#contents *DQ5 [#a8d4c4b9] 不思議な力を受け継ぐ民族が暮らす[[【村】]]で、主人公の母[[【マーサ】]]の故郷。 SFC版の[[【公式ガイドブック】]]での英語表記はElheaven。英語のHeaven(天国)との関係は不明(一応、「ミカエル」「ガブリエル」など大天使の名に入っている「エル」は「神」を意味するので、「神の天国」を意識している可能性はある)。DS版以降の英語版での地名はLofty Peak。 実際住民は自分たちのことを神に選ばれし民族と称しており、住民の多くは兵士かシスター。 世界東側の大陸の窪地にあり、行けるのは青年時代後半が始まってから。周囲は山で囲まれており、辿り着くには外海から船で[[【海の神殿】]]を経由せねばならない。 エルヘブンの場所自体はグランバニアで教えてもらえるのだが、山で囲まれていることで最初は戸惑うかもしれない。しかし陸沿いに周囲を探索すれば船で入れそうなあやしい洞窟が簡単に見つかるので、ここまでシナリオを進めてきたプレイヤーであれば行き方がわからないとなることはまずないだろう。 村の周辺には[[即戦力で最後まで連れ回せる強力な仲間モンスター>【ゴレムス】]]となる[[【ゴーレム】]]が出現する。なお、ザキを使うシャドーサタンもいるので勧誘の際は十分注意すること。 太古の昔に神がこの世界を3つにわけたのが始まりで、神自身が住む天空界、人間たちが住む人間界、魔物らを封じた暗黒世界となっている。 この3つの世界が互いに交わらないよう門を設け、その門番を命じられたのがエルヘブンの民だった。 その門はかつての住民にとっては開閉自在だったらしいが、時が経過すると次第にその能力は失われ、現在ほとんど残っていない。 従者のシスターと4人の長老によって治められているが、4人とも年齢不詳の女性。もはや門を開閉する能力は彼女らがわずかに有するのみである。 強力な力を今も持つ例外がマーサであり、ゆえに魔界と人間界をつなぐ門を開かせるために連れ去られたのであった。 なお、魔界の封印を守っている一族に関する情報は、早くも青年時代前半の夜のアルカパの宿屋の2Fバルコニーにいるシスターから聞くことが可能で >*「その人たちは 魔物たちとも 心を通じることができた と いわれています。 という情報から、主人公の血縁者であることの伏線となっている。 村全体が「巨大な高床式石造り」で作られた1つの建物に収まっており、建物全体の形だけ見れば下手なダンジョンより複雑。 いわば非常識過ぎる形をしたマンションみたいなものであり、それぞれの民家にあたる部分は部屋として存在している。 上層階には空中通路(それも平坦ではなく階段あり)もあり、建築技術が他の町と一線を画すことから独自の文明が存在するのだろう。 そして建物入口からして階段を登るようになっており、地面と接するフロアは一切設けられていない。 村には重要アイテムの[[【まほうのカギ】>【まほうのかぎ】]]と[[【まほうのじゅうたん】]]がある。 これらは、建物に入らずに奥へと足を進めれば見つかるようになっている。 建物の陰に隠れた地形をうまく見つけ出しながら探すことになる。 ちなみにまほうのカギとじゅうたんの情報をくれるローブを羽織った老人のいる部屋は、扉が木製かつ格子つきになっていて、実は幼年時代に覚えた[[【カギの技法】]]で開くようになっている。 これは人間界では数少ないタイプの扉で、カギの技法と互換性のない[[【ラインハットのカギ】]]を差し込んでも開かない。 アイテムと情報が手に入るだけの町のひとつであり、ストーリー進行に直結するイベントは特にない。 とはいえ2つの重要アイテムはどちらもストーリー進行に必須なので訪れる必要はあるが。 しかし青年時代後半における前期と後期で住民のセリフが違っており、後期([[【大神殿】]]のクリア後)になると魔界へ突入するヒントを教えてくれたり、加えて意外なことに[[【ゴロステ】]]の情報を訊けたりする。 まほうのカギの安置・さいごのカギの情報といったように、本作におけるカギにまつわる町でもある。 **リメイク版 [#dde41a15] 村のデザインがSFC版とは別物に変化した。 かなり縦長な岩山の外壁に沿うようにして民家などが造られており、より清浄な空気に包まれた、神秘的で神聖な地、という雰囲気が増している。 3Dになったことに伴い、こちらはLRボタンで視点を変えながら通路を見つけて重要アイテムを探すことになる。 また、村の構造上岩山の外壁には通路として階段が整備されているのだが、この階段が恐ろしくデンジャラスで明らかに角度が60度以上あるうえに手すりが無い。 もし現実世界で階段を踏み外したら、と考えると鳥肌ものである。 ちなみにこの村の入り口から最上部までは、最短距離でも85段もの階段を歩くことになる。 フィールドのシンボルは、SFC版では他の町と同じ赤い屋根の家が連なるものだが、PS2版ではその屋根が青くなっている。 さらにDS版以降では村のデザインを縮尺したものになり、他の町村とは明確な区別がなされている。 