性は【スタンダードボディ】、ギロギロ、【封じブレイク】 。+25で【ひん死で呪文会心】、+50で【ギラブレイク】 。スキルは「暗黒」。

イルルカ

【新生配合】で大賢者、メガ・ギガボディ化で【こんらんブレイク】、ギガボディ化で【AI2回行動】を得る。
また、攻略本のプレゼントコードで貰える着せ替え服に「なりきり竜王の服」と言うのがある。
名前の通り、こいつを模した着ぐるみのような服だが、主人公によって見た目が異なる。
【ルカ】だとドラゴン形態に似た姿に、【イル】だと人間形態に似た姿になる。

ジョーカー3

ドラゴン形態のみ登場。

ジョーカー3プロ

プロ版では久しぶりに人間形態も復帰。
変身後同様、ドラゴン系のSSランクとなった。
今作では【グランシーザー】と魔王の使いか、竜王と【エンペラン】の特殊配合で誕生する。
 
固定特性が【ギロギロ】になり、封じブレイクが【ときどきスキップ】に、AI2回行動が【おすそわけ】に変更されたこと以外はイルルカから変化なし。
超ギガボディで【ラストスタンド】が解放される。
合体特技は【神の裁き】、合体特性は【超やみのはどう】。おすそわけは「世界の半分をやろう」の台詞からだろうか?
【黒飛竜】との配合で竜王が生まれる。
 
初期スキルは変身後と同じ【竜王(スキル)】になった。ついでにジャンプすると第二形態の羽根が生えるが、空中ライドではない。

DQM3

ドラゴン系のAランク。
本作ではドラゴン系のモンスターではなく【スターキメラ】【しにがみのきし】の特殊配合で誕生する。
初代DQMからのお馴染みの配合ではないが、両者ともDQ1における強豪モンスターであり、特に【スターキメラ】は小説版ではりゅうおうに縁が深いモンスターなので中々秀逸な組み合わせではないだろうか。
特性は【プレッシャー】【封じブレイク】(Lv20)、【こんらんブレイク】(Lv40)、2回行動(Lサイズ)、【おいうち】(Lサイズ)、【ピンチで魔力暴走】?(LサイズLv60)。
所持スキルは【皇帝】。ディン系や【グランドクロス】と言った神聖らしさを感じる技を習得するのが意味深。
能力値の傾向は賢さとMPが高い典型的な魔法使いタイプと言ったところ。特性的にも妨害役が向いているだろう。
DQ1最強のドラゴンである【ダースドラゴン】との特殊配合で真の姿である【竜王】が産まれる。

DQMSL

最初期から居る古参の???系。Sランク。当然地図ふくびきスーパーのみで特別枠の【魔王】に属する。
習得特技は【ベホイミ】【ベギラマ】という高い原作再現っぷりだが、性能不足も甚だしく、実装当初はAI攻撃回数の多い且つ低ランクの【デビルプラント】の方が強いと言われる始末だった。
後に【竜王】への転生、更に【新生転生】(人型と竜型を選べるようになった)や度重なる上方修正が入り、現在では魔王に相応しい性能となっている。
新生後は【メラガイアー】(後に【神速メラガイアー】に置き換え)と【ベギラゴン】を習得。

この他、【ゾーマズ・デビル】のような小型化した【魔童子】モンスターの【リオー】及び「竜の童子リオー」というモンスターもおり、こちらは仲間としてストーリーに関わっている。
また、【超魔王系】として「悪の化身りゅうおう」及び転生後の「闇の覇者りゅうおう」もおり、3ターン経過するか「正体をあらわす」を使用することで「闇の覇者竜王」に変身する。

スラもり3

【モーモン船】の★ver.のマストが第一形態の形をしている。ちなみにヘッドは【シドー】、かざりは【ゾーマ】である。

剣神

ステージ8で戦う本作のラスボス。例の誘いを断ると変身し、ドラゴン形態と戦うことになる。
これまでのボスとは比べ物にならない程の強さを誇るので、苦戦は必死。両手、頭の3部位に分かれており、両手を潰すことでようやく頭を攻撃できる。必殺技は迷わず【ギガスラッシュ】を選ぼう。
 
なお、全ステージで「超カッコいい」を取得した状態で彼の誘いにのると復活の呪文「ヤミノコロモ」の存在を口にし、それを入力するとゾーマと戦えるようになる。

バトルロード1

第3章、第4章で魔王の後で戦う大魔王として登場。
また、第7章、第8章でも一定の確率で最後に登場する。
チャレンジモードでは最後に必ずこいつと戦うことになる。肩書きは「闇の覇者」。
姿はモンスターズなどで見るような姿ではなく、DQ8の【永遠の巨竜】と同じ姿で登場する。
 
ステータスはHP:5200(2人プレイ:8400) ちから:730 かしこさ:283 みのまもり:140 すばやさ:45。
二人プレイのHPはかなり高めに設定されている。
「れんごくのかえん」や「ベギラゴン」などの炎系の攻撃が中心で、たまにテンションを上げてくることがある。
テンションを上げた後の攻撃はかなり重いので、【だいぼうぎょ】などでしっかりと守りを固めるべし。
大魔王と言えどもドラゴン系には違いないのでSPカードの【秘剣ドラゴン斬り】が有効なほか、氷・雷が弱点。
【グレートドラキー】のグレイトフルブリザードと、【バベルボブル】のらいじんけんなら大ダメージが期待できる。
しかしこの二匹を組ませると勇気が溜まりにくく、とどめの一撃を出せないまま負けることが多い。
片方は合体しないチームで挑んだほうがいいだろう。
とどめの一撃は【シャイニングボウ】【つるぎのあめ】などがオススメ。

バトルロード2

第2章で再登場。同時に人間形態が「悪の化身 竜王」として登場した。
人間形態のステータスはHP:4600(2人プレイ:5600) ちから:228 かしこさ:97 みのまもり:63 すばやさ:74。
余談だが今までのデフォルメされたような顔つきではなく、【ハドラー】のような顔つきになっている。
 
様々な特殊能力で攻めてくるが、特筆すべきは原作の「もしわしの味方になるのなら(ryを再現した「闇へのいざない」だろう。
食らってもさすがにゲームオーバーにはならないが、混乱効果を持つため耐性には注意。
性質以前にそのモーションから、初見でドキリとさせられたプレイヤーは少なくあるまい。
人の姿をしているが中身はドラゴンなので、SPカードの秘剣ドラゴン斬り、ドラゴンキラーや竜神王の剣・弐の太刀が効果的。
 
【レジェンドクエストI】では第七章で登場。
【キースドラゴン】とダースドラゴンを引き連れて現れる。
竜王自身の攻撃力もさることながら、お供2匹が固いので注意。全員ドラゴンなので、竜殺系武器はほぼ必須となる。
 
