【グランマーズ】

Last-modified: 2024-03-10 (日) 04:59:13

概要

DQ6で初登場した【占い師】の老婆。
CVは、CDシアターでは鈴木れい子、ライバルズではくじら。
異なる世界を移動できるため、DQ10オンラインに登場したグランマーズもDQ6と同一人物である。(後述のDQ10オンライン節を参照)
 
当時のDQ6【公式ガイドブック】イラスト(上巻 世界編53ページ)では【占いババ】に似たグラフィック(グランマーズは白髪のおさげ髪)で描かれている。
DQ10オンラインでの登場以降は同作のデザインがベースとなっているほか、【老婆】のグラフィックのバリエーションのひとつに加えられている。

DQ6

サンマリーノの南東の家に住む占い師。
普段は省略して「マーズ」とも呼ばれているようだ。
英語版での名前はMadame Luca。
 
「夢占い師」という特性上、下の世界の住人でありながら、上の世界の住人の姿が見えるという特技を持ち、序盤に下の世界で主人公達の姿を見えるようにするという重要な役割を持つ。
以前、主人公たちと同じ境遇にあり、グランマーズに救われた経験を持つ【ミレーユ】に案内される形で出会うことになる。
ミレーユに会う前にも館をを訪れることはできるが、このときは館を施錠して外出しており、【夢見の洞窟】の入口にいる。
主人公たちを視認できる様子は確認できるが、この時点ではまだ相談には乗ってもらえない。
 
たまに遊びに行くと専用イベントが用意されていたり、エンディングでも割と重要な出番があったりと、何かと重要人物として扱われる。
ストーリーに密接に絡んでくる人物の一人だが、本人の素情や過去に関してはゲーム中で明かされることはなかった。
少々強引だが、訪れるタイミング次第で度々無料で泊めてくれる上にその都度手作りの珍味を用意したりと、基本的には気のいいばーちゃんである。
なお、彼女の料理について、パーティメンバーが一瞬食べるのを躊躇しているのか、「毒は入っていない」などと補足するくだりがあり、見た目はあまり普通の料理ではないのだろう。
名前の由来はgrandmother(祖母)だろう。
なお「【ゆめみのしずく】」を取りに行くイベントでは、断り続けるとマーズもあきらめてイベントが消滅してしまう。
DQ5までならこの手の頼み事はいくら断っても「はい」を選ぶまでループし続けるため、今回もそんなところだろうと思って「いいえ」を選び続けるとちょっと慌てることになる。
その後、夢見のしずくを手に入れればゲーム進行に支障をきたすような展開にはならないが、ちゃんと「はい」を選ぶと餞別として【やくそう】を10個もくれるので素直に引き受けた方がいい。
 
夢見のしずくのイベント以降はシナリオ上は特に訪れる必要はないが、上記の通り、しばらくはストーリーの進行にあわせて台詞が変化し、無料で泊めてくれたり冒険のヒントをくれたりする。
主人公が実体を取り戻して【レイドック】に戻ったときはマーズも祝賀の宴に呼ばれており、主人公の記憶が完全に戻らない理由を教えてくれる他、記憶に関する手がかりのヒントをくれる。
それ以降は自分の館に戻って台詞も変わらなくなり、泊めてくれるわけでもないので訪れる意味はなくなる。
 
ちなみに、【バーバラ】が加入した後に会いに行くと、ちょっとした会話イベントがあるのだが、【チャモロ】【テリー】を連れて行ってもなぜか無視される。
しかも、テリーに関してはエンディングで「お前さんとは初めて会う」とかひどいことを言う。テリーはテリーであんな態度だからお互いさまだが。
また、エンディングでは夢占い師としての仕事はミレーユに引き継いで貰いたいと考えている節も見える。
流石の夢占い師もよる年波と残された人生の短さには勝てないという事なのだろう。
 
作品としては前作、ゲーム中の時系列でははるか未来の物語となるDQ5に登場した【占いババ】と非常によく似ているが、関連は不明。

リメイク版

【夢見の洞窟】へミレーユが同行する場合にNPCとして戦ってくれるようになったが、断り続けると同行してくれないことで若干戦力が下がるようになった。人の好意は素直に受けるべし。
 