DQ5における伝説の勇者は、SFC版では「天空の血とエルヘブンの血を引く2人の間に生まれたのは天の意志だった」と[[【妖精の城】]]の[[【妖精】]]が語るだけであったが、リメイク版ではその妖精に加え道中の[[【男の子】]]のセリフによれば「天空の血だけでなくエルヘブンの民の血が入らないと生まれない」という設定になっている。そのため主人公の妻の血統についての妖精の説明が、SFC版が伝説の勇者の子孫、リメイク版が天空人の子孫となっている。 なお、PS2版以降のここには『わが師の意志』という書物がある。内容は以下のとおり。 >“わが師は賢者の中の賢者にして 王者の称号をもつ唯一の存在。 この世に生まれ落ちた現人神なり。 “師はあまたの教えを伝えきれぬまま 災いのチカラをあび 無念の死をとげた。 “だが 師の意志は絶えず。 暗き穴の底にて 真の勇者を今も待ちつづけている。” おそらく、[[【封印の洞窟】]]の[[【おうじゃのマント】]]についての本だと思われる。それにしても[[◯◯の中の◯◯、王の称号を持つ存在、神と崇められる、災いの力をあび、暗き穴の底にて真の勇者を今も待つ>【ミルドラース】]]とどこかで聞いたようなものがいくつかあるのだが…?本の中で語られる賢者が同じくPS2版で追加された文章であるレヌール城の学者のセリフの人物と同じなのか、本当に(人間として)死んだのかは結局明かされない。 名産品は[[【てんのしへんしゅう】]]。 また、[[【サンタローズの洞窟】]]にある[[【せいなるげんせき】]]をこの村に居る職人に加工してもらうことで[[【せいなるほうせき】]]を手に入れることができる。 ちなみに4長老はSFC・PS2版ではラインハット太后などと同じ高貴な女性のグラ、DS版以降ではPS版DQ7のダーマ女性神官などと同じグラ(DS天空シリーズのモブグラはPS版DQ7からの連綿たる使い回し)。 SFC版では彼女らの年齢については明言されなかったが、リメイク版では[[【ピピン】]]の台詞から見た目は若い美人であることがわかる。 また兵士たちはDS版のリメイクにおいて新規グラフィックの割り当てというとんでもない優遇を受けた。よその兵士がDQ7からの使い回しのデザインに変更される中、なぜかこいつら(+妖精の城の衛兵)だけが元のデザインのままである。 ***過去のエルヘブン [#c0560b16] クリア後に[[【妖精の城】]]を訪れると、2階の一室に新しい絵が飾られている。 その絵から、かつて[[過去>【過去の世界】]]の[[【サンタローズ】]]へと移動したのと同様に、過去のエルヘブンへと移動することができる。 そこではSFC版では描写されなかった、[[【パパス】]]とマーサの駆け落ちのイベントを見ることができる。 [[【すごろくけん】]]でマーサの部屋の見張りの兵士をどかした後、[[【パオームのインク】]]と[[【ようせいのはねペン】]]を[[村の職人>【マティース】]]に渡すと、パパスと職人はマーサの部屋に行き、しばらくしてパパスとマーサは駆け落ちする。 駆け落ちを手引きした相手が未来の自分たちの息子とは知らずに、パパスが職人に残した[[伝言>【次に会うときには この命にかえても きっと お礼を するから】]]はジーンと来る。 このイベントを終えると[[【サンチョ】]]から受け取っていた[[【おもいでのロケット】]]にも、ちゃんとマーサの肖像画が入っており、これで晴れてロケットは完成する。 ***バグ [#p8bd2c93] PS2版でエルヘブン上部の門番2人と、主人公一行が垂直(視点的に門番が縦1列、主人公一行が横1列)になるように視点を調整しながら門番に向かって歩き続けると、なんと落下の効果音とともに主人公たちが山の中にめり込んでしまう。 ルーラを使うか正しい道に戻らない限り、そのまま障害物にめり込み放題となってしまう。 特に害はないのだが、あまり背景のほうに突き進んでしまうとフリーズの恐れがあるため、ご利用は計画的に。 また、リメイク版での過去エルヘブンではルーラ不可能だが、PS2版では宿屋の地下1階ではルーラでの脱出ができてしまうという見逃しがある。 それで脱出した後にもう1回妖精の城に行き、2階に上がるとなぜか階段ではなく絵の前におり、そのまま絵を調べて過去に行くと開始地点が山の中にめり込んでしまっている。 //(階段と絵の前の座標のズレと同じ?要検証) これも特に害はないが、フリーズの恐れはあるので注意。 **余談 [#yodan] 上述の通り、かつてのエルヘブンの民は主人公やマーサのように魔物と心を通わせる能力を持っていた(長い年月で失われ、マーサのみになった)という話が聞ける。 似たような能力を持つ例として[[【妖精の村】]]の村長である[[【ポワン】]]も村にスライム等の魔物を住まわせるなど心を通わせる力を持っていることから妖精族とエルヘブンの民は何らかの繋がりがあったのかもしれない。 またエルヘブンの場所はDQ4でエルフの[[【ロザリー】]]が匿われていた[[【ホビット】]]の村[[【ロザリーヒル】]]の場所にそれなりに近い座標に位置している。 ロザリーヒルにはホビットやロザリー以外にも魔物や喋る動物等が住んでいたことから、エルヘブンはロザリーヒルと何らかの関係があるのではないかと考察されることがある。 ----