「逆襲の魔王」以降は、レジェンド魔王カードの登場によりプレイヤーが使うことも可能になった。
レジェンドクエスト時と同様にキースドラゴンとダースドラゴンを引き連れている。
技は「ベギラゴン」と「闇へのいざない」。ベギラゴンはなかなか威力が高く、お供2匹も【ハーゴン】ほどではないが強力。
対人戦なら「闇へのいざない」も悪くない。
ただ、ちから依存の技が無いため、高いちからを活かせないのが悔やまれるところ。
 
ドラゴン形態は、2人プレイ時のHPが7300に下がった点以外、性質は前作と同じ。
また、討伐数が30体を超えた台では赤い目の真竜王が登場(モンスターズの真・竜王とは別物)。
HPは1人プレイ時で6200、2人プレイ時で7100。
技の威力が上がり、れんごくのかえんがつめたくかがやくいきに、くいちぎるが2回攻撃の「ひきちぎる」に変化した他、ためるが無くなり【ドルモーア】が追加されたためダメージを受ける機会が増えている。
氷に耐性が付き、逆に炎が弱点になっており、2人プレイなら【メラガイアー】で3000程のダメージを与えられる。耐性がやや上がった為ダメージが減っているが、雷は通常形態と同様に有効。
竜殺系が効果的なのも変わらず。
まりょくの溜まりが通常よりも早く、ひきちぎるを使われるとさらに早くなる為、つばぜり合いは早めに仕掛けるべき。
 
余談だが、なぜか2人プレイでは通常形態より真形態の方がHPが低い。
また、とどめの一撃はどちらの形態共通で闇の波動
 
「よみがえる伝説」以降は、【レジェンド6体合体】によりプレイヤーが使うことも可能になった。
組み合わせは【ドラゴン】×【ダースドラゴン】×【デンデン竜】×【ダッシュラン】×【メタルドラゴン】×【ドラゴンキッズ】
「竜族の王」というだけあって、素材は見事なまでにドラゴンばっかり。
また、レジェンド大魔王カードによってですぐに使うこともできる。
能力のバランスがよく、技のパターンもうまくバラけているためなかなか使いやすい。
とどめが撃てればより確実になる。
ただし賢さの割に呪文耐性が低めの為、弱点のマヒャド・ジゴスパークを持つ相手には注意(特にゾーマが天敵)。
また、対人戦では竜殺系にも注意。

バトルスキャナー

第一章の大ボスとして登場。
前バトルロードシリーズと同様に、永遠の巨竜の姿である。
人間形態はりゅうおうの鍵か【闇の王の地図】を、
ドラゴン形態は【闇の覇者の地図】を持ったチケットでそれぞれ戦える。
人間形態は【メラミ】や【真・竜王拳】を使うが、一番驚異なのは全体攻撃のベギラマ。
また、闇の王の地図に出てくる強化個体は【ベギラゴン】まで使用してくる。
 
ダイ大でのハドラーの初期の姿はりゅうおうをモデルにしたような外見であったこと、バトルロード2からのりゅうおうの容姿もハドラーに寄せていることから、ベギラゴンのモーションはダイの大冒険のものを踏襲している。
これに関しては【市村龍太郎】が自身のTwitterでも触れている。
 
ドラゴン形態は7000を超える膨大なHPに加え、【はげしいおたけび】やはげしいほのお、もえさかる炎などの高威力の全体攻撃を多用する。
生半可な攻撃では沈まず、受けるダメージも大きいため、SPチケットや連携技を駆使して挑もう。
闇の覇者の地図2ではHPが2398に下がったが、守備力や耐性が大幅に上昇している。
…もっとも、それ以前に地図の入手確率が低いのだが。
 
スペシャルチケットに真・竜王拳、ギラグレイド、ドラゴン形態のはげしいおたけび【竜王のいかり】が存在する。
また、第4章の期間限定クエスト『闇の覇者・再臨』では更に強力になって登場。
前述の特技のバージョンアップとも言える『超はげしいおたけび』や『竜王のいかり・灰燼』を使用してくる。この特技はSPチケット化できる。
 
第10章で入手できる【決戦の地図】にもドラゴン形態が登場。 第10章のスタート時期が「ドラゴンクエストの日」に近かった影響か。
使用技に変化はないものの、能力値は大幅上がっている。

スキャンバトラーズ

初回プレイのチュートリアル及び中堅レベルでのボス、Lv50解放の【レベルボス】に登場。
チュートリアルはいわばイベント戦であり、3ターン目になるまでHPを0にすることができず、必ず【ライル】が提供するチケットをスキャンする必要がある。
新技「ぜつぼうのキバ」の即死効果で仲間を戦闘から除外する恐怖の効果持ち。
1名でも欠員が出ると【ウルトラスーパーハイテンション】を撃てなくなるから怖い。

ヒーローズ2

配信コンテンツで登場。最初は人間形態(コスチュームは一緒だが頭身が高いバトルロードで登場した姿)で、例の質問を問いかけるが、自動で「いいえ」が選ばれ、竜形態と戦うことになる。
物理攻撃が多い【エスターク】に対し、こちらはブレス攻撃が中心。
頭部が弱点で、火力を極限まで上げた爪装備の【バトルマスター】で頭部に【無心こうげき】を繰り返し2分以内(マルチだと秒殺)に撃破した猛者もいる。
倒すと【竜王の杖】がもらえる他、8分以内に倒すと挑める強化版【竜王・強】【竜王・極】が存在する。また、ちいさなメダルと【しんぴのカード改】を交換できるようになる(後のアップデートにより追加)。Switch版では更に【竜王の涙】をドロップする。
人間形態はバトルロード2のようにリアルなグラフィックになっており、竜形態は竜神王(永遠の巨竜)とほぼ同じ。早い話が竜神王の色違いということである。8分以内に倒すと【ぐふっ…!】と言う。

ビルダーズ1

例の問いかけで勇者穴倉に閉じ込めた後、人々から物を作る力を奪ってアレフガルドを完全に闇に包んだ張本人。これにより、ゾーマに続いてアレフガルド征服に成功した魔王となった。パッケージイラストにもこっそりと描かれている。
今作でも勿論ラスボスで、本来りゅうおうを倒すべき勇者に成り代わって、勇者ではない【主人公(ビルダーズ1)】が挑むことになる。
 
主要な町はすべて陥落して廃墟となり、これまで手助けに留まっていた【ルビス】【ビルダー】召喚という根本的な助け船まで出さないとならない状況にまで人間を追い詰めており、歴代シリーズで見てもトップレベルに人間社会を壊滅状態にしている。
夢や幻の世界ではない現実のアレフガルド全土に対して「問答無用で全人類のモノ作りの力を封じる」という凄まじい影響力を見せており、直接的な戦闘能力はともかく、DQ1当時よりもその力を増している。
 