夢見のしずくを手に入れた後の会話で、主人公たちが見える理由について、SFC版では「きぎょうひみつ」と言っていたのに、リメイク版では「わしに見えない夢はない」と、こんな序盤にいきなり核心に迫るヒントをくれるようになった。
また、【ラーのかがみ】を入手した後に会いに行くと、上の世界が【夢の世界】であることをはっきりと教えてくれるようになった。
また、そのとき【ルーラ】夢の世界と現実の世界を行き来できるようにしてくれる。
このイベントを起こせば、井戸などを使って行き来する必要がなくなるので、ぜひ会いに行った方がいいだろう。
特に夢の世界の【ムドー】を倒したあとのイベントで、現実の世界に戻る必要があるが、これがあるとないとでは圧倒的に利便性が異なる。
その後もイベントをクリアするたびに次の目的地を教えてくれるようになった。
【マーメイドハープ】入手後の伝説の武具を探すイベントはの順に勧められる。
剣自体は先に入手しても鍛え上げるまで使い物にならないが、その攻略過程でボス戦がなく、【デセオのパス】が手にはいることから、後の展開をスムーズに進められるので確かに推奨される。
ちょうどそのぐらいのタイミングで【ちいさなメダル】【しんぴのよろい】と交換できるだけ貯まるので【ベストドレッサーコンテスト】攻略にも有利。
もちろんこのあたりの攻略順は自由だが、マーズに攻略ヒントを求める初心者プレイヤーにはお勧めのルートである。
ベストドレッサーの前半を全てクリアして【グラコス】を倒せば実はも入手可能になる。
一応もボスはいないが道中が厳しすぎる。
さすがに【はざまの世界】のことは夢占いでも見通せないらしく、突入時点でヒントはそこで打ち止めとなる。
 
チャモロとテリーを連れて行っても特に言及されない点は変わっていないが、仲間会話は用意されているので、少なくとも無視されているわけではないようだ。
だが、やはりエンディングではテリーと会っていないことになっている。なぜだ。
スタッフ的には 彼は加入直後から酒場で過ごす前提なのだろうか。

漫画版

漫画版【ドラゴンクエスト 幻の大地】でも、ボッツ(主人公)一行をサポートしてくれる。
【ガンディーノ】城から決死の思いで逃げ出したのち、行き倒れ状態になっていたミレーユを保護した。
その後は、ミレーユに魔法を教えてあげたり、ミレーユが病気になった際には献身的に看病したり、ミレーユの誕生日祝いをしてあげる(らしき描写が描かれている)など、実の家族同様に過ごしてきた。
そのため、ミレーユとの絆はとても深い。
ミレーユの「保護者」であることを理由に、彼女に惚れている【ハッサン】を牽制したりもする。
 
また、レイドック王でもその存在を知らなかった、レイドック城内の隠し部屋にある【セバスのかぶと】のことを知っており、主人公のボッツが本体と融合し、元に戻った時に封印を解いて、彼に渡している。
ちなみに封印を解いた時に、DQ6に存在しないはずのアバカムの呪文を使っており、「異世界の呪文なので自分にしか使えない」と語っている。
なぜか少し空中に浮かんだ状態でいたりするため、占いや魔法以外にも不思議な能力を有しているようである。

DQ10オンライン

【夢現篇】に登場する「グランゼドーラの母」と呼ばれる占い師。
【ダークドレアム】に自分がいた世界を滅ぼされ、【アストルティア】にやってきた。
アストルティアは天空シリーズやロトシリーズとは別次元の世界であり、公式設定資料集アストルティア創世記において夢現篇はDQ6の前日譚だと明記されていることから、DQ6と同一人物と言える。
詳しくはこちらを参照。
 
彼女の本当の目的は【デスタムーア】討伐や占い師として生計を立てることではなく、幾度となく復活するダークドレアムを永遠に敗走し続けさせること。
ミレーユに跡を継いで欲しいのも、ダークドレアムが別世界に旅立った時に追跡するためと思われる。
DQ6では語られなかった彼女の正体や本当の目的が分かるため必見。

トレジャーズ

お宝の一つとして【グランマーズの像】が登場。

ライバルズ

第7弾カードパック「光と闇の異聞録」にて実装。
占い師(アナザーリーダーはミレーユ)専用のレジェンドレア。

5/2/5 冒険者
召喚時&攻撃時:自分のデッキの上からカード3枚を見る
1枚を手札に加え
そのカードのコスト-1
残りをデッキの下に戻す

同作のミレーユ同様にサーチ&ドローを持つが、火力が下がる代わりにサーチが広くコストダウンまで行ってくれる強力なリソース補充として活躍。ベテランだけあって占いの精度は上のようだ。
老婆ながら5とかなりタフなので多少の特技では簡単に落ちないのも嬉しい。最低でも召喚時に1回は確定で発動するが、生き残ればその分追加で効果が発動するのでなるべくブロック等で守ってあげたい。
 
当初はコストを-2する効果だったがサーチ&ドローだけでも十二分に強力なため、調整を受け現在の効果となった。

ドラけし!

DQ6イベント「ふたつの世界とムドーの幻」においてメッセージのみで登場。