肩書きは「闇をすべる まことの王」。変身後は『これこそが しんの すがた!』。闇が漢字なのに「まこと」が平仮名なのは、【竜の女王の城】で語られた「もしまことの勇者の称号を得た者がいたなら~」から採ったのかもしれない。
「闇」とは魔物などを含む広い概念で、光と人間の側を司るルビスとは、双方で世界のバランスを取っていたらしい。しかし、竜王は人間の物づくりを「調和を崩して世界を滅ぼす力」とみなし、調和の崩壊を防ぐという使命感を動機に人間社会の崩壊を図った。侵略によって人間を滅ぼすのではなく、物を作る力を奪うにとどめたのもこのため。
後続作品では世界そのものをぶち壊しにするような奴まで出てくるドラクエの魔王達だが、物作りが調和を乱す元凶という分析そのものは独断とはいえ、竜王はむしろ世界を永く存続させることを目的に行動している。
単なる支配欲や人間への敵意でもなく、調和の維持という大局を掲げるだけで個別の善悪は積極的に論じないあたり、個々の人間の救済に関心を見せず世界のバランスを謳う今作のルビスと同じく、神や精霊に近い視点から世界を見ているようだ。
「竜王が魔物の封印を解除したことで調和を失った世界」を人間の勇者が正していくDQ1とは逆の考え方であり、人間の目線では魔物が力を増し調和を失ったように見えるこの状態こそ、竜王の視点や時間感覚では、長く続く調和が保たれた状態なのだろう。
価値観の逆転という意味では、「元々闇に覆われていた世界を光に満たした聖竜から自らの世界を取り戻す」という動機に基づいて侵略を仕掛けてきた【邪神ニズゼルファ】にも通じるものがあるといえようか。
 
実際に次作では「創造に満ちた世界に生れ出づる破壊の神」の存在が明らかになり、物作りの力がきっかけで世界の破壊に繋がり得ることも示されている。
とは言え、そもそも自分の望む世界を「作りたい」からとリセット目的で破壊神に頼ったのは魔物の側だったりするので、竜王の宣う「調和の崩壊」が、この事態を具体的に見越したものだったのかは判らない(ハーゴンが元々魔物だったか、元人間だったかは媒体によって諸説あるが)。
 
本作では、ルビスと共に昔から世界の調和を見てきた間柄であるような描写もあり、主人公に助言するルビスの声に「その声は・・・まさかルビスッ!今さらどうしてッ・・・!」と心底驚いている他、ルビス側も「私と竜王は 太古より 地上における 人と魔物の ことわりを…(以降主人公に遮られるため不明)」と言っている、
ルビスはDQ3の時代から存在するのに対して、竜王はその当時産まれてすらいなかったので矛盾も感じるが、「太古」というのはDQ3以降の時代、あるいはもっと概念的なものを指しているのだろうか。
ドラゴンクエスト精霊ルビス伝説の設定を持ち出せば「竜王」とピンポイントな称号を使う所に違和感を感じなくもないが、竜王に連なる一族のことを指しているとすれば、聖竜が【ロトゼタシア】を創った時代にも大地の精霊への信仰は存在しているので、竜の一族とルビスが時間軸を共有していること自体は矛盾していない。
ロトシリーズのさらに過去を描いた(と考えられる)DQ11発売を控えていた時期にビルダーズ1が発売されており、こうした竜王のキャラクター造形もまた、作品間の繋がりを示唆するのではないかと言う見方もできる。

ちなみに、りゅうおうは主人公と初めて直接対面した時、「そなたの巡ってきた場所で起きていたおぞましいことは全て人間が自らの力で起こしたこと」という趣旨の発言をしている。プレイヤーからすれば諸悪の根源が何を抜かすと思うだろうし、それも勿論正論ではある。
しかし、竜王軍又はりゅうおう本人の介入の影響が大きいマイラやラダトームはともかく、過去のメルキドで起きた惨劇は人の心の闇が生んだ疑心暗鬼が引き起こした結果であるし、リムルダールにおいては病原こそばら撒かれているものの、最も恐れられた病気は皮肉にも死を恐れ軽視する人間の考えの産物であり、りゅうおうはそれを利用しているに過ぎない。まして今作の世界ができた根本的な原因はかつての勇者がりゅうおうの誘いに乗ったことが原因なので、一概に間違いでもないのも事実。
とはいえ、メルキドにしてもリムルダールにしても、根本的な原因は、モノ作りの力を奪われたことによって自給自足の生活や病の治療などの生命活動の根源が絶たれたことにあるため、勇者がりゅうおうの誘いに乗ったことを除けば発端がりゅうおうであることに変わりはなく、説得力はない。

第1形態

本人は光のかべを纏って攻撃を完全に防御しつつ、【りゅうおうの影】を戦わせる。
しかし本人も3方に弾ける火球を放ってきたり、一定時間縦横に火球を放ち続ける火球を設置したり、マホトーンでこちらの道具使用を封じてきたりと決して影任せではない。
 
3方に弾ける火球は横に移動しても避けきれないことが多いが、撃ってきたタイミングを見計らって前進して下をくぐり抜けるか、後退することでかわせる。
縦横に飛ぶ火球は竜王の後ろにいれば全く当たらない。
影を全て倒すと光のかべが壊れてりゅうおう本人に攻撃が可能になる。一定時間経過かある程度ダメージを与えるとこちらを弾き飛ばして再びかべを張り、影を召喚する。これの対策として、バリアのすぐ前にブロックで壁を築いておけば、弾き飛ばされる距離を最小限に抑えることができ、攻撃できる回数が増えるのでおすすめ。
 
【まほうの大砲】【超げきとつマシン】を使えば楽にはなるが、【ほねつき焼肉】+【やくぜん鍋】で攻撃力、守備力を上げてかかれば普通に斬るだけでも十分。
ただし、1個では戦闘終了までは持たないので、2個ほど用意する必要がある。今作では効果時間中に食べても効果時間が延長されることはないので、効果切れを確認してから食べること。
りゅうおうへの攻撃はまほうの大砲やまほうの玉を使うと一気にダメージを稼げるが、それでりゅうおう周辺の床を壊してしまうと近づきにくくなり、その後の攻撃がしにくくなるので、超げきとつマシンか【おうじゃのけん】で滅多切りにするほうが良い。先述したように壁を築くとよい。
 
他にも【火をふく石像】で囲う手もある。現地調達できる(というかりゅうおうの部屋にある)ので実行も手軽。
りゅうおうは移動せず、ブロック破壊攻撃も持たないため守りが解けたら上手に焼けてくれる。
自分の部屋の飾りで燃やされるりゅうおうの心境やいかに。
 
なお、マホトーンは伝説の防具を装備していれば防げるが、チャレンジ達成の為には持たずに挑む必要がある為、いつ使われてもいいようHPは高めに保っておくこと。
チャレンジ達成は伝説の防具を装備したまま戦い、倒す直前に脱いで倉庫にしまうという抜け道もある(Switch版では持ち込みそのものがチャレンジ失敗となるので注意)。
 
倒すと例の問いかけの改変版をしてくるので、「いいえ」と答えると真の最終決戦となる。
ちなみに竜王の部屋の左右両端には【さいごのかぎ】で開けられる扉があるが、通常のプレイではさいごのかぎの再作成は不可能である上、チート等で開けても奥には破壊不可な壁があるだけで何もないただのギミックである。
プレイヤーの探究心をくすぐるポイントのひとつでもあり、この扉の意味が気になる人も多かっただけに、少し残念ではある。

第2形態

自らの城をぶち壊して屋外での戦闘となる。姿は初代やDQ10とほぼ同じだがより巨躯となり、体色がやや黒みがかっている。
この戦闘では伝説の武具以外の道具が全て失われた上での戦闘となる。が、ルビスの力でこれまでのキャラがドンドン道具を供給してくれるので物資の心配は全く要らない。
 
第一段階は噛み付き→闇のブレスの繰り返し。
噛み付きを供給される【メルキドシールド】で防ぎ、ピヨったところを滅多切りにする。
HPが7割を切ると【スターキメラ】、だいまどう、【しりょうのきし】、あくまのきしと言ったしもべを呼び出し、本人は遠くから闇の火球を飛ばしてくるのでしもべを相手取る。しもべを全て倒すと第二段階に移行。
第二段階は溜め闇のブレス→遠方からの闇の火球を繰り返す。
溜め闇のブレスは喰らうと一撃で即死しかねないダメージを喰らうので、供給される【石垣】で高所へ逃げることで対応する。4段積み+ブレスに合わせて頂上でジャンプでやり過ごそう。
とは言え、どうせやくそうは腐るほどくれるので、ダメージ覚悟で5段積めばジャンプする必要はない。ブレス回避後は同じく供給されるまほうの大砲で攻撃する。
HPが半分を切るとしりょうのきし、しにがみのきし、キースドラゴン、ダースドラゴンなどを呼び出すのでこれも倒す。この辺で攻撃力、守備力をあげる料理が供給されるので、これを活用したい。
第三段階は第一と第二の組み合わせで、これまでと同じ対応でOK。ただし噛み付きは左右どちらかに飛んでから行う。前回飛んだのと逆方向に飛ぶのであらかじめメルキドシールドを用意しそちらに向かわないと防げないので注意。
 
本作ではあらゆる攻撃に破壊力が設定されており、破壊力とアイテムとの固さの関係でアイテムが破壊可能か、そして破壊した場合にアイテムが残るかどうかが決まっているのだが、りゅうおう第二形態のみ特殊で、あらゆるアイテムを消滅させるという攻撃をしてくる。
そのため、仲間からの道具補給を適宜受け取らないといずれ道具が尽きてしまう。
足りなくなりそうになったら補給してくれるので見逃さない限り尽きてしまうことはないが。
 
事前の物資の準備が全く要らない為、慣れると第1形態より楽に感じることもある。
チャレンジ達成の為に伝説の防具なしで挑むと裸で挑むことになる。この場合、りゅうおう本人よりしもべとの戦いのほうがキツかったりするかも。
というか伝説の装備持ち込み禁止を真に受け本当の丸腰丸裸で挑んだ場合竜王自身ではなくその部下のスターキメラに詰まされてしまう。
 
なお、この第二形態との戦いは、今まで心を通わせてきた友人達が次々と力を貸してくれるという、ドラクエ屈指の熱い展開である。この展開は次作にも引き継がれている。
戦闘能力をほぼ持たないはずの青年が、工夫と信頼の力で世界を救い、友達の力を結集して最終決戦に挑むなんていう展開のドラクエは、後にも先にもビルダーズシリーズだけかもしれない。
余談だが、なぜかこの戦いで役立たない【ダンベル】渡してくる奴もいる。

ビルダーズ2

前作をプレイしたプレイヤーへの特典として【竜王の玉座】が登場し、これに座っている間だけ第一形態の姿に変身する。

シアトリズム

人間形態の「りゅうおう」とドラゴン形態の「竜王」が両方登場する。モンスターとしてもコレカとしても完全に別個体として扱われており、同じBMS中でりゅうおうと竜王が両方出てくることもある。

いたストシリーズ

SP、DS、Wiiに変身前の姿で登場。Wiiでの容姿はバトルロード2に準拠している。
SPのスフィアバトルにおける職業は【賢者】。高圧的で野心家という設定である。
いずれもSランクなので最強クラスの腕前を誇り、あらゆるテクニックを駆使しないと勝つことは難しいだろう。
 
増資の時は、株売却数を9枚以下にしようとする他のSランクキャラと違い、常に限界増資してくる傾向があり、このお陰で、DS版ではバグから逃がれている。
初登場は天空城ステージなのだが、竜の神様たるマスタードラゴンがいることに腹を立てたりしている。
これ以外にも、ゴールドソーサーを「竜王遊園地」に、【スラバッカ島】を「リュウバッカ島」に改名しようとしたり、高額物件に入ってお金を散財してしまった時は、「こ、このぐらいの金、痛くもかゆくもないわ!!はっはっは……はぁーっ。」と涙目で強がったり、マリオサーキットのカートを欲しがったりと妙にコミカルになっている。
多彩なリアクションで楽しめつつ、歯応えのあるNPCと戦いたい時にオススメの相手。
 
また、DS版にはプレイヤーの衣装変更機能があり、マリオシリーズのキャラクターのコスプレをしているとりゅうおうが部下のモンスター扱いしてくるという専用リアクションが用意されている。
マリオのコスプレだとヒゲのおっさん繋がりで【アンクルホーン】、ルイージだと緑色だから【キリキリバッタ】など、中にはちょっと強引な物もあるが、その他にも【ガメゴン】【おばけキノコ】【どろにんぎょう】【トロル】【あばれザル】と勘違いする。
だが、よく見るとこいつらはDQ1に登場するりゅうおう配下のモンスターではない。いたスト世界ではもっと顔が広いのだろうか。
 
いたスト30thではプレイヤーキャラではなくなり、ドラゴン形態で【竜王の城】のステージギミックという扱い。マリオパーティにおけるクッパのポジションに近い。
交代するように【冥王ネルゲル】が参戦したが、ランクはBとりゅうおうよりも低い。

ポータブルではチャンスカード「全店の価格-13%」に抜擢されている。

モンパレ

【たんけんスカウト】でスカウトできる最初のSSランクモンスターとして登場。
人型は攻撃範囲が違う「りゅうおう」「りゅうおう・遠」「りゅうおう・近」の三種類が存在する。

どこパレ

サービス開始時に実装されていたSSランクの1体。固有特性は2回行動。
同期である【バトルレックス】【キラーマジンガ】と比べてもずば抜けた強さを持ち、
リセマラではよほど先の2体にこだわりがない限りコイツ1択とまで言われていたほど。
所持している特技は【ギラグレイド】【しゃくねつ】
サービス初期でこそ無敵の存在であったが状態異常をすべて素通ししてしまったり、次々と出てくるSSランクモンスターたちに遅れをとりすっかり使われなくなっていき、特技も大したものがないことから特技伝授にすら使えないとついにはハズレ扱いされ始めた可哀想な魔王であった。
 
その後「竜族の王りゅうおう」として、とくぎセレクションで再登場。
ステータスが大幅に強化された上に特性も2回行動+【いあつ】の「王者の風格」へとパワーアップ。
しかし何よりも相手のマインド耐性を下げた上で判定を行いマインド状態(怯えさせる)にしてしまう初期とくぎ「王者の闘気」が彼の最大の特徴。
威力こそ控えめではあるが、敵の攻撃が激しいマルチバトルにおいて実質耐性を無視して敵の動きを止められるというのははっきり言って壊れであったため、多くのユーザーの間で話題となった。
今現在では耐性無視の眠りやマヒまで登場したため、この特技の採用理由も薄い。
もっぱら現在では短めのカウントを生かしたモンスター闘技場で活躍する特技となっている。

パレードスキルは共通して味方ドラゴン系のステータスを強化するものになっている。
自身は???系のため適用されないのが少々残念。

星ドラ

DQ1コラボイベントやレジェンドクエストで登場。また、DQ30周年イベントではコスプレ装備として【竜王の杖】とヘアー・服を入手できた。
人型はビルダーズの再現で分身を生み出し、分身を全滅させないと受けるダメージを激減されてしまう。
竜型は世界を焼き尽くす炎で延焼による継続ダメージを与えてくる他、かみちぎるで攻撃力、守備力を2段階下げてくる。
魔王級ともなれば世界を焼き尽くす炎はブレス耐性がないと軽く即死するほどのダメージになり、ほとんどの属性を軽減し、弱点もほぼない為に攻撃力低下状態を喰らうとろくなダメージを与えられなくなる強敵と化す。

ライバルズ

第1弾カードパックのレジェンドレアカードとして実装。
このカードは現在使用を制限されているが、第7弾カードパックにて「悪の化身 りゅうおう」名義で再録されている。いずれも共通レジェンドレアカード。

第1弾

7/4/4 魔王系
死亡時:正体をあらわす

そのフレーバーに富んだテキストで話題になったカード。
原作と同じく倒すと正体を現して竜形態となって場に再登場する。
竜形態は

9/7/7 魔王系
超貫通

超貫通はユニットを攻撃した際、後衛ユニットとリーダーにもそのままダメージを与えることができる能力。
変身前は大したスペックではないが、変身後の突破力は極めて驚異。
7/4/4で盤面に即座に寄与しない、封印に極めて弱いという弱点もありながら、全体除去に耐性を持てることからランプデッキによらずグッドスタッフでも多々採用された。
 
また、かつては第2形態がドラゴン系扱いであったが、現在はどちらも魔王系となっている。
後に実装された「ロトの血を引く者」の必殺技である「竜王一閃」では7ダメージを与えることができるが、間違いなくこのカードを意識したものだろう。

第7弾

6/5/4 魔王系
召喚時:次の相手のターン開始時
世界の半分を
得るかどうかの選択を
相手に迫る

CV:大塚芳忠
ボイスを携え帰ってきたりゅうおう。
変身することはなくなったが、代わりに例の誘いを持ちかける。
 
「はい」を選ぶと、もちろん世界の半分などもらえず、竜王の高笑いが響く中、画面が暗転していきその場で敗北になる。ライバルズ初の特殊敗北となる。
演出はなかなか凝っているので、どうにも勝てそうにないならいっそのこと潔く「はい」を選ぶのも一興。
 
「いいえ」と答えると、ランダムな敵1体に4ダメージ。これをりゅうおうが場に残っている限り、相手ターン開始の度に与える。
盤面制圧後に出せばユニットを出したそばから即排除されることも多く圧倒的なプレッシャーをかけることができる。
 
弱点としては、やはりそのランダム性にある。相手の盤面にモンスターが複数いれば狙ったところにはなかなか飛ばす、あてにして外せばそのままあっさりトレードされて、となると6マナとしては十分な活躍とは言えない。
本体のHPが4というのも頼りなく、安定性に欠けることから、広く採用されるまでには至らなかったか。

ライバルズエース

一人用モード「ソロバトルアドベンチャー」のステージ5「竜王の城」のボスとして登場。原作同様、戦闘前に恒例の問いかけをしてくる。
 
また、真2弾からは魔剣士のアナザーリーダーに抜擢された。
真3弾では「闇の覇者りゅうおう」名義で共通拡張カードとしても登場。

第1形態

【かげのきし】【スターキメラ】などの精鋭を召喚しつつ、【メラミ】などの呪文でも応戦してくる。
とはいえ前座なので、育成が不足していなければ苦戦する相手ではないだろう。
テンションスキルは縦一列にいる全ての敵ユニットに6ダメージを与える「破滅の業火」。配置に注意。

撃破すると同じデッキで第2形態戦へ移行する。
一度仕切り直すため、戦闘結果画面を挟み経験値などの獲得処理が行われる。

第2形態

【キースドラゴン】【ドラゴンロード】などのドラゴン系ユニットを召喚しつつ、超貫通のリーダー攻撃も行ってくる。
【ドラゴン】も召喚してくるが、これを倒せば【王女の愛】が手に入るのでチャンスにもなり得る。
超貫通攻撃でリーダーHPの消耗が激しいので、特攻カードに指定されている【ロトのよろい】などの回復手段が欲しいところだ。
テンションスキルは横一列にいる全ての敵ユニットと敵リーダーに6ダメージを与える「竜の息吹」。HP残量に気を付けよう。
敗北した場合は第1形態からの再挑戦となる。

アナザーリーダー

真2弾カードパック「そして伝説は高らかに」からは第1形態のものを魔剣士のアナザーリーダーとしても使用可能。どう見ても剣士ではないが気にしてはいけない。称号は「竜を統べるもの」。
 
真2弾の魔剣士レジェンドレアのプレミアムカードをカードパックから引き当てれば、アナザーリーダー・りゅうおうはいつでも入手できる。ただし、プレミアムのレジェンドレア自体が超低確率なので要注意。
実装時は期間限定で、レジェンド1枚で1個、他職業(共通含む)のプレミアムなら5個手に入る「りゅうおうの記憶」30個と交換で入手できたが、現在はそれ自体が入手不可。余った「りゅうおうの記憶」は、「魔勇者アンルシアの記憶」と交換できる。
 
魔剣士であるため、同じ立場の【ピサロ】【魔勇者アンルシア】と同様の行動をする。
【ピサロナイト】を召喚したり、【進化の秘法】【エビルプリースト】の効果で第2形態へと姿を変える点も同様。

真3弾拡張

12/4/4 魔王系
対戦中に自分が使った本来のコストが2以上の特技カードの枚数分、コスト-2
死亡時:正体をあらわす

同作のサービス終了が決定した後で実装された、最後の拡張カードの1枚。
【ムーンブルクの王女】などの、特技軸を強化する1枚になっている。
 
スタッツや能力自体は旧1弾同様だが、特技の使用によってコストが下がるのでより使いやすくなった。3枚以上使えば旧バージョンより軽くなる。
特技を豊富に用いる占い師などであれば0コストでの召喚も夢ではなく、厄介な盤面を作り上げられる。
また、マスターズルールでは【ふしぎなタンバリン】【やまたのおろち】を併用することで一気に25ダメージを叩き出し、OTK(ワンターンキル)を決める戦術も登場した。

プレミアム版のカードイラストは暗転した後にドラゴン形態が映る凝ったものとなっている。

ウォーク

サービス開始後しばらくして実施されたDQ1イベント(2019年9~10月)にて登場。
当初は第一形態のみだったが、2021年5月のDQ1イベントの復刻と共に第二形態が登場。

第一形態

「りゅうおう」名義。
2019年9~10月のDQ1イベントにて第3章のボスとして登場。
ストーリー中の問いかけに「はい」と答えた場合に教えてもらえる復活の呪文は、DQ1及び11で実際に使えるものである。
同時にメガモンスター(レイドバトル)にも追加された。
登場当初の推奨レベルは基本職Lv35。甘いささやきでこちらを混乱又は魅了してくるのが厄介。
これ以外は全体約70のベギラマ、単体約100の【ドルクマ】、マホトーンなどを使用してくる。
 
イベント後は登場しなくなるが、その後も種々の復刻イベントで姿を見せている。
復刻時は推奨レベルは基本職Lv45に上がり、HPが当時よりも上昇しているが、攻撃等については変わっていない。
 
こころは紫でコストは54。
グレードSでマホトーンを覚える他、呪文ダメージ+10%に加え、ターン開始時MPを6回復する効果を持つ。
耐性もドルマ系、混乱、魅了と多い。

第二形態

「竜王」名義。
当初のDQ1イベントには登場を期待されながら影も形も無かったが、2021年5月13日からのDQ1イベントの復刻と共に満を持して登場。
上級と新しく追加された超級の第3章に6話が追加されており、そこのボスとして登場するほか、メガモンスターとして7月8日まで登場する。
中でも5月15日から31日までの間には最大12人で挑めるスペシャルメガモンスターとしても登場する。スペシャルはHPが2万程上昇するが、倒すとこころが2つ入手できる。
討伐推奨レベルは上級職レベル55。HPは通常は14万、スペシャルでは16万程度で、ギラ系が最も有効で、デイン系、ドルマ系も有効。
ちなみに、ロト系装備など第一形態に有効だった与ダメージ増加や被ダメージ減少はこっちには通用しない。逆も然り。
 
状態異常を織り交ぜた多彩な攻撃を使用。推奨レベルこそ55だが、体感的な強さは60の【オルゴ・デミーラ】に匹敵あるいは凌駕する。
しっぽをたたきつける攻撃は全体へダメージ170程度ではあるが混乱の追加効果があるほか、
単体攻撃の食いちぎる攻撃はダメージ350程度で確率で攻撃力、守備力を一気に2段階も下げる。これらは2段階下がるとかなり重くのしかかるので注意。
痛恨も守備力無視で400強のダメージを食らってしまう。
だが、一番の脅威はHPが半分を切ってから3ターン目の行動にある。
HPが半分を切った次のターンは1回攻撃だが、それを終えると「竜王に 邪悪な気配が たちこめる…!」という予兆メッセージが流れ、
次の行動で「大地を踏みつける→しっぽをたたきつける→邪悪な爪」の3回行動で畳みかけてくるのである。
最初に行う大地を踏みつける攻撃は全体へダメージ200程度で、確率で転んで休み状態にされる。
最後の邪悪な爪が最も脅威で、200程度のダメージをランダムに6回も繰り出し、更に確率で竜王の攻撃力を1段階上昇させてくる。
竜王の攻撃はブレス攻撃の地獄の業火以外全て物理攻撃のため、攻撃力の強化はそれだけで脅威。
更にこの行動パターンを以降は4ターンおきに繰り返すようになるのだからたまらない。最低でもHPを600以上確保しておかないと激烈な火力により全滅の危険もある。
幸い凍てつく波動は無いため、一部の攻撃を犠牲にしてでもまもりのたてを全員分終始維持した状態にするほうが安定するが、前述の通り長期戦はリスクが高いので場合によっては火力で押し切るのも手。

後に実装された高難度クエストでは先述の穴を埋めるようにいてつくおたけびが追加されている。
 
こころは青色でコストは107。
全ての能力が青色としては満遍なく高く、第一形態同様ターン開始時MP回復効果がある(グレードSで3と第一形態より低めではあるが)。
高グレードでは特にメラ系、ギラ系の斬撃・体技ダメージが強化され、混乱に耐性もつく。

闇の覇者りゅうおう

2022年5月12日より登場した、黒いオーラを発した新たなりゅうおう。姿こそ第一形態だが、大幅に強化されている。
最早ひかりのたまでも封印できないほどの闇を持ち、仲間など持たず世界の全てを我が物にしようとする。
クエスト3章5話で5回倒す必要があるほか、同日よりメガモンスターとして登場。挑む時にりゅうおうかこちらかを選択する形式。
全員の平均レベルが75(合計300)以上ないと戦えない。安定した討伐にはレベル85が必要。HPは185000程度。
最大弱点はドルマ系、イオ系、デイン系も有効で、メラ系は等倍。闇の覇者なのに闇に弱いとは…。
 
最初に必ず「魅惑のトラップ」を仕掛ける。以降は100程度のダメージと魅了の追加効果のある攻撃を受け続ける。
このため、最初のターンは全員まもりのたてを使わないとお話にならない。しかも効果は一度倒れるか相手を倒すまでずっと続く。
以降は呪文主体で、ベギラゴン、メラゾーマなどの呪文を使ってくる。とりわけ700程度もくらうドルマドンは脅威。
更にスカラで守備力を上げ、闇への誘いで混乱と呪文耐性低下をかけてくる。
ルカニは入りはするが、直後に行動回数を増やしてまでスカラを唱え、維持しようとする。
HPが50%以下になるとここに「覇者の闘気」という強力な全体物理攻撃が加わり、そこでも守備力上昇の効果が。
更に「おぬしにとっておきの絶望と死をあたえよう」というセリフの後には、更に強力で呪文耐性2段階低下もある「まがまがしい覇気」も使ってくる。
この2つを使うときは必ず行動回数が1回だけになるのが救い。
ガーディアンインパクトのような物理攻撃は通じにくく、攻撃は呪文やブレスなどの攻撃が主体になる。
50%以下になる前にフォースバーストやすてみを使い、手早く倒せるように準備しておきたい。
 
倒して得られるのは上記の通常のりゅうおうのこころだが、イベントで入手する宝珠を使ってこちらに覚醒できる。
覚醒後はコストが125と大幅に上昇。力以外のステータスがコスト相応に増加する。
特殊効果もターン開始時MP回復が10まで増え、ドルマ系の呪文ダメージが更に15%も増加する。
更に、追い宝珠を使う事で「追い覚醒」が可能。ランダムで能力値の強化がつき、更なる強化が可能。

闇の覇者 竜王

2023年8月3日には黒いオーラを発する第二形態のほうも登場。
異界から現れた闇に飲み込まれたリュウちゃんこと【竜王のひ孫】が姿を変えたもの。
クエスト2章2話でボスとして登場し、同日よりメガモンスターとして登場。挑む時に竜王かこちらかを選択する形式。
全員のレベルが上級職では90、特級職では45以上ないと戦えない。安定した討伐には特級職レベル50が必要。HPは46万。
こちらもドルマ系が最大弱点。次いでギラ、デイン系の順で有効。バギ、ジバリア系は等倍で他は耐性持ち。また、呪文全般に20%の耐性がある。
 
最初の行動で自身の守備力と呪文耐性を強化する「限界を超えるちから」か、全体に250程度のダメージの「限界を突き破る業火」のいずれかを使う。
前者を使うと自身の能力強化が3段階目まで上がる「竜の限界突破」、後者を使うとこちらの能力低下が3段階目までかかる「竜瘴」が発動する。
以降は230程度がランダムに4回の「黒炎連弾」、160程度が6回と元よりやや弱化したがそれでも強力な「邪悪な爪」、
全体250程度ではあるが攻撃力、守備力、呪文威力の3つを弱化させる「世界を闇に包む業火」を使用する。
また、単体攻撃のかみ砕く攻撃は400程度のダメージと守備力2段階低下に加え、良性状態変化を解除する凍てつく波動の効果も持つ。
攻撃自体にそれほど威力がある訳ではないが、能力低下がかかりやすいので攻撃役にはまもりのたてが欲しい。ただしかみ砕かれると消されてしまう。
HPが半分以下になると攻撃力とブレス威力を強化する「憤怒の叫び声」を使って激化させる。混乱効果のしっぽをたたきつける攻撃もここから使う。
ラダトームブローチなど、もとの第二形態で有効だった装備はこちらでも有効なので、持っているなら試してみよう。
また、ロトのしるし装備で仲間モンスターの加護とは別に被ダメージ軽減効果を得られるので、挑む際は忘れずに装備する事。
 
倒して得られるのは上記の通常の竜王のこころだが、イベントで入手する宝珠を使って覚醒できる。
覚醒のための宝珠集めに必要なかけらは竜王のこころのグレードA以上の交換でも入手可能。
覚醒すると青と紫のハイブリッドになり、コストも159まで増え、HPを除く能力値が増加。
効果面でも既存の効果の強化に加え、新たにドルマ系ダメージの増加や、大魔道士でのみ呪文ダメージの増加、魅了とデイン系への耐性もつく。
単純な物理攻撃の強化だけでなく、ブレスや攻魔複合、大魔道士限定だが呪文も強化と、あらゆる面での強化が望める。

仲間モンスター

後に仲間モンスターとしても登場。スカウトサーチや銀・金のタマゴなど通常の方法では仲間にすることが出来ず、カジノの景品であるりゅうおうのタマゴでのみ仲間にすることができる。
魔法使い系としては理想的なステータスをしているだけではなく、「いきなりやみのはどう」で戦闘開始時から敵の素早さと攻撃力を削ぐこともある強力なモンスター。
習得とくぎもベギラゴンや黒の魔砲など強力なものが多いが、妨害行動である「魅惑のはどう」を必ず覚えているため妨害が好きな性格だとそればかり連発して困らされることも。
幸い妨害Aを継承できるので、どうせならより強力な妨害手段である【メダパニダンス】【あまいいき】を継承してリスクを減らすのがよい。
その他「まもりのたて」を覚えてしまう個体も存在するなど完璧な存在でこそないが、登場して以来トップメタとして君臨し続けている。

タクト

2020年7月23日リリース初イベントとなる「ドラゴンクエストIイベント」に開催された限定ガチャりゅうおうガチャで早くも登場した。勿論Sランクでタクト初の???系(敵限定ならカンダタ子分とカンダタがいた)。
DQ1イベントストーリーでも登場。笑い方は「わあっはっはっはっ」とDQ1当時のままである。

第1形態

???系Sランク・まほうタイプ
特技は【メラミ】【メラゾーマ】「れんごく魔弾」と原作のイメージに反してメラ系オンリー。
リーダー特性「自分を含む5×5マスのメラ属性呪文威力を20%上げる」
覚醒スキル10Pで「メラ属性とくぎのコツ」を習得できる。
2021年6月1日に才能開花。
才能開花で才能開花とくぎ「ダークピラー」
才能開花特性「ときどきMP回復」(行動開始時 ときどき最大値の8%MPを回復する)「りゅうおうのホンキ」(自分のHPが75%以下になると 自分のHPを呪文で大回復し かしこさを大幅に上げる 効果3ターン 戦闘中1回のみ発動)「呪文のコツ」などを習得できる。

れんごく魔弾はメラミ相当のダメージをランダムで4回当てるというものだが、レベルが低いと威力も低いということで早々にアップデートで強化された。
 

第2形態

変身後はイベント最後の限定ガチャで登場。
詳細はこちら
 
なお、両形態を同時に使うことも当然可能ではあるが、両者のリーダー特性は致命的にかみ合わず、相性は悪い。
リーダー特性を気にせず物理と呪文をバランスよく編成するのであれば逆に相性が良い。

ドラけし!

ドラクエの日を記念したと思われるDQ1イベント「悪の化身とロトの勇者」で登場。
ドラ消しはログインボーナスの1日目とバトケシ!の敵討伐で貰える紫属性の星4。スキルは横長を呪文攻撃するベギラゴン。
敵としてはイベントステージクリア直後高確率でバトケシ!に登場。物理攻撃に弱く、一回の挑戦で倒せなくてもHPはそのままだが、1時間でいなくなり再登場時にある程度回復する。
それとは別にイベント後半ステージではボスとして登場。りゅうおう戦の直前にはもちろん「世界の半分をやろう」と誘ってくるが、どちらを選んでも何の影響も無い。
第一形態と第二形態はそれぞれ別のステージで戦うこととなるが、第二形態のBGMも通常の戦闘曲と同じ。そこは竜王(曲名)だろうに。
しかし、BGMの問題は以降他のイベントでも通常ボス戦までしか入っていない。他作の話になるがDQ10でもBGMの追加は色々大変との事なので、こちらでも何か大人の事情があるのだろう。
 
ドラゴン形態の竜王はバトケシ!でりゅうおうを倒した際に稀に現れるレア敵。制限時間は30分で、逃げられるとHPが満タンになってしまう。
ドラ消しはLv70の彼を倒すと入手できる黄属性の星5。スキルは上方向かスライド方向をブレスで攻撃するほのお。
他の炎ブレスより一方向上に短い代わりに左右一マスずつ広く、スキル威力が劣る。上が短いと言っても射程は8マスあり、盤面は最大縦横9マスなので、上方向にスライドさせれば端までとどく為、ほとんど気にならない。範囲だけであれば実質他のブレスの上位互換といっていいだろう。
 
バトケシ!ではりゅうおうと属性が違うので、挑む前に編成を見直すように。
ただそれより問題なのがLv上昇におけるHPのインフレぶりであり、りゅうおうは最大18,700、竜王は106,200にまで跳ね上がる。しかもりゅうおうなら倒し損ねても多少回復される程度で済むが、竜王の方は次回出現時は全回復してしまう。
一撃で数千ダメージを与えられる唯一のドラ消しであるロトの剣のフルパワーでも1回の挑戦で倒せなくなってくるし、そこに制限時間、バトケシスタミナの最大値と回復時間、即時回復に要課金等の要因が重なりロトの剣を持ったフレンドの協力無しでは到底倒しきれなくなるのだ。
その後開催されているバトケシも全く同じ仕様となる。しかも、バトケシでフレンドを助けるにも自分のスタミナは通常通り消費、助けても自分と相手にptが入るだけでほぼ特典なしという残念な仕様な為に余程仲の良いフレンドでもないと協力してくれず、最新ピックアップを引いてかつ倒すまで有料Gでスタミナを回復し続けないと無理な状態が続いている。
その代わりとして、レアボスのドラけしはガチャのPUキャラ並みの性能を持っており、特攻キャラを引けて6倍10回程度で倒せるのであれば、10連確定ガチャ一回分程度でPU相当のキャラが確定で手に入る、と考えれば課金に抵抗のないプレイヤーならば悪くはなかったりもする。クリアするのがひたすら面倒という事情に目をつぶればではあるが…
この状況は【デスピサロ】の時まで続いた為、バトケシの評判は支持者がほぼ皆無といえるほど最悪だった。

クロスブレイド

味方として

第1弾に【シークレット】として登場。ダイの大冒険のゲームであることから、ハドラーに似せたバトルロード2などでの姿で登場。
属性は「超竜」ではなく「暗黒」。
必殺技は「竜王拳」。

真1弾ではドラゴン形態がシークレットとして登場した。
こちらも属性は「暗黒」。しかし、スキル「ドラゴンの王」の効果で2~5ラウンド目の間まで「超竜」としても扱われる。
必殺技は【はげしいほのお】

敵として

2020年11月26日からは強敵ボスモードで戦えるようになり、人型撃破後に竜形態と戦うことになる。
竜形態は人型に合わせてか(バトルロードシリーズ同様)永遠の巨竜風グラフィック。
竜形態は守備力がとても高いので、攻撃アップできるメンバーで挑みたいところ。

DQM+

邪配合で作られた紛い物が登場する。
主人公クリオが初めてタイジュの旅の扉から訪れる「アレフガルドによく似た異世界」のラスボスで、姿形はりゅうおうと同じだが、似ているだけの別物として「りゅうおう≒」とも表記される。
彼が登場直前に、クリオのために用意されたグレイトドラゴンが邪の波動の影響で脱走しているので、それを邪配合の材料にして生み出された可能性もある。
劇中では、邪の波動の影響か旅の扉からモンスターが抜け出してくる現象が起きており、モンじいらモンスターマスターが対処していた。
しかし、新たに出現したりゅうおう≒には高ランクマスターである【サンチ】も通用せず、モンじいに至っては主戦力のしんりゅうを邪配合で取り込まれ、りゅうおう≒は竜形態の力まで手に入れてしまう。
このとき放ったベギラゴンは、【スラお】がベギラマのつもりで撃ったベギラゴンで相殺されたものの、目的を果たしたりゅうおうは旅の扉へと帰って行った。
それをクリオ達が追いかけることで物語は始まる。
 
アレフガルド編最終盤で再び主人公勢と対峙。最初はスラおと【スライムベス】のライムだけでジリ貧気味の戦いだったが、途中から勇者も加わり、数の差でりゅうおう≒は劣勢に。
やはり紛い物と言うことか、勇者は「本物のりゅうおう」はただ名前を聞くだけで言霊を感じるほどの相手で、≒は比較にならないとし、ライムも嫌悪感を露わにしている。
スラおとライムの援護を活かし放たれたロト流剣術究極奥義・鳳凰十文字大切斬で、りゅうおう≒は4つに切り裂かれた。
 
しかし、身体を4等分されてもまだりゅうおう≒は死にきっておらず、【バシルーラ】で勇者を元の世界に送り返してしまう。
そして自身は竜形態へと変化し、クリオ達を圧倒、己の力を誇示し高笑いする。
その時、突如脇から本物の竜王が姿を現し、格の違いを見せつけるかのように、ただの一噛みで「≒」を始末する。
本物は真の魔王の風格でクリオ達を圧倒し、誇り高き竜族の王たる自分の姿を胸に刻めと告げて、飛び去っていった。
 
勇者やりゅうおう(本物)の力を借りているため、主人公達の力で勝利したボス戦とは言いがたい。
クリオ達が自力で戦っていけるようになるのは、次の扉に行ってからである。
 
初登場時こそ魔王の強大さ、恐ろしさをまざまざと見せつけタイジュのマスター達を戦慄させていたが、最終決戦では前述の通り本物との格の違いが露呈、挙句に死後は同胞達から「種族の血に溺れ努力を怠った軟弱者」「実験体」「中身が無ければもろい」と酷評されてしまい、物語が進むごとに株を落としていくことになる。
この作品では他にも【ひとつめピエロ】に処刑される【ムドー】や会話中に瞬殺される【ゾーマ】など、姿や能力だけの再現では魔王たり得ないと示すシーンが何度か描かれている。
ムドー、ゾーマどちらも本編では強豪として扱われており、作者のリアルの事情を含めたとしても、流石にあっさり倒されるのはあり得ない光景である。
恐らく彼らもりゅうおう≒と同じく、邪配合で生み出された紛い物の魔王なのだろう。紛い物は所詮紛い物ということか。

余談だが、1の世界の冒険後では、クリオがロランにりゅうおうと戦った事がある、と話した時に、りゅうおう本人がクシャミをするという軽い出演がある。
変身前の姿での登場であるほか、≒は既に始末されているためこちらは本物のりゅうおうと思われるが…

蒼天のソウラ

5巻で登場。
【溶岩龍ブライドン】の語る運命の惑乱者として過去に太古龍から力を与えられた存在の1人として、【主人公(DQ3)】と共に登場し、龍紋を与えられた者である可能性を示唆された。
これが真実だとしたら、竜王への変身も【エクステンション・ライン】で自分自身を拡大した結果であると見ることもできる。

スマブラSP

初代ラスボスということで、勝ちあがり乱闘勇者ルートのモチーフに抜擢。
人間体が紫男性ルフレ、竜形態がジャイアント紫リザードンという非常にわかりやすい配役。